掘り下げれば、MINDSNAREがMAD CIRCLE名義で、1993年に活動を開始した辺りに辿り着くか。
いち早くNY hardcoreテイストを取り入れ、もっと大きな括りで、SydneyのTOE TO TOEと共にAustralian hardcoreを形成したといっても過言ではない存在といえる。
MINDSNAREに改名後の1995年、"under fire"をリリース。その後、ベースのNigel Melderが運営するTrial & Error Recordsから"credulity"、そしてスプリット(w/ CONGRESS)をリリースし、ここ日本でも評価を得ていた。
2001年にはONE KING DOWN、NUMBのAustralian tourサポートや、3rdフルレングス"hanged choked wrists slit"をリリースし、不動の地位を築く。ちょうどこの頃、ALL OUT WAR化への変換期で、16分の刻みが目立ってくる。
2007年の5th"disturb the hive"が、Resist Recordsへの移籍作になっているが、4thのリリースから10年を記念し、2014年に"the death"もリプレスされた。
ちなみにこのResist Recordsは、盟友TOE TO TOEのボーカリストScott McFadyenが1996年に設立した老舗のレーベル。
そして、RINGWORMとのスプリット"your soul belongs to us"を挟み、すでに数年前に結成20周年を迎え、さらにNigelはMODERN FIDELITYというバンドを始めていて、まだ活動が衰えることはないようだ。
MINDSNARE Japan tour
MINDSNARE - "at the Arthouse 31/7/2010"
90's vegan straight edgeバンドULTIMATUMが1995年から2000年にかけて活動している。
彼らといえば、名コンピ"mother earth"に参加したことでも認知されていると思うが、単独がEPしかないのは物足りなくさえ感じてしまう。
この"self titled"以降、Tim Dywelskaが2ndギターで加入、ドラムのMichael Denovanが脱退、スプリット(w/ NOT FOR YOU)では、Bomberが叩くことになる。
どの音源も流通が良かったとは言えないが、特に後期のスプリットはINNERFACE、CONTEMPTフリークには必須のアイテムだろう。
ニュージーランドのTHE SEASONとオセアニアのシーン構築の核となり、比肩していた彼らのほか、GRIM REALITYやARMS REACH、DOWNFALLらが活動していたが、特に突出する後続バンドが出てこなかったのがシーンの実情かと。
また、ギターのLloyd Denovanは、Life Lair Regret Recordsからディスコグラフィが出ているWITHIN BLOODのメンバーでもあり、2003年からはHIT LISTとして活動を始めている。
ULTIMATUM - "live at wax studios Richmond in Melboume"
WITHIN BLOOD - "The Iron Duke Hotel, Alexandria, 17/9/1999"
GRIM REALITY - "Iron Duke, Alexandria, 28/2/1999"
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