Monday, December 25, 2023

Upstate New York hardcore - Ⅴ (Troy area)





Mike Maney、Dan WalshそしてBob Rileyが在籍したCRANIAL ABUSEを前身とし、STIGMATAが1989年から活動を始めた。デモ、7ep"strength in hate"に続き、1st"the heart grows harder"がドイツのSteelbreaker Recordsからリリースとなる。
CRO-MAGSやLEEWAY、SHEER TERRORなどをバックボーンにしたcrossover系サウンドは、後のTroycoreという新たな枠を形成していった。

1992年、セカンドギターにJason Bourdeauが加入、翌年2nd"the calling of the just"をリリースするとメンバーの再編成が行われる。ドラムのPat O'Reilly脱退に伴い、BURNING HUMANのJason Bittnerが加入し、さらにJason Bourdeauの後任に同じくJason Sunkesが加わった。そして1995年、MERAUDERとのsplit 7ep "brotherhood"を挟み、Trainwreck Recordsから3rd"hymns for an unknown god"をリリース。 これはCRO-MAGSのHarley Flanaganプロデュースで話題にもなり、後にToo Damn Hype Recordsが再発したことでよく知られている。
もはや不動の地位を確立した感のあった彼らだが、リードギターのMike Maneyが脱退。さらにベースのDan Walshも脱退となりSUBSTANCEのBuddy Armstrongが後任で加入した。そして4人編成で3曲のレコーディングを行い、V/A "east coast assault 2 - the second coming"に参加。
その後、脱退となったJason Bittnerは、Metal Blade Records所属のCRISISに加入。後任にはPete Vumbaccoが就くが、1999年の編集盤"pain has no boundaries"に収録されたライブトラックでは、Jason Bittnerが復帰して叩いている。またオリジナルメンバーのMike Maneyも戻り、4th"do unto others..."をリリース。2000年夏にはEuropean Tourを行なった。しかし以降の情報はぱったりと無くなり、活動休止状態に陥り解散したと思われる。その一因はBob RileyがDYING BREEDのMike Gragnano、WAR-TIME MANNERのBob Agarsらと組んだMURDERER'S ROWの活動に傾倒したからだろうか。またJason BittnerのSHADOWS FALL加入も大きい。

再び活動の確認できるのが2013年で、7ep"there is no mercy here"リリース後、West Coast Tour 2013を行なっている。その後もBreast Fest 2014、Black N' Blue Bowl、This Is HardcoreやIeper Hardcore Fest 2014、さらにLong Islandで開催されたVengeance Festへ出演していった。
そして2015年のHeart Fest 9後、5th"conditioned to murder"がBuddy Armstrongの立ち上げたUnbeaten Recordsからリリースとなる。その後、ドラムにONE KING DOWNやANOTHER VICTIM、THE PROMISEと渡り歩いたDerrick Van Wieが加入したようだが2016年に解散となった。


STIGMATA - "July 25,2014"






後にSTIGMATAへ加入するJason SunkesとJason Bittnerが組んでいたBURNING HUMANは、1990年の結成で意外と長いキャリアを持つプロジェクト。SUFFOCATIONやIMMOLATIONを引き合いに出され、mid 90's brutal death metalバンドとして認知されている。
1995年のデモ"death is mercy"後、V/A "we the people"、V/A "capital punishment"といった名コンピに参加。ボーカルのJonah Radaelliは、V/A "united we stand... divided we fall"に収録されたDISSENTにも籍を置いた。また2007年にライブメンバーとして加入となったTHE FINAL SLEEPのMike Stackは、POLITICS OF CONTRABANDやDYING BREED、WITHSTANDなどの経歴を持つ。

各々掛け持ちしながらも、STIGMATAやMURDERER'S ROWらと共演したThe Black Friday Beatdownを終えると、1st"resurrection through fire"のリリースへと至った。エンジニアはDEATH、OBITUARYやDISINCARNATEなどに在籍したJames Murphyが務め、彼のSafeHouse Productionでミックスが行われた。
その後の活動としてはORDER OF ENNEADらとのThe End Of Summer Slaughter、Shameless Productions企画、そしてOpus' B-Day Bash 2011に出演している。

また、ベースのJay VanDervoortがMike Stackの在籍するTHE FINAL SLEEPに加入。土地柄には珍しくKATATONIAやOPETHライクのSwedish death metal/black metalで、Death Farm Recordsからの"vessels of grief"も記憶に新しい。


BURNING HUMAN - "tormented mind"






ギターのNoah Carpenterらによって、1992年に始動したbrutal death metalバンドSKINLESS。"demo 1994"後、後任ボーカルにSherwood Webberが就き、2ndデモにあたる"swollen heaps"をリリースする。
1997年、ベースにJoe Keyser、ドラムにDISCIPLES OF BERKOWITZのBob Beaulac加入により以降の体制が形成された。そして翌年1st"progression towards evil"がリリースされ、その存在はdeath metal界にも浸透し、MORTICIANのChainsaw Tour 1999に帯同、翌2000年春には本国とメキシコをINCANTATIONとまわる大役を果たした。

更なる飛躍を求めた彼らは、Bob Beaulacが運営に関わるStep Up Presentsから新たにRelapse Recordsと契約を交わし、2nd"foreshadowing our demise"後にはBeast Fest 2001で来日公演を行なう。一時ドラムにDEHUMANIZEDのGeorge Torresが加入し7epを出しているが、再びBob Beaulacが復帰、初開催となるMaryland Deathfest出演を経て、3rd"from sacrifice to survival"を完成させた。そしてTHE CROWNとのThe Monolith Deathcultと銘打ったツアーを行ない、Extreme The Dojo Ⅷで再来日を果たす。しかしボーカルのSherwood Webberが脱退となる。後任にORIGINへ加入したことでも知られるJason Keyserを擁し、Maryland Deathfest 2006に出演、その後4th"trample the weak, hurdle the dead"をリリースした。またDYING FETUSのEuropean Tour 2007にも帯同している。そして2010年にSherwood Webberが復帰となるが、Maryland Deathfest 2011で解散となってしまった。
それから間もない2013年、解散前のラインナップにINCONTINENCEのギターDave Matthewsを加えて再結成される。復帰作5th"only the ruthless remain"の発売を直前に控え、Maryland Deathfest 2015の出演、そしてリリース後にはHellfest 2015など気が付けばトロイ発とか関係ないレベルにまで達している。

現時点で最新アルバムとなる6th"savagery"は2018年にリリースされ、East Coastでの3公演を行ない、California Deathfestに出演した。また2023年には"swollen heaps"を収録したDEHUMANIZEDとのスプリット、1stのLP盤での再発など需要も根強く、Maryland Deathfest 2024やMilwaukee Metal Fest 2024への出演も決まっている。


SKINLESS - "tampon lollipops"






DYING BREEDは1987年から存在していたようだが、1996年にMike Stackが加入したデモ以降の活動が主だったものになるだろうか。
FURY OF VやMERAUDER、KRUTCHらとのライブをこなし、そのデモがV/A "we the people"に収録され、参加バンドと聖地Bogie'sで開催されたリリースパーティーに出演している。この頃ギターのBoonieは、POLITICS OF CONTRABANDのRalph RennaらとLAST CALLを結成のため脱退となったと思われるが、MADBALLをはじめE-TOWN CONCRETE、INTEGRITYなどと共演していった。

そして曲提供したV/A "capital punishment"のレコ発を経た1998年、V/A "united we stand... divided we fall"に参加し、BLOODWARとのスプリットをリリースする。翌1999年には1st"take my soul... give me grave"へと至り、STIGMATAの"pain has no boundaries"とレコ発を兼ねた企画が、CORROSION OF CONFORMITYをゲストに迎え行われた。その後はGODBELOW、100 DEMONSらと共演しているが2002年に解散となったようだ。
またRick RigneyとDave Gragnanoは、初期メンバーのBoonieとWAR-TIME MANNERのDan Ryanを加え、2007年からDEAD AND DYINGとして活動を始めている。

一方でDYING BREEDの再評価も高まり、A389 Recordingsからデモに続き1stが2023年に再発された。


DYING BREED - "@ Bogies 05-12-1996"



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Tuesday, November 21, 2023

Florida hardcore scene - Ⅶ





WAY OF LIFEのAlex Rothberger、Matt Codyらによって結成されたDOMAIN。ENVISIONなどの活動で知られるAnthony Burkeをエンジニアに迎え、2020年にThe Coming Strife Recordsから"embodiment of fear"をリリース。翌年"preservere through suffering"を経て、Will 2 Live Festに出演した。
この頃ベースのJacob McMahonが脱退となるが、後任にBISHOPのShane Nerenbergが加入し、25 TA LIFEのカバーを収録した"2022 promo"をDazeからリリースした。European edge metalをアップデートさせ、MERAUDERやHATEBREEDの要素を含むスタイルで台頭してきたといえる。

一方でMatt CodyとNick Codyは、ex WAY OF LIFEのTobby DavilmarらとEPHEMERALを結成してデモを出している。しかしDOMAINの活動は衰えるどころか、FL Rules Fest、INTEGRITYやBLOODLETらと共にNight Shift Party Weekendに出演。翌2023年早々にはThe FYA 9 Pre Showをはじめ、A KNIFE IN THE DARKらとEast Coast Tourを行なっている。そして編集盤"embodiment of suffering"をLife & Death Brigade、Knives Out RecordsからそれぞれLP盤とCD盤がリリースとなった。

その後のTo The Rumbleツアー、ALL HELL BREAKS LOOSEがリユニオンしたSouth Florida Hardcore Unity、Equinox Fest 2023に出演、そして先日PAIN OF TRUTHのリリースツアーでの対バンを終えた。


DOMAIN - "July 22,2023"






RAMSES解散後、Joshua HowellがPOINT OF CONTACTとSIX PATHSに並行して、2019年にCONTENTIONを始動させた。そして同年、The Coming Strife Recordsから"self-titled"をリリース。これは2022年にDropping Bombsから"demo '19"として、7epで再発されたことによりデモ扱いだったことがわかる。サウンドはDark Sun Recordsそのもので、xREPENTANCExにも通じるアップデートさせたedge metalを提示した。

デモ後、セカンドギターのMitchell Wilbushは脱退したようだが、2021年に"laying waste to the kingdom of oblivion"を完成させている。クレジット上、ギターとベースを兼任のBayly Bransonがギターに専念し、ベースにChase Hladが加入となった。

翌年、東海岸をまわったSummer Offensive 2022を終えると、TCS FestやParis Edge Day 2022を組み込んだEuropean Conquest '22を行なう。帰国後はINCLINATIONのレコ発、MADBALLやALL OUT WARとFYA Fest Ⅸで共演、さらにSINCE MY BELOVEDとLaying Waste To The American Southをまわり、Overcome Festに出演を果たした。
そして第3段となるFrom Within Records主催のV/A "one scene unity"に参加し、Equinox Fest 2023やArmageddon Fest、Flyover Fest 2023に出演し現在に至る。


CONTENTION - "April 01,2023"






The Coming Strife Recordsに所属するOrlandoのMOMENTO.は、次世代を担うemotional metalcoreバンドとして認知されつつある。前身となるCOEXISTが2017年に活動を始めていて、メンバーの公言する通り7 ANGELS 7 PLAGUESの影響が色強く、V/A "cover compilation"に彼らのカバー曲を提供した。同世代のA MOURNING STARと共に台頭してきた存在といえるか。

2020年にデモ"self-titled"、2022年には"a chorus of distress"をリリース。その後、YOUR SPIRIT DIESとMORBIDEITYの3バンドでOctober 2022 Tourを行なっているが、この最終日にファーストショーとなったMIRACLEも興味深い。Ryan CalhounとGriffin Martheが在籍するバンドで、すでにステータス化したWar House Recordingsで録られたEPをリリースしている。もともと2018年から活動を始めた母体のSENTINELを母体とし、SHIELDをバックボーンにする90's melodic metalcoreだったようだ。今後の動向に注視したいところ。

またRyan Calhounが手掛けたDANNYTHESTREETのデビュー作は、ベースのJordanが在籍し、エンジニアをギターのGriffin Martheが務めるなど関連性が深い。
一方MOMENTO.は、MORAL LOWとのEast Coast TourやWIELDED STEELとツアーを行ない、年末にはNo Sleep Fest 2023への出演が決まっている。


MEMENTO. - "Orlando, FL - 06-10-2023"






STATEMENT OF PRIDEと同じPensacolaを拠点とするBURNING STRONGは、COLD HEARTEDやMALICE AT THE PALACEなどを渡り歩いたRobert Goodspeed、TRUTH INSIDEのTaylor Druganらにより2018年末に結成されたstraight edgeバンド。
modern old schoolを基盤とし、現行のONE STEP CLOSERやSEARCH FOR PURPOSEと共通する点が多く、IN MY EYESからSTRIFEの影響も少なくないように思える。

EPに続けて翌2020年、FYA 7に出演し地元のFrom Within Recordsから1st"the fire rages on"をリリース。Nuclear Family Records、Patient Zero RecordsからカセットやLP盤が出ているほか、V/A "one scene unity volume 2"に参加するなど需要が窺えた。

そしてMAGNITUDEのSeptember Tour 2021の一部帯同、QUALIFIERとのスプリットを経ると、FYA 8やECOSTRIKEのファイナルショーとなったFrom Within Records Showcaseなどに出演していった。さらにSTRUCK NERVEとのSummer Tour 2022を行ない、2nd"here until the end"のリリースへと至っている。その後、From Within RecordsとPlead Your Caseの共同企画Hardcore Pride Weekendに出演、Elevated企画でGORILLA BISCUITSのTampa場所にて共演を果たした。


BURNING STRONG - "March 26,2022"



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Monday, October 30, 2023

German hardcore bands - 7





Berlin beatdown hardcoreバンドREBORN TO CONQUERは、NASTYやEMBRACED BY HATREDと対バンすることが多かっただけにサウンドも近い印象を受ける。2005年結成時はリズム隊が不在だったようだが、翌年ドラムにDaniel Liebig、ベースにLennart Czienskowskiが加入しライブ活動を始めた。そしてデモ"folsom filth"をリリースすると、Berlin Hardcore Fest出演などを経て、翌2008年1st"full court press"へと至る。FALLBRAWLも所属したWarcity Recordsからで、この手に支持されつつあるレーベルでもあったが、閉鎖に伴いSpook Recordsと新たに契約した。
1stに引き続きWAR FROM A HARLOTS MOUTHのSimon Hawemannをエンジニアに迎え、短いスパンで2nd"homicide"の制作に取り掛かり、彼らがバックボーンとするLENGTH OF TIMEとの共演も果たしている。

そしてVigilante Justice Festival、Marked For Death Records企画のLove The Music, Hate The Kids Festival、さらに東日本大震災におけるベネフィットショーをRISE OF THE NORTHSTARやCOPYKILLらと行ない、Rough Nation Festivalへ出演。2012年にはWORLD OF PAINのツアーサポート後、ABLAZEとCOUNTDOWNとのEuropean Tour 2012をまわりReturn To Strength Festivalで締めた。

3rdとなる"eternal sleep"はMarked For Death Recordsからリリースされ、ベースのLennart Czienskowskiがギターにコンバート、ベースにRobert Sestoが加入し5人編成となっている。以降BLOOD BY DAYSとツアーをまわり、One Life One Crew Fest 2013へ出演、それから2014年までの活動は確認できるが、Return To Strength Festival 2019まで期間が開いているようで存続は定かではない。ボーカルのDavid Alkeが2015年に結成したHEKSENHAMERの活動も影響しているのかもしれない。


REBORN TO CONQUER - "live @ Steinbruch Theater Darmstadt"






Crossfire Recordsのベネフィットコンピ参加、アルバム"endorsed by heart"のリリースなど、2002年から2007年にかけて活動していたxBREED APARTx。そのUlfらが2010年末に始動させたSaalfeldのxMOMOxは、トータル的にCatalyst Recordsのバンドの影響下にあるvegan straight edge hardcoreバンドで、WALK AWAYと親交が深かったようにBerlinでのライブを数多くこなしている。

2012年、Break Isolation Festに出演しデモにあたる"and then..."をリリース、Berlin Post Edge DayでWOLF X DOWNやBARRENらと共演した。地元では異ジャンルとの共演も少なくない状況のなか存在を示していくことになる。

Eluff Fest 2013のOpen Stage出演後、7ep"stop time and break out"が、共にドイツのレーベルであるDefiant Hearts RecordsとAnchored Recordsの共同でリリースされた。その後はTO ASHESのLiberation Tour DestructionでLeipzig場所に出演し、2017年に自主で1st"never satisfied"をリリースしている。よりBIRTHRIGHTに傾倒した感がある本作は、流通がよくなかったのが残念な気もするが、これも彼らのこだわり抜いた結果かと思える。
またリリースに伴うツアーを行ない、翌2018年のThe Fusion fest Ⅷで活動を終えた彼らは、解散後に未収録曲をHANS GRUBERとのスプリットテープとして出している。


xMOMOx - "boiling point"






FOURTH CRUSADE結成以前、ボーカルのAdrian Brachmannがドラム以外を兼任していたCONTENT WITH DYINGは、後にFORWARD TO EDENとのsplit 7epで認知されることになる。彼が発信していたBetween The Lines Zineというウェブサイトは、Cold Hand Recordsのインタビュー掲載などコアな内容だったが既に閉鎖済み。

そのFOURTH CRUSADEがMarburgを拠点に2014年から活動を始める。Rising Nemesis Recordsに属し"demo 2015"、UKのSoaked In Torment Recordsと共同の7ep"sowers of perdition"をリリース。ex MOSSATのChrisがフューチャリングされ、DAY OF SUFFERINGやARKANGELライクな90's influenced edge metalは、次世代を担う存在として位置付けされたが、結果としてアルバムまでは至らなかった。

ベースのFelix JunkがReturn To Strength Festival Vol Ⅵの出演を最後に脱退となり、後任にREBORN TO CONQUER、ABLAZEのLennart Czienskowskiが加入となる。そしてHannoverのANGSTとCULTUREのツアーサポートを務め、No Way Out Fest #2出演など活動する一方、メンバーはDARKTHRONEに代表されるNorwegian black metal路線のWOUNDWORTを結成。また脱退したFelix JunkはSPAWN OF DISGUSTのMariusらとWOATを結成している。

その後FOURTH CRUSADEは、ANGEL CREWや50 CALIBERとBetongfest 3で共演、さらにMoshball Madness、New Noise Fest、Bestwigs Hardcore Show Vol.2と活動を続けたが、2018年のTime Ends Vol.5で解散となった。


FOURTH CRUSADE - "sowers of perdition"



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Saturday, September 30, 2023

New Zealand hardcore scene (Auckland)





Impression Records企画のV/A "mother earth"に参加していたTHE SEASONのボーカルCashdogが、解散後の1998年に結成したCOMING OF THE NEW MESSIAH。North Islandの北部に位置するAucklandを拠点としていたバンド。

ベースのSerial Killer Rossが並行するvegan straight edge hardcoreバンドACT OF VENGEANCEは、ドラムのGeorge Clarkが籍を置き、後にDAY OF CONTEMPTに加入するDan Smithらが組んでいたDSMとsplitテープを出している。
一方COMING OF THE NEW MESSIAHはEvan Shortをエンジニアに迎え、BROTHER'S KEEPERとのスプリットをリリース。これはTHE SEASONが所属したDarkside Productionsからのもので、当時の流通は比較的よかったと思う。

4曲を新たにレコーディングした彼らは、スプリットの曲を加えた1st"diseased"をEMSがオーナーを務めるSurprise Attack Recordsから2000年にリリースした。レイアウトなどTrustkill Recordsも関わっていて、後に参加するV/A "it's all about the money"やV/A "scene preservation"の顔触れからも知名度が高かったことが窺い知れる。
ACT OF VENGEANCEや結成間もないEVIL PRIESTと共演しシーンを牽引する存在で、自国以外ではErieでSANTA SANGRE、PROBLEM SOLVER REVOLVERらと共演を果たしたSurprise Attack Records Showcaseに出演。しかし、その直後ぐらいに解散となっている。


SEASON OF EVIL - "purifire"






EVIL PRIESTはCOMING OF THE NEW MESSIAHで活動中のCashdog、George Clarkらにより1999年に結成された。dual vocals編成にthrash metalの影響を取り込み、CRO-MAGSからIN COLD BLOOD、RINGWORMにも通じるスタイルを提示。

2002年に1st"underground hardcore"をリリースすると、地元AucklandでDAY OF CONTEMPTやTHROWDOWN、HATEBREED等のツアーサポートを務めるなど、中核を成す地位を築きあげた。
ベースがDan 'T-Dubs' AndersonからMark Newboldへ代わり、PROMISE OF BLOODSHEDのMatt Wadsworthをセカンドギターに加えた2nd"II - hardcore gods"を、2003年末に帯同したTERRORのツアーのタイミングでリリース。その後ドラムのGeorge Clark脱退によりMark 'Wurzel' Seeneyが加入、セカンドギターがMatt WadsworthからCaptainへと代わった。

メンバーの再編成を行い次作に取り掛かった彼らは、2005年にMADBALLと共演を果たし、3rd"III - a hardcore legacy"を出している。これに収録されたINTEGRITYのカバー曲は、解散後となるがEscapist Records主催のトリビュートアルバム"harder they fall"に提供した。また2014年、リマスターされた13曲を"15th anniversary remasters"としてリリース。


EVIL PRIEST - "Ellen Meville Community Hall,High Street,Auckland"






2005年、Aucklandで結成されたANTAGONISTは、その名の通りMAROONが由来のbrutal metallic hardcoreバンド。
2006年にONE MUST FALLのDavid Baxterがエンジニアを務めた1st"these cities, our graves"でデビューした。Hamtown Smakdown 2006の出演、MOST PRECIOUS BLOODと共演するなど頭角を現していくにつれ、同名バンドとの区別化が必要になり、2nd"we are the dead"をANTAGONIST A.D.にマイナーチェンジしリリースする。オーストラリア盤はTrial And Errorからの流通となった。自国盤は1stに引き続きElevenfiftySeven Recordsから出し、North Islandをまわった Closer To The Sun Tour、その後EARTH CRISISのAustralian Tour限定でリユニオンしたDAY OF CONTEMPTにANTAGONIST A.D.も同行している。

しかし2010年にギターのRoss McDougallとベースのJoshua Moffittが脱退。ギターにはMatt Livingstoneが加入するが、ベースはこの先しばらく正式に決まっていないようだ。ただ活動は止まらず、THE OUTSIDERSとのWinter Tour、CONFESSIONのThe Long Way Home Tourに帯同する一方、3rd"nothing from no one"の制作に取り掛かった。そのリリースに伴うツアーでは、OUT COLDやLIONHEARTとツアーを行なっている。そしてベースにTHE BURIALのLuke Mansonを迎え入れ、Mission Quest To Metal Fest出演、レーベルメイトMURDER DEATH KILLとの共演などを経て、THE GHOST INSIDEのAustralian Tourに帯同した。さらにUKはLeedsで開催のGhostfestを含むEuropean Summer Tour 2013、East Coast Tourなど休む間もなく活動を続け、ドイツのLifeforce Recordsと契約を交わした。そして2015年、4th"haunt me as I roam"のリリースへと至る。サウンドはもとより、ボーカルSam Crockerのスケール感が増し、同時期のCALIBAN化が進んだ印象を受ける。

その後ドラムのIsrael McDeanが抜けるなど編成を替え、Greyscale Recordsからシングルを数曲発表。次作の5thアルバムまでは時間を費やすことになるが、CAGED EXISTENCEとAustralian Tourをまわり、再び行なったEuropean Tourで確立した地位は盤石なものとなった。そして2022年、CONVERGEのKurt Ballouが運営するGod City Studioでレコーディングが行われた5th"through fire all things are renewed"がリリースされた。


ANTAGONIST A.D. - "I'm just not there"






ANTAGONIST A.D.に加入したLuke Mansonがボーカルで在籍のほか、TOO LATESUPERIOR VISIONのメンバーを含むXILE。Grafton Cityを本拠に2015年から活動しているbeatdown hardcoreバンドで、ユーロ圏のバンドにリンクする要素が多くまた親交も深い。
ドイツはBDHW Recordsからの"Grafton EP"以前、すでにILL NATUREDのNew Zealand Tourサポートを務めていて、リリース後にはSWORN ENEMYとNorth Islandをまわり、翌2017年にAsia Tourを行なった。
そしてDeadfestの出演、NO ZODIACのBlack Mass Across Australia '19に帯同、直後のSoutheast Asia Tour 2019では別でツアー中のMALEVOLENCEとの対バンを果たした。

KNOCKED LOOSEと共演後にはElimination Festに出演し、待望の1st"I am your god"リリースへと至った。しかしタイミング的にコロナ禍となってしまったが、そんな状況下でも可能な限り活動を続けたという。DEPTHS、EVERGREEN TERRACEのNew Zealand Tourで地元Aucklandでのショーをサポート、そしてNASTYのEuropean TourにCOUNTERPARTSと招集されている。
その後もAustralian Tour 2023、ALPHA WOLFらとImpericon Festival Leipzigを盛り込んだThe Steppin' Over Roaches Tour 2023をこなし、次はJapan Tourも視野に入れているという。もはや世界を股に掛けた活動で知名度を得ている。


XILE - "diamond eyes"



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Thursday, August 31, 2023

Detroit hardcore scene





EARTHMOVERは、1994年から1998年にかけて活動していた90's new school hardcoreバンド。結成の翌年にAutonomy Recordsから7ep"abuse"、1996年に1st"themes from everyday life"をギターのAndy Dempzが立ち上げた+/- Recordsからリリースした。
そしてベルギーのFACEDOWNとのスプリット音源を、同年6月にギターのMike Hastyが運営するCloud City Studioでレコーディングを行なった。Moo Cow Recordsからリリースされた頃には既にドラムのJason Cliftonは脱退していて、後任にWes Keelyが就いている。さらにASCENSION、EXTINCTIONらとのライブを最後にベースのNick Bristowも脱退となり、Chris Muellerが加入となった。

COLD AS LIFE、BLOOD FOR BLOODらとの対バンを経た1998年、2nd"death carved in every word"のリリースへと至っている。ヨーロッパ盤はGenet Recordsが流通させていて、スプリット然り活動も本国のみにとどまらず名を馳せた。

Connecticut Hardcore Festival 1998後には、Vort'n Visで行われたThe Next Generation Festivalに出演したが、帰国後まもなくして解散となっている。各々新たにバンドを始めていてAndy DempzはTREPHINEのAnnie Sullivan、John SkinnerらとBLOODPACTを結成した。
EARTHMOVERとしては、2010年のFight Like Hell Live #5でリユニオンライブを行ない、それほどの頻度でもないがその後も一時的なライブを行なっている。


EARTHMOVER - "money"






EARTHMOVER解散後の1998年、ボーカルLen AdamsはDOGZ OF WARのJake Dufour、Vincent DufourらとFULL ASSAULTを始動させた。デモの時点で+/- RecordsからカナダのFACEDOWNとのsplit 7epがアナウンスされるが、結局リリースには至らなかった。

まもなくCAST IN FIREに名を改めた彼らは、ベースのMike Hurlburtが脱退となりRicardo Fireが後任に就く。そして2000年にGenet Recordsから"apology"がリリースされ、Nate Stickneyがセカンドギターで加入。
その後xKOMBATxとのspilt 7epをリリースし、PennsylvaniaのErieで行われた企画でE-TOWN CONCRETEやHOODS、NO RETREATらと共演、さらにIeperfestへの出演を果たしているが、GROUNDZEROやTREPHINEに対等するも、活動が短く実力に反して認知度は低い印象。

解散後、Len AdamsはVincent Dufour(Enzo)、Jake Dufour(Bulldog)らとのTHE ALLIANCEを経て、2010年にPOISON TONGUESを結成している。各々の経歴もあり、まもなくRINGWORMやMADBALL、SKARHEADといったバンドと共演、2013年に1st"the hard right way"へと至った。2015年にはUNIVERSAL STOMPの20th Anniversary ショーに出演後、KRUTCHのRichie Mancusoが運営に関わっているFast Break! RecordsからEP"for freedom's sake..."をリリースしている。
現在も活動中でDetroit hardcore sceneの中核を成す存在。


CAST IN FIRE - "@ The Shelter - Detroit, MI 3/7/2000"






DetroitのWALLS OF JERICHOは、EARTHMOVERのMike HastyとWes Keely、UNIVERSAL STOMPのAaron Rubyによって結成された。同1998年、APATHEMYに在籍していたCandace KucsulainとTANKのKevin Kroegerが加入する。翌1999年にGenet RecordsからEP"a day and a thousand years"をリリースし、脱退したKevin Kroegerの後任にCOUNTERFEITのChris Rawsonが就いた。
年末にTrustkill Recordsから1st"the bound feed the gagged"をリリースすると、EARTH CRISISやIN FLAMESと共演するまでに至った。しかしドラムのWes Keelyが脱退となり、Derek Grantが加入したが2001年に解散となる。

Mike Hasty、Aaron RubyとChris RawsonはIT'S ALL GONE TO HELLを始め、アルバム"war journal"まで出しているが、2003年にex CATHARSISのAlexei Rodriguezをドラムに迎え、彼らはWALLS OF JERICHOを再始動させた。そしてHellfest 2003やEuropean Tourを行ない、2nd"all hail the dead"をリリースする。
Alexei Rodriguezは脱退したようで、BLOODPACTのDustin Schoenhoferが後任に就き、New England Metal Hardcore FestivalやOzzfest 2006などの出演を経て、3rd"with devils amongst us all"をリリース。

その後もAustralian Tour July 2007や多くのライブをこなし、4th"the american dream"を挟みUS Tour Fall 2008を行なっている。
この4thアルバムから2016年の5thアルバムまで約8年費やすが、その間Candace Kucsulainは出産を終え、2014年にはデモを録って本格的に再始動し、European Summer Tour 2014を行なった。
そして5th"No One Can Save You From Yourself"をリリースすると、それに伴うツアーやHellfest 2016、Dirt FestやTexas Revolution Fest 2016に出演している。また数々のメタルマガジンの表紙を飾るなど、HATEBREEDにも対等する最も成功したハードコアバンドとしての地位を確立した。

その後はIeper Hardcore Fest 2017、Liberation Fest São Paulo 2018、Persistence Tour 2019と世界を股に掛け、コロナ禍後にはEuropean Tour 2023を行なっていて現在に至る。


WALLS OF JERICHO - "jaded"






2003年、PROVOKEに在籍したJohn Musicらによって結成されたCourage CrewバンドxTYRANTx。"demo 04"後、Seventh Dagger Recordsと契約し1st"welcome to hell"をリリース。レーベルメイトのARMED FOR BATTLE、IN THIS DEFIANCEまたBATTLEGROUNDにも対峙するedge moshバンドとして認知され、Edge Fest 2006に出演した。
2008年の2nd"prepare for devastation"では、ボーカルのMattが脱退していてDave Hayesが加入、またギターでバッキングボーカルを務めていたJohn Musicがボーカル専任となりツインボーカル編成となっている。ギターにはBrad Walkerが加入、ベースはNikoからChris Zomerfeld、ドラムがGrantからJoe Damenへと大きく体制を代えた。

結成当時からのギターTerry UlinがSMASH YOUR ENEMIESを掛け持ちで始める一方、xTYRANTxとしてSUFFOCATE FASTERのリユニオンショー出演後、Tour 2010を行いEulogy Recordings企画やEARTH CRISIS、FIRST BLOODらが出演した企画The Wrath Of Sanity、さらにFight Like Hell Live #5で再結成したEARTHMOVERとの共演を果たす。

そして"extinction"をEulogy Recordingsからリリースし、Brad WalkerとChris Zomerfeldが新たに結成したFROM HELLとのUS ツアーを決行。また一旦流れていたJapan Tourだが、Filled With Hate Recordsから"extinction"の7ep盤が出た2013年に実現した。翌2014年、WALLS OF JERICHOらとのベネフィットショーをもって解散。




TYRANT - "deviant"



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Sunday, July 30, 2023

UK hardcore scene - 9





1996年から活動を続けるLBUの古参KNUCKLEDUST。結成翌年に1st"London hardcore"、AREA EFFECTとのsplit 7epをリリース。この頃ベースのNicky Baxterは、NINEBARを並行して活動を始めている。
その後INDECISIONとの"smash tradition"、単独7ep"in yer boat!"、STAMPIN' GROUNDとのスプリット"the darkside versus the eastside"を経た2000年、Blackfish Records/Rucktion Recordsから2nd"time won't heal this"をリリースする。時期的にボーカルのPierre MendivilがBEATDOWN FURYを始め、"skrilla 4 da killa"を出したのもこの頃になる。

各々プロジェクトバンドを抱えながらも、UNITEとの"together we stand, divided we brawl"を出し、以降長期に渡り在籍するGangstyle Recordsとの契約へ至る。このレーベルから3rd"universal struggle"をリリースすると、Brusselsで行われたI Scream Records主催のThe Eastpak Resistance Tourに参加し、MADBALLらと対等に渡り合った実力が評価された。

2005年に4th"unbreakable"を完成させると、GSR Tourを行いSHATTERED REALMのツアーに帯同するまでの地位を得た。しかしPierre MendivilがBUN DEM OUTの活動に傾倒したせいか、5th"promises comfort fools"から6th"bluffs lies & alibis"まで5年を費やすことになるが、Ieperfest 2012後にはUSで開催されたTsunami FestでHATEBREED、E-TOWN CONCRETEらとの共演を果たした。さらにギターのWema MaduhuがIRONED OUTを結成し動き出すなか、This Is Hardcore Fest 2014へ出演。

2016年には結成20周年を迎え7th"songs of sacrifice"を完成させた。


KNUCKLEDUST - "foundations"






LBUに属する50 CALIBERは、2001年の結成から間もなくして"left for dead"を自主でリリースすると、STAMPIN' GROUNDのIan Glasperに見い出され、Blackfish RecordsのV/A "U.K.H.C."に参加。その後セカンドギターにJerry McKnightが加わり、ベースMichael Pageの後任としてPabloが加入した。そして2002年に1st"internal bleeding"がリリースとなる。しかしリリースされた頃にはPabloも脱退となり、TYSONのDave Da Weaknessが後任に就いた。

2003年にはDIE...MY DEMONとのスプリット"splitting//ammunition"をFilled With Hate Recordsからリリース。SWORN ENEMYやCLUBBER LANGライクのbrutal beatdownを確立した感はあったが、ボーカルのTerry Simmondsが一時脱退、その間ベースのAndy Bazが兼任してライブを行なったようだ。ex UNITEでもあり彼が在籍していた時期があるというのも興味深いが、活動歴に反する音源の少なさ故に頻繁な入れ代わりを把握するのは極めて難しい。その他BUN DEM OUTのCharlie WilsonやBEATDOWN FURYのSteve Hillが在籍の形跡があるように、推測だが"demo 2009"後も編成替えが行われ活動にも影響をきたしたように思える。
活発的な動きが確認できるのは、メンバーがTANTRUMを始めたのと同時期で、Ieperfest 2015やConcrete Festival、Deadfest、Throwfestなど規模の大きい企画に出演していった。翌年以降もBering Fest 3、Misery FestやEvil Or Die Fest、さらにReady Fest 2018ではMERAUDERとの共演を果たす。
UKHC Returnsにも出演し、今年8月にはKNUCKLEDUST、NINEBARらとのライブが予定されそろそろ音源が待たれる。


50 CALIBER - "live @ Ieperfest 2015"






2003年、LondonにてAWOKENは結成され自主で"demo 2003"をリリースする。ベースがBen JolliffeからAdam Milehamへ代わり、翌2004年Let It Burn Recordsから"take aim"でデビューとなった。デモに引き続きUNTIL THE END、またレーベルメイトのFINAL PRAYERやTO KILLに対等するmosh hardcoreを提示している。リリース後ギターのTom Fordが脱退、さらにボーカルKris Jamesの後任にScott Whiteが就き4人編成となった。

Scott Whiteは、UROTSUKIDOJIやSTEEL RULES DIEとスプリットを出していたWINTER IN JUNEのギターだった人物だが、AWOKENのサウンドにマッチした声質は後任として申し分がないどころか、よりブルータルに深化させていくことになる。彼の素質然り、Dan Cappの繰り出す破壊的なリフは"demo 2005"で見事に融合、Ninjafestへ出演を果たしたのも頷ける。

そして2006年、1st"death or glory"のリリースへとこぎつけた。これには前任ボーカルのKris James、後のSWAN SONGのxSheepxがゲストボーカルで参加。彼らの存在を知らしめる作品となったのは間違いないが2007年に解散となってしまう。
ドラムのDuncan Jonesは、SPECIAL MOVEのScott SimpsonらとA*M*B*U*S*Hの結成に動いている。


AWOKEN - "Star And Garter, Manchester"






2005年結成のLBUバンドBUN DEM OUTは、後のTRCのCharlie Wilsonがギター、KNUCKLEDUSTやBEATDOWN FURYでボーカルを務めるPierre Mendivilが在籍することで知られる。2006年に自身が運営のRucktion RecordsからデビューEPをリリースすると、SHATTERED REALMやCRAWLSPACEに対等するサウンドで話題を集めた。

そしてDamage Control Fest 2007やPressure Festival 2007、Deadfest 2008などに出演し、EARTH CRISISやALL OUT WAR、AWAKEN DEMONSらとの共演を果たす。
場数を踏みつつ新作の制作に入った彼らは、Alveran Recordsと契約した2009年に1st"the few the deep"をリリース。メンバーの再編成があったようで、ベースがAntonからMaroへ代わり、Jamie Guvercinが加入しツインボーカル体制となった。

以降の活動がよく見えてこないが、UYF Fest 2013に出演し1stがRucktion Recordsから再発されると、Concrete FestivalやReturn To Strength Festival Vol. IV、Ninjafest 2014などに出演している。さらにIeperfest 2015、Superbowl Of Hardcore 2015、Concrete Festival、Evil Or Die Fest、そしてSHATTERED REALMとの共演したFoundations Fest、Ready Fest '19などを経て、ArizonaのEASY MONEYとsplit 7epをリリース。
またENEMY MINDのThe Intimidation Tourにも帯同した。一方Pierre MendivilがBORSTAL結成により解散の噂も流れたが、それどころかUpsurge Festival 2022やRucktion Records企画、Return Of Belgian Hardcore Ⅱに出演、BULLDOZEとも共演し現在も活動を続けている。


BUN DEM OUT - "live @ Ieperfest 2015"



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