Wednesday, February 14, 2018

Ruhrpott hardcore scene - 1





1992年に結成されたstraight edge hardcoreバンドSPAWN.。ボーカルがMike KrajewskiからChris Van Dornickへ、そしてベースがHolger AndtからDirk Zeiserと入れ代わり、INNER CIRCLEから改名した経緯がある。

当時、IeperのVort’n Visで頻繁に行われていた企画に呼ばれ、Kortrijkのバンドともよくライブしていたバンドだが、ユーロというよりはUNBROKENやSTRUGGLEのUS寄りな、classic 90's new schoolをプレイしていた。

1993年、Emblem Recordsから7epをリリースし、ドラムのRené Natzelが掛け持ちで在籍していたFEEDING THE FIREとツアーを行う。
そして翌年には、Crucial Response Recordsと契約。スプリット(w/ FEEDING THE FIRE)と単独"redone"を出している。
その功績はUSまで拡散、New Age Recordsへの移籍につながり、"adrift"のリリースへと至った。
しかし1997年、March Through Recordsからのスプリット(w/ DESPAIR)を最後に解散してしまう。

RenéはTRUE BLUEを経てWORLD COLLAPSEを、Chrisは2016年からEYES OF TOMORROWを新たに始めていて、もうすぐ7epのリリース予定がある。


SPAWN. - "endure the pain"
 





1994年、straight edgeバンドSURFACEは、ルール地方の主要都市Essenにて結成された。(同時期に、カリフォルニアにも同名のバンドが存在。)

1995年にレコーディングされた7ep"last time ..."が 、March Through Recordsからのリリースとなった。 レーベルの中で特に流通が悪かった気がするが、それに比例してこの音源の認知度も低い。しかし、レーベルメイトのCONTRITIONやCONTEMPT、BLOOD OF JUDASと同等レベルのtraditional styleは、再評価すべき音源の一つに挙げられる。

次作からMad Mob Recordsへ移籍となり、1997年に"to millennium…and beyond"、続いて1998年に"shadows cast by the light of the world"をリリースした。
これを最後に解散したと思われ、ボーカルのSammy EftekhariはDEVIL IN DISGUISEへと活動を移す。
一方、ドラムFrank KnöflerとギターのThorsten Kleine-Hegermannは、1999年にEND OF DAYSを結成。同じくex SURFACEのBoris Pracht、Sven Pustも一時期在籍していたようで、実質は後身的位置付けになるバンド。
しかし音的に、CATARACTやEMBRACED BY HATREDに例えられるedge metal/metalcoreへの転換は意外だった。

"3 song demo"に続き"hate anthems"、そして2005年にAlveran Recordsから"dedicated to the extreme"をリリースしている。


END OF DAYS - "turned to death"
 





ex END OF DAYSのFrank KnöflerとKevin Ottoは、2010年にOPTIMISTを結成。
OBITUARYやDISMEMBERのold school death metalをバックボーンとするdeath metal-tinged hardcoreに、beatdownパートを取り入れた様は、Beatdown Hardwearのレーベルカラーに沿わずやや異彩。
しかしボーカルのKevinの存在が、END OF DAYSの延長線上ともなり、hardcore感は失われていない。

このBDHWから2014年に"entseelt"、2015年にはex DEAMON'S JADED PASSIONのMark Krämerが以前在籍していた、BITTERNESS EXHUMEDとスプリットをリリース。

ALL OUT WARやINTEGRITYのツアーアクトを務める一方で、Death Shall Rise Festivalなんかのmetal度が高い企画にも出演し、双方からの評価が窺える。

2016年に"entseelt"発売の2周年を記念して、Injustice Recordsからテープエディションを、Affront Vinylから7ep"der zerfall"を出していて、そろそろフルレングスも視野に入れていると思われる。


OPTIMIST - "weltenbrand"
 


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Monday, January 29, 2018

Florida hardcore scene - Ⅴ





90's New York hardcoreにClevoスタイルを融合させ、ボーカルがSTRAINからの影響が窺えるBINDは、2015年に結成されデモをリリースした。VATICANとのwinter tour 2015やFYA 4の出演、DRAWING LAST BREATHとeast coast tour 2017をまわり、活発なシーンの中でも頭角を現してきている筆頭といえる。

2016年に、INVOKEらが在籍するPlead Your Case Recordsから7ep"true colors"をリリース。"2015 demo"から根底とするものは変わらないが、315 HCフレバーが加味された印象を受けた。
さらにサウンド面の地盤が固まり、もうすぐ"life goes on"がLP盤でリリースされる。そこにはCROWN OF THORNZのカバーを収録予定。


BIND - "at Pug's Live - Tallahassee, FL"
 





BLISTEREDのLennonが、2016年に結成したvegan straight edgeバンドECOSTRIKE。彼がギターで在籍するDRAWING LAST BREATHが、xREPENTANCExとFYA festのアフターショーで対バンしたのを機に、Patとの交流が始まりCarry The Weight Recordsとの契約に至った。

EARTH CRISIS、STRIFEと称される音は、"demo 2016"のジャケからしても、一貫して厳格極まりない。翌2017年にリリースした7ep"time is now"では、土地柄か、STRONGARMぽさも垣間見ることができる。
今後Triple B Recordsから"voice of strength"を出す予定があり、引き続き注視すべきだろう。

Lennonは多岐にわたりバンドを組んでいて、SANDMANSECONDSIGHTCASTYOUDOWNといったバンドではドラムを担当している。おそらくA NEEDLE UNDER THE NAILにも関わっていると思われる。まだデモやコンピレベルの活動だが、いづれも90's influenced hardcoreのアップデート系で、次世代シーンの中核を担っていく存在。

また、彼が運営するPlead Your Case Recordsは、もともと2012年からファンジンから始った経緯を持つレーベルで、ファーストリリースはCRISIS UNITの"over the edge"だった。


ECOSTRIKE - "at The Electric Factory in Philadelphia, PA on July 29, 2017"
 
 
SANDMAN - "at FYA fest 2018"


CRISIS UNIT - "at The Goat House, Odessa, FL"
 





Kass嬢を擁したvegan straight edge hardcoreバンドxELEGYx
2018年始めに開催されたFYA fest 5を最後に、結成から2年ほどの活動を終えた。しかし、CALIBANやUNDYINGをリバイバルしたサウンドに、衝撃を受け支持していた人も多かったと思う。
デビューは、Rage Recordsから4曲収録した"demo 2016"だった。需要と生産が釣り合わず、複数のレーベルから再発されたため、Seventh Day RecordsやArduous Path Recordingsなど、幾らかのバージョンが存在する。

2017年には、4-way"the onslaught"へ参加、そして単独7epのプロモ"deliverance"を自主でリリースした。この7epが結局リリースされる前に解散したことになるが、プロモのカップリング曲にCULTUREの"memento mori"をカバー収録と、話題になった音源でもあった。

またCejasは、CASTYOUDOWNとしても動いていて、Arduous Path Recordingsから"demo 2016"をリリース。Eulogy Recordingsに所属したearly 00's metalcoreバンドの影響が大きい。


xELEGYx - "at O'Malleys 5.1.2017"
 


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Friday, December 29, 2017

Glasgow hardcore scene


 


今では一般的に普及してきたフィメールボーカル編成を、2001年と早い時期からスコットランドのGlasgowよりbeatdown hardcoreを発信していたBROKEN OATHは、DIONYSUSの後身バンドとして新たに動き出した。
当時ドラムのAli Walkerが別で在籍していたDIVIDEとは一線を画し、UKからの流れを汲み取った50 CALIBER、A LONG TIME DEADライクなスタイルはシーンでの重要な地位を築いていく。

自主生産のデモ"...and the war rages on"からすでに評価が高く、2003年にスプリット"what lies ahead"(w/ EVISCERATE AD)をリリースし、Ruction Recordsとの契約に至る。
2005年の1st"blood cleanse the streets"で、活動を共にしていたBY MY HANDSのChris Mylerが参加。一方、彼らが2010年にMarked For Death Recordsから出した"growing older getting colder"では、その時すでに第一線を退き解散していたBROKEN OATHのLee Marshallがフューチャリングと、バンド間の密な関係性が窺える。

Filled With Hate fest 2006等、数々のフェス規模の出演をへて2007年、2枚目のアルバム"given half a chance"を出したが、既述のようにBROKEN OATHは2008年に解散となった。


BROKEN OATH - "here 1 stand"
 

BY MY HANDS - "Outbreak Festival, The Well, Leeds"






2014年Glasgowで結成されたETERNAL WARは、BURST OF SILENCEの"thicker than blood..."を現代に蘇らせたことで知られるMichigan州のCoercion Cassettesから、4曲収録の"passage of the fragile mind"をカセット盤でリリース。
POWER TRIPのEuropean tour 2016、NO ZODIACのSelf Supremacy tour 2017で、Glasgow場所のオープニングアクトを務め地盤を固めつつあった。
しかしREVOLVEとのスプリット予定も流れたようだし、解散したのかその後の活動がよくわからない。

一方REVOLVEは、Rage Recordsから7ep"reduced to ash"を出している注目株。INCENDIARYやDISCOURSEライクな90's east coast hardcoreをプレイしている。
ボーカルのShaun Alexanderは、xSERVITUDExでギターとしても在籍し、活動の場を広げている。


ETERNAL WAR - "Glasgow on Monday 14th March 2016"
 

REVOLVE - "Blissless"
 





4曲入りの"demo 2015"を出していたGAIA BLEEDSは、一瞬で閉鎖したCold Hand Recordsに所属したGlasgow vegan straight edgeバンド。
このオリジナルはlimited 25の極少生産だったため、Rage Records/Bound By Modern Age Recordsの共同で再プレスされ、結果ジャケ違いの2種類が存在している。

WITHDRAWNやxCANAANx、最近のPRIMAL AGEにも通じるサウンドは、STATEMENTのRatからお墨付きをもらい今後の動向が期待された。

デモに続き、Rage Recordsからリリース予定のLPに向け、2015年末にはプロモを録るはずだったが、結局"demo 2015"のみで解散してしまい、Ben BrodieとRyan Machrayは、REVOLVEのShaun AlexanderらとxSERVITUDExへ活動を移している。


GAIA BLEEDS - "@t Easter Hardcore OJC De Kelder 27-3-2016"


 
 
 

既述したように、GAIA BLEEDSとREVOLVEのメンバーが始めたxSERVITUDExは、2017年に"path to amnesty"をLife Lair Regret Recordsからカセット盤にてリリースした。
これは7epでGAIA BLEEDS同様、Rage Records/Bound By Modern Age Recordsの共同で再プレスとなる。
そのREPENTANCEやCONGRESSなんかを引き合いに出されるサウンドは、90's edge metalが好きなら必聴。

ファーストギグでの対バン以降、REALM OF TORMENTと交流があり、彼らの新作"in fragile hands"にJames Fisherがフューチャリングされている。

2018年早々には、DEVOURとのUKツアーが決まっていてすでに話題性が高い。


xSERVITUDEx - "Audio in Glasgow - 17.08.17"
 


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Tuesday, October 10, 2017

New Jersey hardcore scene - 4


 


女性ドラマーDana Berkowitzということで話題にもなったBOUNDは、1995年のデモ"no excuse"、7ep"self titled"に続き、アルバム"fire's dying"のリリースまで至った4ピースバンド。
ABNEGATIONのIggyを彷彿させるボーカルを軸に、朗唱するような独特の唱法を取り入れ、バック隊がライクTENSION、YOU AND Iといった具合。

しかし、同じくSpiritfall Recordsに所属したSTANDPOINT、またはAUTUMNっぽい一面も持っていたり一筋縄ではいかない。聴き手によってはchaotic、emotional、new school hardcoreと分かれると思うが、往年はTORN APARTやENDEAVORらとライブをこなしていた。

ちなみに、CHOKEHOLDらとV/A"soundtrack to the revolution"に参加していたBOUNDは、MAのバンドでまぎわらしく混合しがち。


BOUND - "cherish,echo"
 


 


土地柄、real 90's new schoolバンドの印象が薄い気がするが、忘れてはいけないNOVEMBER'S FIREの存在。
ただ音源が少なく、Nevermore Recordsからのコンピ"the tie that binds"と、Crop Circle Recordsの7ep"self titled"のみのリリースになるだろうか。

1995年から1997年間と活動期間は短いにしろ、DIGRESSIONやNEVERFALLにも見劣りしないセンスがある。BLOOD OF JUDASとも対バンしていたバンド。





DA' REAL DEALでドラムのJack Hensonが、ギターで加入したBURNSIDEは、HATEBREEDやKRUTCHの影響下にあったchugga metalcoreバンド。
1994年に結成され、デモ"this present darkness"を足掛かりに、OUT FOR BLOODのAlain Herszaftが運営していたベルギーのReleased Power Productionsと契約し、"visions of serenity"をリリース。

Gut Punch RecordsのSouth Jersey hardcoreコンピ"down but not out"で、共に参加していたDOWN FOR DA COUNTSPIRIT OF 88、またスプリット(w/ FOR LIFE)が出ているFORSAKEN EXISTENCEといったバンドとも親交があり、mid to late 90'sの量産型New Jersey hardcoreバンドの中でも頭ひとつ抜けた存在だった。

また、EGO CAGEのDanny、Jimmy、Jaredらが新たにPOWERED BY PRIDEを結成し、"demo 97"をリリースしていたが、ドラムのJared脱退後はBURNSIDEのJackが後任を務めている。

そして2000年、BURNSIDEのボーカルAlex Riveraが中心になって結成されたのがBEHIND THE SUN。"targeting my greatest weakness"を聴く限り、emotionalパートに若干意外性を感じたものの、BURNSIDEはもちろんGRIMLOCK辺りを根底としている。


RPP関連でさらに書くと、V/A "kickboxing is not a crime"にNJからFACE DOWNCITIZEN PAINが参加している。

前者は"before my eyes"名義のデモ1996他、Existence Of Hate Recordsからライブ音源V/A "full of live"、Inner Rage RecordsのV/A (w/ BENEATH THE REMAINS、UNDERGROUND SOCIETY、KNOCKOUTZ)に参加と、コンピ音源ばかりだった。

後者はライクBIOHAZARDで、単独7ep後"advance cassette - fall 1996"をリリースしたが、おそらく正規音源化はされなかったと思う。



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Monday, September 25, 2017

New Jersey hardcore scene - 3





5曲入りのデモ"tradition"を1993年に出していたpolitical hardcoreバンドENDEAVOR。CHOKEHOLDやSTRUGGLEに例えられるサウンドは、後生のADAMANTIUMやEXTINCTIONにも彼らからの影響がみてとれる。

1996年、March Through Recordsリリースの"kill traitors"に収録されていたうち2曲が、Ferret Musicから7epで別途リリースされた。この頃にはベースのMarc ZeveneyがFLOORPUNCH、シンガーMike Olenderは、NORAのギターとしても活動を始めている。
この7epがFerret Musicのファーストリリースで、オーナーのCarl SeversonはNORAのボーカルでもあった人物。Ferret Music閉鎖後の現在は、Good Fight Entertainmentへと切り替えている。

そして1997年、1stフルレングス"crazier than a shithouse rat"が、Conversion Recordsからリリースされた。同年には2nd"constructive semantics"が、Mikeのスケート仲間でもあったJosh Grabelleが設立のTrustkill Recordsからリリース。
これらの音源は、後のエンハンスド仕様のディスコグラフィ"don't die with your eyes closed 1992-1998"にも収録されている。

また、後にSPIRITに改名するKURBJAWにMarcが在籍していたようだが、おそらくセカンド7epからの加入と思われる。
その後Marcは1995年に、既述のFLOORPUNCHをBill Hanilyやex RELEASEでRESSURECTIONのChris Zusiらと結成した。


ENDEAVOR - "live at the Melody, New Brunswick, NJ (11/22/1997)"

 




Mike Olenderは1999年にENDEAVORが解散すると、すでにex HUMAN REMAINSのメンバーらで動き出していたBURNT BY THE SUNに加入し、Beast Feast 2002で来日。個人的にはClub Asiaでの前夜祭を見に行った思い入れもある。

当時、彼らやCOALESCE、THE DILLINGER ESCAPE PLANらが打ち出したchaotic metalcoreが確立しつつある時期で、Relapse Recordsなど大手レーベルもこの手のバンドとの契約を盛んに行っていた。

さらにMikeは、FOR THE LOVE OFがHell Fest 2004でリユニオンした時にはシンガーを務めている。
このFTLOは、STRENGTH 691が活動を終えた1996年からDan Sobon、John Stanley、Nate Gluckが活動を始めていた後身バンド。その後NateはENSIGNへ加入して、セカンド7ep"fall from grace"をリリースする。


BURNT BY THE SUN - "dracula with glasses"
 

FOR THE LOVE OF - "crawl to hide"
 
 



デモ"proving ground"、Militant Recordsから7ep"heaven's deception"を残して解散したSEVIN。1993年から1995年間と活動は短いながらも、ABNEGATIONとの交流が深かったり、当時EARTH CRISISと二分したvegan straight edge hardcoreは神格化され、唯一の7epが高騰して取引されている。

その一つの理由に、ボーカルEric Tshackerが次の活動の場としたBLOOD OF JUDASの存在だろうか。March Through Recordsから音源リリースの話しは結局流れ、こちらもMilitant Recordsからの"demo 1996"しか音源がない故、より入手し易いSEVINの7epに需要が集まった。

以前、BOJにCLUBBER LANGのCooperがベースで在籍していた時期があると、なんかで読んで書いたけど、このデモのクレジットからは確認できない。
むしろSEVINのベースSteve Trioloと、BOJのSteve Tが同一人物だという信憑性の方が高い。

 

 
 

"demo 1997"でボーカルだったRob Dが脱退、以後ギターのCooperが後任を務め、Endless Fight Recordsから"varsity violence"をリリースしたCLUBBER LANG
そのタイトル曲は後に、DIE...MY DEAMONやPROWLERがカバーしたり、This Is Hardcore 2010でリユニオンと、後追い世代にも認められた感がある。

BLOOD FOR BLOODやDARKSIDE NYCに影響されたとはいえ、それだけで終わらず彼らなりに消化したサウンドは、既述のように後世にも評価された。

2008年、ex CLUBBER LANGのJoe StanleyはSICKER THAN MOSTを結成。
ライクSHATTERED REALM、SWORN ENEMYのbeatdown hardcoreは、Goodlife Recordingsからの"no dividing line"が好調なのが認知度を示している。
このアルバムのゲストボーカルに、同郷のFURY OF FIVE / BOXCUTTERのJames 'Stikman' Ismean、LIFELESSのJeremy Tingleが参加している辺り、盤石となった地位も読み取ることができるかと。

ボーカルのShawn Gliem脱退という窮地に陥るも、ギターのJoeがパートチェンジし、To The Point Recordsから"in our blood"をリリース。今後の動向が気になる。


SICKER THAN MOST - "for this we fight"
 

 


CLUBBER LANG、SICKER THAN MOSTを渡り歩いたJoeは、さらにDEPARTEDでの活動も開始し、Blasphemour Recordsから"hell on earth"でデビュー。自らをdark heavy hardcore/metalと表現し、どこを切ってもNew Jersey beatdownなスタイル。
すでにFast Break Recordsへ移籍していて、"darkness takes its throne"をリリースしたばかり。

また、E-TOWN CONCRETEやSWORN ENEMYと対バンするなど、頭角を現してきているかつてのレーベルメイトHOUNDSは、2本のカセット音源を出しているので、そろそろフルレングスが待たれるところ。
OLD WOUNDSやCODE ORANGE好きはマスト。


DEPARTED - "live at Champs bar in Trenton Nj 2-7-16"
 

HOUNDS - "plague caster"
 


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Tuesday, August 29, 2017

New Jersey hardcore scene - 2





MOUTHPIECEの誕生には、1989年から活動を始めていたCONTROLが1991年に改名した経緯がある。
TURNING POINT亡き後、シーンの中核に居座ったstraight edge hardcoreバンドで、往年はNew Age Recordsに所属し、フルレングス"what was said"、7epで"can we win"と"face tomorrow"を出している。

YOUTH OF TODAYやCHAIN OF STRENGTHからの影響をもとに、メタリックかつエモーショナルな要素を持つ楽曲は、次世代straight edge hardcoreを切り開き、大きな可能性を残した。
それは、名コンピ"it's for life"でトップという一翼を担い、ひとつの指標であるディスコグラフィをRevelation Recordsから出したことでも実証できると思う。

1996年にMOUTHPIECEは解散するが、ボーカルのTim McMahonはHANDS TIEDへと籍を移したほか、Pete Reilyが現在THE EULOGYで活動している。


MOUTHPIECE - "cinder"
 

HANDS TIED - "nothing can Compare"
  





Redemption RecordsからDon Furyをエンジニアに迎えた単独7ep"lost"に続き、H8000のBLINDFOLDとのスプリット、"no exit no return"等いくつかのコンピに参加していたENCOUNTER
さらに、ベルリンでのライブを収めたCRIVITSとのスプリット音源ってのもある。

1990年から1994年にかけて活動、new school hardcoreとの融合を深化させる過程を体感できる貴重なearly 90's melodic hardcoreバンドといえる。
改めて年代を考慮すると、先駆けとして再評価も必要だと思うが、音源が少なくなかなか出回らないのが実情か。

その中核メンバーJoel、JasonのJordan兄弟はWatermark Recordsの設立、REVEALやRAIN STILL FALLSを結成するなど、活動域も広く多岐にわたる。
特にJoelは、DEEPWATERFLAGMANといったバンドにも在籍していて、シーン形成の貢献度は極めて高い。
いずれもOUTSPOKENやLINCOLNなどが好きな人は必須。

また、ベースのMike D'AquilanteはVegan Earth Orderを主催していて、Militant Recordsと共同でコンピ"stones to mark a fire"をリリースした。


ENCOUNTER - "11/23/91 - Edwardsville, PA"
 





1991年、BACKLASHはPete GonzalezとScott Glazerが中心となって結成された。
NAKED ANGELSのRobが運営し、LINE DRIVEも在籍していたNew Start Recordsからデビューを果たす。

コンピ"over the edge vol.2"への参加、7ep"once ago"がConquer The World Records、Chapter Records、1124 Records、Tease Industriesの共同リリースと、当初から注目されている感は出ていた。

ボーカルPeteのrappin唱法といい、BROTHER'S KEEPERやSNAPCASEに近い印象を受けるが、曲によってはold school調なリフがあったりで一概には言いきれないか。

一旦は1997年に活動を終えていたが、2006年に古巣1124 Recordsから"through different eyes"で復活。その後Eulogy Recordingsに移籍、"where's the pride"をリリースし現在に至る。

ドラムのJon Sinkoは、オレゴン州を拠点とするUNRESTRAINEDに加入したとか。


BACKLASH - "where's the pride?"
 


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Friday, July 28, 2017

New Jersey hardcore scene - 1





TURNING POINTをさらに遡ると、Frank "Skip" CandeloriとJay Laughlinが在籍したPOINTLESSに辿り着く。結成が1986年のことで、early 80's west coast punkに通じるサウンドはCIRCLE JERKS、BLACK FLAGライク。
そして1988年にTURNING POINTを結成し、現代ではNJHC legendsに位置付けされているわけだが、解散が1991年で3〜4年しか活動していないのに驚きを覚える。
New Yorkを拠点としていたBOLDやUP FRONTと共に活動し、emotional hardcore/old schoolの礎を築いた功績は計り知れない。

TURNING POINT解散後、SkipとJayはGODSPEEDを、さらにSkipはSteve CrudelloとMEMORIAL DAYなるプロジェクトを組むもののいずれも短命で終わっている。
これらのSkipが辿った軌跡は、彼が亡くなった後"tribute to Skip Candelori"として音源化されたようだ。

その他、TURNING POINTから派生したSHADOW SEASONにはJay LaughlinとKen Flavellが在籍。Harvest Recordsに所属していたバンドで、レーベルカラーに準じないemotional hardcoreだけに、コレクトアイテムになっているのが現状といえるか。
Kenの現行バンドSEARCHは、ex RELEASEのChris Zusiも在籍と重鎮が集う。

そして2016年にリユニオンしたTURNING POINT。RESSURECTIONのRobert Fishがボーカルを務めたThis Is Hardcore 2016に引き続き、MOUTHPIECEのTim McMahonを迎えてUKのOutbreak Fest 2017への出演も果たした。


TURNING POINT - "BBQ Iguana, 1989 - Washington D.C."
 





TURNING POINT在籍時のSteve Crudelloは、NO ESCAPEのメンバーとしても活動の域を広げている。
Overkill Recordsリリースの"just accept it"にボーナストラックとして収録の"demo 1990"は、後の90's metallic hardcoreと言われるスタイルをこの時期に早くも確立。
しかし認知度がイマイチな気はするが、UNDERTOWにも十分比肩していた。
単独のほか、Temperance Recordsからスプリット(w/ TURNING POINT)、VA"rebuilding"を出している。

ボーカルのTim "Swinger" Singerは、ex RORSCHACHのKeith Huckinsらと1994年からDEADGUYとして新たに活動を始める。当初UNSANEにインスパイアされていた彼らだったが、同世代のBOTCHやCOALESCEらと共にmathcoreというサブジャンルを形成していった。

1995年にはVictory Recordsと契約を果たし"fixation on a co-worker"をリリース。しかし中心メンバーの2人を失うことになってしまう。
SwingerとKeithが1996年に脱退し、Seattleへ渡りKISS IT GOODBYEの結成へと至った。

一方DEADGUYのラスト音源"screamin' with the deadguy quintet"は、Tim "Pops" Naumannがベース兼任でボーカルを務めていたが1997年に解散。

NO ESCAPEは2016年にリユニオンし、曲も書き始めているようなので新作に期待。


NO ESCAPE - "falling"
 





RELEASEが1991年に解散すると、Robert FishはRESSURECTIONを結成した。
当初LIFETIMEでも活動していたDan YeminとAri Katzも在籍していたが本業に専念すべく脱退、後にFishがボーカルを務めることになるNYベースの108からChristopher Daly、ex RELEASEのChris Zusiが加入。
そしてNew Age Recordsから7ep"self titled"をリリースする。
その90's political hardcoreは、Ebullition RecordsのSTRUGGLEやDOWNCASTとも対峙するサウンドだった。

1992年のRedemption Recordsから"culture"を挟み、古巣New Age Recordsに戻りフルレングス"I refuse"をリリース。1994年の解散から7年の歳月を経て、コンピの曲も収録した"I am not : the discography"がDeathwish Incからリリースされた。
オーナーであるCONVERGEのJacob Bannonによるリミックスで次世代にも存在を知らしめた。

ちなみにFishらがかつて在籍のRELEASEは、一緒にスプリットを出していたCOURAGEのChris Caponagroが掛け持ちしていたバンドでもある。


RESSURECTION - "August 24, 1991"

 

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