Saturday, January 10, 2015

Lake Effect hardcore scene - 2


 

2000年に結成、Surprise Attack Recordsに所属していたPROBLEM SOLVER REVOLVERは、ex STRIKE THREE、BROTHER'S KEEPERのBob Williams、そしてNate Blackも一時BROTHER'S KEEPERのメンバーであり、当時RUN DEVIL RUNでもギターを弾いていた人物である。
活動期間約2年、単独も"winner takes all"のみだが、classic Erie lake effect hardcoreに90's New York hardcoreを取り入れたサウンドは、BIOHAZARDやMADBALLからの影響も見て取れる。

またフルレングスの予定もあったようだが、Dave VogtとRyan Atzertは、ABNEGATIONのDave SteeleらとSEVEN STITCHESの結成に至り、2002年にはSeventh Daggerから"darkness is the light"のリリースとなる。
 
 
PROBLEM SOLVER REVOLVER - "05.09.04 - Erie, PA"



新世代のBLOOD OF THE MARTYRが2002年に結成された頃から、lake effect hardcoreの姿もちょっとづつ変わりだす。
世代が替わり時代と共に、よりmosh coreの要素が強くなり、シーン自体の転換期を迎える。 このchristian hardcoreバンドBLOOD OF THE MARTYRは、SEVENTH STARや同郷のJESUS WEPTに、影響を受けていたと思われる。

そしてボーカルのAaron Harknessは、2004年にBryan Elchynski(後のREPRESENTのメンバー)とSTAND FIRMを結成しているが、"demo '08"以降は音沙汰もなく解散してしまったようだ。
デモでSACRED PLADGEのShane Dirisioが参加していたり、その後の動向を気にしていた人も多かったと思う。


 
 


straight edgeレーベル1981 Recordsから現れたREPRESENTは、2003年の始動。
これがErieのバンドかと疑ってしまったほどのedge moshっぷりで、Seventh Dagger family入りも自然なこと。
Auburn、Reno、Pittsburghに対等できるmosh hardcoreシーンを築いた、なんてのは言うまでもないPennsylvania straight edge kings!!!

また、各メンバーの活動も多岐にわたり、中後期REPRESENTのメンバーであるBryan Elchynski、Shawn Bedow、PJ Messngerは、DOMESTIC WARを2007年に結成、並行しての活動になる。   

一方で、2011年にはDerek Skiがドラムへとパートチェンジし、ボーカルにKyle Bullを迎えHELLSENTを始める。相変わらずのmosh coreは、TYRANTや100 DEMONSに相似する。 さらに最近DerekとKyleは、COUNTERFEITというバンドを始めたようだ。
 
 
REPRESENT - "the downfall"
 
 
DOMESTIC WAR - "judgement day"
    

 
 
 


NO RETREATやEND OF HUMANITYはじめ、Pittsburgh hardcoreバンドに近い印象のTASTE THE STEEL
Clevelandで開催されるsummer of hateに毎年のように出演していながらも、未だに単独音源が出ていないのを不満に思う人も多いと思う。
"demo 2005"、"demo 2006"とコンピの曲をまとめたディスコグラフィーをFilled With Hate Records辺りから出して欲しいが、実は2009年に一回解散を経験していて、現在はSwing On Sight Familyの一員にもなっている。


TASTE THE STEEL - "blind society"
    
 
 
 


ex PROBLEM SOLVER REVOLVER、SEVEN STITCHESのDave Vogtとex BROTHER'S KEEPERのEMS、DIGRESSIONからSHOCKWAVE、PROBLEM SOLVER REVOLVERへと渡り歩いたJoe Nolanという布陣で、DOMESTIC WARと時を同じくしてスタートしたSMOKE AND MIRRORS
創成期を築いてきた彼らだが、ある意味で落ち着いてしまったサウンドは、WHEN TIGERS FIGHTやBORROWED TIMEに相当する。
2012年に出した"fragship"では、既にEMSは脱退しているようだ。
 
 
 


2011年、DISCIPLEのAdam Salaga、PROBLEM SOLVER REVOLVERでプレイしたNate Black、そしてex BROTHER'S KEEPERのEMSがシンガーを務めるHUMAN ANIMALが結成された
SPUDMONSTERSや、Nateが在籍したRUN DEVIL RUNの延長線上にあり、Cleveland hardcoreをバックボーンに感じるサウンドは、PROBLEM SOLVER REVOLVERが模索していたのとも同じに思える。

BuffaloのWRECKAGE然り、当時を知る人によるバンドが第一線にいること自体すごく貴重。

 
HUMAN ANIMAL - "dark days"



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