1996年アムステルダムにて結成され、この地でvegan straight-edgeismを貫いたDRIVEN。
単独が"cowardice consumer of the west"しかないのは物足りないが、コンピ"animal truth"に参加したほか、スプリット(w/ BOWLING ALONE)も出していたようだ。
しかし、このスプリットのリリースが2005年だから解散した後ということになる。収録が既存曲でないことから、一時リユニオンしたのかと思われるが、今となってはわからない。
ただVincent Hausmanがアメリカに渡り、HOWLを2006年に結成しているので時系列の辻褄は合ってくる。
肝心の彼らが拠点としたADHC sceneは、規模が大きくなかっただけにH8000 crewとの絡みが多く、単独もGoodlife Recordingsからのリリースとなった。そのサウンドはバック隊が90's new school/chaotic hardcore、そしてABNEGATIONやDIGRESSIONに近い歌乗せといい、US寄りな要素を多く持っている。
主軸メンバー以外が流動的ってことも一因だったのか2001年に解散。
結成した1997年に"dissection of thought"をリリースしたREVEALは、DRIVENと同時期に活動していたバンド。基本としていたところはKINDREDやUNBROKENが辿った音に近いが、声質がスクリーミングなだけにchaotic/emotional hardcoreな印象が強く残ってしまう。
サウンド面もGenet Recordsへの移籍作となる"to explore the invention to create"で、ボーカルに誘引されるかのようにemotional hardcoreを推進していった様がよくわかると思う。
既述のように、彼らの初期は単音弾きやスポークンを放り込みつつ、叙情的な一面があったりと、一筋縄ではいかないスタイルが特徴だった。
しかし、彼らもDRIVENと同じく2001年に解散を迎えてしまう。
REVEAL - "last show, De poort Dongen NL"
AMONG THE LIVINGは2001年から2005年にかけて活動したバンドで、NO DENIALのベースJigsが掛け持ちしていたことでも知られている。
NO DENIALには、MAINSTRIKEのLord BigmaとPepijn Oostenbrinkが在籍、Pepijnに至っては前回触れたONE DAY CLOSERのメンバーでもあった。この時代のArnhem周辺には、スタイルの隔たりない良質なシーンがあったことが推測される。
話しをATLに戻すが、彼らの音源は2003年の"broken foundation"ほか、BROKEN CIRCLEも所属したCrash Landing RecordsからDOMINATORとのスプリットがリリースされている。
同郷のFIRST FIGHT DOWNや初期REVEAL路線のmid 90's metallic hardcoreをバックに、modern old school調のボーカルが乗るといったスタイル。
これはDOMINATORにも同じことが言えると思うが、こちらはmetal側からのアプローチが強いcrossover。
しかし、ディグっても経歴等はっきりせず謎も多い。1984年のライブ音源も収録されているのだが、thrash metalとhardcoreの融合具合が絶妙で、やっていることが10年以上早すぎる。
DOMINATOR - "whispering of angels"
90's styled metalcore/edge metalバンドINCARNATEが2003年に活動を開始する。Lucifer's Legion Recordsの"a dark age of lies"をデビュー作とし、うち4曲をWanted Recordingsの第2段企画、3way"earth"(w/ SETS THE TIME,MASAKATSU)に提供した。
その後Demons Run Amokと契約、2008年に"embrace the horror"、2011年には"hands of guilt eyes of greed"をリリースしている。
音はACTIONや50 CALIBER、そしてかつてのレーベルメイトON FALLにもニュアンスが近いか。
よりdeath metal化が進んだ2016年の"hvman svffering"は、すでにソールドアウトしたらしく入手困難な状態。
INCARNATE - "domination"
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