Monday, October 30, 2023

German hardcore bands - 7





Berlin beatdown hardcoreバンドREBORN TO CONQUERは、NASTYやEMBRACED BY HATREDと対バンすることが多かっただけにサウンドも近い印象を受ける。2005年結成時はリズム隊が不在だったようだが、翌年ドラムにDaniel Liebig、ベースにLennart Czienskowskiが加入しライブ活動を始めた。そしてデモ"folsom filth"をリリースすると、Berlin Hardcore Fest出演などを経て、翌2008年1st"full court press"へと至る。FALLBRAWLも所属したWarcity Recordsからで、この手に支持されつつあるレーベルでもあったが、閉鎖に伴いSpook Recordsと新たに契約した。
1stに引き続きWAR FROM A HARLOTS MOUTHのSimon Hawemannをエンジニアに迎え、短いスパンで2nd"homicide"の制作に取り掛かり、彼らがバックボーンとするLENGTH OF TIMEとの共演も果たしている。

そしてVigilante Justice Festival、Marked For Death Records企画のLove The Music, Hate The Kids Festival、さらに東日本大震災におけるベネフィットショーをRISE OF THE NORTHSTARやCOPYKILLらと行ない、Rough Nation Festivalへ出演。2012年にはWORLD OF PAINのツアーサポート後、ABLAZEとCOUNTDOWNとのEuropean Tour 2012をまわりReturn To Strength Festivalで締めた。

3rdとなる"eternal sleep"はMarked For Death Recordsからリリースされ、ベースのLennart Czienskowskiがギターにコンバート、ベースにRobert Sestoが加入し5人編成となっている。以降BLOOD BY DAYSとツアーをまわり、One Life One Crew Fest 2013へ出演、それから2014年までの活動は確認できるが、Return To Strength Festival 2019まで期間が開いているようで存続は定かではない。ボーカルのDavid Alkeが2015年に結成したHEKSENHAMERの活動も影響しているのかもしれない。


REBORN TO CONQUER - "live @ Steinbruch Theater Darmstadt"






Crossfire Recordsのベネフィットコンピ参加、アルバム"endorsed by heart"のリリースなど、2002年から2007年にかけて活動していたxBREED APARTx。そのUlfらが2010年末に始動させたSaalfeldのxMOMOxは、トータル的にCatalyst Recordsのバンドの影響下にあるvegan straight edge hardcoreバンドで、WALK AWAYと親交が深かったようにBerlinでのライブを数多くこなしている。

2012年、Break Isolation Festに出演しデモにあたる"and then..."をリリース、Berlin Post Edge DayでWOLF X DOWNやBARRENらと共演した。地元では異ジャンルとの共演も少なくない状況のなか存在を示していくことになる。

Eluff Fest 2013のOpen Stage出演後、7ep"stop time and break out"が、共にドイツのレーベルであるDefiant Hearts RecordsとAnchored Recordsの共同でリリースされた。その後はTO ASHESのLiberation Tour DestructionでLeipzig場所に出演し、2017年に自主で1st"never satisfied"をリリースしている。よりBIRTHRIGHTに傾倒した感がある本作は、流通がよくなかったのが残念な気もするが、これも彼らのこだわり抜いた結果かと思える。
またリリースに伴うツアーを行ない、翌2018年のThe Fusion fest Ⅷで活動を終えた彼らは、解散後に未収録曲をHANS GRUBERとのスプリットテープとして出している。


xMOMOx - "boiling point"






FOURTH CRUSADE結成以前、ボーカルのAdrian Brachmannがドラム以外を兼任していたCONTENT WITH DYINGは、後にFORWARD TO EDENとのsplit 7epで認知されることになる。彼が発信していたBetween The Lines Zineというウェブサイトは、Cold Hand Recordsのインタビュー掲載などコアな内容だったが既に閉鎖済み。

そのFOURTH CRUSADEがMarburgを拠点に2014年から活動を始める。Rising Nemesis Recordsに属し"demo 2015"、UKのSoaked In Torment Recordsと共同の7ep"sowers of perdition"をリリース。ex MOSSATのChrisがフューチャリングされ、DAY OF SUFFERINGやARKANGELライクな90's influenced edge metalは、次世代を担う存在として位置付けされたが、結果としてアルバムまでは至らなかった。

ベースのFelix JunkがReturn To Strength Festival Vol Ⅵの出演を最後に脱退となり、後任にREBORN TO CONQUER、ABLAZEのLennart Czienskowskiが加入となる。そしてHannoverのANGSTとCULTUREのツアーサポートを務め、No Way Out Fest #2出演など活動する一方、メンバーはDARKTHRONEに代表されるNorwegian black metal路線のWOUNDWORTを結成。また脱退したFelix JunkはSPAWN OF DISGUSTのMariusらとWOATを結成している。

その後FOURTH CRUSADEは、ANGEL CREWや50 CALIBERとBetongfest 3で共演、さらにMoshball Madness、New Noise Fest、Bestwigs Hardcore Show Vol.2と活動を続けたが、2018年のTime Ends Vol.5で解散となった。


FOURTH CRUSADE - "sowers of perdition"



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