Saturday, December 17, 2022

Rennes hardcore scene





Superbowl Of Hardcoreの開催地として知られるRennesにて、3人編成で1991年に活動を始めたtough guy moshcoreバンドSTORMCORE。RennesとNantesのバンドから成るKDS Crewの中核としてシーンを牽引した。
仏製25 TA LIFEと言われる彼らだが、結成された年は同じで影響を受けたというよりも双璧をなしたという言い方が正しい。またMADBALLにKICKBACKを足したサウンドの根底にはCRO-MAGSの存在があるという。

結成の翌年Mathieu Broquerieが2ndギターで加入、実質デモになると思うがプロモを数本出し、1994年末にレコーディングを終えた"to the point"を、ギターのDavid Mancillaがオーナーを務めるHardside Recordsからリリースした。そして彼らのHardside Connection企画Da Apocalyptic Hardcore FestivalでMADBALLとCROWN OF THORNZを招集、Da Mega Superbowl Of Hardcore 96ではRYKER'SやCONGRESSとの共演も果たす。

また1995年にメンバー4人はSLAMFACEのMehdi Boukhenfirと、サイドプロジェクトAS ONEを始動させた。単独はライブ音源をフィジカル化した"demotape '96"しかなく、後のコンピ"rise & fall"参加で存在が知られたレベルだろうか。1998年にライブを行なっているが、既にオリジナルメンバーはDavid Mancillaのみとなっている。

一方STORMCOREは、1997年に"in for the kill"をMad Mob Recordsからリリースすると、The Age Of Venus企画のHardcore Warriors Night Chap 5、そしてベルギーのDour Festivalに出演していった。また3 way(w/ COMIN' CORRECT、E.S.I.P.)、split 7ep(w/ KRUTCH)も同じ年のリリースになる。翌年にはロンドンで行われたEvil Fest '98に出演し、その模様がHousehold Name RecordsからV/A "the document"として音源化された。

さらにDavid Mancillaは新たにOvercome Recordsを立ち上げ、V/A "the nightmare remains... in this other land"をリリース。これにSTORMCOREは7ep"rennes in blood"の2曲で参加している。
解散時期は定かではないが、2014年に開催されたSuperbowl Of Hardcoreで再結成し、 A WAY OF LIFEと共にMERAUDERと共演した。


STORMCORE - "Superbowl of Hardcore 2014 Antipode Rennes"

AS ONE - "live at Tontons Flingueurs in Rennes"






1993年に結成されたUNDERGROUND SOCIETY。1995年にデモ2本を出し、1996年Tanguy TualはSTORMCOREのDavid Mancilla、Mathieu BroquerieらとSTRAIGHT UPなるサイドプロジェクトを立ち上げた。

UNDERGROUND SOCIETYからBruno Salaünが脱退となると、STRAIGHT UPのJean-Wilfried Ruelleが加入した。この新編成で7ep"the other side"をリリースすると、MORNING AGAINを招集したGoodlife Recordings企画に出演。またWITHSTANDとのスプリットが決まり、Overcome Recordsからアナウンスまでされていたが、結局流れてしまったようだ。憶測になるが、DROWNINGのJean Marc Dablinが運営するInner Rage Recordsから出した4 way split(w/ BENEATH THE REMAINS、FACEDOWN NJ、KNOCKOUTZ)に、1997年レコーディングの曲が収録されているのでその時の曲なのかもしれない。

ともあれ、Superbowl Of Hardcore 1999に出演しTURMOIL、COLD AS LIFEらと共演した彼らは、1st"dreadful days"のレコーディングに入った。
この頃にはギターのChris Chauffaut、Jean-Wilfried Ruelleまでもが脱退となっていて、後任にFIELD OF ILLUSIONのPhilippe Perrin、STORMCOREのPascal Colleuが就いた。このFIELD OF ILLUSIONはHOMESTELLとのスプリット"deceit"が知られ、土地柄では珍しくedge metalな音を出していたバンド。Ludovic Pécotは、MANTYSのメンバーとして3 way split(w/ JUGGERNAUT、COVEN)を出している。


UNDERGROUND SOCIETY - "UBU,Rennes,France 18/04/97"

STRAIGHT UP - "live at Tom Bar in Nantes"






A WAY OF LIFEはSTORMCOREのOlivier Ligot、UNDERGROUND SOCIETYのJulien Guesdonらが1996年に始動させたevil hardcoreバンド。同時期にOlivier LigotはSTORMCOREのPascal Colleu、Mathieu BroquerieらとDARKSEIDでも活動している。
翌年A WAY OF LIFEは7ep"deep thoughts about the end"とデモをリリースし、Goodlife Recordings企画に出演。MORNING AGAINをヘッドライナーにCONGRESS、LIFEFORCEといったバンドとの共演を果たす。さらに進展を遂げるべく、UNDERGROUND SOCIETYやDARKSEIDで活動していたJean-Wilfried Ruelleの加入により、トリプルギター編成となった彼らは、交流のあったToulouseのHEADWAYとsplit 7epをリリースする。そしてALL OUT WAR、INDECISIONを迎えたSuperbowl Of Hardcore '98やGRADEとの対バンなど、シーンの中核を成す存在となっていった。

しかしアルバムまでは至らず2000年の解散は残念だが、split 7ep後にレコーディングした曲をV/A "rise & fall"に提供。2001年、RIGHT 4 LIFEのLehuby Oliverが運営するThe Age Of Venus Recordsからリリースされた。ちなみに、彼はHardcore Warriors Night Chapの企画者で、EARTH CRISISやTURMOILを招集していたことでも知られる。
解散後A WAY OF LIFEは断続的かと思うが、Garmonbozia FestivalやSuperbowl Of Hardcore Rennes 2014にリユニオン出演した。


A WAY OF LIFE - "1997 @ live 1160 Brusseles Belgium"



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