2006年にDESTROY BABYLONのベースで来日した、xLarsxによるソロプロジェクトxTHE BATTLEx。Crossfire Recordsのベネフィットコンピに参加後、Storm Of Justice Recordsから"all shall perish"をリリースした。STATEMENTやEARTH CRISIS、RAIDにかけてのearly 90's vegan straight edgeで、SEからGREEN RAGEのカバー曲、アウトロに至るまで作品を通して練られた構成になっている。
また同時期に、彼はボーカルを務めるRAGE OF A PROPHETを並行して活動。バンド名がVEGAN REICHから由来し、サウンドはhardline/militant straight edgeそのものと厳格。実現はしなかったが、EP"on the frontline"のリリースを控えていたという。また他のメンバーが活動するEND OF SUFFERING、TIMORというバンドも気になるところ。
さらにxLarsxに関しては、ドラムで在籍し2005年に4曲収録の音源を出したLOST ALONEがある。Attila Vargaがエンジニアを務め、MoshことChristian Ebertがバックアップボーカルで参加と、ただの新バンドとは思えないパイプをすでに確立。
V/A "no justice no peace"参加後にはBLACK HILLへ改名となった。フィンランドでblack metalバンドをやっていたKimmo Miettinenが加入したようだが、サウンドはtraditional New York hardcoreな印象が強い。改名後にもデモ音源があり、比較的活発に動いていたようだ。
xTHE BATTLEx - "AK 47"
political 90's hardcoreバンドUNVEILが2008年に結成された。
翌年ドイツのStart A Fire Recordsと契約し、7ep"destruction wherever I go"をリリースする。TRAILから近年のANCHORやABANDONに通じるサウンドで、Vegan Records/Step Down Recordsから、"demo 2009"を含むEP音源を集めたコンピレーションがリリースされるなど人気は高い。
そのコンピにも収録されることになる"hypnopaedia"を2010年に出し、Winter tour 2011やFluff fest 2011の出演を果たしている。そして1stの制作に入ると年末にはレコーディングを終え、2012年にLP"a flame with nothing to feed on"をCobra Records(CD盤はCatalyst Records)からリリースした。直後にはABOLITIONとのWinter tour 2012を行なっているが、以前から噂のあったベースのThomas Vetschが正式に脱退、ついには解散がアナウンスされた。
しかし決まっていたRUN WITH THE HUNTEDとのEuro Summer tour 2012は行われ、DEADVERSEとAYSとのローカルショーで幕を閉じた。
またギターのJohann HellemannはWITHIN WALLSのメンバーと、Austria拠点のEL CAMINO CAR CRASHへと活動を移している。
UNVEIL - "they can't whitewash this smoke and steel"
しばらく沈黙していたシーンであったが、DECONVOLUTIONやLIFECRUSHERらの活動によって再興がはかられた。そんななか、SMILEのボーカルTimotheがベースを務めるPATH OF RESURGENCEが、2020年にLausanneで結成される。彼はThird Eye Camでライブビデオの制作でもシーンを支える人物である。
初音源となる"demo 2020"を、今ではステータスとなったStand Together Records、Nuclear Family Recordsといった複数の少量生産レーベルからリリースした。Marion Follyのボーカルから一聴して、xELEGYxやDYING WISHを思い描かされる90's metalcoreな一方、かつてのCONCEALなどのedge metal的要素も兼ね備えた逸材といえる。
ライブはNuclear Family RecordsのレーベルメイトAFFLICTION ADや同世代のバンドが多く、とりわけ知名度を上げた彼女らは"blinded by desire"のレコーディングに入った。これにデモ音源を加え、2021年Mark My Words Recordsからリリースされる。アートワークをMarion Folly自らが手掛け、Nuclear Family Records盤、Grim Reality Records盤などが出ている。
同年6月にはBostonのDEATH BEFORE DISHONORと対バンを経て、更なる飛躍が期待されるところ。
PATH OF RESURGENCE - "path of resurgence"
SMILE - "06.03.2020. - live @La Marquise, Lyon - FR"
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