Wednesday, May 6, 2015

BXL hardcore scene


ARKANGEL Japan tour 2015の日程が発表された。
前回2010年に来日していたベースのMehdi Birouk Thepegnierは、すでに脱退したようで、L'ESPRIT DU CLANのClemが新たに加入して来日する。
フランスのバンドなので、今回は触れないが、もしこのバンドを知らなければぜひググってほしい。







80年代後期に活動していたMENTAL DISTURBANCEのKirby Michelと、SIXTY NINEのDanny Mouethwilらによって、1991年に結成されたDEVIATE(a.k.a DV8)。彼らがベルギー初のhardcoreと呼ばれたバンドとされている。thrash metalあがりのメンバーを含んでいるだけあって、crossover的要素が強い気もするが、これはstomp coreだ。

リリース元のI Scream Recordsは、ドラムのLaurens Kustersが立ち上げたレーベルで、日本ではHowling Bullが配給、DV8自体Beast Feast Festival 2001で来日もしているので、馴染み深いと思う。
個々の活動も活発で、ボーカルのDanny MはANGEL CREW、Kirbyについては後々触れることにする。


DEVIATE - "darkened world"



DV8が表舞台で活躍する一方で、1993年にデモ"a reaction to the negative"、1995年にStoemp Recordsから7epを出していたDEF SOUL、そしてHATEFUL DISTRICTらが活動を始め、Brussels hardcore sceneが形成し始める。この辺りは、NYHCの影響が大きかったといえるが、中でもHDはNEGLECTを崇拝していたようだ。

また、彼らと仲の良かったOUT FOR BLOODは、UNDERGROUND SOCIETYやSTORMCOREのFrench hardcoreをバックボーンとし、ボーカルのAlainが運営していたRPP(Released Power Productions)は、国内外問わず良質な音源をリリースしていた。

その中の一作品、WISE UPの7ep"on the brink of ruin"は、emotional new schoolの中にも6弦開放を絡ませる展開に、fury edgeの原形さえ感じることができるマテニアル。
まだARKANGEL結成前のBaldur Vilmundarsonがゲストボーカルで参加していて、すでに彼のスポークンスタイルを確立している点も聴きどころ。

 
WISE UP - "one eye guru"


OUT FOR BLOOD - "out for blood"





そして1997年、BaldurとNumaはWISE UPのDavid Vande Zande、OFBのxVincxとARKANGELを結成する。
RPPから"prayers upon deaf ears"がリリースされると、彼らの名が知れ渡るまでの時間はそう費やさなかった。
開放を絡めた単音リフ構成(既存だとPURIFICATIONぐらいで、バンド名も彼らのデモタイトルから由来していると思われる)、Baldurの独特な唱方といい、新たなnew schoolサブジャンルを生み、今日まで第一線で活動してきた。
当時は、この手をmilitant new schoolと呼んでいたが、straight edge同様ライフスタイルを伴う言い方で、彼らのブレイクエッジとともにedge metal、fury edgeという言葉が使われるようになる。それほどの存在感、影響力を持っているのは、ここ日本でも理解することは容易だろう。

しかし、Goodlife Recordingsから"dead man walking"リリースすると、作曲のすべてを担っていたNumaが脱退してしまう。
誰もが存続を絶望視する中、加入したのがDV8、LENGTH OF TIMEのKirbyだった。彼曰く、加入は自然な流れというか必然的だったそうだ。


ARKANGEL - "day of apocalypse"


ARKANGEL - "within the walls of babylon"





LOTの歴史は1997年まで遡る。当時DV8で活動していたKirby、OFBのVincent、ボーカルがBACKSTABBERSのギターYves RossというメンツでLENGTH OF TIMEは結成される。

Goodlife Recordingsからリリースしている"approach to the new world"は、元々デモとしての音源で再録されたものだが、当初からARKANGEL、KICKBACKにも通じるedge metalにevil感を足したオリジナルnew schoolサウンドは、間違いなくBelgium hardcore scene最盛期の中心にいた存在。
っていうのも、ALL OUT WARやMORNING AGAINのヨーロッパツアーサポートを務めたことでも十分説明がつく。

そもそも当初は、サイドプロジェクトとして始めたバンドだが、最新音源は2013年、Gang Style Recordsへ移籍後の"let the world with the sun go down"で、活動休止期間があるにしろ、だいぶ長い活動歴になる。
ちなみに、BLOODSTAINEDとのスプリットは、このEPに収録されていた曲。


BACKSTABBERS - "already dead"


LENGTH OF TIME - "thought of the enslaved"



また、Kirbyらが立ち上げたPrivate Hell Records(GSRのサブレーベル)から、ARKANGELの"hope you die by overdose"をリリースしているが、もう一つ興味深いバンドがある。

BROKEN CLOWNという、ボーカルにex BACKSTABBERSのMoulesを擁し、それ以外がARKANGELというメンツのプロジェクトバンド。
完全に玄人受け間違いないTYPE O NEGATIVE、LIFE OF AGONYライク。



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Saturday, March 28, 2015

Christian hardcore bands - Ⅲ




Clevelandコンピ"dark empire strikes back"に参加していた、holy terror hardcoreバンドSIX FEET DEEP
INTEGRITYやSPLINTERに通じるpure 90's Cleveland hardcoreで、1991年と意外と古くから活動していた彼らだが、Myk PorterとMatt TraxlerがBRANDTSONへ活動の場を移した、翌1997年にSIX FEET DEEPは解散してしまう。
"the road less traveled"が再発されるなど、コアなリスナーも根強く、holy terror hardcore好きは通る存在だと思う。

ちなみにBRANDTSONは、indie/emo rock化していてTWOTHIRTYEIGHTライク


SIX FEET DEEP - "struggle"
 
 



AS I LAY DYINGのJordan Mancinoが在籍したEDGE OF MORTALITYは、1996年から2001年に掛けてCA州San Diegoを拠点としていた90's christian metalcoreバンド。
Warfare Recordsから、"downfall"と"will to consume"が収録されたpromotional tape後、フルレングスを同レーベルからリリース。
 
NO INNOCENT VICTIMやPOINT OF RECOGNITIONらと活動していて、AS I LAY DYING有りきで再認識されたのは否めないが、Sobermind RecordsからLIARとのスプリットも予定されていた。



 
 
FL州Ocalaで1998年に結成されたSEVENTH STARは、一聴クリスチャンのイメージとは似つかないサウンドだが、土地柄この手の音も得意とするのは承知だろう。
ライフスタイル然り、ErieのSHOCKWAVEやDODGIN' BULLETS辺りからのバックボーンを感じるbrutal mosh coreをプレイ。
所属は、NO INNOCENT VICTIMのJason Dunnによって設立されたFacedown Recordsで、"dead end"と"undisputes truth"に加え、USツアーを収めたDVDもリリースしている。


SEVENTH STAR - "everyday"
 
 
 
 

Life Sentence Recordsから"the triumph"をリリースしていたxDEATHSTARxが、CA州のRedlandsで2002年に結成される。4mc編成の"the triumph"は、Facedown Recordsからリイシューもされた名盤。
純粋なmosh coreというよりは、SUFFOCATE FASTERなんかの1981 Recordsのバンドに近い音を出していて、death core寄りって言った方がいいのかもしれない。
2006年にはTommy Green、Eric GregsonらでSLEEPING GIANTを始めていて、比重がこっちに傾き、2009年にxDEATHSTARxは終止符を打つ。
 
またメンバーは、現在DARASUUMでも活動しているようだ。
 
 
xDEATHSTARx - "we are the threat"
 
 
SLEEPING GIANT - "eyes wide open"
 




2002年、PA州Erieにて結成されたWAR OF AGESは、もともとPOINT ZEROという名で活動していたChristian metalcoreバンド。
2005年にLeroyの兄弟Alexがドラムで加入し、すでにベテランの域に達している彼らだが、ついにCaboose Recordingsの招集で来日、その後は中国を回る予定になっている。

デビューアルバム"self titled"を、Facedown Records傘下のStrike First Recordsからリリース、これは後にリレコーディングされ、"fire from the tomb"として再発される。
一貫したDave Quiggleのアートワークも厳格で、AS I LAY DYINGやAUGUST BURNS REDらを追随するサウンドともいえるか。

また、弟分的なHOPE FOR THE DYINGからJack Danielsが2013年にギターで加入していて、さらなる飛躍を期待されるところ。


WAR OF AGES - "collapse"
 

 
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Friday, March 20, 2015

Christian hardcore bands - Ⅱ (Takehold Records)

 
 

90年代後半、Chad Johnsonによって設立された、Takehold Recordsの所在するAL州で結成されたWITHSTAND FTHCが、レーベルのファーストリリースになる。この"the war within"の内容がかなりいい
OVERCOME、TENSION、HOLDSTRONGライクのmid 90's new schoolで、スケーターあがりのオーバーサイズ具合がまた当時を象徴するスタイルでもあった。




 
FL州といえば、STRONGARMやSHAI HULUDら挙げればキリがない数のnew schoolバンドがいるが、その後継バンドとして、重責を担い1996年に結成されたSLEEPING BY THE RIVERSIDE。7epとスプリットだけで、emotional new schoolの台頭として認知されるまでの地位を築いた彼ら。
しかし、limited 150の7epジャケ紙が、FABLEの使い回しなのがちょっと切ない。

一旦は休止状態に陥りながらも、世間の支持も根強く、Matt Foxの誘いでIndianola Recordsから、Dave Quiggleがカバーアートを手掛ける"a breath between battles"で復活。
でも長くは続かなかったようだ。
ちなみにMatt Clarkは、解散後UNDEROATHに加入していた時期もある。

また、東京のSWARDとのスプリットをForeland RecordsとTakehold Recordsが共同でリリース。SLEEPING BY THE RIVERSIDEは名曲揃いで間違いはないが、すべて既存曲の収録になる。
一方のSWARDは、GRADEやIN DYING DAYSに通じるdramatic new schoolをプレイしていた。
 
 
SLEEPING BY THE RIVERSIDE - "something to say"
 
 
 
Blank RecordsからSkaught Productionsがグラフィックデザインを担当した、SET APARTCHALICEのスプリットマテリアル。
両バンドともFL州出身で、BRETHRENやABNEGATIONにも似たtraditional new schoolを基盤とし、CHALICEは単独"deathmask grin"へと躍進を遂げる。

その後、CHALICEのAlはCARRY THE DEADへの移行を機に、ギターからボーカルへとパートチェンジ。
一般的に、SLEEPING BY THE RIVERSIDEとスプリットを出していたバンドというぐらいの認識ぐらいしかないのだろうが、RESSURECTIONとPREVAILの中間的サウンドに、90年代初期スタイルのスポークンやデスボイスの使い分けが、なんとも独特の空気感を醸し出している。

これもSkaught Productions繋がりだが、初期SBTRのメンバーであったScott NunnとMike Curryが始めたYETI
CHALICE、CARRY THE DEADと渡り歩いたAlも在籍する重要なバンドに違いはないが、バンドの存在すら知られていないのが実情か。
サウンドは、symphonic/melo death metalとでもいうか、EDGE OF SANITYやMY DYING BRIDEにも影響を受けているようだが、Florida death metalをバックボーンにしているように感じる。
 
 
 
 
 
FL州のTampa出身。1997年結成当初のUNDEROATHは、melo death/black metalをルーツにしているのは明らかで、PRAYER FOR CLEANSINGともタメ張れると思う。
Takehold Recordsに見い出され、2作目の"cries of the past"からキーボード奏者Christopher Allen Dudleyが加入。

それから一転、経歴を刻むごとにエモーショナル値が増していき、Tooth & Nail RecordsからRoadrunnerへと籍を移し、この手の中で最も実績を持つバンドとして数えられるようになった。
 
2010年には、NORMA JEANのDaniel Davisonが加入する一方で、NJにDanielの後任としてex SPITFIREのChris Rainesが加わっている。  


UNDEROATH - "cries of the past"


 
UKのHousehold Name Recordsから"if it's too cute set it on fire"が再発されたのは意外だったNOT WAVING BUT DROWNING
1998年のデモ"this unforgettable fear of being left behind has won"リリース時からのchaotic new schoolは変わらずで、初期CAVE INやTHIS DAY FORWARDライク。
BOYWUNDERとスプリットを出していたバンドとしても知られているか。

 
LIVING SACRIFICEのBruce Fitzhughプロデュースによって、リリースされた"regeneration of self"がNARCISSUS、FOCAL POINTとも比較できるFEW LEFT STANDINGは、TN州Memphis出身。
往年のspirit-filled hardcoreを継承したサウンドではあるけど、Takehold Records柄でもなく、異彩を放っていた存在。


FEW LEFT STANDING- "fruitless"



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Saturday, January 10, 2015

Pennsylvania hardcore scene - Ⅰ (Lake Effect hardcore - 2)


 

2000年に結成、Surprise Attack Recordsに所属していたPROBLEM SOLVER REVOLVERは、ex STRIKE THREE、BROTHER'S KEEPERのBob Williams、そしてNate Blackも一時BROTHER'S KEEPERのメンバーであり、当時RUN DEVIL RUNでもギターを弾いていた人物である。
活動期間約2年、単独も"winner takes all"のみだが、classic Erie lake effect hardcoreに90's New York hardcoreを取り入れたサウンドは、BIOHAZARDやMADBALLからの影響も見て取れる。

またフルレングスの予定もあったようだが、Dave VogtとRyan Atzertは、ABNEGATIONのDave SteeleらとSEVEN STITCHESの結成に至り、2002年にはSeventh Daggerから"darkness is the light"のリリースとなる。
 
 
PROBLEM SOLVER REVOLVER - "05.09.04 - Erie, PA"



新世代のBLOOD OF THE MARTYRが2002年に結成された頃から、lake effect hardcoreの姿もちょっとづつ変わりだす。
世代が替わり時代と共に、よりmosh coreの要素が強くなり、シーン自体の転換期を迎える。 このchristian hardcoreバンドBLOOD OF THE MARTYRは、SEVENTH STARや同郷のJESUS WEPTに、影響を受けていたと思われる。

そしてボーカルのAaron Harknessは、2004年にBryan Elchynski(後のREPRESENTのメンバー)とSTAND FIRMを結成しているが、"demo '08"以降は音沙汰もなく解散してしまったようだ。
デモでSACRED PLADGEのShane Dirisioが参加していたり、その後の動向を気にしていた人も多かったと思う。


 
 


straight edgeレーベル1981 Recordsから現れたREPRESENTは、2003年の始動。
これがErieのバンドかと疑ってしまったほどのedge moshっぷりで、Seventh Dagger family入りも自然なこと。
Auburn、Reno、Pittsburghに対等できるmosh hardcoreシーンを築いた、なんてのは言うまでもないPennsylvania straight edge kings!!!

また、各メンバーの活動も多岐にわたり、中後期REPRESENTのメンバーであるBryan Elchynski、Shawn Bedow、PJ Messngerは、DOMESTIC WARを2007年に結成、並行しての活動になる。   

一方で、2011年にはDerek Skiがドラムへとパートチェンジし、ボーカルにKyle Bullを迎えHELLSENTを始める。相変わらずのmosh coreは、TYRANTや100 DEMONSに相似する。 さらに最近DerekとKyleは、COUNTERFEITというバンドを始めたようだ。
 
 
REPRESENT - "the downfall"
 
 
DOMESTIC WAR - "judgement day"
    

 
 
 


NO RETREATやEND OF HUMANITYはじめ、Pittsburgh hardcoreバンドに近い印象のTASTE THE STEEL
Clevelandで開催されるsummer of hateに毎年のように出演していながらも、未だに単独音源が出ていないのを不満に思う人も多いと思う。
"demo 2005"、"demo 2006"とコンピの曲をまとめたディスコグラフィーをFilled With Hate Records辺りから出して欲しいが、実は2009年に一回解散を経験していて、現在はSwing On Sight Familyの一員にもなっている。


TASTE THE STEEL - "blind society"
    
 
 
 


ex PROBLEM SOLVER REVOLVER、SEVEN STITCHESのDave Vogtとex BROTHER'S KEEPERのEMS、DIGRESSIONからSHOCKWAVE、PROBLEM SOLVER REVOLVERへと渡り歩いたJoe Nolanという布陣で、DOMESTIC WARと時を同じくしてスタートしたSMOKE AND MIRRORS
創成期を築いてきた彼らだが、ある意味で落ち着いてしまったサウンドは、WHEN TIGERS FIGHTやBORROWED TIMEに相当する。
2012年に出した"fragship"では、既にEMSは脱退しているようだ。
 
 
 


2011年、DISCIPLEのAdam Salaga、PROBLEM SOLVER REVOLVERでプレイしたNate Black、そしてex BROTHER'S KEEPERのEMSがシンガーを務めるHUMAN ANIMALが結成された
SPUDMONSTERSや、Nateが在籍したRUN DEVIL RUNの延長線上にあり、Cleveland hardcoreをバックボーンに感じるサウンドは、PROBLEM SOLVER REVOLVERが模索していたのとも同じに思える。

BuffaloのWRECKAGE然り、当時を知る人によるバンドが第一線にいること自体すごく貴重。

 
HUMAN ANIMAL - "dark days"



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Wednesday, December 24, 2014

H8000 hardcore scene - Ⅸ


 


One Life One Crewからの"bitter world"が好調なSTABは、2006年結成から"by my side"、"hardest truth"と自主でのリリースが続いていた。初期のhip hopインフルエンスを完全に払拭し、OLOC familyの中でも頭角を現してきている注目のバンド。
FIRST BLOODのCarlがフューチャリングされているように、FBやLIONHEARTの影響が大きいbrutal beatdown hardcoreは、今後のシーンの核となるのは間違いない。

かたや"bitter world"から加入した、Wouter Sadonisがドラムを兼任するPRIDE ZEROは、ツインボーカルのmetal coreで、"thirteen"を自主で出したばかりだ。
またMY AIMの"king of misery"で、STABのJeroen Theysがゲスト参加してたり、スタイルは違えど、うまく共存している気がする。

余談だが、STABのギターLouis Gürkeは彫師で、Louis' Tattoo Boutiqueを経営。


STAB - "intro & désolé"

 
PRIDE ZERO - "comeback of vengeance"
 
 
 


Charleroi地方のblack land crewバンド、TRUTH IN BLOODDIRTY FINGERSは、共に2007年の結成。スプリット"suck my split"然り、メンバーのうちKuff、Greg、Slimanと3人が被っているbrotherhood的関係にある。
TIBは、death/metalcore寄りの現行サウンド。自主で出した単独では、すでにベースのNicoが脱退していて、DIRTY FINGERSのKuffが加入している。
一方、DFは2 step hardcore/beatdownで、Goodlife Recordingsからリリースされたv/a"beatdown basterds"に次世代を担うバンドとして参加していた。

またblack land crewバンドでは、DIRTY FINGERSのメンバーも在籍するbrutal hardcoreバンドSTRAIGHT FROM HATE、他にもTHE EDGECHAOS ON THE RINGBMFといったバンドが存在しているが、まとめてコンピ辺り出して欲しい。


TRUTH IN BLOOD - "dying by your side"
 
 
DIRTY FINGERS - "our struggle"


STRAIGHT FROM HATE - no way"


BMF - "07.05.2016 / Club Battlezone"
 

CHAOS ON THE RING -  "you are the family"
 
 
 


CONGRESS、LENGTH OF TIMEにDISEMBODIED辺りのダークさを加えた90's chuggy hardcoreは、Gustave Doréジャケから感じ取ることができるGOLDEN BULLET
余談にはなるけど、"scars"でフューチャリングされているALL MY SINSのSteve Vanhoutteは、ONE EIGHT SEVENのベーシストだった人物。

ギターのKenny De Rammelaereは、xVICIOUSxのメンバーでもあったけど、90's Cleveland hardcore系のSEVENTH CIRCLEに専念するために脱退。

GOLDEN BULLET自体、すでに解散してしまったようで、ギターのIvo MusschootとドラムのJan Desseynは、元メンバーのKenny、さらにはMURDER INTENTIONSのJens Werbrouck、SEVENTH CIRCLEのThomas Lambertという布陣で、SKIN CRAWLERという新しいバンドを始動させている。
既にアルバム"worship.regret"のレコーディングが終了、2015年早々にリリースを控えているという。


GOLDEN BULLET - "medicine turns into disease"
 


 


GOLDEN BULLETのKennyが在籍していたxVICIOUSxは、2009年結成のdual vocals straight edgeバンド。
TASTE THE STEELやSHATTERED REALMライクのbeatdownパートを織り交ぜた"values"は、Reality Recordsからのデビュー。
比較的若いバンドでありながらも、最前線で活動していて、Swing On Sight fest Hamburgでもトリを務めた実力、知名度ともにあり、今後の動向も気になる。


xVICIOUSx - "vermin"
 
 
 
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Sunday, December 14, 2014

H8000 hardcore scene - Ⅷ (DHM crew)





STRIKERが解散した2000年、GerreがCORE OF ANGERに加入する一方で、PJ Vandammeはdeath metal/beatdown hardcoreバンド、RETALIATEを結成した。
90年代のH8000 hardcoreとはかけ離れた、BORN FROM PAINやCRAWLSPACEの影響下で、彼らの出現はシーンに変革をもたらしたともいえる。
これは後々派生するバンドや、現在も各メンバーが第一線で活動を続けている裏付けでもわかると思う。
くしくもCONGRESSのラストギグが彼らのファーストショーってのも因縁とでもいうか結論、世代交代へと繋がっていった。

所属はドイツのFilled With Hate Recordsで、"dead in the eyes of salvation"と"why we hate"の2タイトルを出している。


 
またRETALIATEと並行してPletseとSientjeは、ex STRIKERのTommeらとONE OUTTA SIXとしての活動を開始する。
Ieper出身のDHM crewバンドで、結成当時はトリプルボーカルを擁していた。

幾らかのメンバーチェンジを経てReality Recordsからリリースされたスプリット(w/COVERHATE)では、既にPletseとSientjeは脱退済み。2013年にはリユニオンショーを行っている。


ONE OUTTA SIX - "always a reason"


 
かつて、RETALIATEとスプリットをDHM Recordsから出していたOUTCASTのGeoffrey、Tim VanglabekeとNick Vanglabekeは、ex SAD ORIGIN~DIE MY DEMONのHans Teirlinckらと2004年、サイドプロジェクトとしてONE FALSE MOVEをスタートさせる。

これが後のWHATEVER IT TAKESで、FWH Recordsに属す90年代中期のeast coast hardcoreスタイルは、CLUBBER LANGやNEXT STEP UPから影響を受けたという。

SHATTERED REALMにも近いが、唱法的にSAD ORIGINへ回帰した"DHM"と、よりタフになった"chasing the rush"では、まるで違う印象を受けた。ちなみにHansは、SAD ORIGINの"window of sarcasm"をリリースしたInner Belt Recordsのオーナーでもあった。


OUTCAST - "desecrated dreams"

 
WHATEVER IT TAKES - "paying prices"
 


WHATEVER IT TAKESとスプリット繋がりのHEADSHOTは、DEFIANTのメンバーによって2006年に結成された。
伝統的なedge metalに、dual vocals beatdownを加味した現行系のnew school hardcore。

安定したクォリティーを供給しているCrossfirecult Recordsからリリースされた"grown to hate"は、後期xARISE OF JUDGEMENTxやTEAR IT DOWNのテイストに近いが、バックボーンには確実にCONGRESSやSPINELESSがいる。
 
そして、マスタリングはNicolas Declève。 もはや彼の存在はシーンに欠かせない。


HEADSHOT - "rock bottom & skin disease "
 


ex ONE OUTTA SIX、RETALIATEのPletseによって2002年から始動したFIRST ALLIANCE。RETALIATEを継承したbrutal beatdownは、Ieper hardcore以外の何ものでもない。
さらにdual vocalsの一人Michael ClausはFATAL RECOIL、ベースのSimon 'Mong' DenysはTHE BOSSへと活動の場を広げている。

このTHE BOSSには、DIE MY DEMON~WHATEVER IT TAKESのHans、ONE OUTTA SIXのTommeらも顔を連ね、ライクBIOHAZARD、KRUTCHといったスタイル。


THE BOSS - "intro & zero hero"
 


PJ VandammeとNico 'Siench' SinnaeveそしてKoenはRETALIATE解散後の2008年、CROSSED THE LINEを始動させる。
同期のUNITED BLOODと共にeast coast hardcoreを根底としたサウンドは、FULL BLOWN CHAOS、BLOOD FOR BLOODライク。
 
そしてPJとSienchは、RETALIATEで一緒だったAndy VuylstekeとOMERTAのKevin Rouserezをdual vocalsとし、MURDERHORN、UNITED BLOODのBart Dewaegeneereを加えた構成で、DECONSECRATEを2012年に結成する。
SUFFOCATIONやCEPHALIC CARNAGEとも対バン経験もあるように、old school death metalの影響を公言しつつも、飽くまでnew school hardcore寄り。

自主でデモ"total depravity"をリリースし、さらにGoodlife Recordingsからの新譜が待たれるが、インドネシアのDiorama Recordsから3wayを出すとか出たとか。

またSienchは、90's style hardcoreバンドHOLD THE CROWNのメンバーとして、"demo 2014"を出したのも記憶に新しい。


DECONSECRATE - "disciples of chaos"
 


既に解散済みだが、Bartが在籍したMURDERHORNは、hip hopテイストのボーカリングを駆使したdual vocals。
MADBALLやSICK OF IT ALL直系のold NYHCスタイルにbeatdownパートを加えつつ、現行系にアップデートされたサウンド。


MURDERHORN - "strangled in life"
 


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Wednesday, November 19, 2014

H8000 hardcore scene - Ⅶ

 


LIARのLennart BossuとWard Duffraimontが在籍したFIRESTONEは、もともとSPINELESSライクな単音リフとNWOBHM風味が混在するold school metalcoreだった。
承知の通り"aim for a new tomorrow"ではIrisに交代、Desperate Fight Records周辺にも匹敵するemotional new schoolへと変化し、認知度的にもこの後期の方があり、需要も高いのかなと。2ndで"rest in peace"が再録されているけど、個人的にはやはり一枚目の方を支持したい。

またVegan Wardは、DAWN OF A NATIONでデモを出していて、日本でも流通が良かったから知っている人も多いと思う。彼が培ってきたものが詰め込まれた85 HCは、特にLIARの後期手前の要素を強く感じた。レコーディング環境が悪いのも味ではあるけど、後作を期待させる内容だったのは間違いない。
そんななか彼の選択は、ALL I KNOWだった。これがBON JOVIを連想させるジャケット、中身も遜色のないロックテイストに驚かされる。しかも大半の曲を作詞作曲を担当し、LIAR〜FIRESTONEと共にしたLennartもアディショナルで参加。オールドファンはコレクションしておきたい。





以前BLOOD REDEMPTIONについては書いたが、その前にWim Jacobsが在籍したLEGIONにも触れておく。
SEKTORライクなmid-late 90's chuggy hardcoreは、当時ASHLARと共によく聴いた記憶がある。
唯一の音源である"embedded in darkness"のリリース元は、UKのDays Of Fury Recordsで、KNUCKLEDUSTやPUBLIC DISTURBANCEがレーベルメイトにいた。一見、シーンから漏れそうな存在だけど、"alteration"でDEFORMITYのWulf、CONGRESSのJoshが参加、そして流通はGoodlife Recordingsと純血なH8000バンド。

またWimは、2004年にCRIMSON FALLSへ加入。CF自体は、2002年にOUTRAGEのSigi Loots、Ringo Van Dingenenらで結成されているが、H8000ではないのでこれ以上は止めておく。
 
 
ASHLAR - "an illusion to rebuild"
 
 

 

ex LEGIONのドラムMikeが在のMORDA。edge metalから発展したmelo-death系ながらも、new schoolの要素を随所に残したサウンドは、FAUST AGAINやA TRAITOR LIKE JUDAS、FALL OF SERENITY辺りと比較できる。当時この手の発展系が多く2006年には来日。

TRUST、TRUE ILLUSIONのスプリットがそれぞれ出ているが、たしか曲がまるまるカブっていたと思う。所属は、YOUR GOD IS DEADもリリースしていたH8000に拠点を置くEye Spy Records。
後に、彼らが産み落としたRAFFLESIAAVOIDALL ABOVE HATEといったバンドが次世代のシーンを築くことになる。
 
 
MORDA - "artefact"
 
 
RAFFLESIA - "bow down"
 
 
 
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