Friday, December 29, 2017

Glasgow hardcore scene


 


今では一般的に普及してきたフィメールボーカル編成を、2001年と早い時期からスコットランドのGlasgowよりbeatdown hardcoreを発信していたBROKEN OATHは、DIONYSUSの後身バンドとして新たに動き出した。
当時ドラムのAli Walkerが別で在籍していたDIVIDEとは一線を画し、UKからの流れを汲み取った50 CALIBER、A LONG TIME DEADライクなスタイルはシーンでの重要な地位を築いていく。

自主生産のデモ"...and the war rages on"からすでに評価が高く、2003年にスプリット"what lies ahead"(w/ EVISCERATE AD)をリリースし、Ruction Recordsとの契約に至る。
2005年の1st"blood cleanse the streets"で、活動を共にしていたBY MY HANDSのChris Mylerが参加。一方、彼らが2010年にMarked For Death Recordsから出した"growing older getting colder"では、その時すでに第一線を退き解散していたBROKEN OATHのLee Marshallがフューチャリングと、バンド間の密な関係性が窺える。

Filled With Hate fest 2006等、数々のフェス規模の出演をへて2007年、2枚目のアルバム"given half a chance"を出したが、既述のようにBROKEN OATHは2008年に解散となった。


BROKEN OATH - "here 1 stand"
 

BY MY HANDS - "Outbreak Festival, The Well, Leeds"






2014年Glasgowで結成されたETERNAL WARは、BURST OF SILENCEの"thicker than blood..."を現代に蘇らせたことで知られるMichigan州のCoercion Cassettesから、4曲収録の"passage of the fragile mind"をカセット盤でリリース。
POWER TRIPのEuropean tour 2016、NO ZODIACのSelf Supremacy tour 2017で、Glasgow場所のオープニングアクトを務め地盤を固めつつあった。
しかしREVOLVEとのスプリット予定も流れたようだし、解散したのかその後の活動がよくわからない。

一方REVOLVEは、Rage Recordsから7ep"reduced to ash"を出している注目株。INCENDIARYやDISCOURSEライクな90's east coast hardcoreをプレイしている。
ボーカルのShaun Alexanderは、xSERVITUDExでギターとしても在籍し、活動の場を広げている。


ETERNAL WAR - "Glasgow on Monday 14th March 2016"
 

REVOLVE - "Blissless"
 





4曲入りの"demo 2015"を出していたGAIA BLEEDSは、一瞬で閉鎖したCold Hand Recordsに所属したGlasgow vegan straight edgeバンド。
このオリジナルはlimited 25の極少生産だったため、Rage Records/Bound By Modern Age Recordsの共同で再プレスされ、結果ジャケ違いの2種類が存在している。

WITHDRAWNやxCANAANx、最近のPRIMAL AGEにも通じるサウンドは、STATEMENTのRatからお墨付きをもらい今後の動向が期待された。

デモに続き、Rage Recordsからリリース予定のLPに向け、2015年末にはプロモを録るはずだったが、結局"demo 2015"のみで解散してしまい、Ben BrodieとRyan Machrayは、REVOLVEのShaun AlexanderらとxSERVITUDExへ活動を移している。


GAIA BLEEDS - "@t Easter Hardcore OJC De Kelder 27-3-2016"


 
 
 

既述したように、GAIA BLEEDSとREVOLVEのメンバーが始めたxSERVITUDExは、2017年に"path to amnesty"をLife Lair Regret Recordsからカセット盤にてリリースした。
これは7epでGAIA BLEEDS同様、Rage Records/Bound By Modern Age Recordsの共同で再プレスとなる。
そのREPENTANCEやCONGRESSなんかを引き合いに出されるサウンドは、90's edge metalが好きなら必聴。

ファーストギグでの対バン以降、REALM OF TORMENTと交流があり、彼らの新作"in fragile hands"にJames Fisherがフューチャリングされている。

2018年早々には、DEVOURとのUKツアーが決まっていてすでに話題性が高い。


xSERVITUDEx - "Audio in Glasgow - 17.08.17"
 


: my collection :