Friday, February 5, 2021

Southern California hardcore scene - 1





New Age RecordsオーナーでもあるAGAINST THE WALLのMike Hartsfield、YUCKMOUTHのJohn Coyle、そしてBORDERLINEのDennis RemsingというメンツでOUTSPOKENは1990年に結成された。
デモ"look beyond"がTemperance Recordsから7ep化され、同年にNew Age RecordsとドラムのDennis Remsingが運営するConversion Recordsの共同で7ep"survival"をリリース。すでに活動域は東海岸まで及び、FACE VALUEやRELAPSEとの対バンも確認できる。またMike HartsfieldとDennis Remsingは、AGAINST THE WALLのRandy JohnsonらとDRIFT AGAINの活動を並行していて、この時期のSoCal hardcoreシーンは系図で表すことも困難なほど目紛しい。

メンバーの入れ替わりも少なくはなく、"don't admit defeat"後にベースのDan Adairが脱退、1992年の1st"a light in the dark"は後任にMEAN SEASONのJae Hanselが就いてのリリースとなった。そしてこれまで4人編成だった彼らは、セカンドギターにMEAN SEASONのTravis Guichardが加わり、1994年に7ep"the current"をリリース。しかし直後にベースのJae Hanselが脱退、Jason Hamptonが加入し活動していたが1994年に解散となった。Mike Hartsfieldが翌年にTHE SUPPRESSION SWINGを結成して動き出したほか、Travis GuichardがWHIRPOOL、Dennis RemsingはKILL THE MESSENGERへと活動を移した。

以降も各メンバーは多岐にわたりそれぞれ活動していたが、1998年に亡くなった盟友UNBROKENのEric Allenの家族のためにベネフィットショーを開き、それにリユニオンし出演した。これはVHS化されフィジカル的に貴重かと思う。さらにMike Hartsfieldは、1999年からAMENDMENT EIGHTEENで活動している。

OUTSPOKENとしては、2005年にIndecision Recordsからディスコグラフィー"spotlight"をリリースすると、Hellfest 2005やComing Of Age fest、CT Posi Fall festに出演。周期的なリバイバル期には常に彼らがいて、Sound And Fury festival 2010やA Time We'll Remember 2010への出演を果たし、2012年にはEuropean tourも行なった。 


OUTSPOKEN - "October 22, 1993"






early 90's metallic hardcoreバンドMEAN SEASONは、HAVE NO PARTから1992年に改名し数年間の活動ながらも、後世に与えた影響は計り知れない。
Consequence RecordsのV/A "it's for life"に参加後、Brian Mandyがドラムからギターへ、Mike Voがドラムで加入しラインナップチェンジを行なった。そして元々同レーベルより出す予定だった7ep"bleed to me"を、New Age Recordsからリリースする。
翌年Doghouse Records主催のMore Than Music festivalやDayton festivalに出演、UNBROKENとのUS tour等々、破竹の勢いで頭角を現していったのは承知の通り。

しかしOUTSPOKENでもベースを弾いていたJae Hanselが脱退してしまい、後任にColin Buisが加入した。さらにドラムがMike VoからTravis Huntにチェンジ、新体制で1994年1月にレコーディングに入り1st"grace"をリリースした。その後のEuropean tour 1994然り、もはや盤石な地位を築きあげたといっても過言ではない。また国内に於いても、Syracuse hardcore matineeの出演など、東海岸のバンドとも交流が深かった様子がわかる。

一方、彼らと共にV/A "the cold war"に参加したWITHIN A LIEは、ボーカル以外が新旧MEAN SEASONのメンバーという編成だったプロジェクトで、1995年のV/A "guilty by association"に曲提供をしている。
しかし、レーベルメイトと一時代築いたMEAN SEASONも1996年に解散。
それから時が経った2005年、Indecision Recordsからディスコグラフィー"the memory and I still suffer in love"のリリースを機に、Hellfest 2005へ出演している。その後もReel And Restless fest 2012、New Age Recordsの30 year anniversaryやMidwest festなど定期的にリユニオンしつつ、Brian ManryとMatt Horwitzはex OUTSPOKENのMike HartsfieldらとDEAR FURIOUSとしても活動。


MEAN SEASON - "lesser man"






1991年、Fader兄弟らによって結成されたBLACKSPOT
翌年Workshedから7ep"check out the helmet"をリリースするが、ドラムのBarry Faderは新たにFUNCTIONとしても動き出した。そして両バンドでSummer 1993 U.S. tourを行なっている。しかしMatt EnrightとBarry FaderがELEVEN THIRTY-FOUR、Chris LohmanはBORDERLINEのMichael VogelsangとCOLLATERAL DAMAGEを結成。そのため、FUNCTIONはCrisis Recordsからの7epのみで解散となった。

一方、ELEVEN THIRTY-FOURはAmmunition Recordsと契約し、1995年に7ep"nothing"をリリース。BROTHER'S KEEPERやSNAPCASEにも対等するサウンドはFUNCTIONで既に築いたものだが、より一層dramatic new schoolに展開される曲調が特徴といえる。
1996年にはNew Age Recordsへ移籍、7ep"dying"に続けて1st"reality filter"をリリース。そしてSPAWN.のツアー帯同、IGNITEとのEuropean tourをこなした。

またBarry Faderが継続していたBLACKSPOTは、1996年に"banana split"(w/ TRICERATOPS)をリリースし、脱退していたChris Lohmanが再び戻り、トリプルギター体制を取っていたが1998年に解散。惜しくも同年に解散となったELEVEN THIRTY-FOURのメンバーは、IGNITEやINTO ANOTHERでの活動を経て、2009年にLiskFest 2.0でリユニオンした。


ELEVEN THIRTY-FOUR - "dimension"



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