youth crewバンドMAINSTRIKEのJeroen Vrijhoefが経営のCoalition Recordsから、アルバム"songs of silence"をリリースしていたstraight edgeバンドONE DAY CLOSER。
それ以前の7ep"unconquered"は、自主で出したデモを同レーベルが7epとして再販したものになる。
MAINSTRIKEとは密接な関係があって、ドラムのPepijn Oostenbrinkが掛け持ちで在籍。
しかし音は一変、UNBROKENやUNDERTOWをよく引き合いに出される90's metallic hardcoreスタイル。
個人的には前述のバンドより、spirit-filled hardcore寄りの音に近い気がするが。
さらにベースのBas Witは、1999年に結成されたSHIKARIのメンバーでもある。
MAINSTRIKE - "no passing phase/a quest for the answers"
BORN FROM PAINのギターとして一時期在籍した、Marijn Moritzがその前にボーカルをとっていたSTANDARDは1995年に結成された。単独が1999年の"behold my discontent"のみのリリースで2001年に散ったバンド。
その収録曲"without"で、VIOLATION OF TRUSTのMarco Montanaがフューチャリングされているので、それなりのパイプは持っていたと想像はつく。
その後、I Scream RecordsのカバーコンピにBULLDOZEの"beatdown"で参加。DISRESPECTやSTORMCOREなど、New York hardcoreに影響を受けている類いに分けられるかと思う。
ここから主立った派生バンドとして、SAMARITANとDARKDAYRISINGが挙げられる。
SAMARITANは、ENEMY GROUNDに加入するMarijnがギターで在籍したmetal coreバンドで、Filled With Hate Recordsに所属し、"release the burden"をリリースした。音はSWORN ENEMYや、中期から後期にかけてのMAROONに近いか。
一方、ex STANDARDのTobi ten Veldenは、NIGHT IN GALES直系のmelodic death metalバンド、DARKDAYRISINGへと活動の場を移している。
STANDARD - "at Corefest 2k"
DARKDAYRISING - "misanthrope,revelation,march of damnation"
SAMARITAN - "at Smiley's Benefit Fest "
DARKDAYRISINGが"ascent of despair"をリリースした2005年、Jasper JoosseとRoel van KlinkはEYE OF JUDGEMENTを組み、デモ"the war has begun"の製作に取り掛かる。
これは後にNew Eden Recordsから7ep化され、レーベルからわかるように、厳格なvegan straight edgeバンドとしても知られる。
90's metal風のメロディーや前身バンドの名残りもあり、一概にバンドを挙げて例えるのは難しいが、POINT OF NO RETURNのポリティカルな部分やUNCONQUEREDのメタリックさ、INTEGRITYのダークさにそれぞれ通じるものがあるかと思う。
またCatalyst Records/Headfirst Recordsによるベネフィットコンピ、"open the cages"に参加しているが、そこに提供した"the hunt"に加え、MAN LIFTING BANNERやEARTH CRISIS、SICK OF IT ALLなどのカバー曲を収録した"before the judgement"という音源がある。
このセレクトは興味深く、彼らのルーツを知るにはいいのだろうが、punk/old schoolに偏りがみられる。
この辺の影響をサウンドに落としたのがECHOESで、EOJが解散した2010年、Lucas van Heerikhuizenと既に脱退していたJasperらで結成された。
しかし、"demo 2011"を出したその後の動向が不鮮明。
EYE OF JUDGEMENT - "moral supremacy"
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