Tuesday, September 29, 2020

Swedish hardcore scene - 5 (Gotaland - Oskarshamn)





1995年、CORRUPTED REALITYのMartin LindquistとJimmy Poopuuが、共にSTEALTHでも活動していたKalle TorstenssonとFORCED INTOを結成し"demo 95"を制作。
1996年にスプリット(w/ BLINKER)、7ep"...like they were demons..."を立て続けにリリースした。
New Age Recordsインフルエンスのデモ期に比べ、この頃はpunk rock色が増しUmea hardcoreバンドに呼応した感がある一方、chaotic hardcore的要素を取り入れていった。

そして1997年に、OUTLASTのHenrik Lindqvistが設立したBridge Of Compassion Recordsと契約。セカンドギターにLinusが加入し"profit not people"のリリースに至った。さらにUmeaのBLOODPATHとのスプリットのレコーディングを終えると、Vanerrocken Ⅱに出演しSTRIFEやSNAPCASE、BATTERYらとの共演を果たしている。

しかしボーカルのJesper Olofsson脱退により、1998年にバンドは解散となった。その後ドラムのKalle Torstenssonは、HELVETEやNINEに加入し活動している。 
Oskarshamnという地名の認知度を上げた彼らの、わずか数年間で築いた功績はあまりにも大きい。


FORCED INTO - "live i Sundsvall 27 oktober 1997"





1996年に4曲入りのデモをリリースし、翌年にRevolver Tapesから"..a part of you.."を出したEIGHTFOLD。これは後にGavleのFREEPOINTとのsplit demoにも同内容で収録された。
FarboやOskarshamnで活動していたバンドで、当時まだ15~17歳という若いメンバーで編成され、シーンが活性化していた裏付けとして窺い知ることができる。しかし実際は音源化まで至ったバンドは少なく、彼らが突出した才能を秘めていたことは"..a part of you.."でも立証された。
トータル的にPURUSAMやSHIELDのemotional hardcore路線をいきつつも、ギターの音作りや声質はmetallic new school hardcoreそのものといえる。

単独はカセット音源2本で、2000年にsplit demoを出していたNailbreaker主催の、V/A "reflections from the sun"に既存曲を提供している。
ギターのTobias Anderssonは、後々HELVETEやACHILLESといったバンドで活動。

また、彼らとFORCED INTOなどと活動していた491 hardcore crewのPOINT OF NO RETURNは、"thought of revenge"を491 Tapesから出している。
FORCED INTOもお抱えにしていたJohan Kalinがミックスを手掛けるサウンドは、REFUSEDやSNAPCASEを彷彿させるものだった。この音源が唯一のもので、せめて7epでも出してほしかったと思える存在。


EIGHTFOLD - "..a part of you.."


POINT OF NO RETURN - "thought of revenge"






crust metalバンドACHILLES LAST STANDは、ボーカルと2ndギターを兼任するMichael Buskas、当時THE ARSON PROJECTにベースで在籍していたMichael Nilssonらの4人編成で結成された。

2006年にDead Vibrations Industryから"my precious decay"、翌年には1stフル"the dead soil"をリリースしItalian tourを行なっている。
そしてバンド名をACHILLESに改め、HELVETEのTobias Anderssonが2ndギターで加入、2009年に2nd"slittin' each others throats"をリリースした。
ドラムのErik Nilssonが運営する491 Studiosで録られた本作は、キーボード奏者Fredrik Karlenがフィーチャーされたほか、ドラマティックな展開やpost rockパートを加味したサウンドを試みている。
これはCULT OF LUNAの世界観にも近いものが感じられ、少なくとも影響が出ている作品となったと思う。

新たなスタートを切った彼らは、まず盟友THE ARSON PROJECTとのSpittin' Throats tour 2010を行なった。それから"spittin' on a unicorn"、"vul†ures"とEPを立て続けに出し、FIRST BLOODのSweden tour 2013に帯同、続けてVultures Over Europe tour 2013を行うなど、ユーロ圏に於いての実力は確かなものとなっている。

しかし2016年の"pestbringaren"リリース後、アルバム制作に入ったようだが、未だに音沙汰がなく消息もわからない状況。


ACHILLES - "sinnesforvriden"



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