Friday, May 25, 2018

UK hardcore scene - Ⅶ





1995年、MEDULLA NOCTEのPaul Cattenらで結成されたSTAMPIN' GROUND
実際Paulが在籍したのはデモの時期だけで、以降は後任シンガーにex NECKBRACENAILBOMBのHeath Crosbyが加入している。

初期の彼らはEARTH CRISIS、REFUSED以外に例えることができないほどの直系の音だった。7epを2枚リリースし、1996年にWe Bite Recordsから"stampin' ground"を出し頭角を現し始める。
しかし、1998年の"an expression of repressed violence"では、すでにHeathは脱退しAdam Frakes-Simeを迎え、Century Media RecordsのサブレーベルKINGfisherに移籍しての再出発となった。サウンドもそれに共鳴するかのように、SLAYERや後期LIAR、ALL OUT WARなどの影響を落とし込んだ様へと変化していく。

2000年にChord Recordsから"carved from empty words"、そして2003年の"a new darkness upon us"がCentury Media Recordsとステップアップし、SEPULTURAやTHE HAUNTED、HATEBREEDなんかとのショーをこなし知名度を上げていった。しかし、オリジナルメンバーのIan GlasperとAde Stokesが相次いで脱退し、2006年には解散となる。
その後、この2人はFREEBASEに加入し、"darker days are still to come"をリリースしたのも記憶に新しいと思う。
またUKの重要レーベルBlackfish Recordsは、Ianが運営していたレーベルでもある。


STAMPIN' GROUND - "dawn of night, starved"


 


STAMPIN' GROUNDを脱退したHeath Crosbyは、SILENT SEASONを結成し"demo 2000"をリリースしている。さらに、Blackfish RecordsのCONFLICTトリビュートアルバムに参加。
その後の活動は不鮮明で、Heath個人がDEAD MAN'S CHESTやSTATEMENTなどでフューチャリングされた以外は、表立った活動は見受けられない。

しかし2016年、ついにHeathはFREEBASEのJaff、UNDERULEANGER MANAGEMENTのメンバーらとDAYS OF ENDを結成し、再び第一線に復帰を果たす。
そして翌2017年に、Boss Tuneage傘下のMosh Tuneageから"demon est deus inversus"がリリースされた。そのedge metalを軸としたmetal coreは、CATARACTやSWORN ENEMYにも比肩するクォリティを誇っている。

現在ギタリストを探しているようで、活動がスローペースだが継続してもらいたいところ。


DAYS OF END - "feeders of hate,waiting for deception"
 





SPECIAL MOVEのメンバーが運営するEight Brutal Dogs Recordsから、"the devil's handprint"を2016年にリリースしたRAIDENは、90's UK hardcore scene創成期にCANNANやSTAMPIN' GROUNDらと活動していたバンド。

長らく沈黙期間があるので、解散していたのは間違いないと思うが、2012年のRucktion Records企画に出演したのが確認できる。
その後もスローペースながら、地元のEssex fest 2014に出演。その際、Blackfish Recordsに提供していた"the crimson tide"がサンプラーとして配布された。
そして、"the devil's handprint"のリリースへと至るわけだが、前作よりメンバーに変動がみられる。SPECIAL MOVEのDarius Claydonがドラム、50 CALIBERのLeon Dodimeadがセカンドギターで加入しての新体制となった。
サウンドは、かつてのRED SKYライクなedge metalスタイルにSLAVEARCの要素をプラスした感じで、時代に相応しつつも1998年結成以来のスタイルはブレていない。同郷のdeath coreバンド、POINT DOWNと比較してみるのもいいかもしれない。

再始動前の音源として、1999年にデモ"bring forth the enemy"、2000年にはRetribute Recordsから"the killing fist"をリリースしていた。

 
RAIDEN - "broken remains"






2001年から2004年にかけて活動していたEVISCERATE ADが2016年に再結成された。ドラムのDenはKINGPIN、ギターのTubはAMBUSHの活動を経てのリユニオンとなる。それと同時に過去音源を再発しているので、若い世代にも知れた存在だろう。

"man made evil"時の彼らは、まだADが付かないEVISCERATEの名で活動していて、再発された際にはADが加えられ差異化されている。このオリジナル盤は、自主と思われるBloodstorm Recordingsから2001年に出していた音源。
一般的に、彼らの音はスプリット"what lies ahead"(w/ BROKEN OATH)で判断してしまいがちだが、この頃は後期SUNRISEからDAYMARESにかけてのdark metallic hardcoreに近い要素を含んでいた。ツインボーカル編成のパート分けもその要因として大きいか。

そして、2002年に4-way "escalating unholy war"(w/ FREEBASE、SET AGAINSTDICTION)に参加。この音源より、ADが加えられたEVISCERATE ADとしての名が確認できる。

以降のbeatdown metalcoreは、GRIMLOCKなんかの影響が垣間見れることができ、それはIRATEやKRUTCHなどのツアーサポートでも裏付けされる。


EVISCERATE AD - "masquerade of truth"
 


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Sunday, April 22, 2018

SPIRIT OF YOUTH - interview


 


1990-2002年間に活動していたKortrijkのSPIRIT OF YOUTH。90年代のH8000の重要バンドで、個人的に連絡を取り合っていたギターのDominiek Denolfにインタビューを持ち掛けたところ、快く引き受けてくれた。初期から中期のSPIRIT OF YOUTHは、サウンドスタイルもさることながら、メンバーの入れ替わりも多く、複雑なその辺りをうまく伝えることができればと思う。

今回は割愛させてもらったが、インタビューの途中で、SOLIDを再結成させる話しやBLOOD REDEMPTION、現在やっているWORSHIP等の話しを挟みつつ答えてくれた。




PR > Dominiekにとって、SPIRIT OF YOUTHが最初のバンドになると思うけど、結成までの経緯は?
Dominiek > SPIRIT OF YOUTHは、俺も弟Frederikにとっても最初のバンドだよ。1990年頃、12歳の時にHans Verbekeの影響でhardcoreを知った。彼が当時やっていたRISE ABOVEは、ベルギーで最初のハードコアバンドの一つだね。また、俺はそのRISE ABOVEのEdward Verhaegheからギターを教えてもらったんだ。それからEdwardは、NATIONS ON FIREに活動を移していったよ。
俺は、Hans Verbeke(当時はドラム)とJan Malfait、UxJx(後のLIAR/CONGRESSのベース)とでSPIRIT OF YOUTHを屋根裏部屋で始めたんだ。2年の間でいくらかのギグを行ない、数曲をカセットコンピに提供した。

PR > その頃、一時的にTHE LOVE TRUTH AND HONESTYで活動しているよね?Warehouse Recordsから出した4 way"regress no way!"以降、SPIRIT OF YOUTHとして活動を再開したと思うけど。
Dominiek > そうだよ。JanとHansがBLINDFOLDを結成して、彼らはSPIRIT OF YOUTHと同じライブで、2ステージ務めたりしていたんだけど、結局2人とも辞めてしまったんだ。だから俺と弟のFrederikは、EdwardとIgnace De MeyerとでTHE LOVE TRUTH AND HONESTYを始めた。そして、SPIRIT OF YOUTHのデモに数曲を加えて7epにしたんだ。確か1曲は、その後V/A"regress no way!"に提供する曲だよ。
結局、THE LOVE TRUTH AND HONESTYの名前でライブすることはなかったけどね。音はDAG NASTYや411、7 SECONDSのold melodic hardcoreにインスパイアされていた。Edwardが辞めるまでの1、2年間のTHE LOVE TRUTH AND HONESTYが実質SPIRIT OF YOUTHの第2章ってことになるね。




PR > この頃の90年代初期、よく絡んでいたバンドは?また頻繁にハードコアのライブを行なっていた、IeperのVort'n Visというハコについても教えて。
Dominiek > SPIRIT OF YOUTHが1990年に活動を始めた頃には、MAJORITY OF ONEやNATIONS ON FIRE、SUPERTOUCHとか多くのバンドがVort'n Visでライブをしていたよ。
俺らはSHORTSIGHT、FEEDING THE FIREやBURNING FIGHTともよくやったし、USのBLOODLINEやTRANSCENDともライブをした。
Ieper hardcore festivalもここで行われていたよ。




PR > Crucial Response Recordsから出した7ep"the abyss"について教えて。また、SOLIDを新しく始めた経緯はどうだったの?
Dominiek > SPIRIT OF YOUTHにJanが復帰し、Hansがベースで戻ってきて、MOUTHPIECEやLIFETIMEなんかの、straight edge hardcoreにインスパイアされた7ep"the abyss"をレコーディングしたんだ。これは、ドイツのold skool hardcoreレーベル、Crucial Response Recordsからリリースされたよ。その後のカセットシングル"engine-darkroom"は、もっとグルービーなmetalcoreになったね。
そしてフルアルバム用に10曲作ったんだけど、Crucial Response Recordsからはリリースできなかった。
それでまたJanとHansが2回目に辞めて休止状態になり、俺とFrederikは2つ目のバンドSOLIDを1996年に始めたんだ。3、4年間の活動で、"sadness of mankind"と"darkside moments"の2枚のCDを出したよ。
だけど、2000年に俺とVincent MerveilleがSPIRIT OF YOUTHを再開させると、Frederikも加わり、Genet RecordsのサブレーベルであるHansのSober Mind Recordsから、"source"のリリースへと至った。多くの曲が古いリリースされなかった曲だけど、engineも収録されているよ。


"engine"


PR > 当初、"source"はCrucial Response Recordsから出す予定だったってこと?
Dominiek > "source"の10曲は、Janとhansが脱退する前に作った曲で、Crucial Response Recordsからリリースはできなかった。
Vincent Merveillie、Vincent TheetenとSim Meersemanが加入して、SPIRIT OF YOUTHを再始動させると、HansのサポートでSober Mind Recordsから出すことができたんだ。これは新しいラインナップでレコーディングしたものだよ。




PR > Jan Maelfaitの後任で、その"source"からボーカルを務めているVincent Merveillieは、RESIST THE PAINやLIFECYCLEにも在籍していたよね?
Dominiek > うん、VincentはRESIST THE PAINで歌っていて、LIFECYCLEではドラムだった。SOLIDとRESIST THE PAINは一緒にライブしたりしていたから、彼とはよく知れた仲だったんだ。ちなみに、セカンドギターのVincent TheetenとベースのSim Meersemanは、VOICES AT THE FRONTの元メンバーだよ。




PR > ONE KING DOWNとスプリットを出しているけど、どういった経緯でリリースしたの?
Dominiek > Goodlife RecordingsのEdwardからONE KING DOWNとのスプリットの話しをもらったんだ。すごく好きなバンドだったから嬉しかった。それがリリースできたし、ベルギーのDilsenで対バンもしたんだ。また、Edwardから1999年の夏に、25 TA LIFEとツアーをしないかと誘いを受けた。だからその前に、Goodlife Recordingsからフルレングス"colors that bleed"をリリースしたよ。

PR > その"colors that bleed"が最終リリースになったけど、そこから解散までを聞かせて。
Dominiek > 1年半に及ぶ25 TA LIFEとのツアー中の3週間が過ぎた頃、メンバー間に論点があり収拾がつかなくなった。これがSPIRIT OF YOUTHの終わりを意味していたのかもね。その後も1年ぐらいは活動を続け、新しく3曲作ったけど、レコーディングまでは至らなかった。

PR > 他のDominiekのバンドについては、またの機会があれば聞きたいけど、今回のインタビューの最後になにか言いたいことはある?
Dominiek > ついこの間、俺が新しく始めたWORSHIPってバンドのライブで、Edwardと会って、ジュンのことを話していたとこだよ。
じゃあ最後に。SPIRIT OF YOUTHを通じて、普通の生活ではできない経験もできたし、誇りに思っている。また友人らによって、進むべき道へのサポートであったり、鼓舞させられたりで、創造的になることができた。
ベジタリアンであること、動物や人々を愛することは良いライフスタイルだし、ハードコアは腐りきったこの世の中にもっと重要視されるべきだね。でも閉鎖的になることは良くない。
このインタビューの機会に感謝すると共に、日本やインドネシア、その他の国の人にも読んでもらいたいね。

Sunday, March 18, 2018

Hamburg hardcore scene


 


OH州のYoungstownが発祥とされ、2002年の発足以来、現在では世界各地にクルーが点在するSOSF(Swing On Sight Family)。そのHamburg支部ともいえるDSA(Dirt Style Army)のクルーによって、SUCKAPUNCHは2006年に結成された。

SHATTERED REALMやNASTYライクなbrutal beatdown hardcoreサウンドに、hip hop系ギャングボイスを主軸に、ONE LIFE CREWまたはNRSVを思い起こさせるボーカルが掛け合うdual vocalsが乗る。このスタイルは、彼らがシーン創成期から牽引しているだけに、Hamburg hardcore sceneのステイタスにもなっている。

結成後の初期段階には、自主で"unterste schublade"と"munition"を出していたが、2011年にOne Life One Crew Recordsへと移籍、1st"kiosk kings"をリリースした。
これに収録されたSHEER TERRORのカバーを、しっかり自分らの音に仕上げている辺り、実力も兼ね備えている。
そして2013年に、スイスのVALE TUDOとのスプリット"MMXⅢ"のリリース、.45 STAINLESSとのEurotour 2015など、活動域もヨーロッパ中に広げている。

また、MarcとRobinはBIRTH STRUGGLE DEATHでもプレイしているが、音源がデモ"mad as hell demo"のみに止まっているので、その後の動向が気になる。


SUCKAPUNCH - "live in Julius-Leber-Haus 03.03.2012"
 





FOR MY ENEMYは、2007年Hamburgにて結成。2009年に自主リリースした"welcome to the dirt"のタイトル通り、SUCKAPUNCHやAIRTIMEと同じDSA/SOSFクルーのバンドとして活動している。

自らの音をevil 90's moshmetal hardcoreと表現するように、ALL OUT WARやARKANGELをバックボーンに、土地柄のbeatdown hardcoreとが融合。狙いとするサウンドは、2011年にMarked For Death Recordsからリリースされた、"dark days"のGustave Doréジャケからもわかると思う。
この1stに、ゲストボーカルで参加したSamisのREDUCTIONや、BerlinのREBORN TO CONQUERと比較しても遜色を感じない。

以降、2ndギターLasseが加入し、2012年にAZ州のBEG FOR LIFEとのスプリット、2013年には新曲"six years passed"が発表され、新作が待たれるが、音沙汰のない状態が続く。

個人的にHamburgを訪れた時、Swing On Sight Fest 2014で、59 Hamburgのバンドを見る機会があったのだが、特に彼らの地元での人気は肌で体感することができた。ただシーンとしては、それほど規模は大きくなく、後述するように掛け持ちも多いのが実情のようだ。


FOR MY ENEMY - "six years passed"

 




2009年、FOR MY ENEMYのギターArneは、GENTLEMEN'S SPORTSを新たに始動させる。もう一人のギターは、FOR MY ENEMYに加入したLasse。つまり両バンド共、ギターが一緒という体制になる。
そのdual vocals beatdown hardcoreは、USのLIFE AFTER DEATHやCROWD DETERRENT、COLD EXISTENCEに近いサウンドで、FOR MY ENEMYとは一線を画しているのは明白。どちらかというと、ギターの2人はこっちの方をメインにしている感じで、今後シーンの中核を担っていく存在になるのは間違いない。

2011年に、"demo 2010"が"straight outta Hamburg tour edition"として、Shock Survival Recordsから再発された。これはデモと同内容のものだが、limited 30で極少生産されたレア音源。
そして7ep"fischkopp"、さらに翌2012年には、"Swing Of Sight Family worldwide split volume 3"(w/ COLD REIGN、GUERRILLA CROWZ)が、Filled With Hate Recordsからリリースされた。この3 way以降、ボーカルのClausが脱退し、Rafのソロ体制で活動を続けることになる。

すでにE-TOWN CONCRETEのツアーサポートも決まっているようで、新体制での新譜、今後の動向にも期待。


GENTLEMEN'S SPORTS - "live Duisburg Punkeria"
 





GENTLEMEN'S SPORTSのボーカルClausが、2013年からギターとして活動を始めているGRIM VISION。他にBACK IN TIMEBRICKTOP、SUCKAPUNCHなどの経歴を持つメンバーも在籍しているらしいが、音は良い意味で裏切るdeath/dark metal influenced hardcoreをプレイしている。例えるなら、DISEMBODIEDやDISGRACEといったところか。

結成間もなくしてBastardized Recordingsと契約し、2014年に"with those who favor fire"、2016年に"war agony"と、これまで2枚の7epをリリース。"war agony"でBOLT THROWERをパロった、limited editionを出している辺り、曲作りでも意識しているのが垣間見える。
ちなみに、レコーディングで使用された48 Volt Studioは、Hamburgバンド御用達のスタジオとして知られるところ。

まだ新しいバンドながら、地元ではもちろん、EMBRACED BY HATREDやANGSTなんかとライブをこなし、頭角を現してきている存在。BUST!然り、新たなシーン構築の時期に差し掛かっている印象を受けるが、その中心にいるのはDSA/SOSFクルーであることは変わりない。


GRIM VISION - "live at Bar 227"
 


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Saturday, March 3, 2018

Ruhrpott hardcore scene - 3





Ruhrpott hardcore sceneで組織されたRBSから、2002年に結成のEMBRACED BY HATRED。もともとduel vocalsで活動していたが、Andre Lebrunが脱退し、2nd"real recognize real"からSascha Grümbelのソロ体制になる。
自らの音をTroycoreと称していて、STIGMATAやWARTIME MANNERの影響を落とし込みつつ、Cleveland hardcoreをも消化したようなbeatdown hardcoreをプレイしていた。

Meik Buhlが抜けて、ギターがAndy Helmholzの1本になった"vigilante justice"を転換期に、16分の刻みや単音弾きが増えた感があり、REBORN TO CONQUERやBUN DEM OUTにも類似したbeatdown furyの要素が強くなった。

そして2015年、2ndギターでStephanが加わった3rd"time waits"が、これまで所属していたFilled With Hate Recordsを離れて、GSR Musicへ移ってのリリースになった。
この頃Andyは、DRIFTやTHE PLATOONに在籍したMarcel Ströterらによる、PRISON KNIFEの"bitter peace"でエンジニアを務めている。
Andyはこのプロジェクトに加入したようで、EMBRACED BY HATREDは2017年解散。


EMBRACED BY HATRED - "immortality"
 


一方で、1st "down to concrete"後に脱退したEMBRACED BY HATREDのAndreは、ex BROTHERS IN CRIMEのJacques Mengel、DemianとNiels Holzhauer、さらにex WORLD PEACEのSaschaらとRIVALSを結成している。
そのMERAUDERやDYING BREEDライクの90's metallic hardcore styleは、次世代を担うメンツが参加したSteel City fest compilationにデモの曲を提供し、ラストの大役を担ったのも納得。

さらにJacquesとDemianは、Ruhrpott DRM hardcoreバンドDOG DAYZとしても動き出した。RIVALSは、Filled With Hate Recordsから4曲収録の"family business"を、DOG DAYZは自主で"1312"と、互いに単独音源を1枚づつ出して解散。


BROTHERS IN CRIME - "filled with hate fest 2008"
 

RIVALS - "live at Herten Nord"
 

DOG DAYZ - "der vollstreckaaa"
 


 
 

Daveの後任として、CIRCLE OF DEATHのギターAndree Krupskiがボーカルで加入、そして後にNASTYに入るPaddyが在籍していたFALLBRAWLは、2005年結成のFBC/DRM/RBS beatdown hardcoreバンド。

3way"no winners just survivors"(w/ BROTHERS IN CRIME、REDUCTION)とデモを数枚出した後、Warcity Recordsから1st"cold world"を2008年にリリースした。
この時期は今よりもっとシンプルなbeatdownパートに、2 stepを組み込んでくる作風が印象に残るが、既述のように、ボーカルのDaveが脱退してしまいAKが後任で入った。
さらにBeatdown Hardwearへ移籍と環境を変え、2012年に2nd"pure mayhem"、2013年には"brotherhood"を出し、一緒にツアーを回った仲のNASTYと対等な地位を築いていく。

しかし、これまで引っ張ってきたPaddy脱退という事態に直面。オリジナルメンバーがStefanのみになり、4ピースで活動を続けることになる。
2015年の3rd"chaos reigns"を聴く限りでは、特に変化を感じさせないFALLBRAWL節っぷりは健在。
現在ドラムのNorman Menzは、CONTRAで活動していて、ex CIRCLE OF DEATHでex BROTHERS IN CRIMEの、Dominik Timmが後任で叩いているようだ。

今年Japan tour 2018で来日したばかりで、その人気も盤石なものになっている。

 
FALLBRAWL - "omega"
 
 
CIRCLE OF DEATH - "immutable"
 


 
 

FROM MY HANDSのボーカルNorman Menzがギターとして、2006年に結成したDRM brutal hardcoreバンドREDUCTION

2008年、ボーカルのSamisとドラムのThrasherが創設したMassive Bloodshed Recordsから、1st"fuck you"をリリース。しかし翌2009年にThrasherが脱退し、後任にGUNNED DOWNのJohannesが加入となる。
FROM MY HANDSとGUNNED DOWNは、Massive Bloodshed Recordsからスプリットを出していた仲で、NormanはそのGUNNED DOWNの曲にフューチャリングされ、DRM family内の友好的な関係性が窺える。

2nd"fuck you too"をOne Life One Crew Recordsから2012年に、続く3rd"RDCTN"は2015年のリリースになる。相変わらずのbeatdown furyをバックにに、hip hopテイストと吐き捨て気味の歌い回しを駆使したボーカルスタイルは、CRACKDOWNやFALLBRAWL、NASTYと同等レベルのクォリティと人気を博す。

Ieper hardcore festやOne Life One Crew showcaseの出演、BALBOAとのSpain tour 2x17をこなし、もうすぐスプリットか何か音源が出る模様。


REDUCTION - "love music/hate the kids feat. Paul DESOLATED"
 


 
 

2011年、ex SINK OR SWIMのLarissa Stupar、SvenによってWOLF DOWNは結成された。ANCHORやGATHERと比較されるvegan straight edgeバンド。

スプリット7ep(w/ IN ONE PIECE)しか音源を残していないSINK OR SWIMだが、Catalyst Recordsから次作を出す予定が決まっていたらしく、後身バンドWOLF DOWNでの7ep"MMXI"が、同レーベルからリリースとなった。

結成当初から話題性も高く、Start A Fire Recordsより2013年に出した1st"stray from the path"を引っ下げ、Asia tour 2014で来日を果たした。

しかし、次作の7ep"renegades"を最後に、ボーカルのLarissaが脱退。すぐに後任にDaveが就き、名刺代わりの"liberation"を出した。やはり印象が変わった感は否めないが、HATEBREEDやLESRA的なmosh coreパートが加わった。
そして、Asia tour 2016で2度目の来日もしている。

帰国後、2nd"incite & conspire"をEnd Hits Recordsからリリースに至るが、2017年に解散となった。
また脱退したLarissaだが、彼女はロシア生まれのドイツ育ちで、現在はUKに渡り住み、2015年からVENOM PRISONへ加入し活動している。

 
WOLF DOWN - "stray from the path "
 
 

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Thursday, February 22, 2018

Ruhrpott hardcore scene - 2




当時H8000のバンド御用達だったStudio Midasにて、1996年にレコーディングされた7epを、Stormstrike RecordsからリリースしたSHAFT

音的にもCONGRESSやVITALITYに似たH8000 soundで、Ruhrpottの中でもいち早くedge metalを示した、先駆者的位置付けになる。
この7epは、1998年のスプリット"chorus of doom"(w/ JANE.)にも収録されているが、その前の1997年に出た単独音源"taskmaster"は、なかなか市場に出回らなかった。スプリットをリリース後、間もなくして解散。


SHAFT - "live belgium/mid 90's"






JANE.は、1997年にSHAFTと同郷のDuisburgにて結成されたevil edge metalバンドで、Alveran Recordsからスプリットのほか、1998年に"a doorway to elsewhere"を、2000年にはNYARIとのスプリット"liberate tutemet ex infernis/examination:positive"をリリース。そして、2002年に"romeo is dead"をBeniihana Recordsから出している。
いづれの作品も、UPHEAVALや"a small boy and a grey heaven"時のCALIBANを彷彿させるサウンドで、アンダーグラウンドなリスナーを魅了した。

一旦2002年に解散していたようで、2004年にいくらかのメンバーでJ'Nとして再始動する。
"romeo is dead"をさらに、chaotic度が増した感のサウンドを模索し、Wanted Recordingsから3way"air"(w/ INSIDE ME、ROLL THE DICE)、Burning Season Recordsから"for the hearts"をリリースしていたが、結局JANE.と名前を戻している。






Bochumにて1997年結成のNYARIは、Alveran Recordsを創設したSascha Franzenが、ボーカルで在籍していたことでも知られている。
彼らのデモ"5-song demo"は、フィメールボーカルを大々的に取り入れ、REDEMPTIONにかなり近い印象を受けた。

Muriel's Harmoniesからの7epを経て、"your nation is dead"、JANE.とのスプリットと、作品を重ねるごとにLENGTH OF TIMEライクのedge metalへと変化していった。
ちなみに当時のレーベル側インフォは、ffo SLAYER and INTEGRITYといった感じ。活動期間は3年程度と、意外と短く2000年に解散。

その後Saschaは、自身のAlveran Recordsが主催するPressure Festivalの企画や、レーベル業に専念したと思われ、現在Abacus Recordings傘下へ入っているようだ。

また他のメンバーは、SETTLE THE SCOREやCROWLEY'S PASSIONでプレイしたようだが、クレジットからではメンバーの特定ができない。






ex SURFACEのBoris Prachtが中心になって、1998年に結成されたCOPYKILL。デモをSpill The BloodとDeadsoil Recordsの共同リリース後、Alveran Recordsと契約し、DRIFT(pre THE PLATOON)とのスプリット"conceptions of mayhem"でデビューする。
ちなみにBLEEDINGのドラムMatthiasが運営し、自身の7ep"the end?!"をリリースしていたDeadsoil Recordsとは異なる。

この手はRuhrpottで量産されていて、特にCOPYKILLは、SHATTERED REALMや50 CALIBAR系のbeatdown furyバンド勢の、シーン中核を成していた存在だったといえる。
2001年にはLIARとEuropean tourを行い、1stフルレングス"victim or witness"がリリースされ、順調かに思えた。
しかしBorisがDEADSOILを、Jogi NeumannとStephan Winter、Christian MattheisはCLOBBERIN TIMEと、各サイドプロジェクトがメインになり、活動を抑え休止状態が続いた。

転機は2009年、DEADSOILが解散したタイミングで再始動する。2010年にFilled With Hate Recordsへ移籍し、"fucking restless"で復活を果たすが、リリース後ボーカルのChristian Mattheisが脱退。後任にBLOOD BY DAYSのSascha Kargoschaが就く。

2012年、新たにDead Serious Recordingsと契約を交わし、3rd"new world error"をリリースした。
またしてもギターのBorisは、ボーカルのSaschaと新たなプロジェクトで動き出し、2014年にIN BLOOD WE TRUSTのChristian JansenとNils Maiwurm、FALLBRAWLのNorman Menzが集まり、CONTRAとして正式に始動する。そして、One Life One Crew Recordsから"false gods"をリリースした。

COPYKILLとしては、One Life One Crew Fest 2016を最後に解散となる。


COPYKILL - "loyal to those loyal to us"
 

DRIFT - "Alveran-fest dorsten part1"
 


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Wednesday, February 14, 2018

Ruhrpott hardcore scene - 1





1992年に結成されたstraight edge hardcoreバンドSPAWN.。ボーカルがMike KrajewskiからChris Van Dornickへ、そしてベースがHolger AndtからDirk Zeiserと入れ代わり、INNER CIRCLEから改名した経緯がある。

当時、IeperのVort’n Visで頻繁に行われていた企画に呼ばれ、Kortrijkのバンドともよくライブしていたバンドだが、ユーロというよりはUNBROKENやSTRUGGLEのUS寄りな、classic 90's new schoolをプレイしていた。

1993年、Emblem Recordsから7epをリリースし、ドラムのRené Natzelが掛け持ちで在籍していたFEEDING THE FIREとツアーを行う。
そして翌年には、Crucial Response Recordsと契約。スプリット(w/ FEEDING THE FIRE)と単独"redone"を出している。
その功績はUSまで拡散、New Age Recordsへの移籍につながり、"adrift"のリリースへと至った。
しかし1997年、March Through Recordsからのスプリット(w/ DESPAIR)を最後に解散してしまう。

RenéはTRUE BLUEを経てWORLD COLLAPSEを、Chrisは2016年からEYES OF TOMORROWを新たに始めていて、もうすぐ7epのリリース予定がある。


SPAWN. - "endure the pain"
 





1994年、straight edgeバンドSURFACEは、ルール地方の主要都市Essenにて結成された。(同時期に、カリフォルニアにも同名のバンドが存在。)

1995年にレコーディングされた7ep"last time ..."が 、March Through Recordsからのリリースとなった。 レーベルの中で特に流通が悪かった気がするが、それに比例してこの音源の認知度も低い。しかし、レーベルメイトのCONTRITIONやCONTEMPT、BLOOD OF JUDASと同等レベルのtraditional styleは、再評価すべき音源の一つに挙げられる。

次作からMad Mob Recordsへ移籍となり、1997年に"to millennium…and beyond"、続いて1998年に"shadows cast by the light of the world"をリリースした。
これを最後に解散したと思われ、ボーカルのSammy EftekhariはDEVIL IN DISGUISEへと活動を移す。
一方、ドラムFrank KnöflerとギターのThorsten Kleine-Hegermannは、1999年にEND OF DAYSを結成。同じくex SURFACEのBoris Pracht、Sven Pustも一時期在籍していたようで、実質は後身的位置付けになるバンド。
しかし音的に、CATARACTやEMBRACED BY HATREDに例えられるedge metal/metalcoreへの転換は意外だった。

"3 song demo"に続き"hate anthems"、そして2005年にAlveran Recordsから"dedicated to the extreme"をリリースしている。


END OF DAYS - "turned to death"
 





ex END OF DAYSのFrank KnöflerとKevin Ottoは、2010年にOPTIMISTを結成。
OBITUARYやDISMEMBERのold school death metalをバックボーンとするdeath metal-tinged hardcoreに、beatdownパートを取り入れた様は、Beatdown Hardwearのレーベルカラーに沿わずやや異彩。
しかしボーカルのKevinの存在が、END OF DAYSの延長線上ともなり、hardcore感は失われていない。

このBDHWから2014年に"entseelt"、2015年にはex DEAMON'S JADED PASSIONのMark Krämerが以前在籍していた、BITTERNESS EXHUMEDとスプリットをリリース。

ALL OUT WARやINTEGRITYのツアーアクトを務める一方で、Death Shall Rise Festivalなんかのmetal度が高い企画にも出演し、双方からの評価が窺える。

2016年に"entseelt"発売の2周年を記念して、Injustice Recordsからテープエディションを、Affront Vinylから7ep"der zerfall"を出していて、そろそろフルレングスも視野に入れていると思われる。


OPTIMIST - "weltenbrand"
 


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Monday, January 29, 2018

Florida hardcore scene - Ⅴ





90's New York hardcoreにClevoスタイルを融合させ、ボーカルがSTRAINからの影響が窺えるBINDは、2015年に結成されデモをリリースした。VATICANとのwinter tour 2015やFYA 4の出演、DRAWING LAST BREATHとeast coast tour 2017をまわり、活発なシーンの中でも頭角を現してきている筆頭といえる。

2016年に、INVOKEらが在籍するPlead Your Case Recordsから7ep"true colors"をリリース。"2015 demo"から根底とするものは変わらないが、315 HCフレバーが加味された印象を受けた。
さらにサウンド面の地盤が固まり、もうすぐ"life goes on"がLP盤でリリースされる。そこにはCROWN OF THORNZのカバーを収録予定。


BIND - "at Pug's Live - Tallahassee, FL"
 





BLISTEREDのLennonが、2016年に結成したvegan straight edgeバンドECOSTRIKE。彼がギターで在籍するDRAWING LAST BREATHが、xREPENTANCExとFYA festのアフターショーで対バンしたのを機に、Patとの交流が始まりCarry The Weight Recordsとの契約に至った。

EARTH CRISIS、STRIFEと称される音は、"demo 2016"のジャケからしても、一貫して厳格極まりない。翌2017年にリリースした7ep"time is now"では、土地柄か、STRONGARMぽさも垣間見ることができる。
今後Triple B Recordsから"voice of strength"を出す予定があり、引き続き注視すべきだろう。

Lennonは多岐にわたりバンドを組んでいて、SANDMANSECONDSIGHTCASTYOUDOWNといったバンドではドラムを担当している。おそらくA NEEDLE UNDER THE NAILにも関わっていると思われる。まだデモやコンピレベルの活動だが、いづれも90's influenced hardcoreのアップデート系で、次世代シーンの中核を担っていく存在。

また、彼が運営するPlead Your Case Recordsは、もともと2012年からファンジンから始った経緯を持つレーベルで、ファーストリリースはCRISIS UNITの"over the edge"だった。


ECOSTRIKE - "at The Electric Factory in Philadelphia, PA on July 29, 2017"
 
 
SANDMAN - "at FYA fest 2018"


CRISIS UNIT - "at The Goat House, Odessa, FL"
 





Kass嬢を擁したvegan straight edge hardcoreバンドxELEGYx
2018年始めに開催されたFYA fest 5を最後に、結成から2年ほどの活動を終えた。しかし、CALIBANやUNDYINGをリバイバルしたサウンドに、衝撃を受け支持していた人も多かったと思う。
デビューは、Rage Recordsから4曲収録した"demo 2016"だった。需要と生産が釣り合わず、複数のレーベルから再発されたため、Seventh Day RecordsやArduous Path Recordingsなど、幾らかのバージョンが存在する。

2017年には、4-way"the onslaught"へ参加、そして単独7epのプロモ"deliverance"を自主でリリースした。この7epが結局リリースされる前に解散したことになるが、プロモのカップリング曲にCULTUREの"memento mori"をカバー収録と、話題になった音源でもあった。

またCejasは、CASTYOUDOWNとしても動いていて、Arduous Path Recordingsから"demo 2016"をリリース。Eulogy Recordingsに所属したearly 00's metalcoreバンドの影響が大きい。


xELEGYx - "at O'Malleys 5.1.2017"
 


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