Inner Rage RecordsのJean-Marc Dablinが在籍したDROWNINGは、1996年に結成され"demo live 97"、RESTRAINとのsplit 7epをリリースした。
New York hardcoreをユーロ的に解釈させたサウンドは、CRAWLSPACEやINSIDE CONFLICTに比類する。特にライブが多かったベルギーで、自国よりもよく知られていたという。一方ドラムが正式に決まらず、split 7epのレコーディングではSEEKERS OF THE TRUTHのSylvain Frangeulが叩いている。
1998年、Magasin 4でCOMIN' CORRECTとKRUTCHのツアーサポート、Animal Truth Benefit ShowやHardcore Chapter '98の出演、Superbowl Of Hardcore '98でALL OUT WARやINDECISIONらと共演するなど、この頃にはDominiqueがドラムに落ち着いたと思われるが、ボーカルのJean-Marc DablinとベースのMehdiが相次いで脱退。後任にGARDEN OF SILENCEのRidwan DelarcheとStephane Rivièreがそれぞれ就いた。
1999年1月にはレコーディングに入っていて、Released Power Productionsから音源をリリースすると、Hardcore Chapter '99の出演やSNAPCASEとの共演を果たしている。そして2002年、主にgrindcoreバンドが所属するBones Brigade Recordsと契約、1st"age old nemesis"とV/A "created to kill"(w/ BRODEQUIN、ABORTED、MISERY INDEX)をリリースした。このメンツで察するように、HATEPLOWやMALEVOLENT CREATION、ANGEL CORPSEライクなDeath Metalに傾倒するなか、ドラムのDominiqueが脱退。後任にGaёl Barthélémyが就き2nd"apocalypse unsealed"のレコーディングに入るが、2005年のリリース時にはRidwan Delarcheもすでに脱退となっている。
また同年Stephane RivièreとGeorges Balafasは、ex GARDEN OF SILENCEのJerome LachaudらとEIBONを結成。これはdoom/sludge metalスタイルのバンドで、HANGMAN'S CHAIRとスプリットを出していたことでも知られる。しばらくEIBONでの活動を優先したようだが、DROWNINGとしてはAntwerp Metal Fest 2013の出演が確認できる。
そしてOsmose Productionsの所属になり、2016年にMISGIVINGSとのスプリットをリリース。クレジットによると、ギターのGeorges Balafasがボーカルを兼任、3人編成となったようだ。その後、Ieper Hardcore Fest 2018の出演を果たしている。
DROWNING - "Biissegem Belgium 1 05 1998"
2002年にパリで結成、90's edge metalスタイルのMONSIEUR PO。"demo 2004"を自主リリースし、翌年European Mini Tourを行なった。
2006年にはセカンドギターValentinが加入する一方、ドラムのMarcoが脱退となり、後任にJohnnyが就き再編成されている。
2007年、1st"there was life…"のレコーディングに入ったが、JohnnyとボーカルのVinceが脱退のため、リリースはおろかバンドの存続すら殆うい状況に陥った。ようやくギターのPhilippe Vasconcelosが運営するGiant Leeches Attackからリリースされたのは約1年後だったようだ。この頃にはドラムとボーカルにDagulardとEm Stefがそれぞれ加入している。
そしてxDESTROY BABYLONx、Euskal Strong FestivalでWALLS OF JERICHOとの共演、Ambassadrices HxC Galaの出演などを経てUNA VIDAとのスプリットへ至る。
その後の"demo 2009"ではJohnnyが戻ったようで、France/Spain Tour 2010を終えるとPURIFICATION、LAZAREと対バンを行なっている。
また2011年にMPOへ改名し、NASTYとの共演を経て2nd"deny life"をリリースすると、COLD HARD TRUTHのツアー帯同、SKARHEADとの対バンやKNUCKLEDUSTの15 years anniversaryに出演した。
2012年にもTRUE VALIANCEやTHE SPUDMONSTERSなど、国外バンドとの共演が目立つが、翌2013年に解散となってしまった。その後ベースのIlhan BlancoがPYRECULT、Em StefはVOLPやCALCINEで活動している。
MPO - "hate keeps awake"
DANFORTHはCOVENANTのSylvain Tardiveauらによって2003年に結成された。HARDSIDE、91 ALL STARSとそれぞれのスプリットを経てDeadlight Entertainmentと契約、2009年に"no fear 2 bleed"をリリースしGermany Tourを行なっている。
フランス語のリリックを駆使したrapcore/moshcoreサウンドで、バックボーンにBIOHAZARDやBOXCUTTERの存在さえ感じる。
そのスタイルはいち早く支持され、MADBALLやMOST PRECIOUS BLOODらとParis Extreme Festに出演、またGoodlife Recordings主催のV/A "beatdown basterds"に名を連ねた。さらに1st"crime in hell"をリリースすると、HATEBREEDをヘッドライナーに迎えたMair1 Festival、Band Contest 2012 Resurrection Festなどの出演を果たしている。
そして自らの企画であるCrime In Hell Hardcore ShowでMERAUDERを召集、Savage Assault 2014やDeep Throat Fest 3、Nantes Hardcore Fest 2015などに出演していった。
2015年末にはベースがAlexからMikeへと替わり、2nd"crack house"をリリースすると、76 PrevenuでSTRIFEと共演、KNUCKLEDUSTのThe 20th Anniversary Partyと、国外バンドとの対バンが増えている。その後もCOLD AS LIFEを招いたCrime In Hell 2017、Skull Fest 2018、WORSTのDesertour Europe 2018のパリ場所、E-TOWN CONCRETEと共演と勢いを感じた。しかし2021年からメンバーは、UNCHAINED ELEMENTSとPITFLOORに分かれて活動を始めていて、実質DANFORTHとしての活動を終えている。
DANFORTH - "show your difference"
PITFLOOR - "magnetic attraction"
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