急速なmetal core化が進む近年、ここドイツに於いても然り。この手は知識もついていけないので古き良き時代のGerman hardcoreバンドをランダムにアップしていこうと思う。
今回は、CONTRITION、ABSIDIA周辺を。
"burst the chains"をV/A "animal truth"に提供していたCONTRITIONの"live demo"がリリースされたのが1997年。これはMarch Through Recordsからの"transitory"にも数曲収録されていて、さらにINTEGRITYの"systems overloaded"をカバーしている。
影響もあるのだろうが、もっとvegan metal寄りのアティチュードな印象。
翌年には、FALL OF SERENITYと名を変え、"smoldering doom"を83 Recordsからリリース。(ちなみにAbstraction盤は2001年にリプレスされたもので、オリジナルはLP盤)
これは、もうpure xxx oldschool deathmetal以外何者でもなく、CONTRITIONの面影なんて皆無。
ともかく、彼らの名を押し上げたのはHEAVEN SHALL BURNとのスプリットだろうが、その後"demonstration tracks 2000"では、Reneを加えたdouble-vo style体制を試みている。
FALL OF SERENITY - "knife to meet you"
1998年、4ピースとして動き出したCOUNTLESSは、デモ"dawn of all evil"をリリース後、Arne Linkが2ndギタリストとして加入。ちょうどその時期にABSIDIAへと改名し動きだす。
そして、同期のMAROONとのスプリットを経て、Per Koro Recordsから"written in minor key"をリリース。タイトル通りの暗黒な世界観は、独自のevil new schoolを築き挙げている。
例えるならMORNING AGAINのエモさに、MAROONのミリタントさを加えたという表現がしっくりくるか。
2002年に出した"morphology of fear"(w/ SIX REASONS TO KILL) では御多分に洩れず、すっかりnorthern European metal化が進んでしまっているのは、HEAVEN SHALL BURNはもちろん、IN FLAMESの存在も大きいのか。
ボーカルのDaniel Dietelbachは、SINCE THE DAYに活動を移し、他のメンバーはTHE CRIMSON DIVINEへと散っている。
ABSIDIA - "to overcome the barrier"