2017年3月20日月曜日

Dutch hardcore scene - Ⅱ





youth crewバンドMAINSTRIKEのJeroen Vrijhoefが経営のCoalition Recordsから、アルバム"songs of silence"をリリースしていたstraight edgeバンドONE DAY CLOSER
それ以前の7ep"unconquered"は、自主で出したデモを同レーベルが7epとして再販したものになる。

MAINSTRIKEとは密接な関係があって、ドラムのPepijn Oostenbrinkが掛け持ちで在籍。
しかし音は一変、UNBROKENやUNDERTOWをよく引き合いに出される90's metallic hardcoreスタイル。
個人的には前述のバンドより、spirit-filled hardcore寄りの音に近い気がするが。

さらにベースのBas Witは、1999年に結成されたSHIKARIのメンバーでもある。


MAINSTRIKE - "no passing phase/a quest for the answers"






BORN FROM PAINのギターとして一時期在籍した、Marijn Moritzがその前にボーカルをとっていたSTANDARDは1995年に結成された。単独が1999年の"behold my discontent"のみのリリースで2001年に散ったバンド。
その収録曲"without"で、VIOLATION OF TRUSTのMarco Montanaがフューチャリングされているので、それなりのパイプは持っていたと想像はつく。

その後、I Scream RecordsのカバーコンピにBULLDOZEの"beatdown"で参加。DISRESPECTやSTORMCOREなど、New York hardcoreに影響を受けている類いに分けられるかと思う。

ここから主立った派生バンドとして、SAMARITANとDARKDAYRISINGが挙げられる。

SAMARITANは、ENEMY GROUNDに加入するMarijnがギターで在籍したmetal coreバンドで、Filled With Hate Recordsに所属し、"release the burden"をリリースした。音はSWORN ENEMYや、中期から後期にかけてのMAROONに近いか。

一方、ex STANDARDのTobi ten Veldenは、NIGHT IN GALES直系のmelodic death metalバンド、DARKDAYRISINGへと活動の場を移している。


STANDARD - "at Corefest 2k"


DARKDAYRISING - "misanthrope,revelation,march of damnation"


SAMARITAN - "at Smiley's Benefit Fest "






DARKDAYRISINGが"ascent of despair"をリリースした2005年、Jasper JoosseとRoel van KlinkはEYE OF JUDGEMENTを組み、デモ"the war has begun"の製作に取り掛かる。
これは後にNew Eden Recordsから7ep化され、レーベルからわかるように、厳格なvegan straight edgeバンドとしても知られる。

90's metal風のメロディーや前身バンドの名残りもあり、一概にバンドを挙げて例えるのは難しいが、POINT OF NO RETURNのポリティカルな部分やUNCONQUEREDのメタリックさ、INTEGRITYのダークさにそれぞれ通じるものがあるかと思う。

またCatalyst Records/Headfirst Recordsによるベネフィットコンピ、"open the cages"に参加しているが、そこに提供した"the hunt"に加え、MAN LIFTING BANNERやEARTH CRISIS、SICK OF IT ALLなどのカバー曲を収録した"before the judgement"という音源がある。
このセレクトは興味深く、彼らのルーツを知るにはいいのだろうが、punk/old schoolに偏りがみられる。

この辺の影響をサウンドに落としたのがECHOESで、EOJが解散した2010年、Lucas van Heerikhuizenと既に脱退していたJasperらで結成された。
しかし、"demo 2011"を出したその後の動向が不鮮明。


EYE OF JUDGEMENT - "moral supremacy"



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2017年2月27日月曜日

Dutch hardcore scene - Ⅰ





1991年から1996年まで活動していたFEEDING THE FIREは、オランダのみならずユーロ圏内でも不動の地位を確立し、そのpolitical straight edge hardcoreは、Crucial Response Records系のTHINK TWICEやONWARD、GROWING CONCERNにも比肩していた。

ディスコグラフィ"hope springs eternal"がMad Mob Recordsからリリースされ、7ep"no submission"、SPAWNとのスプリット、コンピ"realization"、MAN LIFTING BANNERらと参加した"anti racist compilation"の収録曲も含み、彼らの初期から中期を知るにはいい音源だと思う。ちなみに、ドラムのRené NatzelはドイツのSPAWNを掛け持ちしている。

しかし、一般的に認識されている彼らのサウンドは、March Through Recordsから出した"crusade"の後期にあたる時期だと思う。往年の彼らのスタイルとは違い、SOLID STATEやBACKDRAFTに近い印象を受ける。
そもそもBACKDRAFTは1993年から約1年、FTFの中核メンバーRob FransenとIllona Stephanがやっていたプロジェクトだから当然とはいえるが。
この"crusade"がレコーディングされたのが1996年で、なぜかリリースが翌年の解散後。このレーベルだけに、何らかのトラブルを疑ってしまうが、音源自体は一級品に値するクォリティー。                                                


FEEDING THE FIRE - "1993 in Salzgitter, Germany"





前述したようにRobはFTF、BACKDRAFTそしてWHEEL OF PROGRESSなどを渡り歩いた後、1997年にBORN FROM PAINを結成。彼はボーカルからベースに転身していて、ドラムにはex FTFのWouter Alersが加わっている。

ドイツのIRON SKULLとのsplit 7epに続き、mcd"immortality"がUKのContrition Recordsからリリースされると、破竹の勢いで知名度を上げていった。US tour 2004(w/ TERROR、THE PROMISE、SHATTERED REALM)を終え、帰国もせずそのままJapan tour(w/ BLAZE OF TERROR)をこなす多忙っぷり。

2003年リリースの"sands of time"から、Karl Fieldhouseが在籍していたのも興味深い。彼はCANVAS、THIRTY SECONDS UNTIL ARMAGEDDONのメンバーでもあった。

Gang Style RecordsからMetal Blade Recordsに移籍し、さらなる飛躍が期待され4th"war"をリリースしたが、シンガーChé Sneltingが脱退。結成当時から2007年まで、フロントマンとして引っ張ってきた彼の後任を、いくらかの著名人のサポートを受け再建を試みる。
結局、5thアルバム"survival"からRobがボーカルをとることになるが、必然的なことで一切の遜色も感じない。

Chéはその後の2009年、ex MINEかつCATARACTのSimon Füllemannが始めたプロジェクトARMA GATHASに加入。


BORN FROM PAIN - "the new future"





ex POINT OF NO RETURN、FTFのMichel Mike Sendenがギター、Jeffrey Kroesenをベースとし、1995年にスタートしたRANCORは、間もなくボーカルにPascal Crombachを迎え入れる。

ドラムが打ち込みの3ピース構成、シンセサイザー使用と、当時ほかのバンドとは一線を画していた。しかし、根底にあるのはH8000に代表される90's edge metalで、さらにUKのIRONSIDE、UNBORNまでの影響があるように感じる。

しばらくしてJeffreyが脱退。後任にFabrice Zanderが加入し、Hans Verbeke主催のものなどいくらかのショーもこなしていたようだ。

また、彼らはSurrounded Recordsのベネフィットコンピ"out of the cages"に提供した"victim 206"は、まだRANCORと名乗る前にできたもので、mcd"distinguish"にも収録されていない。


RANCOR解散後に元メンバーが始めたとされるINVIDIA。VENGEANCE OF GAIAと同格クラスのstraight edgeバンドとして興味深いが、パートチェンジだったり、クレジットがフルネーム表記ではないので、誰が在籍したか見当はできるが断定するのは避けたい。
1997年のデモ"feel my hate"に続き、Value Of Strength Zine主催のコンピ"animal justice front"にも参加している。

このコンピには、他にMORNING AGAIN、KINDRED、CONSTRAINT、STATEMENT、EXCUSE等々の盛者が名を連ねる中、見慣れないGABRIEL'S DESPAIRに違和感を感じる。このメンツだと知名度的に見劣りしてしまうのは否めない。

音がmelodic old school/emotional new schoolと異彩で、CROSS SECTIONやWatermark Records周辺の音には驚かされる。
このバンドは3 POINT TURNの前身にもあたるらしい。


RANCOR - "victim 206"



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2017年1月31日火曜日

Australian hardcore scene - Ⅱ (Perth)





2014年に結成されたCURSED EARTH
すでにLLRから"vae mortis"のカセット版、SydneyのBURNING SEASONとのsplit 7ep、そして単独"enslaved by the insignificant"が、Death's Grip Records/Holy Roar Recordsで共同リリースされている。

sludgy death metalとも言われるスタイルは、現行でいうところのAXISやETERNAL SLEEPにニュアンスが近く、フィーメイル感を期待する人は避けた方がいい。

周辺では、FACILESELF HARMらが追随する存在か。


CURSED EARTH - "suffocation"






Asbestos Death Recordsからのデモに続き、7ep"final dawn"をリリースしたUNRAVELは、2015年から活動を開始しているまだ新しいバンド。

この7epに同郷のCURSED EARTH、BOUNTY HUNTERのメンバーが参加していて、規模は小さいのだろうけど、シーンとして横の繋がりは良好そうだ。

サウンド的には、BOLT THROWERやPOSSESSED等のold school death metalに、CLE hardcoreを消化したスタイルで、幅広いリスナーを獲得している。


UNRAVEL - "final dawn full ep"







前回触れたMelbourneのBLINDEDとスプリットを出していたDENIAL

一連のclassic new schoolリバイバルに乗っかった類いではあるが、FOUNDATIONやINCENDIARYらと同格で、後は単独音源が待たれる。

LLRからのデモ"condemned to repeat"がソールドアウトし、ジャケットを替え再発されたのもこの手の需要だけでなく、彼らの実力の証だろう。

インフォ通り、TURMOILやBURIED ALIVEが好きな人は気に入ると思う。


DENIAL - "7th January 2017 "



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2016年12月27日火曜日

Australian hardcore scene - Ⅰ (Melbourne - 2)





2010年、ボーカルにJelena Goluza嬢、ベースが"where shadows lie"時のDAY OF CONTEMPT、さらにex SAMSARAという経歴を持つ、Brett EitzenらによってOUTRIGHTは結成。

Don Furyのスタジオにてマスタリングされた7ep"dedication"以降、ギターのBrenton Leeが脱退しAllan Staceyが加入、ドラムがAaron OsborneからRory Kelaartへのメンバーチェンジを経て、フルレングス"avalanche"のリリースとなった。

どちらの音源も、自身のReason and Rage Recordsからのリリースになる。
ライクBURIED ALIVE、SINK OR SWIM。


OUTRIGHT - "live at Dropout"





こちらも2010年から活動しているCROWNED KINGSは、SWORN ENEMYや盟友DEAD MAN'S CHESTライクのmetallic hardcoreスタイル。

"wise guy"に続く"forked road"にTERRORのNick Jettを起用し、LAにてレコーディングされ、配給がDemons Run Amok Entertainmentからとなっている。

2016年は、WISDOM IN CHAINSとヨーロッパツアーを回ったり、彼らにとって飛躍した年になったに違いない。


CROWNED KINGS - "enemy"






WARBRAINのボーカルTim Carterがギターへパートチェンジし、50 LIONSのBainaがギターとボーカルを兼ねるOUTSIDERS CODE

2013年に、MIZERYやIRON MIND等も手掛けているビジュアルアーティストSam Octiganが、カバーアートを担当した"exiled from birth"を、Resist Recordsからリリースする。
modern old school/mosh coreへと展開する様は、THE PROMISEやTO KILLからの影響もあるのだろう。

またBainaは、50 LIONSのOscar McCall、WITHIN BLOODのLloyd Denovanと、HIGHER POWERとしても活動を始めている。ここのドラムは、ex DAMNATION A.D.、MOST PRECIOUS BLOODと渡り歩いたColin Kerczで、オーストラリアへ移住したんだとか。

90's NYHCを消化し、彼らの上記バンドを通過したサウンドは、IRON MIND、OUT COLD ADライク。



WARBRAIN - "at The Fitz, St Ives - 9/5/13"






まだ当時RIGHT MINDのメンバーだったPeter Gasiamisらによって、2013年に結成のBLINDEDは、Coercion Cassettesからデモ"mourn her"を出していたmetalcoreバンド。

現行で主流のエモパートを排除し、メロディーを残したサウンドは、CONFESSIONやI KILLED THE PROM QUEENの影響下にありながらも、明らかに一線を画している。

コンピレーション"life at the bottom"に参加後、DENIALとのsplit 7epがLLRとSecond Guess Recordsとで共同リリースされた。


BLINDED - "at Bluestone Church 20/3/16"
 






2014年、BLINDEDのボーカルJames Hutchinsは、RIGHT MINDのTyronne Gietzmannが始めたsocio-political/straight edge hardcoreバンド、REBIRTHのドラムとしても着任。

デビュー7ep"instincts of suffering"をLLRから、さらにカセット盤としてUKのRage Recordsが流通させ、TRIALや後期ONE KING DOWNをバックボーンにする90's metalcore styleを示した。

その後のCTW Records/LLR共同リリースの1stフル"crucible"は、近年この手のマスターピースといえる作品に仕上がっている。

また、LLRとBroken Hive Recordsが主催した、FOUNDATIONのAustralian tour 2016帯同や、Don't Need You Recordsのコンピに参加(INDECISIONのカバー"purgatory"を提供)し、知名度に伴い実力もつけてきている印象のバンド。


REBIRTH - "live at Grumpy's Green"






REBIRTHのJamesは、BORN FREEのAkiraらで編成したBROKENでも活動を始め、xLAIRxと同じライブにして、共にファーストギグを行なった。

音的には、デモとその後LLR/Second Guess Recordsからのリリースした7ep"worldwide"とでは、またちょっと違う印象を受ける。
New York hardcoreを基盤とする路線は変わらないが、old schoolからの変換期に近い音で、BATTERYやBURDEN辺りが好きな人も取り込めるサウンドだと思う。


BROKEN - "at Grumpy's Green 29/5/15"



BORN FREE - "Bendigo Hotel 2014"






MichaelとRobertが、Life. Lair. Regret. Recordsを運営する一方で結成した、duel vocals vegan straight edgeバンドxLAIRx
すでに2016年7月に解散済みで、わずか1年しか活動歴がないにしろ、与えたインパクトは相当大きかったと思う。
additional vocalsで参加した、OUTRIGHTのBrettがフューチャリングの"true justice"を含む7ep"wrath of the immaculate"が、自身のレーベルとBound My Modern Age Recordsと提携し、次々とジャケ違いで再プレスされ、コレクターへの需要の高さも伺えた。

レコーディングは、BLINDEDも手掛けたDaniel Kentによって録られたもので、CULTUREやBIRTHRIGHT、ABSENCEに通じるpure militant new schoolサウンドは、完全に時代錯誤に陥ること必至。
しかも、テープと7epのみで散るってのも当時のスタンスを狙ったとさえ感じてしまう。


xLAIRx - "at Bluestone Church 20/3/16"





まだデモサンプルレベルの音源しかないARISEだが、今後を注視する必要があるvegan straight edgeバンド。

この音源でSEPULTURAの"propaganda"をカバーしてるだけあって、バンド名の由来もそうだと思われるが、彼らのフィルターを通すと、traditional new school hardcore以外の何ものでもなくなるのは、やはりセンスの問題だろう。

声質はDAMNATION A.D.のMike McTernanに近かったりもする。そもそもEdward Jonesのソロプロジェクトっぽいが。



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2016年11月28日月曜日

Australian hardcore scene - Ⅰ (Melbourne - 1)




掘り下げれば、MINDSNAREMAD CIRCLE名義で、1993年に活動を開始した辺りに辿り着くか。
いち早くNY hardcoreテイストを取り入れ、もっと大きな括りで、SydneyのTOE TO TOEと共にAustralian hardcoreを形成したといっても過言ではない存在といえる。

MINDSNAREに改名後の1995年、"under fire"をリリース。その後、ベースのNigel Melderが運営するTrial & Error Recordsから"credulity"、そしてスプリット(w/ CONGRESS)をリリースし、ここ日本でも評価を得ていた。

2001年にはONE KING DOWN、NUMBのAustralian tourサポートや、3rdフルレングス"hanged choked wrists slit"をリリースし、不動の地位を築く。ちょうどこの頃、ALL OUT WAR化への変換期で、16分の刻みが目立ってくる。

2007年の5th"disturb the hive"が、Resist Recordsへの移籍作になっているが、4thのリリースから10年を記念し、2014年に"the death"もリプレスされた。
ちなみにこのResist Recordsは、盟友TOE TO TOEのボーカリストScott McFadyenが1996年に設立した老舗のレーベル。

そして、RINGWORMとのスプリット"your soul belongs to us"を挟み、すでに数年前に結成20周年を迎え、さらにNigelはMODERN FIDELITYというバンドを始めていて、まだ活動が衰えることはないようだ。


MINDSNARE - "at the Arthouse 31/7/2010"






90's vegan straight edgeバンドULTIMATUMが1995年から2000年にかけて活動している。
彼らといえば、名コンピ"mother earth"に参加したことでも認知されていると思うが、単独がEPしかないのは物足りなくさえ感じてしまう。
この"self titled"以降、Tim Dywelskaが2ndギターで加入、ドラムのMichael Denovanが脱退、スプリット(w/ NOT FOR YOU)では、Bomberが叩くことになる。

どの音源も流通が良かったとは言えないが、特に後期のスプリットはINNERFACE、CONTEMPTフリークには必須のアイテムだろう。

ニュージーランドのTHE SEASONとオセアニアのシーン構築の核となり、比肩していた彼らのほか、GRIM REALITYやARMS REACH、DOWNFALLらが活動していたが、特に突出する後続バンドが出てこなかったのがシーンの実情かと。

また、ギターのLloyd Denovanは、Life Lair Regret Recordsからディスコグラフィが出ているWITHIN BLOODのメンバーでもあり、2003年からはHIT LISTとして活動を始めている。


WITHIN BLOOD - "The Iron Duke Hotel, Alexandria, 17/9/1999"


GRIM REALITY - "Iron Duke, Alexandria, 28/2/1999"



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2016年10月18日火曜日

Florida hardcore scene - Ⅳ





CULTUREのJohn Wylie、ex ONE DAY AWAYKEEPSAKEのDan Mazin、POISON THE WELLのChristopher Hornbrookらで構成された、straight edge hardcoreバンドUNTIL THE ENDが、2000年から活動を始める。
ANOTHER VICTIMや初期HATEBREEDにも比肩するサウンドに、Mean PeteとPTWでベースだった経歴を持つAlan Landsmanとのduel vocalsが拍車を掛ける、といったmosh coreスタイル。

Equal Vision Recordsから"self titled"リリース後、間もなくしてex CULTURE、RED ROSES FOR A BLUE LADYのMark Mitchellが加入し、ツインギター体制に。
Alveran Records移籍作"blood in the ink"時には、すでにAlanが脱退、Meanが単独でボーカルをとっている。
さらに2002年の3作目"let the world burn"は、Markの替わりにALL HELL BREAKS LOOSEDANCE FLOOR JUSTICEのChip Walbertが、ドラムにはex EARTHMOVERのWes Keelyを迎えてのリリースとなった。

2004年には、Meanも辞めてしまい、James McHughが加入。"the blind leading the lost"をラスト作に、2005年解散に至ったのは残念だが、主要メンバーのJohnとDan以外は流動的だったにも関わらず、一貫した音楽性はブレることはなかった。

Eulogy Recordingsからすべての単独音源が、リリース順にディスコグラフィ"from the beginning...UNTIL THE END"に収録されているので、通して聴くのもいいと思う。


UNTIL THE END - "nothing between us"



MORNING AGAIN以降を追っていくと、Kevin Byersがベースで在籍するDEAD BLUE SKY、
さらに彼が再びボーカルに戻って、ex TWELVE TRIBESのMatt Tacketと組んだ、emotional hardcoreバンドWAKING KILLS THE DREAM、そしてex CULTURE、Rich ThurstonのONE NATION UNDER等が挙げられる。

しかし、いずれもOH州拠点のバンドなので、今回はこれ以上の細かいところまでは言及しないでおく。






2012年に"reject their shame"でデビュー。今やRain Fest、This Is Hardcore Fest等のビックフェス出演やEuropean tour 2016などの場数を踏み、勢いのあるBLISTEREDは、EXTINCTIONやALL OUT WARの90's inspired metallic hardcoreを継承するスタイル。

各メンバーの活動も活発で、HARDWIREDで活動していたり、ボーカルのLennon Livesayは、2015年にギタリストとしてDRAWING LAST BREATHを結成している。
このDLBは、Coercion Cassettesからデモをリリースしていたmelodic metalcoreバンドで、ffo SUNRISE、THE YEAR OF OUR LORD。
さらにNARZISSなんかの叙情性が好きな人もイケると思う。

UKのCarry The Weigh Records移籍作、7ep"hymns of suffering"が好調なだけに、フルレングスが待たれるところ。

またすでに話題になっているが、この辺のメンバーが在籍するvegan straight edgeバンドECOSTRIKEも注目すべきだろう。
ライクEARTH CRISIS、GREEN RAGE、RAIDと称される音は、Carry The Weight Recordsのデモジャケからしても、厳格極まりないのが伝わってくる。


BLISTERED - "July 23, 2015"

DRAWING LAST BREATH - "FYA III aftershow"





Eighty-Sixed Recordsより、Don Furyがマスタリングを手掛けた"never ending lies"をリリースのDAY BY DAYは、音的にもレーベルメイトであるBRETHRENに近い印象。
UKのNeutral Words Recordsから、LPのみだった"never ending lies"に、ライブ音源を加えてデジタル化。
さらにHIGHER POWERとのEuropean tour 2016を経験し、国内外問わず活動域も広い。

同じくEighty-Sixed Recordsから、7ep"no chance in hell"をリリースしたばかりの、straight edgeバンドHIT LISTは、BLISTEREDのLennon、さらにyouth crew revivalバンドPUT IT ASIDEのJesse、Bobby J等から構成されている。
2014年にプロモとデモ"pay in blood"を出していた彼らの音は、完全に時代錯誤してしまいそうな程で、TURMOILやEXCESSIVE FORCEの古典的なリフに、ファストパートを練り込んだっていう表現が相応しいサウンド。

彼らとeast coast tour 2016を一緒にまわったCRISIS UNITと共に今後要チェック。


DAY BY DAY - "(Full Set) at The Birdhouse"

HIT LIST - "O'Malleys 12/22/15"





ライクUNDERTOWやDROWINGMAN系の90's metallic hardcoreを、アップデートさせたstraight edgeバンドAXIS
FOUNDATIONとのスプリットで、CULTUREの"pillars"をカバーしていたMEANTIMEのPatrick Chumleyらによって結成されている。

Harm Reduction Recordsからスプリット(w/SELF DEFENSE FAMILY)、そしてベネフィットコンピ"cold moon"に参加、さらに1st"show your greed"をGoodfight Musicからリリースし、この手のリバイバル系でも随一の存在感を放っている。

また一部は、DIE YOUNG (TX)のメンバーとBAND OF MERCYとしても活動しているようだ。


MEANTIME - "Daytona Beach, FL (04-03-2010)"


AXIS - " @ Epic Problem "





フロリダ北東部の都市、Jacksonvilleを拠点とするNO RESTRAINT
Bitter Melody Recordsに所属、"the branches of suffering"と、スプリット(w/DOWN IN IT)を出しているpolitical 90's influenced hardcoreバンド。
単独の7ep盤は、Bound By Modern Age Recordsとの共同リリースになる。

vegan straight edgeをライフスタイルとし、生粋のHORIZONやENDEAVORの影響下だけに、今後の動向を気に掛けている人も多いと思う。


NO RESTRAINT - "live at Burro Bar"



TampaのRAMSESは、レコーディングをすでに終えているはずなので、そろそろ新作のリリースがあると思われる。
heaviest metallic hardcoreを提示したCold Hand Recordsからのデモは、フロリダの伝説BLOODLETを始め、STARKWEATHERやCATHARSIS辺りのsludge的要素をバックボーンとしているのがよくわかる。

このデモがlimited 25だっただけに新譜が待たれるところ。


RAMSES - "full set 9.23.2016"


  


FORTY DAYS RAINのリユニオンに伴い、もうすぐディスコグラフィをリリースする、North CarolinaのBlasphemour Recordsが主催したsampler 2016。
そこに、デモ収録の"wasted life"を提供していたDRETCH
まだ駆け出しで、詳しい情報もないのだが、WISDOM TEETHのDaniel Adamsにボーカルチェンジし、地元Ocalaを拠点にコンスタントにライブを行なっている模様。

このOcalaには、OVERHEATSCATTER SHOTといったバンドが次々と湧き、活気づいている印象を受ける。


DRETCH - "set 2/28/16"



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