Friday, August 22, 2014

H8000 hardcore scene - Ⅴ


 


H8000エリアのOostduinkerkeは、俗に言うODK、古くはVITALITYやODK CREWが拠点としていた地域。今回は、この周辺バンドをまとめてみる。


まずVITALITYは、Sobermind Recordsから"bloodline"を出していたedge metalバンドで初期LIARやSEKTORに近い。

C級メタルを連想させるジャケといい、当時を知る人にはツボだったと思う。

しかし一転、2nd"crucial wires"はOvercome Recordsへ移籍してリリースされたが、やはりFrench hardcoreに流れた感はある。

してVITALITYは解散(改名?)し、事実上後身にあたるFORCED HATEとして活動を続けている。コンピ"dawn of the dead"に参加していたが、この音源以外活動経歴がよくわからない。そんな活発的に動いてなかった感はあるが。

また、ギターのAlien KingがFORCED HATEと並行して在籍していたRISE AND FALLは、Deathwishに所属、THE DEALの元メンバーであるBjorn DosscheとVincent Macsもいるバンドとして知られている。
こっちはCONVERGEプラスholy terror soundで、どちらかといえばUS受けすると思う。


VITALITY - "bloodline"


RISE AND FALL - "hidden hands"
 
 
 

 
VITALITYのBobとMarc、CONGRESSのIljaが始めたプロジェクトバンドODK CREW

"old school vs new school"というタイトルの7epがあったけど、まさに中間的サウンドで、RISE ABOVEをメタリック化させたとでもいうか、JUDGEやONE LIFE CREWからの影響が大きいか。

Sobermind RecordsとUxJxのFrostbite Recordsの共同リリースされた7ep(bite02)は、limited 50のレア音源となっていて入手は極めて困難。
いずれにせよ"H8000 hardcore volume one"をはじめ、コンピ以外単独は希少価値が高いが、全盛期を支えたバンドのひとつに数えられる。


ODK CREW - "old school vs new school"


 
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Monday, August 4, 2014

H8000 hardcore scene - Ⅳ

 
 
 

SHORTSIGHTは、Hansの妹Saskia Verbekeがボーカルで、後のREGRESSIONのBjorn Lescouhierがメンバーだったことは知られたことだが、Warehouse Recordsからのデモとコンピでは、まだHansがボーカルを務めていた
その後も、ギターのDavid 'Mong' Dumontが一時ボーカルをとっていたり、NATIONS ON FIREのFrançoise ‘Hazel’ Lepersがいたり、当初は結構入れ替わりがあったという。
 
1994年には解散しているから、Saskiaが在籍していたのは2年そこそこというになる。そもそも"cold wounds waking"は、解散後にリリースされたものだし。
このジャケに映り込んでいるHans、レーベルロゴがCarhartのrip-offだったりEdwardの遊び心がでている作品でもあった。
 
しかし内容は、BLINDFOLDを受継いだemotional new schoolに、ノンスクリーリングで歌い上げるスタイルで、後世への影響力は計り知れない。
LIFECYCLEもその一つで、Saskiaがコーラス参加している。


SHORTSIGHT - "feverchild"


 

 
vegetarian SxE-ersによるREGRESSIONは、ドラムのRafがLIARとの掛け持ちが難しくなり脱退し、後任にSHORTSIGHT解散後のBjornが加入。  
 
あまり定かではない結成の時期は、このメンバーチェンジから94、95年と推測できるか。
さらに、DEFORMITYを後に結成するLookmulleも在籍していて、メンツ的にもバンドとして存在価値が高い

音はミドルテンポ主体のbrutal hardcoreで、DEVIATE、MACHINE HEADの影響下にあり、スプリットを出していた初期BREACHにも近い印象を当時受けた。
"heartless"は、RPPから出すという噂もあったけど、Goodlife Recordingsからのリリースとなった
 

REGRESSION - "retaliation"
 
  
 

 
1995年、HansがWHEEL OF PROGRESS解散後にCONGRESSのJoshとUxJxREGRESSIONRafらと結成したLIARは、Goodlife Recordingsから"falls of torment"をリリースする。

れがH8000 hardcoreに初めて触れた瞬間で、"gone"をコピってたっていう個人的な話しはどうでもいいけど、当時はUNBROKENプラスMORBID ANGELみたいな形容しか例えようがない時代。 

この手をedge metalという言葉が使われるようになったのはその直後からだったと思う。 同時にH8000 crewって存在が知れ渡り、H8000イコールGoodlife Recordingsという図式も一気に確立させたLIAR、そしてCONGRESSの功績はあまりにも大きい。

ボーカルのHansは、Sobermind Recordsや24 clothingを設立し、バンドのみならずシーンに欠かすことの出来ない地位を築いている。

 
LIAR - "battlecries"
 

 
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