Sunday, July 18, 2021

Limburg hardcore scene - 2





1998年、州都Hasseltにて4人編成のKOMBATが結成された。straight edge lifestyleを反映させたリリックに、CRAWLSPACEやFULL COURT PRESSに類似するbrutal moshcoreを軸としたサウンドは、ユーロ圏外でも広く認知されることになる。
かつてSAD ORIGINが在籍したInner Belt RecordsからAntwerpのRAPTURE、さらに翌2000年DetroitのCAST IN FIREとそれぞれスプリット7epを出している。

DenmarkのLast Effort festival出演を機に、主催したLast Effort Recordingsから"when silence makes you deaf..."を2001年にリリース。このレコーディング後、2ndギターにTim Rolleが加入して5人編成となり、ギターのKoen Swertsが掛け持ちするNINE DAYS' WONDERとのUK tour、Catalyst Recordsのベネフィットコンピ"the path of compassion"に参加した。
そしてPeter Vande WeyerがLAST X STRAWというyouth crew hardcoreバンドでの活動を始める一方、2003年にWanted Recordingsへと移籍して"killer"がリリースされた。

それからしばらくして解散したと思われるが、ドラムのKris PeetersはBUILDINGのPackoらとTRUE COLORSを新たに始めている。
KOMBATとしては、2018年のLimburg straight edge #1でリユニオンライブを行なった。


KOMBAT - "Limburg straight edge nr.1"






2005年から2013年にかけて活動していたHasseltのBLADESILENCE BEFORE STORMのTimmy、JoeyのSteyls兄弟とREVUELTAのJan Jouckらによって始動。

DEATH BEFORE DISCOのAce Zecプロデュースによるデモ音源がドイツのGOLDUSTとのsplit 10"として収録され、彼らのサポートでGerman tourを行なった。そして単独7ep"lambs to the slaughter"を2009年にUgly And Proud Recordsからリリース。LIARのHans Verbekeが参加しているように、やはりH8000バンドの影響が大きく感じられる。
この7ep収録曲をPerspective Recordsが監修した当時のBelgian hardcore scene report的コンピに提供、その中でも後々名を残すバンドへと上り詰めた。

2011年からギターのTimmy SteylsとドラムのJoey SteylsがREDEMPTION DENIED、さらにJoey SteylsはBLINDSIDEで活動を広げる一方、Groezrock 2011やUKで行われたベネフィットショーなどに出演。そしてSeventh Dagger Recordsと契約した彼らは、"armed with abstinence"を2012年にリリースする。新たな要素を取り込みアップデートしたサウンドは、盟友THE SETUPと双璧を成し更なる飛躍が期待されたが、翌年に解散となってしまった。
以降、2017年Timmy Steylsが主催するLimburg hardcore festにリユニオンし出演している。


BLADE - "Limburg hardcore fest,Genk 11/3/17"






SERENITY FAILSのギターDimitri Derwaelがボーカルを務めるHEARTFELTは、Alkenで活動を始めた90's influenced new school hardcoreバンド。ANTAGONIST A.DのEuropean Summer tour 2013をサポートし、プロモ"flaws in human nature"をリリース。
Vlamrock festival出演やLENGTH OF TIMESとの共演を果たし、Bound By Modern Age Recordsから"flaws in human nature"が再発、これにはMORNING AGAINのカバーを追加で収録された。WITNESS THE FALLやFIRST FIGHT DOWNに近い印象だが、故意的なのかディストーションが抑えられ、単音リフ構成の割りにはedge metalの要素が薄く感じられてしまう。
この再発から間もなくレコーディングに入っていて、1st"deprived of compassion"を完成させた。Mosh PotatoesからLP盤でのリリースで、後にClenched Fist RecordsとMark My Words Recordsの共同によりデジパックでリプレスされている。

海外バンドのサポートや隣国でのライブも多かったようで、SHAI HULUDのEuropean tour 2016やFinal TSYSA festival、地元のLimburg hardcore fest 2017などに出演。そして"strange new world"のリリースに至るが、ドラムのAlexander Jacobsが脱退し解散となってしまった。彼がxDEVOURxで活動する一方、Dimitri DerwaelはONCE...NEVER AGAINのHans De Groef、BOURBON FOR ROSESのWim Daemsらと2014年からTITANを始めていて、これも要因になっているのかもしれない。


HEARTFELT - "lost at sea"






BLADEのTom LuytenとJan Jouck、HEARTFELTのAlexander Jacobs、DISINTERREDのKurt Von Saab、さらにSTROKE OF GRACEのStijn Vliegenにより、xDEVOURxが2014年に結成された。間もなくUKのRENOUNCEDとの共演を経て、"demo 2015"をKick Out The Jamsからリリース。EARTH CRISIS、UNBROKENやALL OUT WARをフェイバリットに挙げるだけあり、90's influenced metallic hardcoreな内容となっている。

2016年、THE SETUPやMAD AT THE WORLDらとのAresfest Ⅲに出演後、Vort'n Visでのローカルショーを行い、翌年Mark My Words Recordsから1st"defiant until the end"をリリースする。これに伴うUK 2018 tourをはじめ、Fluff festやIeper hardcore fest、Oug'Rock festival、Limburg straight edge #1などの出演をこなしていった。

そしてUgly And Proud RecordsからSan DiegoのxREIGNxとスプリットを出し、Ieper hardcore fest 2018やHardcorebash Ⅳ出演など、目覚ましい活動が衰えることはない。そして後進バンドも輩出し、その筆頭的存在のxINVICTUSxはメンバーが関わっているようで、彼らなくしては考えられない産物といえる。

またMORNING AGAINやEARTH CRISISを迎えるはずだったRevelation fest #4は、コロナ禍で中止になってしまったが、すでに2ndアルバムの制作に入っているので、何らかのアナウンスがあると思われる。


DEVOUR - "on my hands"



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Monday, June 21, 2021

Limburg hardcore scene - 1





Limburg Areaのほぼ中央に位置するZonhovenで結成されたCRAWLSPACE。4人編成にて1993年から活動を始め、IRATEやBORN FROM PAINのtough guy/beatdown hardcoreに、ALL OUT WARライクなedge metalを融合させたスタイルを確立した。彼らなくして、DIE... MY DEMONやWHATEVER IT TAKESら後続バンドの存在さえ疑わしい。

結成後、自主で"back in line"と"death row"を出していて、1998年にReleased Power Productions Recordsと契約、6曲収録の"don't get mad... get even!"をリリースした。翌年にはFULL COURT PRESSとのスプリット"the art of warfare"がGangstyle Recordsより配給され、COLD AS LIFEやE-TOWN CONCRETEとの共演を経ている。
そしてBOLT THROWERらold death metalへのアプローチを加えた"enter the realm of chaos"をFinal Beatdown Recordsからリリースしたが、翌2002年に解散となってしまった。
それからしばらく各メンバーの主だった動きは確認できないが、2009年にBrecht Putteneers、Jurgen HondshovenとWim VanderhoydoncがSTORM UPON THE MASSESとして活動を始めた。並行して2011年にBrecht PutteneersとJurgen Hondshovenは、FULL COURT PRESSでASHEMAのJochen BroeckxとKenny Schoofs、PREJUDICEのDefとCRAWLSPACEでの活動を再開させ、盟友BORN FROM PAINとリユニオンショーを行なった。そして2012年Goodlife Recordingsからの"carved into flesh"で完全復活を果たすと、Indoor hardcore fest 2013でFIRST BLOODやLENGTH OF TIMEらとの共演など、フェス規模のライブに出演していった。

個人的にALL OUT WARのEnemy Of Creation Europe tour 2014のAntwerp場所でCRAWLSPACEを見る機会があったが、重鎮らしい威厳を備えたパフォーマンスだった。


CRAWLSPACE - "Destroy It All"






KINDREDはMaasmechelenを拠点としつつ、H8000 crewとの交流が深かったstraight edgeバンド。それはJan、MaartenのBeckers兄弟が在籍していたSTRENGTH OF THE WILLから築いたもので、NATIONS ON FIREやWHEEL OF PROGRESSらと共演していた。

KINDREDの結成時期は定かではないが、1996年から1997年の短いスパンしか活動の確認ができない。SHAFTやRESIST THE PAINらと対バンを経てVort'n Vis hardcore fest 1996に出演、そしてレコーディングに入り同年Goodlife Recordingsから"file 01"をリリースしている。
当時のH8000バンドも利用していたMidas StudiosのTony De Blockによって録られ、レイアウトはNATIONS ON FIREのOnno Hesselinkが手掛けた。BIRTHRIGHT、SPIRIT OF YOUTHに類似するearly new school hardcoreバンドとして認知され、世代が変わった今なお名声を誇っている。
1997年にはスプリットを出したCULTUREとツアーをまわり、Vort'n Vis hardcore festで締め括った。またV/A "animal justice front"に参加した功績も大きい。

これまで4人で活動してきた彼らだが、Dirk Nevenを加えENEMY OF THE SUNとして新たに動き出した。一転、COALESCEライクなmathcoreに戸惑ってしまうが、ENDEAVORやEXTINCTIONに通じるものもあると思う。しかし2作品を出して解散、KINDREDとしては2003年にリユニオンショーを行なっている。その後メンバーはKABUL GOLF CLUBへ。


KINDRED - "1997 live @1160 Brussels Belgium"





1997年始めに結成されたASHLARだが、間もなくボーカルのBig JimがSOLID加入のため脱退、Rob Moonenが後任に就いた。そして1998年、split tape(w/ SOLACE)をリリース。仲の良かったKINDREDに、SPIRIT OF YOUTHやDEFORMITYの要素を含んだmetallic hardcoreは、一連のリバイバルもあり再評価されつつある。実際、唯一の正式音源"enthroned in a so-called heaven"が、Stick To The Coreからそろそろ再発されるようである。

1998年当時、レコーディング前にセカンドギターが抜け4人編成で臨んだこの音源は、COURSE OF ACTIONやDISTRACTが所属したHellbound Corporationの第一弾としてリリースされた。その直前と思われるが、CONGRESSやCALIBANらと共演のVort'n Vis hardcore festival 1998に出演し、後にライブ音源としてGenet Recordsのコンピに収録されることになる。

そして自主で"self titled"をリリースした翌2005年、ドラムのBert DaemenとベースのFrank RogiersはRANCORに加入。ギターのRaoul Cuypersが、melodic death metalバンドSONS OF IRAHを結成し活動を始めた。


ASHLAR - "live in Geneve,Switserland 1998"



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Thursday, May 13, 2021

German hardcore bands - 5





Berlin hardcoreといえば、EARTH CRISISからUNCONQUEREDに至る要素を兼ね備えたvegan straight edgeバンドLIFEFORCE.が有名だが、ともにシーンの中核を担っていったバンドとして、1993年から活動していたDISRESPECTの存在が挙げられる。

デモ"infiltration"を出した翌1996年、Conception RecordingsからMCDをリリース。この音源以降、ドラムのTorsten Salzmannが脱退となり、Boris Langerが加入して再編成を行なった。そして1998年にLifeforce Recordsから7ep"meriadan"、さらにMad Mob Recordsへ移籍して1stフル"eternal mayhem"へと至る。

1999年にはsplit 7ep(w/ SIDEKICK)と2ndアルバムのレコーディングに入り、MORNING AGAINや25 TA LIFEとの共演を経て、2nd"hit the ceiling"が2000年にリリースされた。
前作に続いてIngmar Klichがエンジニアを務め、後にFREEBASEやPUNISHABLE ACTも所属することになるDiehard傘下のHardboiledからの配給となったが、少なくとも日本での流通が良くなかったのは残念に思える。またスプリットのリリースショーにはTHE YEAR OF OUR LOADと共演、2001年にはmetalからhardcoreバンドが一同に会するWith Full Force festivalへの出演を果たしたが、この直後あたりに解散したと思われる。

そしてベースのFelix HeidukはTHE MONOLITHを結成、2001年に6曲収録のデモCDRをリリース。こちらはINTEGRITY路線で、BATTLE ROYALEの前身となったことでも知られている。
一方ボーカルのDevrim GulerがJAYLAN、Boris LangerはANTICOPSに加入し各々活動を移した。
後年、DISRESPECTはCore Tex fest 2013でリユニオン出演している。


DISRESPECT - "live at Kesselhaus, Berlin 1997"






1994年、melodic hardcoreバンドBIG FISHのNils Nordmann、Jens LauterbachとFlorian Schrul、SHITLISTのRaoul Festanteにより、Hannoverで結成されたVEIL。前身バンドなんて予備知識にもならないmetallic hardcoreは、STRIFEやFEEDING THE FIREに感化されている。

彼らの初音源は、CRISIS OF SOCIETYのFerry Kropが立ち上げたThreesome Recordsからの7ep"self titled"。その評価は高く、1995年のVort'n Vis hardcore festivalに出演を果たし、早くも"time will tell…"のレコーディングに入っている。この2枚の7epはコンピ提供曲を加え、ディスコグラフィーとしてLifeforce Recordsから流通され出回ったため、ある意味代表作ともなっている。

そして1st"the burden of life"の制作を進めるなか、Value Of Strength fanzineとThreesome Recordsの共同企画で、2日間に渡り開催したHardcore festival 1996に出演。もはやUNBORNやCONGRESS、ONE DAY CLOSERなどヨーロッパ中から招集されたバンドのなかでも、見劣りしない地位を築いたといっても過言ではない。それは再びVort'n Vis hardcore festival 1997に出演したことにもいえる。

翌1998年に2nd"words against nothing"をリリースし解散したと思われたが、MCD"out of the shadows"を2000年に出していたようだ。


VEIL - "everyday"






CONSTRAINTは4人編成でHannoverにて結成された。1995年から2000年にかけて活動していたバンドで、US mid 90's metallic hardcoreに対峙するサウンドを確立し、TURMOILやEARTH CRISISらと共演するまでの実力を持っていた。
それは早くからLifeforce Recordsに見い出され、1997年に7ep"breath"とMCD"twelveeighteen"のリリースへと至っている。さらにV/A "mother earth"への曲提供でも認知されることとなった。

そして1999年、Century MediaのサブレーベルKingfisher Recordsと契約。同郷のVEILを手掛けたWilly Dammeierによるその1stフル"what we are is what we do and what we do always changes"を引っ提げEuropean tourを行なっている。

またValue Of Strength Records主催のカセットコンピ"animal justice front hardcore compilation"に、KINDREDやVENGEANCE OF GAIA、INVIDIAらと参加し未発表曲を提供した。


CONSTRAINT - "splinter"






1996年にBerlinで結成されたSHORTAGE。brutal metallic hardcoreのイメージが定着している彼らだが、当初はEARTH CRISISやABSENCEにインフルエンスされた印象がもっと強い。SNAPCASE、EARTH CRISISやLIARとの共演は必然的ともいえ、彼らの1st"the fine line between love and hate"は、Invictus Crew Recordingsの口火を切る大役を担い、それに応えた傑作になっている。
そして翌2000年、DISRESPECTとEuropean tourを行い、各国にBerlin hardcore sceneを知らしめた。

その後I.C Recordingsを離れ、Circulation Recordsと契約し、2003年に2nd"control 1.0"をリリース。HATEBREEDやCATARACTに近いサウンドに傾倒しつつも、ソングライティングは変わらずの評価を得ている。

バンドとして最盛期を迎えるなか、2004年にドラムのPascal AdlerがDISRESPECTのFelix Heiduk、LIFEFORCE.のFlorian ManzらとFINAL PRAYERを始動させた。しかしSHORTAGEの活動は滞ることなく、3rd"blackout."をBeniihana Recordsから2006年にリリースしている。


FINAL PRAYER - "mind eraser"



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Monday, March 29, 2021

Southern California hardcore scene - 3





DEADWAITのドラムBilly Hayes加入により1994年に動き出したEXCESSIVE FORCE
デモをレコーディングし、New Age RecordsやRevelation Records、Nemesis Recordsに送るも契約までは至らず、ボーカルのDan Gumpが自らLife Sentence Recordsを立ち上げ、7ep"vengeance is mine"としてリリースした。後々このレーベルより多くの重要バンドが輩出されたことを踏まえると、彼の素質を見抜く力は抜きん出たもので供給側での功績も大きい。
そもそも上記レーベルの趣旨から外れたmetallic straight edge hardcoreは、BIOHAZARDとEARTH CRISISを融合させた感があり一線を画していた。

7epから間もなくしてDan GumpとJeremy WB以外のメンバーが脱退してしまい、後任にRichie Taylor、STICKFIGURECAROUSELのJoe AddeoとJustin McMahonが加入した。そして1995年に"in your blood"をリリース、夏にはVISION OF DISORDERとツアーを行うまでの実力をつけている。しかしDan GumpがUtah州に移り住み、EXCESSIVE FORCEは解散。彼は新天地でもレーベル業を継続しつつ、DECONTAMINATEとしての活動を始めた。一方7ep時のメンバーKeith Divelは、STICKFIGURECAROUSELへと加入。

そして"in your blood"から20年経った2015年、Blasphemour Recordsがカセット盤で再発し、2017年にはフランスのKnives Out Recordsからもリプレスされた。
さらに"vengeance is mine"のカセット盤が、KRUTCHのデモ"wheruat 95"などを再発したFrom Within Recordsから出ていて、再評価され需要も高まっている。


EXCESSIVE FORCE - "@ Club Cues"






1996年結成、翌年にかけてレコーディングされたWords Of War Recordsからのself-titledが、DAY OF SUFFERINGと同時期にして似たような音を出していたことで話題になったCOUNTERVAIL。40公演を超えるU.S. Summer tour 1997を行なっていて、早くから人気を博していたことがわかる。

1998年にベースのJoey Cruz、2ndギターのSteve Jablonskiが脱退、それぞれChris StrauserとNick Strauserが着任し、Phyte Recordsから"an empty hand for an empty heart"をリリース。7月から8月に渡りBaltimoreのSupreme Imperialで行われた企画には2公演に出演、UNCONQUEREDやANOTHER VICTIMとの対バンを果たしている。そしてNew Age Recordsと契約した1999年、7ep"assembly line"と1stフルレングスとなる"the most abused word"をリリースした。
新たな試みでCAVE INのchaosさとPOISON THE WELLの持つ叙情性を取り込み、大々的にサウンドを転換させた時期にあたる。この年にWest Coast toursやCanada tourなど100本以上のライブをこなしたというから、新規リスナーの獲得にも成功したのだろう。

しかしギターのGabriel Garcia、ドラムのRay Blancoが脱退したため、オリジナルメンバーはボーカルのMike Hartleyのみとなった。そして新ドラマーSeth Brownが運営するStatus Recordingsから、2000年に出した"in the event of an unscheduled landing"は、drum'n'bassをアウトロに持ってくるなど、New Age Recordsに移籍する前の面影すらなく、もはや別バンドとしての解釈が必要といえる。

それ以降の音源はなく、CURL UP AND DIEとのsplit 7epが予定されていたが流れたようで、2001年にSeth Brownが脱退、後任にはINSURGENCEのRyan Coxが就いた。
正式に解散のアナウンスはなく動向は不透明だったが、Coming Of Age fest 2005やNew Age Recordsの30 year anniversaryなどに出演をしている。


COUNTERVAIL - "@ The Barn - Riverside,CA"






アメリカンコミックX-Menにバンド名が由来するADAMANTIUMは、Orange Countyを拠点としていたバンド。COLLAPSEとしてデモリリース後に、ベースのIan McKessonとギターのChris Dinicolaが脱退。Sean RosenthalとAaron Lisiがそれぞれ加入し、1996年に改名を行なってADAMANTIUMは始動した。そしてPrime DirectiveとTHROWDOWNのDom Macalusoが運営するSoftcore Productionsの共同により、1997年に7ep"...tradition"がリリースされる。

TURMOIL、EXTINCTIONからABNEGATIONに通じるchuga chuga 90's hardcoreは前者ほど日本での評価はない気がするが、BIRTHRIGHTを招集したWords Of War Records企画に呼ばれるほどクオリティーは同等に高い。
そして1998年7月にENSIGNのツアー帯同を終えると、1st フル"from the depths of depression"のレコーディングに入る。7epに引き続きDEATH BY STEROのPaul Minerをエンジニアに迎え、Indecision Recordsとの契約になった。

リリース後、Keith BarneyとSean Rosenthalが脱退となり、TRICERATOPSのJim Schwartz、PALEFIREでも活動していたSTICKFIGURECAROUSELのDan Senaを後任に迎え再編成された。
1999年にはMinneapolisで3日間に及び開催され、全米各地からnew schoolバンドが集結したStand Together festに出演、レーベルの中核としてシーンをも牽引する存在に上り詰めた感がある。そんな中、ドラムのMatt Horwitzが脱退となるが、DEATH BY STEROのJarrod Alexanderが加入し、2000年に2nd"when it rains, it pours"のリリースに至った。

Hellfest 2000出演後には、split 7ep(w/ BANE)のレコーディングに入り2001年、この音源を最後に解散となった。元メンバーのKeith BarneyとMatt Horwitzは、2008年からMONUMENT TO THIEVESで活動を始めている。ADAMANTIUMとしては、Natefest 2015や2016年のFoundation festでリユニオンし出演した。


ADAMANTIUM - "live in Seattle,WA"



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Sunday, March 7, 2021

Southern California hardcore scene - 2





今なお名盤として語り継がれる"life. love. regret."を1994年にリリースしたUNBROKENは、Eric AllenTodd Beattieが組んでいたFLATLINEを前身とし、1991年にSan Diegoで活動を始めた。
90's new school hardcoreバンドとして認知されている彼らだが、当時DOWNCASTやGROUNDWORKなどのEbullition Records系political hardcoreを基盤とする印象を受けた記憶がある。

しかし契約したのはNew Age Recordsで、1992年に7ep"you won't be back"、翌年に1st"ritual"をリリースした。それから彼らの名の拡散は早く、東海岸ツアーでMOUTHPIECEやFOUR WALLS FALLINGらと共演もしている。そして前述の2nd"life. love. regret."がリリースとなるが、この時期ギターのEric AllenはSTRUGGLEにも在籍したほか、Steven MillerとRobert MoranはQUICKSANDライクなKILL HOLIDAYを結成するなど、活動は多方にわたっていった。そんな中でもEuropean tour 94-95を行ない、盤石な地位を築き上げたが1995年に解散となってしまった。

その後THE CRIMSON CURSEのメンバーらとSWING KIDSで活動したEric Allenが1998年に亡くなり、家族のためにベネフィットショーを開きUNBROKENも出演している。
そして2010年、90's new school hardcore再熱の煽りを受け、正式に再結成されFYF festの出演、翌年には南米ツアーを行なった。リアルタイム世代にとって、STRIFEとのJapan tour 2014は奇跡としか言いようがない。


UNBROKEN - "San Diego 10-8-94"






1991年、MONSTER CLUB(pre STILL LIFE)のシンガーRick Rodneyらにより、straight edgeバンドSTAND AS ONEが活動を始めた。両バンドは一時期共存していて、OUTSPOKENらとのベネフィットショーに出演。後年、唯一の音源であるdemo '91"begin to care"を再録した音源が、Indecision Recordsから7ep化されている。

このSTAND AS ONEから新たにSTRIFEとしてスタートをきった彼らだが、Scott Collinが脱退し、後にTRIALのデモでドラムを叩くことになるChad Petersonがベースで加入したことにより、以降の主軸となるメンバーが固まった。
初音源は、1992年のNew Age Recordsから発表された7ep"my fire burns on"。JUDGEやCHAIN OF STRENGTHからの影響とみられるファストパート、シンガロングで組み立てられた楽曲でありながら、そこにミドルテンポのリフを加え、メタリックな要素も強く感じる内容となっている。この作品にはOUTSPOKENのMike Hartsfieldが、セカンドギターで在籍しているのも興味深い。

その後の躍進は言うまでもなく、"it‘s for life"や"only the strong"などのコンピを経てEast Coast tour 1993を行う。1994年になると1stのレコーディングに入り、Trustkill Recordsの企画出演を挟んで"one truth"がVictory Recordsからリリースされた。好セールスを記録したこの作品は、Metal Blade Recordsが契約を望んでいたということも頷ける。またこれに伴うOne Truth Live Winter '95の模様は、ドキュメンタリー形式でVHSに収録され発売された。
もはやhardcore界発展を担う存在になっていたVictory Recordsの中でも、EARTH CRISISとSNAPCASEに並ぶ地位を確立し、この3バンドが集結した企画The California Takeoverは音源化もされ、今や伝説として語り継がれている。またJapan tour '96の公演を行なったのもこの直後のことだった。
年末にはSEPULTURAのRoots tourに帯同、1997年になるとローカルショーからStillborn Records企画に出演しつつ、次作の制作に取り掛かっている。そしてリリースされた2nd"in this defiance"は、1stのold school的な要素も残しつつ、さらにメタリックに傾倒したサウンドで、より支持層を広げた作品ともいえる。裏付けにFEAR FACTORYやSEPULTURAのメンバー参加が取り沙汰されるが、FRAMEWORKのBenjamin Readはじめ、UNASHAMEDのBobby Canadayらのコーラス参加など根底とするとこに変わりはない。このIn This Defiance tour 98の一環でAustralia tourも組み込まれ、必然的に活動の場は世界規模へと広がっていた。その多忙さ故、1999年にSTRIFEの活動を終わらせる結論へと至ったという。
一方で複数のメンバーによりANGERMEANSとして動き出していた彼らだが、長年ローディーを務めたJesseが亡くなり、STRIFEをリユニオンさせベネフィットショーを行う。これを機とし、解散から間もない2001年に再結成となった。すでにANGERMEANSとしての音源予定もあったようで、その時代の曲かは不明だがSTRIFEとして3rd"angermeans"をリリースする。彼らの思考の変化を透過した楽曲は、評価が割れるところでもあり、それほど新規new school支持層を取り込めなかったように感じる。これが要因かはわからないが再び活動停止となった。

三度動き出したのは2010年。長年の沈黙を破りSound And Fury festivalに出演。さらにPump Up The Volume fest 2011に招集され、FLOORPUNCHとのJapan tourを行なった。帰国後すぐに南米へと渡りツアーも行なっている。

そして2012年に4th"witness a rebirth"をリリース。ドラムにex SEPULTURAのIggor Cavaleraを迎えたことには驚かされたが、本作は彼らの原点であるold school hardcoreを再構築させている。
それに付随するEuropean tour 2013をはじめ、世界を股にかけIeper Hardcore festや再びPump Up The Volume festの出演を果たした。
2015年にはAndrew KlineがWar Recordsを立ち上げ、"incision"をリリース。
そして出演したライブは、MADBALLとのツアーEast Meets West 2015やHellfest 2016、FYA fest 4、New Age Recordsの30 year anniversary、HATEBREEDの25th anniversary show等々、今やhardcore界を代表する存在となった。


STRIFE - "through and through"






1994年にLos Angelesで結成されたEYELID。STRIFEともライブをしていたCONSEQUENCEのDan PalmerとBrian Melvilleが在籍する90's new school hardcoreバンドで、ベースのMike Machinは1993年頃から"one truth"リリース以前に、STRIFEのギターを務めた経歴がある。

1996年、demo 1995を7ep化した"bleeding through"がPhyte Records、続く7ep"…days infected"をAmmunition Recordsからそれぞれリリースした。
California Takeover出演からもわかるようにその実力は早くから認知され、1997年にはBATTERYとTEN YARD FIGHTとのUS tourを行なっている。
そしてIndecision Recordsへと籍を移し、1st"if it kills"をリリースした彼らだが、ENSIGNとのツアーを終えるとボーカルのRus Martinが脱退。後任にはex END TO ENDのJon Roaが就いた。
彼を迎えた1999年の"conflict's invitation"は、chaoticかつpolitical hardcoreに最初は戸惑いを感じたが、再び過去の作品を聴き直すと、最小限に抑えていたそれらが今作で比率を増したという解釈もできなくもない。しかしそれ以降のリリースはなく、2000年にDan PalmerはDEATH BY STEREOに加入、この頃に解散したと思われる。

後年ENSIGNのNate Gluckのベネフィットショー、Natefest West Coast 2015に出演している。


EYELID - "Showcase Theater July 26th 1997"



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Friday, February 5, 2021

Southern California hardcore scene - 1





New Age RecordsオーナーでもあるAGAINST THE WALLのMike Hartsfield、YUCKMOUTHのJohn Coyle、そしてBORDERLINEのDennis RemsingというメンツでOUTSPOKENは1990年に結成された。
デモ"look beyond"がTemperance Recordsから7ep化され、同年にNew Age RecordsとドラムのDennis Remsingが運営するConversion Recordsの共同で7ep"survival"をリリース。すでに活動域は東海岸まで及び、FACE VALUEやRELAPSEとの対バンも確認できる。またMike HartsfieldとDennis Remsingは、AGAINST THE WALLのRandy JohnsonらとDRIFT AGAINの活動を並行していて、この時期のSoCal hardcoreシーンは系図で表すことも困難なほど目紛しい。

メンバーの入れ替わりも少なくはなく、"don't admit defeat"後にベースのDan Adairが脱退、1992年の1st"a light in the dark"は後任にMEAN SEASONのJae Hanselが就いてのリリースとなった。そしてこれまで4人編成だった彼らは、セカンドギターにMEAN SEASONのTravis Guichardが加わり、1994年に7ep"the current"をリリース。しかし直後にベースのJae Hanselが脱退、Jason Hamptonが加入し活動していたが1994年に解散となった。Mike Hartsfieldが翌年にTHE SUPPRESSION SWINGを結成して動き出したほか、Travis GuichardがWHIRPOOL、Dennis RemsingはKILL THE MESSENGERへと活動を移した。

以降も各メンバーは多岐にわたりそれぞれ活動していたが、1998年に亡くなった盟友UNBROKENのEric Allenの家族のためにベネフィットショーを開き、それにリユニオンし出演した。これはVHS化されフィジカル的に貴重かと思う。さらにMike Hartsfieldは、1999年からAMENDMENT EIGHTEENで活動している。

OUTSPOKENとしては、2005年にIndecision Recordsからディスコグラフィー"spotlight"をリリースすると、Hellfest 2005やComing Of Age fest、CT Posi Fall festに出演。周期的なリバイバル期には常に彼らがいて、Sound And Fury festival 2010やA Time We'll Remember 2010への出演を果たし、2012年にはEuropean tourも行なった。 


OUTSPOKEN - "October 22, 1993"






early 90's metallic hardcoreバンドMEAN SEASONは、HAVE NO PARTから1992年に改名し数年間の活動ながらも、後世に与えた影響は計り知れない。
Consequence RecordsのV/A "it's for life"に参加後、Brian Mandyがドラムからギターへ、Mike Voがドラムで加入しラインナップチェンジを行なった。そして元々同レーベルより出す予定だった7ep"bleed to me"を、New Age Recordsからリリースする。
翌年Doghouse Records主催のMore Than Music festivalやDayton festivalに出演、UNBROKENとのUS tour等々、破竹の勢いで頭角を現していったのは承知の通り。

しかしOUTSPOKENでもベースを弾いていたJae Hanselが脱退してしまい、後任にColin Buisが加入した。さらにドラムがMike VoからTravis Huntにチェンジ、新体制で1994年1月にレコーディングに入り1st"grace"をリリースした。その後のEuropean tour 1994然り、もはや盤石な地位を築きあげたといっても過言ではない。また国内に於いても、Syracuse hardcore matineeの出演など、東海岸のバンドとも交流が深かった様子がわかる。

一方、彼らと共にV/A "the cold war"に参加したWITHIN A LIEは、ボーカル以外が新旧MEAN SEASONのメンバーという編成だったプロジェクトで、1995年のV/A "guilty by association"に曲提供をしている。
しかし、レーベルメイトと一時代築いたMEAN SEASONも1996年に解散。
それから時が経った2005年、Indecision Recordsからディスコグラフィー"the memory and I still suffer in love"のリリースを機に、Hellfest 2005へ出演している。その後もReel And Restless fest 2012、New Age Recordsの30 year anniversaryやMidwest festなど定期的にリユニオンしつつ、Brian ManryとMatt Horwitzはex OUTSPOKENのMike HartsfieldらとDEAR FURIOUSとしても活動。


MEAN SEASON - "lesser man"






1991年、Fader兄弟らによって結成されたBLACKSPOT
翌年Workshedから7ep"check out the helmet"をリリースするが、ドラムのBarry Faderは新たにFUNCTIONとしても動き出した。そして両バンドでSummer 1993 U.S. tourを行なっている。しかしMatt EnrightとBarry FaderがELEVEN THIRTY-FOUR、Chris LohmanはBORDERLINEのMichael VogelsangとCOLLATERAL DAMAGEを結成。そのため、FUNCTIONはCrisis Recordsからの7epのみで解散となった。

一方、ELEVEN THIRTY-FOURはAmmunition Recordsと契約し、1995年に7ep"nothing"をリリース。BROTHER'S KEEPERやSNAPCASEにも対等するサウンドはFUNCTIONで既に築いたものだが、より一層dramatic new schoolに展開される曲調が特徴といえる。
1996年にはNew Age Recordsへ移籍、7ep"dying"に続けて1st"reality filter"をリリース。そしてSPAWN.のツアー帯同、IGNITEとのEuropean tourをこなした。

またBarry Faderが継続していたBLACKSPOTは、1996年に"banana split"(w/ TRICERATOPS)をリリースし、脱退していたChris Lohmanが再び戻り、トリプルギター体制を取っていたが1998年に解散。惜しくも同年に解散となったELEVEN THIRTY-FOURのメンバーは、IGNITEやINTO ANOTHERでの活動を経て、2009年にLiskFest 2.0でリユニオンした。


ELEVEN THIRTY-FOUR - "dimension"



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