Monday, July 22, 2024

Southern California hardcore scene - 5





UNBROKENやENDEAVOR、CHOKEHOLDの影響下にあるvegan straight edge hardcoreバンドABANDON。2008年末にデモをレコーディングし、さっそくWest Coast Tourを年を跨いで行なう。さらにKINGDOMやTIME FOR CHANGE、RESTRAINEDとの共演を経て、THE SEPARATIONのU.S. Summer Tour 2009の一部帯同を務めた。
また親交の深かったSEVEN GENERATIONSのラストショーに招集され、この日リユニオンしたGATHERとも共演を果たす。

そしてCatalyst Recordsから1st"the death of urgency"のリリースへと至った。本作はGlory Kid Recordsのバンドも利用していたThe Earth CapitalのAlex Estradaがエンジニアを務め、ゲストボーカルにRESTRAINEDのRomeo Tamarawを迎えた。7月にはレコーディングを終えていたようだが、実際に世に出たのは翌2010年で、時期的にも同じく、Death Of A ModernistからLP盤で再発されることになる。

ライブ以外にも地元のKSPC Radio Showへの出演、これからという期待が掛かるなか、Anthony ManellaはTIME FOR CHANGEのAndrew Gomezと始めたBURN YOUR LIFE DOWNへと活動を移行していった。ABANDONとしての活動が確認できなくなる時期とも重なり、この間に解散したと思われる。
その後メンバーはSEIZURESや MALADJUSTEDなど、ABANDONとは異なったスタイルのバンドで活動している。


ABANDON - "the death of urgency"






A BETTER HOPE FOUNDATIONのMatt Lynchらで結成されたSan DiegoのxREIGNxは、TEARS OF GAIAやSEVEN GENERATIONSなどに近いvegan straight edgeバンド。
デモCD-Rを2017年に自主で、またUKのBlacklist X Recordsからはカセット盤がリリースされると、HEAL RecordsのV/A "compassion vol.1 - a benefit for animal sanctuaries"に参加した。

翌2018年、WAKE OF HUMANITYと対バン後、NO RIGHTとのショートツアーを行い、Ugly And Proud RecordsからベルギーのxDEVOURxとのsplit 7epへと至る。
またボーカルのMatt Antsはドラムとして、SEVEN GENERATIONSのChris Rouse、WRENCHやEIGHTEEN VISIONSに在籍したJavier Van Hussらと、FOREWARNEDを並行して活動を始めている。ただ音源はBitter Melody Records/Ugly And Proud Recordsから出した"unforgiving years"のみで、EXTRICATEへ改名後にContraband Goodsが再発したが2019年には解散となった。

一方xREIGNxはXIBALBAやDIE YOUNG、RACETRAITOR、SECT、CAUTERIZEといったバンドと共演して地位を確立した感がある。
そして2020年、各国から有望なバンドが参加したCatalyst RecordsのV/A "the final war"に名を連ねた。Matt Antsはyouth crew straight edgeバンドHEADCOUNTでもプレイしていて、xREIGNxはその活動を終えた。


xREIGNx - "no absolution"






ABRASIONはSEEYOUSPACECOWBOY、MOMENTUMのJesse Price、xONE CHOICEx、TWIST OF CAINのAdam Galindo、そしてDAREのAngel Garciaらで構成されるバンド。
このエリアでは希少なedge metal/metallic hardcoreで、SENTENCEやカバーもしているKICKBACKなどの影響が窺える。またMERAUDERを彷彿させる6弦16分の刻みが他の現行バンドとは一線を画す。

2020年の7ep"demonstration"に続けて、Indeicison Recordsから2022年に"born to be betrayed"をリリースする。MOMENTUMのJordan Jenkinsがコーラス参加し、SEEYOUSPACECOWBOYやxREIGNxなどを手掛けたAlex Jacobelliがミックスを担当、マスタリングはFROM ASHES RISEのBrad Boatrightというサウンドプロダクションにも拘りを感じる。

その後、EIGHTEEN VISIONSのVanity 20th Anniversary、Hold Your Ground Fest '22に出演すると、Wild West Festを含むFall Tour '22をEXTINGUISHとBIG BOYと共に行なった。さらにMOMENTUMとTWIST OF CAINとツアーをまわり、For The Childrenを経て、Bloodaxe Festival Spring 2024で来日を果たす。これに付随するJapan Tourで同行したDAREやSTICK TO YOUR GUNS然り、掛け持ちやサイドプロジェクトの多いシーンの特質なだけに、各々のタイミング的なのもあると思うがそろそろ音源が待たれるところ。


ABRASION - "October 15,2022"



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