Sunday, June 30, 2024

Northern California hardcore scene





2004年にAllan Viscarra、Pete、TEARS OF GAIAのDustin Hall、彼の妹Eva Hallで編成されたBerkeleyのGATHERが活動を始める。EARTH CRISIS(当時ISOLATED)のScott Crouseが手掛ける"demo 2004"をレコーディングし、Total Liberation Festivalに出演した。そのmid 90's influenced metallic hardcoreは、CHOKEHOLDやCULTUREの影響下にあり、名を知れ渡らせるまでの時は費やさなかった。

ベースがPeteからTEARS OF GAIAのRandyへ交代となりNew Eden Recordsの所属となった彼らは、デモを7ep化した"total liberation"、そしてSEVEN GENERATIONSとのsplit 7epを出した頃には、U.S. Tour中だったENDZWECKとも共演した。さらにWest Coast Tourなどを行い、フルレングスの制作に取り掛かっている。エンジニアにex INSIDE OUT、108のVic DiCaraを迎え、FRAMEWORKのカバー含む1st"beyond the ruins"を2006年にCatalyst Recordsからリリースした。そしてSEVEN GENERATIONS / KINGDOMとUS over the Summer 2006、TO KILLとのEuropean Tour 2006、EARTH CRISISのリユニオンショーに出演していった。

しかしEva HallとAllan Viscarraが脱退した2007年にバンドも解散となっている。彼はRISENのメンバーとしてBloodaxe Festival 2008での来日やWhat We Haveの刊行でも知られる。Eva Hallはその後RATS IN THE WALLへと活動を移していたが、2018年に再びAllan Viscarra、Dustin Hallと集まりPOWER ALONEを結成した。Indecision Recordsから7ep"October 2019"をリリースしSECTとのツアー、MODERN LIFE IS WARらとWest Coast Tour 2019を行い1st"rather be alone"へと至っている。
そしてIndecision Recordsの30th AnniversaryにTHE PROMISE、ADAMANTIUMらと出演、EP"nothingness"のリリースを挟み、EARTH CRISISのFirestorm 30th Anniversaryに出演した。


GATHER - "the green scare, total liberation"






San Joseで2016年に結成されたHANDS OF GODは、MERAUDERやALL OUT WARからold school death metalとも比喩されるbrutal hardcoreバンド。
Adrian Valenciaらの脱退などあったが、メンバーはBAD TIMES CREWのJeffrey Wangがボーカル、ギターがUPON STONEやVAMACHARAのXavier WahlbergとSUNAMIのMike Durt、同じくベースにTheo Dominguez、そしてドラムがGULCHの Sammy Ciaramitaroの編成となっている。

2019年、DPK 5 Year Anniversaryに出演後、Flatspot RecordsからEP"blueprint for self destruction"をリリース。DISGRACEやEYES OF THE LORDなどで活躍する一方、エンジニア業での認知度も高いTaylor Youngによるサウンドプロダクションは承知の通り。
間もなく"promo 2019"を経て、East Coast Tourを行いFor The Childrenなどに出演する。翌2020年にはJust Another Gig Vol.1やLBD Festをはじめ、MADBALL、DEATH BEFORE DISHONOR、SECTION H8とのショートツアー、またThe Rumbleに出演を果たすと、West Coast Tour 2020を行なった。

コロナ禍の影響か活動の確認ができなくなるが、2023年に"blueprint for self destruction"が再発され、Life & Death BrigadeとTriple B Recordsの共同企画LDBBB Festなどに出演。各々が掛け持ちでの活動になるため、プロジェクト感が拭いきれないが継続を望みたい存在。


HANDS OF GOD  - "March 23rd, 2024"






2017年結成、HANDS OF GODと同郷のFIELD OF FLAMESは、SLUGFESTやUNDERTOWに影響を受けているという90's styled metallic hardcoreバンド。
Gedily Santa ElenaとJose Bermudezは同時期にEXTINGUISHを始動、またJosef AlfonsoはSUNAMIのメンバーとしても知られる。
"demo 2017"後の音源は、CONSTRUCTやAVOWらが在籍のWords Of Fireから2021年に出した"remnants of a collapsed existence"と、間が空いたためか良くも悪くも荒々しさが削られ独自性が出てきた感がある。

2022年、1st"constructing a war against you"がIndecision Recordsからリリースされると、Sound & Fury FestのプレショーやINCLINATIONとの対バン、Salt Lakeで開催されたWild West Festへと出演し知名度を上げていった。翌2023年にはFYA Festへ出演、ファンジンを刊行しているStreets Of Hateから"suspend this life…"をリリースし、Indecision Records 30th Anniversaryや前年に続くWild West Fest、For The Childrenなどをこなした。

さらに勢いは止まらず、年明け早々のCandy Fest 2024やJust Another Gig Vol.5を経てRapid Fest 2を含むMAGNITUDEとのツアーWest Coast '24を行なう。そして1stにカバー曲を収録していたUNBROKENとの共演を果たし、8月にはかつてChapter Recordsに属したSECOND COMINGとの共演を控えている。


FIELD OF FLAMES  - "January 21, 2022"



: my collection :

Thursday, June 20, 2024

Spanish hardcore scene





SPIRIT OF YOUTHやMORNING AGAINに類似する、Barcelonaのnew school hardcoreバンドSHOREBREAK。1997年、後に同Catalunya州GironaのHOPEFULとのスプリットに収録される"broken lives"をリリース。

Moiがボーカル専任となりAlbert Dansaがギターで加入、ドラムがMarcからIván Ruizへと編成替えを行い、2a Edición del Festivalに出演した。そしてGoodlife Recordingsと契約し1st"path of survival"へと至ると、3er Festival HardcoreではAS FRIEND RUSTとの共演を果たす。また1999年当時、ドラムのIván RuizはREFRAININGにも籍を置いていて、ここのメンバーのDavid LeónやWeroらが始めたAFTERLIFEと、SHOREBREAKはスプリット"split five songs ep"をリリースする。
それからまもなくして解散したと思われ、ギターのEdgar CandelはTHE ZOMBIE KIDSというelectro houseプロジェクトを始動させた。

一方"path of survival"から20年の節目を迎えた2018年には、ディスコグラフィー"20th anniversary 1998–2018"がリリースされる。Non Profit Records、In My Heart EmpireとxCementerioxの共同によるもので、レーベルメイトのTURMENTCONSTRICTの輩出などシーンの活性化にも繋がった。また音源だけではなくライブ活動の再開も始め、Can't Keep Us Down 2019、GORILLA BISCUITSやNATIONS ON FIREと共演したSummer Blastに出演している。本格的な再始動とはならなかったが世代を跨ぎ存在を示した。


SHOREBREAK - "live 1998, Espania"






MadridのINSIDE MEは1996年に結成された。デモやMadrid Hardcore Compilationに参加し、2001年に"la ira de los vivos"をリリースする。この頃ドラムのJavier Rodríguezは、DOWN FOR THE COUNTのGonzalo Ávilaが始めたVERSVSに加わった。一方でVi Sant Feliu Hardcorefest 02などの出演を経たINSIDE MEは、SENSELESSやKOMBATが在籍していたWanted Recordingsから、J'NとROLL THE DICEとの3-way split "air"に参加。

2005年、セカンドギターのPepoが脱退となるがEuropean Tourを敢行、さらに次作の制作に取り掛かった彼らだったが、今度はJavier Rodríguezが脱退となってしまう。これを機に、ベースのLuis Bravo Del Valleがドラムへコンバートし後任にはRoberto Moreno Landroveが就いた。そして2008年にセカンドギターでDuncan Rhodesが加入、1st"against adversity"へと至る。

2010年にはMONSIEUR POやEARTH CRISISと共演、そしてCruzade Recordsから2nd"tools of fear"をリリースすると再びEuropean Tour 2010を行なった。さらにGOLDEN BULLETとの対バンやHardcore Help Foundation Festに出演していくなか、Duncan Rhodesが脱退となるが、ALL OUT WARがヘッドライナーを務めたBDN DI6 Hardcore FestやMERCYLESSらと共演していく。その後メンバーはBECOME WRATHとDEAD FOR LIFEでの活動を始めたようだ。


INSIDE ME - "bring back the message"






JUSTICE DEPARTMENTのFelix AlmodovarがPUSSEDのSamuel Ruizと、プロジェクトとして始めたMadridのLOOKING FOR AN ANSWER。JUSTICE DEPARTMENTといえば、クレジット上詳細が掴めないところもあるが、メンバーはFUTURO VEGA POP、UNBORNとスプリットを出していたVEGAN MILITIAにも在籍したという。なかでもdeath metal/grindcoreバンド、LOOKING FOR AN ANSWERがよく知られるか。

始動した翌2000年、ボーカルがIñaki Chunchurretaへと替わり、ベースにRamón Rodriguezが加わった。そしてDistortion Recordsから1stをリリース。Los AngelesのKONTRAATTAQUEとのスプリット後、ドラムにMoyaが加入するがそれまではプラミングでのライブを行なっていたようだ。編成が整った彼らは2004年に"buscando una respuesta"を制作。さらにRamón Rodriguezの運営するLiving Dead Societyから2nd"extinción"、US盤がRelapse Recordsの3rd"eterno treblinka"を経た彼らは、European TourやBloodshed Fest 2012に出演したがIñaki Chunchurretaが脱退となる。2014年にNASHGULのSanti加入までの間、活動もままならない状態に陥った。彼が加入後はResurrection Fest、Otero Brutal Fest、X Brutalmeria Fest、EMPERORやCARCASSと対バンしたNetherlands Deathfest Ⅲ、Spain Grind Fest 3などに出演。

2017年には4th"dios carne"をCREATION IS CRUCIFIXIONやCIRCLE OF DEAD CHILDREN、UPHEAVAL、THE YEAR OF OUR LOADなどが在籍したWillowtip Recordsからリリース。Grinding Delemont Vol 5出演後にはNAPALM DEATHとのツアーを行い、SWR Garroselas MetalfestでSUFFOCATIONらと共演した。翌2019年に解散となる。


LOOKING FOR AN ANSWER - "live at OEF 2012"



: my collection :