その名を世に知らしめたのはFALL SILENTだろうが、それ以前にBLUDGEONやNEW BLOODらがすでに活動している。
このBLUDGEONのArea 51から出した"body lure"は、CHOKEHOLDにINTEGRITYやCATHARSISにも似たダークさを加味。
このBLUDGEONのArea 51から出した"body lure"は、CHOKEHOLDにINTEGRITYやCATHARSISにも似たダークさを加味。
片やNEW BLOODは、Levi WatsonがFALL SILENT以前に在籍していたバンドとしても知られる。
どちらもミドルテンポ主体のchuga-chuga new schoolで、1994年にそれぞれ7epをリリース。
NEW BLOOD - "Reno straight edge 1994"
今さら彼らの音を説明するほどでもないと思うが、MALEVOLENT CREATIONやCROWBERからの影響を独自に消化し、new school hardcoreを基盤としたサウンドに、Leviのrap elementsな歌が乗るスタイルを特徴としていた。時期的にもVISION OF DISORDERとダブってしまうが、Levi自身はAT THE GATESのTomas Lindbergを意識していたという。
1stの"no strength to suffer"から2ndギタリストJeff Dunnが加入、リリース元のRevolutionary Power Toolsは、GEHENNAのMike Cheeseが運営のレーベルで、よく一緒にライブをしていた間柄でもあった。
1997年には"、Moo Cow Recordsから7ep"nineteenhundredninetyseven"をリリース、UNRUHとのツアーもこなし、1999年の2nd"super structure"リリースの節目を迎え、2000年にはSTATE CRAFTとBIRTH PLACEの招集でJapan tourも実現した。
そしてRevelation Recordsのオファーを受け、編集盤"six years in the desert"がプレスされ、3rd"drunken violence"をリリース。これがラスト音源になってしまったが、シーンに大きな爪跡を残し2003年に解散。
FALL SILENT @ Stork Oakland, CA 2001
FALL SILENTに比肩するDECEMBERは、ほぼ同時期の1994年に結成されていて、Earache Recordsとの契約も必然と思えたgrind metal assaults。
ただ彼らの初期は、バンド名がONLY LIVING WITNESSの曲名から由来するだけあって、自主リリースの"rise of the fall"ではその影響を垣間見ることができた。しかし徐々にgrind metal化が進み、そっち側からの人気を博していく。
1998年にNegative Attention Recordsから出した"praying.hoping.nothing."は、Julian Peachが2ndギタリストで加入、エンジニアにFALL SILENTも手掛けていたTom Gordonを迎え、バンドにとって転換期の作品となった。TURMOILとCONVERGEの融合とでもいうか、混沌としたサウンドへとチェンジし始める。この2ndは後にInzane Records、Earache Recordsからそれぞれジャケットを変えリイシューされただけあり、名盤といえるクオリティに達している。
そしてBlackfish Recordsのスプリット"the nato project"(w/ UNITE)を挟み、2002年にEarache Recordsと契約し"the lament configuration"をリリースした。すっかりchaotic hardcore/grind core化が定着した感が否めないが、当時最先端なことをやっていたのは間違いない。
DECEMBER - "waiting for rain"
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