West ChesterにてEDGEWISEが1989年に結成される。Edge Fest出演などを経た翌年の7ep"silent rage"で、CRO-MAGSやJUDGEのNew York hardcoreを根底とするサウンドを提示した。そしてSummer Tour 1990をはじめ、INTEGRITYやTURNING POINT、MOUTHPIECE、またDaybreak Tour中のUPFRONTと共演を行なっている。
1993年には曲提供したV/A "East Coast Assault"のリリースパーティー、Summer Hardcore 1993に出演した。その後、Vince Spinaが設立のHarvest Recordsから出した1st"massacre of the innocents"は、彼がベースからギターへ転身していて、後任でMatt Tincaniが加入、ドラムがJack CollinsからDerek Wilsonへと編成を変えている。そしてDOG EAT DOGらとAll Ages Hardcore Festivalに出演、この頃には結成時からのギターDarren SaxtonがNorth Carolinaの大学に進学のため離れ、残った4人で活動を継続するが1994年に解散となったようだ。
それから1997年、2nd"self-titled"がGain Groundからリリースされる。しかしレコ発的なショーは1回しか行なっていないというので、再始動という状況には至らなかった。ちなみにDarren Saxtonが戻り、ドラムがKen FlavellそしてJack Screamerがボーカルといった体制になっている。
また2003年には"complete discography"を出していて、Vince Spinaは2009年からHarvcore Recordsとしてレーベル業を再開。そして彼を中心とし2014年再結成を果たす。オリジナルメンバーのAl Spina、1st時のMatt Tincaniに加え、ex TEN FOOT POLEのKevin Ruggeri、MY TURN TO WINのJess Goldeyという編成で、7ep"angels and addicts"をリリースした。Sunday Hardcore Matinee、FYA 2018などに出演している。
EDGEWISE - "choked out"
1989年に活動を始めたPhiladelphiaのSTARKWEATHERは、SWANSやPRONGに例えられるRennie Resminiのクリーン唱法が特徴的なtribal metalバンド。
SAM BLACK CHURCH、ONLY LIVING WITNESS、NO ESCAPEやEDGEWISEなどと対バンし、1st"crossbearer"を1992年にリリース。1993年にWORLDS COLLIDE、NEXT STEP UP、DARKSIDEらとの共演した彼らはInner Rage Recordsから7epを出した。
さらにToo Damn Hype RecordsのV/A "Philly dust krew"参加を挟み、Edison Recordingsの第1弾として彼らの2nd"into the wire"が1995年にリリースされる。Syracuseで開催のHellfestにも出演していて、2002年にはTHE DILLINGER ESCAPE PLANのLiam Wilson、THE PROMISEのJim Wintersが加入した。
そして2005年、CRYPTOPSYやKATAKLYSMなどを手掛けたPierre Remillardをエンジニアに抑え、3rd"croatoan"をリリースする。これに伴い初のEuropean Tourも行なった。
彼らの影響は世代を跨ぎ、共にDoms 31st Birthday Day Bash!に出演したPULLING TEETHやSTEEL NATIONからもそれが窺えると思う。2010年には4th"this sheltering night"をリリースし、This Is Hardcore Festの出演を果たす。しかしこれまでバンドを引っ張ってきたギターのTodd ForkinとドラムのHarry Rosaが2014年に脱退、再びJim Wintersが加入した。
その後、A389 Recordings Anniversary Bash ⅪやDARKSIDE NYCのCDリリースパーティーに出演。Obnoxious Noise FestではINTERNAL BLEEDINGやDEHUMANIZEDと共演している。
STARKWEATHER - "@QE2 | 09-10-1994"
1994年結成、BFL crewのPittsburgh beatdown hardcoreバンドNO RETREAT。ドラムがKRUTCHのShaun Belowてことでも知られている。
1stデモ"familiarity breeds contempt"後、ベースがSteveからSean Moranへ、セカンドギターにAllie Sが加わりPASSOVERとのスプリットを1996年にリリースする。しかしAllie SとボーカルのClifford Deanが脱退、さらにギターのMike Fidlerも脱退しMUSHMOUTH結成へと動く。
残ったShaun BelowとSean MoranはNO RETREATを存続させるべく、ボーカルにFrank Piontek、ギターにはSean Moranの弟Tommy Moranを新たに加え、2ndデモの制作に取り掛かった。その後、BUILT UPON FRUSTRATIONのDerek Kovacsがセカンドギターで加入、1999年に1st"rise of the underdog"をリリース。まもなくしてKRUTCHとのスプリットを出した。
またMUSHMOUTHとのツアーなどを行ない、BULLDOZEやIRATEにも比肩するサウンドは、Pennsylvaniaにとどまらず数多くのフォローを生み出した。2003年には2nd"pray for peace"へと至るが翌年には解散となったようだ。そしてDerek Kovacsはex PASSOVERのボーカルJack WrightらとSANCTIFY HER DEATH結成へ動き、2007年から活動を始めた。2008年彼がオーナーのFight For The Cause Recordsから1st"lacerations"をリリース。その後Jack Wrightは脱退となったがStefan Nitschが後任に就き、2009年に"murderous deities"を発表した。
2023年に2nd"pray for peace"が20周年を迎え、Da' Core Recordsの後身レーベルScreaming Crow Records、そしてDeath Farm Recordsからそれぞれ再発された。
NO RETREAT - "rise"
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