"the gearwheels of time"をリリースしたPRIMAL AGEのインタビューを取ることができた。
答えてくれたのはオリジナルメンバーであるベースのDimitri。
Paradise Regained>"the light to purify"をリマスターしていますが、リリースの意図は?活動休止していたのですか?
Dimitri>PRIMAL AGEとABSONEの両方で活動していた時期もあったけど、ABSONEで活動することを選んだんだ。だけどドラマーが抜けた際、当初のプロジェクトに立ち返る事にした。PRIMAL AGEは5年もやっていたからね。でも何もリリースせずにそうする事はあり得ないし、新しいアルバムを製作するには余りにも短すぎた。"the light to purify"は有名で、ニューキッズ達もそれを求めていたからリマスターしたと言うわけ。
PR>バンド結成後の活動、当時のあなたたちの周りにはどんなバンドがいたかを教えてください。
Dimitri >"the light to purify"のリリース後、ギターのメンバーが抜けて新たに曲を作るのが難しくなった。生活に変化を求めるメンバーもいるし、今の状況を維持したいと思うメンバーもいる。これはごく自然なことだと思っているよ。結成以来4人のメンバーが去って、オリジナルメンバーはヴォーカルの xDidierx と俺だけになってしまった…。
バンドが発足した97年、ヨーロッパではmetal core、edge metalはまだ初期段階だった。いくつかの国、例えばベルギーでは沢山のバンド、ショー、レーベルがあって、シーンとしては大きかったよ。ARKANGEL、LENGTH OF TIME、CONGRESS、LIARなどすごく良いバンドが活動していたしね。
PR>オリジナルをリリースしているxEyewitnessx Recordingsはメンバーが運営していましたよね?
Dimitri >xEyewitnessxは結成時メンバーでギターのThierryのレーベルで、彼は数年間やっていたけど、もう止めてしまったよ。
PR>ex ABSONEでもあるThierryはいつ脱退したのですか?
Dimitri >Thierryが辞めたのは俺らが"the gearwheels of time"を完成させる前のことだよ。彼にはこの新作のアートワークを依頼したんだけど、その出来栄えに俺らはとても満足している。
PR>じゃあ、新作"the gearwheels of time"でThierryは、作曲には関わってないのですか?
Dimitri >俺らは彼なしですべてのトラックを行った。Thierryは新しいメンツで別のバンドを結成するようだよ。
Dimitri >流通に関してはこちらも同じ様なものだよ。Customcoreと契約したくなかった訳ではなく、改めてDeadlightと契約する事にした。彼らは新たなアルバムに大きな関心を寄せていて、それは俺らにとって最も大切な事だったんだ。
日本での配給は、Retribution Networkがやってくれているよ。
PR>前作"a hell romance"から曲作りに関して変化はありましたか?
Dimitri >これまでと同じように努力しながら曲作りに積極的に励んでいる。新たに作曲する際、更に成熟したものとなるようもっと多様な部分を取り入れて、他のものとの差をつけられればと思っている。
PR>MORNING AGAINのカバー曲"dictation of beauty"では、SEEKERS OF THE TRUTHのSylvainが参加していますが、特に仲のいいバンドを教えてください。
Dimitri >Sylvainは、xDidierxと俺とABSONEで活動していたし、PRIMAL AGEとSEEKERS OF THE TRUTHはすごく親密な仲で、多くのショーを一緒に行なってきたんだ。
今Sylvainとは、700キロも離れた状態だけど、いい親友でSEEKERS OF THE TRUTHが復帰した3トラックMCDではベースで手伝ったよ。だから、俺らの新作に彼を招き入れるのは素晴らしい事で、とても象徴的な事だといえるね。
今Sylvainとは、700キロも離れた状態だけど、いい親友でSEEKERS OF THE TRUTHが復帰した3トラックMCDではベースで手伝ったよ。だから、俺らの新作に彼を招き入れるのは素晴らしい事で、とても象徴的な事だといえるね。
MARTYRS、AS WE BLEED、LAZARE、8 CONTROL、ONESTAなんかもいいバンドだよ。
PR>"the gearwheels of tour 2k10"を控えていますが、スケジュールを教えてください。またどんなバンドと一緒にプレイするのですか?
Dimitri >まだ一緒にやるバンドを明かす事ができないけど、ヨーロッパ(ベルギー、イタリア、スペイン、ドイツ、スイスなど)を回る予定だよ。2月には南アメリカ(メキシコ)に行くこととなるね。
PR>日本のhardcore sceneについて何か知っていますか?
Dimitri >俺らがCANOPUS 178を知っているのはわかっているだろうけど、他にLOYAL TO THE GRAVE、どちらかと言えばメタル系のBLOOD CALLS WE DIE。比較的古いバンドだと、MURPHY'S LAWとスプリットを出したDROOPやAGRESSIVE DOGS、確かTJ MAXXと呼ばれるバンドやGoodlife Recordingsと契約した90'sのSTATE CRAFTも知っているよ。
PR>あなたたちの来日をみんな待っていますよ。
Dimitri >いつか日本で演奏することが実は密かな夢なんだ。これは他のメンバーも同じことで、解散する前に何としてもそれを実現したいと思っている。
それさえ実現できれば、後はもう止めてもいいんだ。
日本で行われたショーを見たけど、全て驚くべき見事な出来栄えだった。オーディエンスは本当にショーを楽しんでいるようだし、それを俺らが経験できるのであればとても素晴らしい事だよ。
それさえ実現できれば、後はもう止めてもいいんだ。
日本で行われたショーを見たけど、全て驚くべき見事な出来栄えだった。オーディエンスは本当にショーを楽しんでいるようだし、それを俺らが経験できるのであればとても素晴らしい事だよ。