Sunday, April 21, 2024

Pennsylvania hardcore scene - Ⅱ





ボーカルのTravis ShirkとギターのMike Royerが在籍したTRANSMISSION。"demo '89"後、そのデモを手掛けたJim Wintersがベースで加入したようで、CONVICTIONの前身バンドとして認知されている。
Jim Wintersがギターへ転身しベースにRon Mann、ドラムがBill MecumからBELIEVERのJoe Daubに替わり1990年の夏に活動を始めたCONVICTIONは、すぐに7ep"a question of commitment"のレコーディングに入った。翌年Smorgasbord Recordsからリリースされると、UP FRONTやSICK OF IT ALLとのライブを行なっている。

1992年にはINTEGRITYやFACE VALUE、STRIFE、MOUTHPIECEらと共演する一方、Jim WintersはBELIEVERに加入、エンジニア業も営むJoe Daubは脱退となりJonathan Pushnikが後任で加入した。そしてSLUGFESTやFADEWAYとの共演、Animal Right Benefit Showの出演を経てセカンド7ep"self-titled"をWatermark Recordsからリリース。その後MEAN SEASONやUNBROKENらと対バン、Summer Hardcore 1993、Syracuse Hardcore Matineeに出演した。しかしTravis ShirkがColoradoに移るため、RESSURECTIONとTURMOILらとのショーを最後に解散となっている。

残ったメンバーは翌1994年、新たにVIGILとしての始動を模索する。当初はRon Mannがボーカルを試みたようだが結局脱退、Ashleyが加入しベースにはMark Lacasseが就いた。そしてCanton Hardcore Festivalの出演やFOUR WALLS FALLING、DIE 116らとライブを行い、Militant RecordsとVegan Earth Orderの共同企画によるV/A "stones to mark a fire"に参加。この音源のみで1995年に活動を終えた。
またLost Horizonで行われたライブ音源含む、CONVICTIONのディスコグラフィー"kill it"がThorp Recordsからリリースされた2001年、Jim WintersはTHE PROMISEを結成、2005年には来日も果たしている。


CONVICTION - "10.24.93 Lost Horizon Syracuse, NY"






FORWARD STEPで活動していたJonathan Gula、Jonathan HodgesそしてJeff Hydro にPUBLIC OUTCRYのKeith Cannarellaが加わり、1992年夏にTURMOILは活動を始めた。
デモ後にKeith Cannarellaが脱退、Bob Cohenが後任に就きGary Rehrigがベースで加入したことにより、Jeff Hydroがギターに専念する。
Harvest Recordsと契約した彼らは、"fragments of suffering"を経てCentury Mediaへの移籍を果たすと、BELIEVERのメンバーが運営するTrauma Studiosでレコーディングを行い、7ep"who says time heals all wounds"をリリース。そしてEXESSIVE FORCEらとCanton Hardcore Festivalに出演し、MADBALLとのEuropean Tour 1995を行なった。このツアー後、サポートドラムを務めたBrian Craigの後任にex CONVICTIONのJonathan Pushnikが加入となる。

7ep"evolution of lies."後には1st"from bleeding hands"のリリースへと至り、DAMNATION A.D.とのUS Tour Fall 1996、EARTH CRISISとEuropean Tour 1997をまわった。もはや不動の地位を確立した彼らは、Syracuse Hardcore Matinee New Year's Day 1999に出演、RYKER'SとBREAKDOWNが帯同したEuropean Tourを行い、2nd"the process of"をリリースする。ベースにOUTCOMEのWayne Millerがクレジットされているのも興味深い。このセカンド後、Jonathan Pushnikは脱退となり、Mike Bowenが加入するもHellfest 2000の出演後に解散となった。

メンバーはLICKGOLDENSKYやTHE DEADLYへ活動を移していたが、2005年にTURMOILはディスコグラフィー"staring back"を、Century Media傘下のAbacus Recordingsから出し再始動した。そしてTHE WARRIORSとSET YOUR GOALSとのWest Coast Tour、MOST PRECIOUS BLOODとEuropean Tourを行う。
2008年、Jonathan Gulaは脱退となり、後任ボーカルにex-PREMONITIONS OF WARのNate Johnsonが就いた。その後の活動は不明解なところもあるが、This Is Hardcore Fest 2014ではJonathan Gulaが復帰、ベースはex OUTCOMEのJohn Gardnerが務めた。


TURMOIL - "live @ Styleen's, Syracuse, NY Jan 1st, 1999"






1995年、CHAPTERがGreensburgで結成される。デモと7ep"sins of our fathers"をリリースし、翌1996年に+/- RecordsからABNEGATIONとのsplit 7ep、Significant Records企画のV/A "number one priority"に参加。しかしJUNTAとスプリットをリリースした1997年には解散となる。
その後、xEyewitnessx Recordingsからディスコグラフィー"the bloodthirsty hate the upright"がリリースされるが、Mike LaughlinとNathan Martin、Scott MellingerはABNEGATIONのPaul Nowoczynskiと、すでにPittsburghをベースにCREATION IS CRUCIFIXIONとして活動を始めている。

実際のところCHAPTERから改名だったようで、PASSOVERやABNEGATION路線のサウンドを引き継ぎ、さらに深化させたmetallic/noise projectsバンドとして飛躍を遂げる。
King Of The Monstersから1st"in_silico"をリリース、Goleta Fest 1998に出演し、SUICIDE NATIONとのツアー後にはFATE OF ICARUSとWinter Tour 1998/1999をまわった。さらにMichigan Fest 1999に出演、そしてCyberdine 243から2nd"automata"をリリース。
音源も多かった彼らは、2002年の解散までUS Tour 2000やSpring 2001 Tour、European Tour 2001など精力的に行なった。またKILLTHESLAVEMASTERのKarl Hlavinkaも一時在籍していたようだ。


CREATION IS CRUCIFIXION - "live @Goleta Fest 1998"






1996年にEdinboroで結成されたRED SKYは、twin vocal編成のbrutal metallic hardcoreバンド。共演していくバンドでもわかるように、death metalからの影響を窺い知ることができる。
1997年、まだ音源がデモ"regeneration"しかなかった彼らだが、BRUTAL TRUTHとTODAY IS THE DAYのダブルCDリリースパーティーにTURMOIL、この直後にNick Lewisが加入するABNEGATIONらと出演を果たす。そして2ndデモ"sign of the apocalypse"を機にEndless Fight Recordsとの契約へ至った。その1st"knife behind the smile"のレコ発には、CATHARSISやSTRONG INTENTIONらが出演している。

またDAY OF MOURNINGと交流があったようで、13th Day Recordingsからsplit EP"a move towards ascension~forsaken redemption"をリリース。DILLINGER ESCAPE PLAN、CREATION IS CRUCIFIXIONらとの対バンを経て、1stのヨーロッパ盤を流通させていたAlveran Recordsから、2nd"mpfw"が2000年にリリースとなる。death metalバンドとのパイプも築きあげ、CEPHALIC CARNAGEとも共演を行なった。

2002年にはレコーディングを終えていた"monster squad"だが、リリースされることなく解散となる。その後Jack CollopyとPhil Hogan、 そしてNick Lewis はPAPERCUT HOMICIDEを結成し、UKのRetribute Recordsから"from filth comes grace"をリリースしている。


RED SKY - "regeneration"



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Saturday, March 9, 2024

Minnesota hardcore scene





1993年、Minnesota州南部の都市MankatoにてTHREADBAREは結成された。BLOODLINEDOWNSIDEに在籍するMike Paradise、同じくDOWNSIDEのChad Dziewior、BLOODLINEのDustin PerryそしてKRAKATOAのCarl Skildumと、既に第一線で活動するメンバー編成によるバンド。
サウンドはBURNやQUICKSANDをバックボーンとするpost-hardcoreで、メタリックな要素も含みnew school hardcoreバンドとも共存した印象を受ける。

ファーストショーを108、SHELTERらと行い、翌1994年にWatermark Recordsからデモの再録を含めた7ep"self-titled"をリリース。そしてAnimal Rights BenefitショーでのNON LEFT STANDINGをはじめ、ICEBURN、SNAPCASE、INTO ANOTHERらと共演していった。この頃には1st"feeling older faster"のレコーディングを終えていたが、Doghouse Recordsからリリースされるのは1996年になる。
さらにORENGE 9MMやSHIFT、TEXAS IS THE REASONなどとライブを重ね、More Than Music Fest出演やEbullition Records企画のV/A "some ideas are poisonous"、"anti-matter"といったコンピに参加。
1996年の夏には解散となっているので、ラスト作"escapist"はその後のリリースということになる。

またDustin Perryは1999年に SNAPCASEへ加入、3rd"designs for automotion"以降のメンバーとして定着した。その他Brian LovroがTHE BLINDING LIGHT、Mike ParadiseはDISEMBODIEDに加入し各々シーンに携わっていく。THREADBAREとしては2009年のBurning Fight Festival、2012年の1000 Knives Show、2014年のExtreme Noise 20th Anniversaryの出演など単発的なリユニオンを行なっている。


THREADBARE - "October 8,1993 Sioux Falls,SD"






CRAWLSPACEのAaron Weseman、Joel JohnsonそしてTara Andersonらにより、Minneapolisで1995年に結成されたDISEMBODIED。STARKWEATHERやBLOODLETに近いbrutal metallic hardcoreは今なお支持され、フェイバリットに上げる現行バンドも絶えない。
デビュー7ep"existence in suicide"後、Moo Cow Recordsから7ep"the confession"をリリースし、1997年にFerret Musicから1st"diablerie"へと至った。そして年末にレコーディングした"if god only knew the rest were dead"を出すと、COALESCEやOVERCAST、ALL OUT WAR、MORNING AGAINといったバンドとライブを行なっている。1999年にはHellfestに出演、BROTHER'S KEEPERとのスプリット"oxymoron"、続けてEdison Recordingsから2nd"heretic"をリリースするが同年に突然解散となった。
その後、大半のメンバーがMARTYR A.D.での活動を始め、Joel AndersenとTony Byronは2004年にDEVILINSIDEを結成している。

2008年、それぞれの活動に区切りがつき、解散前のメンバーにMARTYR A.D.のCharles Johnson、THREADBAREのMike Paradiseが加入、DISEMBODIEDは再始動した。そしてBurning Fight FestivalやIeperfestに出演し、編集盤"psalms of sheol"をリリース。さらにNew England Metal And Hardcore Festival 2010、Rainfestに出演するも、2011年7月にファイナルショーを行い再び解散となる。
その後、2017年のThis Is Hardcore Festivalを機に再結成され、Londonで行われたSweatfest 2018に出演。2019年にはGood Fight Musicからディスコグラフィー"transfiguration"をリリースし、企画For The Children、FYA Fest 7に出演している。


DISEMBODIED - "Sweatfest, London 14.01.18"






DISEMBODIED解散後のJoel Johnson、Tara JohnsonそしてChris DrakeにCharlie JohnsonとMike Fiskettiを加え、MARTYR A.D.は2000年に活動を始めた。
デモ"human condition"を経て、ex DISEMBODIEDのJustin Kaneが加入、2001年にFerret Music/Lifeforce Recordsから1st"the human condition in twelve fractions"がリリースとなる。そしてTHROWDOWNとMidwest/East Coast Tourを行ない、ファイナルをSyracuseで開催のHellfestで締め括った。翌月にはPOISON THE WELLとツアーをまわるなど、躍進を遂げる一方でドラムのJustin Kaneが脱退。一時的に7 ANGELS 7 PLAGUESのJared Loganが就き、再びHellfest 2002へ出演を果たすも、今度はボーカルのMike Fiskettiが脱退となる。後任にHOLDING ONのAndrew Hartが加入、また同じくKarl Henselがドラムという編成でEssenにて開催のPressure Festival '03に出演、デモ"summer '03"を録り再起を図った。
そしてVictory Recordsと契約し、2nd"on earth as it is in hell"を2004年にリリース。Hellfest 2004などに出演しているが、翌2005年4月に解散となる。
再びMARTYR A.D.が活動を始めたのは、DISEMBODIEDの再始動と同じく2017年のThis Is Hardcoreと思われる。共にドラムを務めたex THREADBAREのMike Paradiseは、2ステージ掛け持ちでSweatfestにも出演。帰国後はEIGHTEEN VISIONSらとWest Coast Mini-Tourを行い、新譜も待たれるところだが、リリースされた7ep"american hollow"は2002年のJared Logan在籍時の音源となっている。
DISEMBODIEDと同様に需要が高く、Back To School JamやMilwaukee Metal Festなどに出演。またMike Fiskettiはex CULTUREのRich ThurstonとLOWESTを結成、7epを出したのも記憶に新しい。


MARTYR A.D. - "July 28,2017"






PILLARの活動を経たKRAKATOAのDave Walkerが、1994年に結成したMinneapolisのHARVEST。ENDEAVORやEXTINCTIONライクなtratitional hardcoreバンドとして名を馳せた。1995年、V/A "twin cities hardcore"に参加し、7月にレコーディングを行なった7ep"worn through the layer of separation"が、翌1996年Ferret Recordsからリリースされた頃にはセカンドギターにDan Zimmermanが加入となっている。次作7ep"incision"以降Trustkill Records所属となり、その中核バンドとして認知されるようになっていく。

BROTHER'S KEEPER、DESPAIRとSummer Tour '96を行い、EARTH CRISISらと共演、そしてDESPAIRのラストショーの出演を経て1st"living with a god complex"のリリースへと至る。ENDEAVORやMORNING AGAINとの対バン後、ベースがAdam ParkesからJonas Feinbergへと編成が変わり、 Chicago Hardcore Festivalに出演、Syracuse Hardcore Matinee含むWinter Tour 97/98をBROTHER'S KEEPERと行なった。
7ep"one step closer than the last"では、ドラムがAaron ParkesからIan Princeへ体制を変えているが、ベースにex THREADBAREで後にSNAPCASEに加入するDustin Perryが一時在籍し、East Coast Tour 1998をまわったようだ。また作曲にも携わっているのも興味深い。

再びSyracuse Hardcore Matineeへの出演を終えると、Adam PattersonとJonas FeinbergはTHE HOPE CONSPIRACY結成へと動く。一方Dave Walkerは、SILENT FALLのリリースで知られるOne Percent Recordsを運営のSteve Smillieと、SEASON OF FIREを始動させGoodfellow Recordsを所属とした。その後、KRAKATOAで一緒だったCarl SkildumとTHE GOOD FIGHTでも活動したDave Walkerだが、Torontoに移りCHOKEHOLDのメンバーとANXIETYというプロジェクトを始めている。
さらに彼はChicagoに居を移していたようで、2016年にMinneapolisへ戻ると、HOLDING ONのSean LipinskiらとSUNSETを結成した。またHARVESTも再開していてThis Is Hardcore 2018に出演、編集盤"living with a godzilla complex"をリリースしJapan Tour 2019にて来日を果たす。帰国後はCHOKEHOLDとの企画に出演した。


HARVEST - "1996/04/26 @The Key in Northfield, MN"



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Sunday, February 4, 2024

German hardcore bands - 8





karlstuhe straight edgeバンドPOLE*は1994年の結成後まもなく、EARTH CRISISとSHIFTのツアーサポートを務めた。Schleiz-Festival 1995ではSNAPCASE、REFUSEDやCHOKEHOLDといったバンドと共演、翌年には"180 degrees"のレコーディングに入るが、セカンドギターのOliver Scheibが脱退。後任にFelix Martinが加入し108との対バンを経て、そのMCDをLifeforce Recordsからリリースする。音的にも近いVEILやSTROKEらとライブすることが多く、共にHardcore Festival Ostfildernに出演した。
そしてStraight Edge Punk Rock FestivalでABSENCEやFEEDING THE FIREらと共演を行ない、"the wind"をベースのThorsten Mangが立ち上げたPateline Industriesからリリース。内2曲はSTROKEとのsplit 7epに収録され、またImpression Recordings企画のV/A "mother earth"にも曲提供している。
その後、Value Of Strength RecordsとThreesome Recordsの共同企画Geleen Hardcore Festival 1997にSTAMPIN' GROUNDやLIARらと出演、GRADEのEuropean Tour帯同やDAMNATION A.D.とREFUSEDのツアーサポートなどを務め、1st"sky conquerors are falling from the sun"へと至った。これにTHE MONOLITHのメンバーで、Vendetta Recordsを運営するStefan Kloseがフォトグラフィで携わっているのも興味深い。

すでにユーロ圏での知名度を誇っていた彼らは、Radix Festival 1998にMORNING AGAINやCALIBANらと出演、しかしベースのThorsten Mangが脱退となってしまった。後任にRene Kaufmannが就き、MADBALLとの対バンそしてRadix Festival 1999後にUP FRONTとのライブを行うも活動が途絶える。メンバー構成が不安定になり実際は解散だったようだが、2002年にプロモ"rebirth"で活動を再開。2003年にCirculation Recordsと契約し、2nd"untitled symphony of self-destruction"をリリースした。その後も"promo 2004"を自主で出しているが2005年に再び解散となる。

それから2021年、突如"180 degrees"と"the wind"をカップリングした"turning lives around"がリリースされた。経緯はよくわからなかったが、2020年に活動再開しすでにフルレングスのレコーディングを終えているそうだが、いまだにリリースまで至っていない。


POLE* - "song of a visionary"






JenaのNARZISSは1998年に活動を始めたemotional metalcoreバンド。デモ、NAILとのスプリットそして"ebenbilder"を経た2001年、4 way"the killing fields"(w/ DESTINY、SHOULD HAVE KNOWN、SELF CONQUEST)の参加で認知されるようになった。

これまでもメンバーの入れ替わりが多く、UNCONQUEREDやLIARらとのKFZ Festival前後にギターのDaniel Sondermannが脱退、ボーカルがAlexander BartschからMichael Szlapkaへ交代となる。そして翌2002年にA TRAITOR LIKE JUDASとツアーを行ない、1st"die hoffnung stirbt zuletzt"のレコーディングに入った。Per KoroとギターのJohannes Müllerが立ち上げたCirculation Recordsからリリースされた本作は、6弦開放を絡めた悲壮的なリフにドイツ語のリリックが乗る独自性を確立している。その後ギターにSebastian Metznerが加入しEuropean Tour 2002、EIGHTEEN  VISIONSやTHROWDOWNとの対バンにおける飛躍は想像に難くない。
しかしMichael Szlapkaが脱退、それに伴いRayk Sommerが新たに加入すると、"hope dies"を挟みFluff Fest 2003、さらにSUNRISEやDEADLOCKらと企画に出演し、2nd"neue welt"を2004年に完成させた。これにはAlexander Bartschが復帰、twin vocal編成となり新たな試みとして歌うパートを導入、深化したメロディーラインとの融合を図っている。またInvictus Crew Recordingsから編集盤"ebenbilder/hope dies"が出ているように、過去音源にも需要を生んだ。
一方、ベースがRobert JendeからSteven Kretschmarへ入れ替わり、さらにRayk Sommerが脱退。しかしこの2ndで彼らの地位を築き上げた作品となったのは明らかで、Munster Metal Mayhem 05やPressure Festival 2005、With Full ForceそしてSpirit Tour 2005をCALIBANらとまわるまでの功績を残した。

前年に引き続き出演したPressure Festival後には、3rd"...solang das herz schlägt"をAlveran Recordsからリリース。その後A PERFECT MURDER、MAROONと行なったHell On Earth Tour 2006をはじめ、Maximum Hardcore Fest 2007、Burning Season Records企画のSummer Festival、Village Kids Records Festival、Desolation Festivalなど活躍が目覚ましい。
2009年には4th"echo"へと至り、CARCASSやDIMMU BORGIRらとFull Forceで共演、Rape The Stagre Fest Volume 2などに出演していった。

2010年、ボーカルのAlexander Bartschが再び脱退となり、後任でSteven Jostが加入したようだが翌2011年に解散となった。


NARZISS - "meine kleine seele"






POLE*と同じLand Baden-WürttembergのStuttgartで、1999年に結成されたCRISIS NEVER ENDS
2000年のスプリット(w/ CLOSELINE)後、ドラムのStephan Dittrichが脱退となりSascha Beulが加入、翌2001年に"where hate found a place to grow"をリリースする。

MORNING AGAINやUNBROKENの影響下のサウンドで頭角を現し、2003年には1st"the human encounter with death and desire"へと至るが、ボーカルのMartin Freyが脱退となる。後任にHeiko Blocherが就きSHAI HULUDとのライブを行ない、次作のレコーディングに入った。この音源はFINAL PRAYERとのスプリットとして、Punchline Productionsから2005年にリリースされる。
時代潮流に乗った metalcore化が受け入れられ、THE PROMISEやUNDER SIEGEらと共演後にはLet It Burn Recordsと契約、2006年に2nd"a heartbeat away"をリリースした。
さらにFINAL PRAYERとFinal Crisis Tour 2006を行い、Metallic Noise Festivalを経てNastyやDISMEMBERらとも共演、DEADLOCKそしてCATARACTらと48 Stunden Festivalに出演した。この頃ドラムがSascha BeulからHeiko Stumpfへと編成を替え、次作の制作に掛かった彼らは、MAROONのAndre Moraweckが参加した3rd"kill or cure"を完成させる。そのリリースに伴ったThe Beast Of Both World Tour 2009を行うも、間もなくして解散ライブを行なっている。

Heiko Blocher、Jürgen KurzそしてHeiko Stumpfは、COMECLOSERのメンバーとDELIVERで2011年から2020年に渡って活動、Demons Run Amok Entertainmentに所属した。


CRISIS NEVER ENDS - "friend like you"



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