Ruhrpott hardcore sceneで組織されたRBSから、2002年に結成のEMBRACED BY HATRED。もともとduel vocalsで活動していたが、Andre Lebrunが脱退し、2nd"real recognize real"からSascha Grümbelのソロ体制になる。
自らの音をTroycoreと称していて、STIGMATAやWARTIME MANNERの影響を落とし込みつつ、Cleveland hardcoreをも消化したようなbeatdown hardcoreをプレイしていた。
Meik Buhlが抜けて、ギターがAndy Helmholzの1本になった"vigilante justice"を転換期に、16分の刻みや単音弾きが増えた感があり、REBORN TO CONQUERやBUN DEM OUTにも類似したbeatdown furyの要素が強くなった。
そして2015年、2ndギターでStephanが加わった3rd"time waits"が、これまで所属していたFilled With Hate Recordsを離れて、GSR Musicへ移ってのリリースになった。
この頃Andyは、DRIFTやTHE PLATOONに在籍したMarcel Ströterらによる、PRISON KNIFEの"bitter peace"でエンジニアを務めている。
Andyはこのプロジェクトに加入したようで、EMBRACED BY HATREDは2017年解散。
EMBRACED BY HATRED - "immortality"
一方で、1st "down to concrete"後に脱退したEMBRACED BY HATREDのAndreは、ex BROTHERS IN CRIMEのJacques Mengel、DemianとNiels Holzhauer、さらにex WORLD PEACEのSaschaらとRIVALSを結成している。
そのMERAUDERやDYING BREEDライクの90's metallic hardcore styleは、次世代を担うメンツが参加したSteel City fest compilationにデモの曲を提供し、ラストの大役を担ったのも納得。
さらにJacquesとDemianは、Ruhrpott DRM hardcoreバンドDOG DAYZとしても動き出した。RIVALSは、Filled With Hate Recordsから4曲収録の"family business"を、DOG DAYZは自主で"1312"と、互いに単独音源を1枚づつ出して解散。
BROTHERS IN CRIME - "filled with hate fest 2008"
RIVALS - "live at Herten Nord"
DOG DAYZ - "der vollstreckaaa"
Daveの後任として、CIRCLE OF DEATHのギターAndree Krupskiがボーカルで加入、そして後にNASTYに入るPaddyが在籍していたFALLBRAWLは、2005年結成のFBC/DRM/RBS beatdown hardcoreバンド。
3way"no winners just survivors"(w/ BROTHERS IN CRIME、REDUCTION)とデモを数枚出した後、Warcity Recordsから1st"cold world"を2008年にリリースした。
この時期は今よりもっとシンプルなbeatdownパートに、2 stepを組み込んでくる作風が印象に残るが、既述のように、ボーカルのDaveが脱退してしまいAKが後任で入った。
さらにBeatdown Hardwearへ移籍と環境を変え、2012年に2nd"pure mayhem"、2013年には"brotherhood"を出し、一緒にツアーを回った仲のNASTYと対等な地位を築いていく。
しかし、これまで引っ張ってきたPaddy脱退という事態に直面。オリジナルメンバーがStefanのみになり、4ピースで活動を続けることになる。
2015年の3rd"chaos reigns"を聴く限りでは、特に変化を感じさせないFALLBRAWL節っぷりは健在。
現在ドラムのNorman Menzは、CONTRAで活動していて、ex CIRCLE OF DEATHでex BROTHERS IN CRIMEの、Dominik Timmが後任で叩いているようだ。
今年Japan tour 2018で来日したばかりで、その人気も盤石なものになっている。
FALLBRAWL - "omega"
CIRCLE OF DEATH - "immutable"
FROM MY HANDSのボーカルNorman Menzがギターとして、2006年に結成したDRM brutal hardcoreバンドREDUCTION。
2008年、ボーカルのSamisとドラムのThrasherが創設したMassive Bloodshed Recordsから、1st"fuck you"をリリース。しかし翌2009年にThrasherが脱退し、後任にGUNNED DOWNのJohannesが加入となる。
FROM MY HANDSとGUNNED DOWNは、Massive Bloodshed Recordsからスプリットを出していた仲で、NormanはそのGUNNED DOWNの曲にフューチャリングされ、DRM family内の友好的な関係性が窺える。
2nd"fuck you too"をOne Life One Crew Recordsから2012年に、続く3rd"RDCTN"は2015年のリリースになる。相変わらずのbeatdown furyをバックにに、hip hopテイストと吐き捨て気味の歌い回しを駆使したボーカルスタイルは、CRACKDOWNやFALLBRAWL、NASTYと同等レベルのクォリティと人気を博す。
Ieper hardcore festやOne Life One Crew showcaseの出演、BALBOAとのSpain tour 2x17をこなし、もうすぐスプリットか何か音源が出る模様。
REDUCTION - "love music/hate the kids feat. Paul DESOLATED"
2011年、ex SINK OR SWIMのLarissa Stupar、SvenによってWOLF DOWNは結成された。ANCHORやGATHERと比較されるvegan straight edgeバンド。
スプリット7ep(w/ IN ONE PIECE)しか音源を残していないSINK OR SWIMだが、Catalyst Recordsから次作を出す予定が決まっていたらしく、後身バンドWOLF DOWNでの7ep"MMXI"が、同レーベルからリリースとなった。
結成当初から話題性も高く、Start A Fire Recordsより2013年に出した1st"stray from the path"を引っ下げ、Asia tour 2014で来日を果たした。
しかし、次作の7ep"renegades"を最後に、ボーカルのLarissaが脱退。すぐに後任にDaveが就き、名刺代わりの"liberation"を出した。やはり印象が変わった感は否めないが、HATEBREEDやLESRA的なmosh coreパートが加わった。
そして、Asia tour 2016で2度目の来日もしている。
帰国後、2nd"incite & conspire"をEnd Hits Recordsからリリースに至るが、2017年に解散となった。
また脱退したLarissaだが、彼女はロシア生まれのドイツ育ちで、現在はUKに渡り住み、2015年からVENOM PRISONへ加入し活動している。
WOLF DOWN - "stray from the path "
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