Thursday, July 6, 2023

New York hardcore scene - 2





1994年に結成されたPoughkeepsieのDROWNING ROOM。デモ"when nothing remains"後、ドラムがLou IuzziniからShane Chikelesへと代わり、VEILとのsplit 7ep及び単独7ep"the divinity syndrome"を1996年にリリース。Sean Meslerのスクリームパートが特徴的で、VISION OF DISORDERにも比類する。

1997年、1st"true love always"をリリースすると、Edge Sharp Records企画のリリースショーではONE 4 ONEやTRIPFACE、DIVIDED BY HATEらと共演した。
さらにStillborn Records企画、V/A "the harder they come"に曲提供したEast Coast Empire Recordsの主催する企画に出演など、それぞれの所属バンドとも対等に渡り合う実力をつけていった。またSUM OF ALL FEARSとのEast Coast Tourでは、ホジキン病を患っていたドラムのRob Blaunerの代役でShane Chikelesが務めたという。
しかしその彼も脱退となり、後任にEVENTIDEのAnthony Realbutoが加入、7epの準備に入ったがリリースされることはなく1998年に解散した。

一方ボーカルのSean MeslerとベースのGreg Nazakは、QUICKSANDスタイルのpost-hardcoreバンドDARWIN.RADIOを結成し活動を始めている。そしてSHAI HULUDのMat Foxが設立したIdes of Marchから"brand new evolution"をリリースした。

DROWNING ROOMとしては、2012年からライブ活動を再開、2016年に"catharsis"のリリースへ至った。
その後セカンドギターにMatt Pietrogalloが加入、2017年に"monument"を発表している。


DROWNING ROOM - "Monstrosity"






END OF ONEのDan Stevensが在籍していたONE LAST SINは、1995年にFishkillで結成された。結成当初は彼がボーカルとギターを兼任し、ベースがRich Darcy、ドラムにJoel Sheveckという3人編成で活動を始めている。
間もなくベースがJay Thurstonに変更となり、1997年にはScott Stevensがセカンドギターで加入、7ep"the fall of darkness"をInner Rage Recordsから、続けて岐阜のDEVICE CHANGE、PoughkeepsieのWITHDRAWNとそれぞれsplit 7epをリリースした。

Scott Stevensは1998年に脱退し、ex EXECUTEのJohn Brandowがセカンドギターで加入したが、彼も1999年の"...when guilt reigns"のレコーディングに入った頃には脱退となっている。
またDan Stevensがこれまでボーカル兼任で活動してきたが、Mike Ferraraがメインボーカルとして加入した音源となった。唯一CDでリリースされていることもあり、彼らの作品で最も知られるなか、実際この体制の期間は短かったもののchugga-chugga metalcoreスタイルは評価された。

しかし翌2000年にベースがMike Luczak、ボーカルがJosh Rapalaにそれぞれ代わりデモ"given the right"で再起を図ったが、2001年に解散となっている。


ONE LAST SIN - "when guilt reigns"






NYのOrange Countyを拠点としていたINNER DAMは、1995年に4人編成で結成された90's metallic hardcoreバンド。デモがリリースされる頃にはドラムのErnie Tuthillが脱退、Chris Cardinalが加入となった。
そのデモと同タイトルの7ep"through the eyes of suffering"をReleased Power Productions/Existence Of Hate Recordsからリリース。CHOKEHOLDやUNBROKEN、RESSURECTIONの影響下にある楽曲が評価され、MERAUDERとの共演を果たしている。また次作のレコーディングを終えると、KILLING TIMEやALL OUT WARらと企画に出演した。
そしてリリースされた"the day everything meant nothing"は、BATTERYのBrian McTernanがプロデュース、フォトグラフィをALL OUT WARやGROUNDZEROなどにも関わるDanielle Dombrowskiが務めている。

翌1998年には、デモとコンピの曲に新曲を加えた編集盤"when angels fall"がリリースされた。その後ベースがJay LeatherからRyan Smithへ、さらにギターのMike D'Ambrogioが脱退し、Roger ParmeleeとMike Papayが加入して5人体制となる。大幅な再編成が行われ、オリジナルメンバーはボーカルのJohn Vistaのみとなった。
そして1999年、7ep"the last second of forever"リリース後に行なったEuropean Tour 1999では、CRAWLSPACEやNAGATE、SPIRIT OF YOUTH、MAROON、COPYKILLなど各国を代表するバンドとの共演を果たしている。

2000年には解散していて、2005年に数回ライブを行なったようだ。またアナウンスまでされたディスコグラフィーの話しは一旦流れ、後の2010年にMoscowのSelf X True Recordsからカバー曲含む"through darkness, broken hearts and open veins"がリリースされた。


INNER DAM - "Montreal at Cafe L'lnco"


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