Tuesday, May 17, 2022

Wisconsin hardcore scene





vegan straight edge バンドKILLTHESLAVEMASTERが、1996年にFranklinで結成された。間もなくドラムのAndy HurleyがRACETRAITORでも活動を始める一方、ギターのJim PfeiferはMETHODと並行で動いていて話題性も高かったバンド。

1999年、summer tourのために制作されたデモ音源に2曲を加えた"artisans of domginion, part I"をCyberdine 243からリリースする。ABNEGATIONやPRAYER FOR CLEANSING、PASSOVERライクなサウンドは今なお支持を受ける作品となった。
これが唯一の正式音源だが、出演したHugs n' Chugs 2001がVHS化され、様々なスタイルが隆起したシーンの中でも異彩を放っていた。

以降は活動していたか不透明ながらも、2010年にCHOKEHOLDのカバー含む7epを出す話しが持ち上がった。しかし実現はしなかったようだが需要が窺え知れる。

またKarl HlavinkaはCREATION IS CRUCIFIXIONに加入し、Andy Hurleyは7 ANGELS 7 PLAGUESのMatthew Mixon、Ryan Morgan、MISERY SIGNALSのKyle Johnson、Stu RossとBURNING EMPIRESを2009年に結成した。そしてAndy Hurley自身が運営するFuck City Recordsから7epをリリース。emotional new schoolにmetalcoreを融合させ、各々が培ってきた集大成的サウンドに仕上がっているように感じる。2013年に10インチ"heirs of the soil"を出して解散したと思われる。


KILLTHESLAVEMASTER - "live in Chicago, 1999(ish)"






90's straight edgeバンドISOLATIONで活動していたJesse SmithとTodd Evirsが、新たにUP IN ARMSとして活動を始めた。
"demo 1998"リリース後、ドラムのJared Loganが7 ANGELS 7 PLAGUES結成のため脱退となり、後任にSINCE BY MANのJon Kraftが加入。同系統のRACETRAITORや盟友EXTINCTIONに埋もれ、知名度こそ劣っていたのは否めないが、十分評価できる経歴を持っている。

1999年、SyracuseのETERNAL YOUTHとのsplit 7epのレコーディングを終えると、ギターのLeroy Seefieldが脱退し、Kevin Herwigが後任に就いた。
そして2000年、VEGAN REICHのSean Muttaqiが設立したHardline Recordsの後身レーベルUprising Recordsと契約、"fight to the death"がリリースとなる。
2001年にはSKYCAMEFALLING/MARTYR A.D.のツアーサポートを務め、Eulogy Festの出演を果たすなど飛躍していった。しかし形跡を追えるのはここまでで、2002年にベースのJesse SmithがSYNNECROSISのShane Merrill、Luke GrayらとTHE KILLERを、またボーカルとしてFOR DEATH OR GLORYの活動を始めているのでこの辺りで解散したと思われる。

ちなみにLeroy SeefieldとJesse Smith、Jared Loganが、一時UP IN ARMSと並行していたFOREVERAFTERというバンドもある。


UP IN ARMS - "at the Globe,Milwaukee"






Burlington拠点のENDTHISDAYは、1999年に結成されたEuropean metalの要素が強いmelodic metalcoreバンド。
デモに続き、2001年に"only the tears of angels will reveal our sorrow"をリリースすると、CALIBANを招集したHugs n' Chugs 2001に出演。この企画は翌年からRobot Mosh Festとして2008年まで続き、Wisconsin hardcoreシーン拡大に比例して規模も大きくなった印象を受ける。

翌2002年、Lifeforce Recordsと契約を果たし、1st"sleeping beneath the ashes of creation"のレコーディングを終えると、Furnace FestからBroken Hearts Festにかけて約1ヶ月間のツアーを行なった。その1stがリリースされると、エンジニアを任されたJared Loganが在籍する7 ANGELS 7 PLAGUESとのツアーを行なっている。

しかしこのリリースからわずか2ヶ月後に解散、既にBrad Cliffordは新しいバンド結成に動いていて、Chris Nolanを誘いCOMA ETERNALを結成した。バンド名がENDTHISDAYの曲名からきていて、サウンドは継承しつつ歌いあげパートを練り込み、よりメロディックかつエモーショナルへと転換していった。
そしてHugs n' Chugs 2001のVHSを出したThe Nuance Formulaから"I am the end"をリリースすると、FOREVER IS FORGOTTENやNEHEMIAHとそれぞれツアーを行ない、V/A "ya basta! a benefit for food for chiapas"に"demo 2000"の曲を提供した。


ENDTHISDAY - "last show - Milwaukee, WI - 11.09.02"


COMA ETERNAL - "our connection is lost at the fireside"







SHOOT THE HOSTAGEのLouie Pahl、Parker Krieg、Barry Jaeger、Noah Nickelらによって結成されたWINGS OF SCARLET。Milwaukeeを拠点に2002年から2006年にかけて活動していたmelodic/metallic hardcoreバンドで、IT DIES TODAYやNIENTARAにも比肩する。
結成まもなく、Life Sentence RecordsからWITH DEAD HANDS RISING、TEARS WILL DROWNとの3way split"words as weapons (volume one)"をリリース。その後ベースのNoah Nickelが脱退となり、後任にEarl Seraficaを迎え、2003年に単独"before the great collapse"をリリースした。
しかしリリース後、Parker Kriegをはじめ複数のメンバーが脱退したようだ。彼はUNDYINGに加入したことでも知られ、後にTEMPESTのメンバーとしても活動することになる。

またNEHEMIAHとのスプリットを予定していたが、2006年2月にラストショーを行い解散となった。そしてShawn Pageは、DIE ALONEのTim BleskeとSHIT OUTTA LUCKでの活動を始めている。

ちなみにラストショーで対バンしたDIE ALONEには、SHOOT THE HOSTAGEのtwin vocalの1人だったMark Fisherが在籍。こちらはbrutal death metalとchaotic hardcoreを融合させ、BETWEEN THE BURIED AND MEやTHE DILLINGER ESCAPE PLANのニュアンスに近いながらも、FOREVER IS FORGOTTENとのスプリットを出していた。


WINGS OF SCARLET - "live at Robot Mosh Fest in Milwaukee, WI 07.26.02"



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