Saturday, June 30, 2012

Northern Italy hardcore scene - 1


 
 

RIGHT IN SIGHTがTorino近郊のIvreaで1993年に誕生する。ON FALL、TO DIE FORも在籍したVacation House Recordsに所属し、STRONGARMやSTRIFEにも通じるサウンド。

STRAINやBATTERYなんかのイタリアツアーもサポートした実力者で、その影響力はローマへも及んでいたと想像がつく。
リユニオン後の"bloodstained hands"は、Massachusetts hardcoreの影響を感じなくもないが、Laidoの歌いまわしは相変わらずで新リスナーも取り込む内容。


RIGHT IN SIGHT - ".c.u.r.e."






元々予定していたPURIFICATIONが来日できなくなり、急遽xDESTROY BABYLONxとしてBloodaxe Festival 2006の出演が決まったABSENCEは、1994年にTorinoにて結成されたvegan straight edgeバンド。

Outlet Recordsからのデモ"the epilog of our pain"があまりにもearly EARTH CRISIS過ぎたtribal militant hardcoreで、個人的には彼らのベストリリース。
このOutlet Recordsは、彼らの7ep"from the bloodshed"はもちろん、ONE FINE DAYやREPRISALのsplit 7ep(w/ GREED)を出していたCycle Recordsの前身にあたるレーベルで、ONE FINE DAYのStefano BossoとLuca Fontanetoが運営していたレーベル。

そしてUKツアーを行い、1998年にScreams Of Salvation Recordsから1st"shall the sentence be death"がリリースされた。その後Stefano BossoがONE FINE DAYに専念するため脱退、後任ベーシストにLuca Palaが加入。
メンバーチェンジを経た1999年、Catalyst Recordsから"I'll cast the first stone"をリリース。メロディーの導入やアルペジオ、女性コーラスを取り入れ、若干の違和感がないわけではないが、相変わらずのFabioはABSENCE以外なにものでもない。
また彼はアパレルブランドE-Blood Clothingを設立、各国に渡るバンドがサポートする規模を誇り、リスナーだけでなく供給側からの支持も厚い。

既述のようにABSENCEはxDESTROY BABYLONxへと改名し、再始動するわけだが明確な時期は不鮮明。すでにオリジナルメンバーはボーカルのFabio RaffaeliとドラムのGabriele Brugiatiのみになっているのと、Michele GastiniがAS HUMANITY FADESのメンバーと2006年からALONEで活動している辺り、ほぼ休止状態だったと思われる。

そして唯一の音源"by the knife"が、2008年にダウンロードでフリー配信という形でリリースされた。これがedge metalの最高峰ともいえる内容。GREEN RAGEのカバーなど彼らのルーツも失っていない辺り一環している。

さらにベースのxLarsxは、ソロプロジェクトxTHE BATTLEx、RAGE OF A PROPHETではボーカル、またBLACK HILLのドラムとして同時進行と多忙。確かStorm Of Justiceの所在するスイスに住んでたはずなので、今回これ以上の記載はやめておく。


xDESTROY BABYLONx - "destroy babylon"



 
 

TorinoからMilano寄りに位置するNovaraのONE FINE DAYは、BURNING DEFEATのAndrea Ferrarisらで結成された。
最初はCONSCIOUSNESSの名で活動を始めていて、音源は"demo 95"のみが存在。
ONE FINE DAYとしては、メンバーのStefano BossoとLuca Fontanetoが運営するCycle Recordsからの"self titled"がデビュー作となる。
時期的にStefano Bossoが掛け持ちしていたABSENCEが、"from the bloodshed"をリリースした1997年のことだった。

翌年には7ep"vladimir.illich.ulianov's.failure"、そしてLifeforce Recordsの前身にあたるImpression Recordingsから1st"tough guys anthems"と、リリースのスパンからして活発的な活動が推測できる。
その後、Household Name Recordsに籍を移しスプリット(w/ DEAD INSIDE)、2003年には2nd"synapsis"をリリース。

HARD TO SWALLOWやDEAMON'S JADED PASSIONタイプのchaotic new school/mathcoreで、ABSENCEの盟友でもあり、彼らのキャリアや功績を考えても再評価されるべきだろう。



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Sunday, June 17, 2012

Roma hardcore scene - Ⅲ


POISON THE WELL、SKY CAME FALLINGらに代表されるemotional new schoolスタイルのPHOENIX。Firefly Companiesのサンプラーとmcd"snow in august"の音源ぐらいしか思い当たらないが、FACE THE FACTと共に次世代を担う存在だったかと。

実際はFirefly Companies閉鎖と共に消えてった短命バンド、、、RECEiPTやDEHUMANIZEとも交流があったようだ。





最後に、2004年にex FACE THE FACTのJosh、RECEiPTのUgoとTommiによって結成されたTO KILL
当時のシーンは、衰退の一途をたどるRoma straight edge legionだけに彼らへの期待も一入。
こんな時代背景にあってTHE PROMISE、WALLS OF JERICHOライクなmosh coreも革新的だが、いち早くStill Life Records、Catalyst Recordsによって見い出される。その後、GSR、Let It Burn Recordsへと移籍。
Macbeth、Eblood Clothingなんかのサポートも受けていたvegan straight edgeバンド。


TO KILL - "no voice"


 
: my collection :
 

Friday, June 8, 2012

Roma hardcore scene - Ⅱ (Roma straight edge legion - 2)





RAID、VEGAN REICHにインフルエンスされたmilitant vegan straight edgeバンドPURIFICATIONは、Maurizioが立ち上げたSurrounded Recordsから、1996年にデモ"arkangel"でデビュー。

すでにearly EARTH CRISISに単音弾きを絡めるスタイルを確立していて、fury edgeの原形を垣間見ることができる傑作。

"banging the drums of war"をリリースした2003年には、SHIVERのサポートで来日を果たしている。


 PURIFICATION Japan tour 2003


2011年、この"banging the drums of war"に新曲2曲を加えてHurry Up/Self xTrue Recordsから再発、リユニオンしている。

メンバーは解散したDOOMSDAYの Monster、ex REDEMPTIONでもあるEmiliano、そしてHurry Up RecordsのオーナーかつOVERSTATEのMatteoがシンガーを務める。
たしか彼は、解散前のPURIFICATIONでベースを弾いていたと思う。

しかしディスコグラフィーはじめ再録が多い。 

 
 PURIFICATION - "legion"


 



同じくSurrounded Recordsに在籍し、1996年から活動を続けるSTRENGTH APPROACH。この手のヘラルドであるOPEN SEASON、GROWING CONCERNのDNAを継承、roma old school prideを掲げるだけある。

コンスタントに音源を出し続け2007年にはGSRとサイン、modern hardcoreさえ匂わせる数少ないRoma straight edge legionの生き証人。


 STRENGTH APPROCH - "waste of life"





1999年、デモ"still alive through this…"にDEHUMANIZEのPaoloがゲストボーカルで参加、ってことぐらいしか情報がないDELIVERANCE。久しぶりに引っ張り出して聴くと、FACE THE FACT以外なにものでもない。

FACE THE FACTはボーカルのJosh、ギターのMirko以外メンバーの入れ替わりが多く、元はDELIVERANCEにREDEMPTIONのGiorgioが加わって構成された、との見解が正しいように思える。
ex REDEMPTION、DEHUMANIZE、PURIFICATION、OPPOSITE FORCEのメンバーらが在籍し、前述したように回転が速い。
また、DELIVERANCEと同時期にデモ"in defense of my own"をリリースしたold schooolバRECEiPTの存在も付け加えておく。


FACE THE FACT - "the safe place" 



 : my collection : 
 
 
 
 
xSurrounded Recordsx discography
 
SR - 1  V/A   "the new season" (w/ STRENGTH APPROACH, REDEMPTION,DEHUMANIZE,REINFORCED)
SR - 1.5  PURIFICATION   "arkangel"
SR - 2  REDEMPTION   "s/t"
SR - 3  STRENGTH APPROACH   "s/t"
SR - 4  V/A   "out of the cages"  (w/ INSURRECTION,VENGENCE OF GAIA,RANCOR,PURIFICATION)


SR - 5  STATEMENT / DIM-MAK


SR - 6  DEHUMANIZE   "restore the sacred order of nature"
SR - 7  DIM-MAK   "s/t"
SR - 8  PURIFICATION   "vessel of wrath"
SR - 9  UNTIL TODAY   "hate free"