Tuesday, May 31, 2016

Florida hardcore scene - Ⅱ




1990年から1995年にかけてTampaを拠点に活動していた、90's hardcore punkバンドSCROG。何とも形容し難いサウンドだが、同世代のBORN AGAINSTやRORSCHACHなんかに近い気がする。
後に出現するバンドで例えるなら、ADVANCEの持つカオスさと、FRAMEWORKのエモーションを融合させたとでも言えばいいだろうか。

2004年突如として、New Granada Recordsから"discography"がリリースされた意味を知るすべもないが、Ebullition Records系の先駆者的位置付けで、後のREVERSAL OF MANORDER OF IMPORTANCEにも反映されているのは明らか。

このSCROG解散後、Bill RogersとJohn Allenは、mid 90's straight edgeバンドOMEGA MANを結成し、1997年にセルフで"January"をリリース。
後にNo! Recordsから再プレスされ、ライクABNEGATIONやCHOKEHOLD系の、90's chuga chuga好きには今なお支持されている。
他に音源がコンピぐらいしかなく、JohnがROMのMatt CoplonとLIGHT YOURSELF ON FIREを始めている辺り、活動期間もそんなに長くはなかったように思える。


SCROG - "both hands open"

 

OMEGA MAN - "zero tolerance / mason" 





初期CULTUREと絡むことが多かった1993年結成のTENSIONは、stomp core的要素を含む楽曲が印象深いstraight edgeバンド。
SICK OF IT ALLや108を彷彿させる一方、ベースのNick DominguezがSTRONGARMのギターとしても活動しているように、spirit-filled hardcoreっぽかったりと、一筋縄ではいかない。

元はEndless Fight Records所属で、名コンピ"over the edge vol.2"の参加をへ、Uprising Recordsに移籍。"the sickness of our age"が再発され、同レーベルからフルレングス"agent of the people"をリリースしている。
 




 
MINDFRAME解散後の1995年、Jose GonzalezとJulian Del BuenoがOUT OF SPITEのLuis Rodriguezらと結成したMiami classic hardcoreバンドBRETHREN
デモ"trapped in reality"、7ep"no regrets"に引き続き、Roundhouse Recordsからフルレングス"to live again"を出す予定だったみたいだが、結局OHEVに移籍してのリリースとなった。

時を踏まえれば、BURIED ALIVEが結成される以前。このスタイルをすでに確立させた彼らは、Miami hardcore legendsと言われる所以にもなっている。

2015年には、MORNING AGAINと共にリユニオンショー済みで、Eighty-Sixed Recordsからリマスターされたディスコグラフィー"once again"がそろそろ出るとか。


MINDFRAME - "day by day"
 
 
BRETHREN - "live at Cheers 9-29-96"

 

REVERSAL OF MAN、CLAIRMELとのスプリット、1998年にはMonument Recordsから"self titled"を出していたCEASE.は、1995年から2000年にかけてTampaを拠点に活動していた。

コンピ"east coast assault 2"の参加で知っている人も多いと思うが、フルレングスの流通が悪かった...。故に知名度を上げる妨げになっていたのは否めないが、INNERFACEやPAINSTAKEライクなevil death metally hardcoreは、一級品。

さらにOMEGA MANらと共に、フロリダのバンドを集めたコンピ"403 chaos"にも曲提供している。


 
: my collection :