Thursday, August 31, 2023

Detroit hardcore scene





EARTHMOVERは、1994年から1998年にかけて活動していた90's new school hardcoreバンド。結成の翌年にAutonomy Recordsから7ep"abuse"、1996年に1st"themes from everyday life"をギターのAndy Dempzが立ち上げた+/- Recordsからリリースした。
そしてベルギーのFACEDOWNとのスプリット音源を、同年6月にギターのMike Hastyが運営するCloud City Studioでレコーディングを行なった。Moo Cow Recordsからリリースされた頃には既にドラムのJason Cliftonは脱退していて、後任にWes Keelyが就いている。さらにASCENSION、EXTINCTIONらとのライブを最後にベースのNick Bristowも脱退となり、Chris Muellerが加入となった。

COLD AS LIFE、BLOOD FOR BLOODらとの対バンを経た1998年、2nd"death carved in every word"のリリースへと至っている。ヨーロッパ盤はGenet Recordsが流通させていて、スプリット然り活動も本国のみにとどまらず名を馳せた。

Connecticut Hardcore Festival 1998後には、Vort'n Visで行われたThe Next Generation Festivalに出演したが、帰国後まもなくして解散となっている。各々新たにバンドを始めていてAndy DempzはTREPHINEのAnnie Sullivan、John SkinnerらとBLOODPACTを結成した。
EARTHMOVERとしては、2010年のFight Like Hell Live #5でリユニオンライブを行ない、それほどの頻度でもないがその後も一時的なライブを行なっている。


EARTHMOVER - "money"






EARTHMOVER解散後の1998年、ボーカルLen AdamsはDOGZ OF WARのJake Dufour、Vincent DufourらとFULL ASSAULTを始動させた。デモの時点で+/- RecordsからカナダのFACEDOWNとのsplit 7epがアナウンスされるが、結局リリースには至らなかった。

まもなくCAST IN FIREに名を改めた彼らは、ベースのMike Hurlburtが脱退となりRicardo Fireが後任に就く。そして2000年にGenet Recordsから"apology"がリリースされ、Nate Stickneyがセカンドギターで加入。
その後xKOMBATxとのspilt 7epをリリースし、PennsylvaniaのErieで行われた企画でE-TOWN CONCRETEやHOODS、NO RETREATらと共演、さらにIeperfestへの出演を果たしているが、GROUNDZEROやTREPHINEに対等するも、活動が短く実力に反して認知度は低い印象。

解散後、Len AdamsはVincent Dufour(Enzo)、Jake Dufour(Bulldog)らとのTHE ALLIANCEを経て、2010年にPOISON TONGUESを結成している。各々の経歴もあり、まもなくRINGWORMやMADBALL、SKARHEADといったバンドと共演、2013年に1st"the hard right way"へと至った。2015年にはUNIVERSAL STOMPの20th Anniversary ショーに出演後、KRUTCHのRichie Mancusoが運営に関わっているFast Break! RecordsからEP"for freedom's sake..."をリリースしている。
現在も活動中でDetroit hardcore sceneの中核を成す存在。


CAST IN FIRE - "@ The Shelter - Detroit, MI 3/7/2000"






DetroitのWALLS OF JERICHOは、EARTHMOVERのMike HastyとWes Keely、UNIVERSAL STOMPのAaron Rubyによって結成された。同1998年、APATHEMYに在籍していたCandace KucsulainとTANKのKevin Kroegerが加入する。翌1999年にGenet RecordsからEP"a day and a thousand years"をリリースし、脱退したKevin Kroegerの後任にCOUNTERFEITのChris Rawsonが就いた。
年末にTrustkill Recordsから1st"the bound feed the gagged"をリリースすると、EARTH CRISISやIN FLAMESと共演するまでに至った。しかしドラムのWes Keelyが脱退となり、Derek Grantが加入したが2001年に解散となる。

Mike Hasty、Aaron RubyとChris RawsonはIT'S ALL GONE TO HELLを始め、アルバム"war journal"まで出しているが、2003年にex CATHARSISのAlexei Rodriguezをドラムに迎え、彼らはWALLS OF JERICHOを再始動させた。そしてHellfest 2003やEuropean Tourを行ない、2nd"all hail the dead"をリリースする。
Alexei Rodriguezは脱退したようで、BLOODPACTのDustin Schoenhoferが後任に就き、New England Metal Hardcore FestivalやOzzfest 2006などの出演を経て、3rd"with devils amongst us all"をリリース。

その後もAustralian Tour July 2007や多くのライブをこなし、4th"the american dream"を挟みUS Tour Fall 2008を行なっている。
この4thアルバムから2016年の5thアルバムまで約8年費やすが、その間Candace Kucsulainは出産を終え、2014年にはデモを録って本格的に再始動し、European Summer Tour 2014を行なった。
そして5th"No One Can Save You From Yourself"をリリースすると、それに伴うツアーやHellfest 2016、Dirt FestやTexas Revolution Fest 2016に出演している。また数々のメタルマガジンの表紙を飾るなど、HATEBREEDにも対等する最も成功したハードコアバンドとしての地位を確立した。

その後はIeper Hardcore Fest 2017、Liberation Fest São Paulo 2018、Persistence Tour 2019と世界を股に掛け、コロナ禍後にはEuropean Tour 2023を行なっていて現在に至る。


WALLS OF JERICHO - "jaded"






2003年、PROVOKEに在籍したJohn Musicらによって結成されたCourage CrewバンドxTYRANTx。"demo 04"後、Seventh Dagger Recordsと契約し1st"welcome to hell"をリリース。レーベルメイトのARMED FOR BATTLE、IN THIS DEFIANCEまたBATTLEGROUNDにも対峙するedge moshバンドとして認知され、Edge Fest 2006に出演した。
2008年の2nd"prepare for devastation"では、ボーカルのMattが脱退していてDave Hayesが加入、またギターでバッキングボーカルを務めていたJohn Musicがボーカル専任となりツインボーカル編成となっている。ギターにはBrad Walkerが加入、ベースはNikoからChris Zomerfeld、ドラムがGrantからJoe Damenへと大きく体制を代えた。

結成当時からのギターTerry UlinがSMASH YOUR ENEMIESを掛け持ちで始める一方、xTYRANTxとしてSUFFOCATE FASTERのリユニオンショー出演後、Tour 2010を行いEulogy Recordings企画やEARTH CRISIS、FIRST BLOODらが出演した企画The Wrath Of Sanity、さらにFight Like Hell Live #5で再結成したEARTHMOVERとの共演を果たす。

そして"extinction"をEulogy Recordingsからリリースし、Brad WalkerとChris Zomerfeldが新たに結成したFROM HELLとのUS ツアーを決行。また一旦流れていたJapan Tourだが、Filled With Hate Recordsから"extinction"の7ep盤が出た2013年に実現した。翌2014年、WALLS OF JERICHOらとのベネフィットショーをもって解散。




TYRANT - "deviant"



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