Wednesday, April 19, 2023

South American hardcore scene - 5 (Buenos Aires)





AUTOCONTROLSUDARSHANAに在籍していたJavier Casasは、同じVIEJA ESCUELAのメンバーPungaEdgeらとNUEVA ETICAを結成した。1998年から活動しているBuenos Airesのvegan straight edgeバンドで、サウンドはEARTH CRISISの影響下にあり、また3 MC編成はPOINT OF NO RETURNやPATH OF RESISTANCEからインフルエンスされている。
まもなくFirme Y Alerta Discosからデモ"momento de la verdad"をリリース、South American Tourを行なった。その後、Festival Hardcore De Sao PauloでPOINT OF NO RETURNと共演、またGOOD CLEAN FUNのツアーにも出演。
そしてDiego Sartorがセカンドギターで加入した1st"la venganza de los justos"は、さらに各国での評価を得ると、Fluff Fest 2003をはじめALL OUT WARがヘッドライナーを務めたIeper Hardcore Festivalを含むEuropean Tourの成功を収めている。

この頃Diego SartorはEL ETERNO ENEMIGO結成のため脱退し、ドラムがKokiからBruno Melonへ、3 MCの一角にはGerardo Villalobosが加入となった。そして次作に取り掛かりレコーディングに数ヶ月を費やした2nd"inquebrantable"は、Liberation RecordsやNew Eden Records、Storm Of Justice Recordsなど複数のレーベルからリリースされ、後に再発も繰り返されることになる。

再びEuropean Tourを行なった彼らは、Pressure Festival 2006やFluff Fest 2006などに出演、Inquebrantable Tour 2007ではHEAVEN SHALL BURNと共演した。
そんな中PungaEdgeが脱退し2MC体制となり、2008年に3rd"3L1T3"がリリースされる。そしてリリース元のCaboose Recordingsが主催したJapan Tour 2009で来日、全7公演を行なった。
帰国後、IN OTHER CLIMESのツアーサポートやFestival La ResistanceでGerardo Villalobosが活動を並行するMOSTOMALTAと共演しているが、2013年から活動中止となってしまったようだ。
2019年に活動を再開し、HEAVEN SHALL BURNのMarcus BischoffやEARTH CRISISのKarl Buechnerをフューチャリングした数曲を発表、This Is Hardcore pre-show 2019が組み込まれたUnited States Tourを行なった。


NUEVA ETICA - "nunca seran"






APOCALIPSIS X、NUEVA ETICAの"la venganza de los justos"期に在籍していたギターのDiego Sartorは、2003年からEL ETERNO ENEMIGOへと活動を移した。
ex RECONCILEのPablo Lescanoも在籍するstraight edgeバンドで、OUTSPOKENやMOUTHPIECEライクな90's influenced hardcoreをプレイしている。
彼らの"en contra de toda esperanza"がWaking The Deadのファーストリリースとなり、日本でも比較的流通されていたので知名度はあるかと思う。

2008年、APPROACHを迎えたStraight Edge Day 01に出演し、Seven Eight Lifeと契約を結び1st"circulos"をリリースした。同年Varsity Fest後に解散となったようだが、Yesi Fest 2010と2012年にリユニオンショーを行なっている。

EL ETERNO ENEMIGOの活動を終えたPablo LescanoとDiego Sartorは、COLUMNASをRECONCILEのFederico de Lemaらと結成。2010年、ChileのAmendment Recordsから"reanudar"をリリースしFest #8へ出演した。2012年には、1st"permanente alegoria"を地元のVarsity Recordsからリリースし、Varsity Fest 10そしてDiego Sartorが新たに始めたxJUSTIFYxらとSummer Fest 2013に出演。
ANCHORの"recovery"リリースツアーではVegan Records企画に、またVarsity Fest 2013など場数を踏んでいる。
Federico de Lemaが並行で活動していたRECONCILEとの共演も多かったようだ。


EL ETERNO ENEMIGO - "Mil Mentiras"






vegan straight edgeバンドMIL CARASは、2006年Buenos Airesにて結成された。emotional new schoolとmodern old schoolの中間をいくサウンドは、決して少なくないシーンの中でも突出した実力が人気の裏付けにもなっている。

既にHEAVEN SHALL BURN、NUEVA ETICAとの共演を経ていた彼らは、Vegan Recordsから1st"pietas virtus fides"をリリース。YOUTH OF TODAYやUNBROKENのツアーサポートを務めるまでの地位を確立し、Jerónimo Mirandaは2012年にex NUEVA ETICAのPungaEdge(Mariano Saffe)らとCONTRA TODOを結成した。
以降も並行しながらMIL CARASとしての活動は継続され、STILL X STRONGとのスプリットへ向けレコーディングに入る。この"start together, end alone"がリリースされると、ANCHORとの共演、Vegan FestさらにはSudamerica Hardcore Fest 3初日のヘッドライナーを務めた。

そしてTERRORやPURIFICATION、WOLF DOWNなどの国外バンドとの対バンを重ね、Buenos Airesの代表格として認知されるようになったのは間違いない。
一方で音源が少ないのは否めず、需要に伴い1stに2曲を加えた"miserum"がOath Recordsからリリースされた。その後はVegan Records Fest 2018、Sigo En Pie Hardcore Fest、Sudamerica Hardcore Festに出演のほか、Catalyst RecordsのV/A "the final war"に同郷のECOCIDIOと共に参加した。2022年にはChile Tourを行なっている。


MIL CARAS - "nunca más"



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