Monday, January 24, 2022

Portland hardcore scene





PortlandのUNRESTRAINEDは、2006年にTHE DEAD UNKNOWNのJustin SitnerとSteve 'Poop' Hoppe、PULLING TEETHのAugustus Bowmanらによって結成された。
THREADBAREやHARVEST影響下サウンドの90's metallic hardcoreバンド。

2007年にデモを自主で出し、翌年には7ep"screaming for a life worth living"のレコーディングに入った。しかし結局Surprise Attack Recordsからリリースされたのは、PARASITIC SKIESとのWest Coast tour 2009直前になったようだ。
またV/A "at both ends"が出る頃には、ドラムのJosh Colettoが脱退、後任にBACKLASHのJon Sinkoが就いた。その後Augustus Bowmanも脱退し、Rafがベースで加入している。

そしてTrip Machine Laboratoriesと新たに契約、INCENDIARYとのスプリットと1st"forward onto death"をリリースした。この1stから、2ndギターにRyanが加入し5人編成となっている。またNO ESCAPEのTim Singerをゲストに迎えたカバー曲を収録。ドイツのBound By Modern Age Recordsからカセット盤も出している。

2014年には、Rainfestの出演やTRIALの対バンを果す。さらにSHAI HULUD、MISERY SIGNALSなどとライブを重ねるなか、7ep"inside my head, black meets red"のレコーディングを行い、Indecision Recordsからリリースされた。

2016年に出した4 way "ⅳ"は、TEN YARD FIGHTのJohn LaCroixが2ndギターで加わり、RINGWORMやRACETRAITOR等とのライブが確認できるが、以降の活動内容はわからない。
また元メンバーのAugustus Bowmanは、エンジニア業で活動していて、WITH WARの"war cry"などを手掛けている。


UNRESTRAINED - "ethel mertz"






2014年、7ep"human ruin"をBlasphemour RecordsからリリースしたFUNERALS。FROM ASHES RISEのBrad Boatrightがマスターを担当、DISEMBODIEDから現行のTWITCHING TONGUESに通じるsludgy hardcoreをプレイしている。

2016年、前作の7epに引き続き地元のAudiosiegeにてレコーディングを行い、4 way"ⅳ"にGREAT REVERSALS、UNRESTRAINED、LIARS CULTと参加。彼らの提供曲にABNEGATIONのIggyがフューチャリングされていたことでも話題になった。思えばSonnyとSean O'Connerが、同時進行させていたCAST OUTでKICKBACKをカバーしていたように、traditional new school hardcoreの余韻がサウンドに反映されているようにも捉えることができる。

次作にあたる"902.303.720.631.92501.31401"も4wayとなっていて、VATICANやSANCTION、IRON CURTAINが参加し、2017年にBitter Melody Recordsからリリースされた。イントロ含む2曲を提供し、第一線で活動している他のバンドにも引けを取らないクオリティだったが、まもなく解散したと思われる。


FUNERALS - "live at The Awakening"


CAST OUT - "live at Burgerville Portland OR"






2016年に結成し、Seventh Day Recordsから音源を出していたTRUST ISSUESを前身とするDYING WISH
Emma Boster率いるextreme metallic hardcoreバンドで、2018年のデモに続き、翌年カナダのSERRATIONとのスプリットをBlasphemour Recordsからリリースした。デモの7ep化やDPK five year anniversaryでINTEGRITYと対バンするなど、早い時期から注目されていたことが窺い知れる。
SERRATIONとのWest Coast tour、CHAMBERやSANCTIONら同世代とのライブを重ね、ボーカルのEmma BosterがKNOCKED LOOSEの2ndでフューチャリング参加などの活動を経て、2020年に7ep"innate thirst"をリリースする。これはNuclear Blast Recordsの別ラインで設立されたSharpton Recordsと契約してのものだった。サウンド的にもBLEEDING THROUGHに感化された方向性を示し、次世代New Wave of American Heavy Metalの筆頭ともいえる立ち位置を確立している。

September 2021 tourを終えるとFurnace festに出演、その後LIONHEARTとのEuro tourを行い本国のみならず知名度を上げていった。そして1st"fragments of a bitter memory"を完成させ、リリース直後のタイミングでTHE ACACIA STRAINのUS tour 2021に帯同を果たした。


DYING WISH - "fragments of a bitter memory"






antifascist vegan straight edge hardcoreバンドxCAUTERIZExは、Portlandで2017年に結成された。.UNREST.のColtonとStevie、初期xBARCADIAxのBenらが在籍。ボーカルのJack PotterはSea Shepherdとして、その活動は長ければ半年にも及ぶことがあるという。バンド活動に費やす時間も限られると思うが、Bitter Melody Recordsから"demo 2019"のリリースへと至った。ヨーロッパ盤はAnimals X Kingdomが流通を担い2バージョンが存在する。エンジニアにUNRESTRAINEDのAugustus Bowmanを迎えたサウンドは、REPRISALの"where heavy gloom dominate"から"boundless human stupidity"期、また後のEXTINGUISHに比肩する。非常にユーロ色が強い内容になっている。

2021年には、この"demo 2019"に3曲を加えた"blessed frame"をリリースする一方で、BLU BLAZなるプロジェクトやCUTTING THROUGHのメンバーと始めたENACTといったバンドが派生し、デモをそれぞれ出して活動を始めた。

またDIY Conspiracyコンピに参加。これにはCLEARxCUTやxRISALEx、xUNTOLD SUFFERINGxなど、各国のStraight Edgeバンドが曲提供した。


xCAUTERIZEx - "May 11,2019"



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