THE LAST SEASON然り、GODBELOW から派生したバンドとしてBRAND NEW SIN、UNHOLYの存在もある。
BRAND NEW SINは、Kris Wiechmann(Gu)、Chuck Kahl(Ba)、Brian Slider Azzoto(Gu)らから成るトリプルギター編成。
LIFE OF AGONY、CORROSION OF CONFORMITYともツアー経験も持つようにそっち系。
現在は、Krisがボーカルとギターを兼任。
BRAND NEW SIN - "days are numbered "
一方で、THE LAST SEASON を脱退したDanが、ex GODBELOWのJoe Murphy(Dr)、ex ANOTHER VICTIMのJonathan Dennison(Gu)、そしてTHE LAST SEASONのSteve Caiello(Gu)らとUNHOLYを結成。
TESTAMENTなんかをチラつかせるadult rock touchで、最新作はDanの後任ボーカルにBilly Priceを迎えた"new life behind closed eyes"。
現在、Andy MillerとJDはWHEN TIGERS FIGHTにも名を列ね、Billy PriceとJoe Murphyが在籍するWAR OF ATTRITIONは、KarlのKrom Recordsから"…and the void stared back"がリリースされている。
ちょっとさかのぼって2004年から活動していたA CALL FOR ARMS。exなんたらという肩書きをもたない純血な別ラインとして期待されたが3年程で解散。
確かボーカルはメキシコ人だったと思うが。おそらく音源もデモのみ。
近況として特筆すべきは、DJ Rose とPatrick Kitzelがオーナーを務めるReaper Recordsと契約するFORFEITの存在。fastな曲調にmosh partを組み込んだ、THE PROMISE以降のSyracuseサウンド。
Tom Damianoは、Bostonに拠点を置くMELTDOWNのメンバーとBLACKOUT RAGEを始めていて、Seventh Dagger family入り。
彼らが結成されたのは1997年のことで、Jonathan Buskeがギターとして加入するのは、同年"a portrayal of vengeance"をリリースした後のことである。
1999年にはDennison、Buskeそしてex BLOOD RUNS BLACKのCorey KonizがSANTA SANGREを、Tony Tornabene はTom Cavanaugh (ex BLOOD RUNS BLACK)とDARKER DAY TOMORROW(のちにSANTA SANGREのデモで歌っていたMike Lazoreがギターで加入)を立ち上げることによりANOTHER VICTIMとしては2000年、解散を発表している。
翌年、ONE KING DOWNのオリジナルメンバーで、後のIT’S ALIVEのDerrick VanWieをドラムとして迎え入れ再結成されるも1年足らずで解散。
再結成後の音源としては"for the liars & the cheaters"のみが存在するが、これはディスコグラフィーと一緒に5インチで再リリース済み。
オリジナル盤の方は、写真じゃわかりづらいけど妙に手が込んだジャケットで、羽状にカッティングされていたりリリース経緯も謎が多い。limited 15の極少生産。
ANOTHER VICTIM - "martyr"
SANTA SANGRE - "live at Club Q"
ギターのJim Winters、ドラムのDerrick VanWie以外がex ANOTHER VICTIMのメンバーで編成されたstraight edgeバンドTRUE LOVE。
バンド名に関して著作権に引っ掛かったらしく、THE PROMISEに改めた経緯がある。このメンツが集まったのは、ANOTHER VICTIMがTURMOIL、ONE KING DOWNとツアーをまわっていたこともあり、元々お互いよく知れた仲だったようだ。
Jonathan BuskeとJonathan DennisonはSANTA SANGREへと活動を移していたが、JimとDerrickがそれぞれのバンドを脱退を機にTHE PROMISEは動き出した。
音的にはANOTHER VICTIMにmodern old schoolパートを加え疾走する感じだが、Anderson Bradshawの歌い方は変わることもなく、ANOTHER VICTIMを継承したスタイルに変わりはない。
来日を果たした'05年に解散。
THE PROMISE - "crush all fakes/the kiss off"
ex CONTEMPTのJamie CoyleとTravis Hanceらで結成されたHERMON DEKALB。
JamieはANOTHER VICTIMで"demo"、"a portrayal of vengeance"にかけてドラムを叩いていた経歴を持ち、一方のTravisは後にPRISONER、DARKER DAY TOMORROWやTHE FUNERALへと渡り歩き、常に第一線で活動する彼らによって形成されていた。
Temperance Recordsから出した"to repossess the heart"のうち2曲を、V/A "Syracuse hardcore 98.99"に提供したほか、4-way split"HEX seven inch comp."にも参加したことでも知られている。
彼らの音は事前情報がないと、Syracuseのバンドとはまず思わない。言われれば各々培ってきたものを感じはするが、CAVE INのような90年代のHydra Head Records所属バンドに近いchaotic hardcoreの印象が強く残る。
また、Keith AllenとDouglas HandはTHE AUGUST PROPHECYを結成していて、Hellfest 2000にも出演。'99年にOHEV Recordsからリリースの"five endeavors in self murder"は、翌年にAlone RecordsからLP盤でリプレスされた。こちらはHERMON DEKALBをさらに推進したサウンドだったが、どちらも短命で終わってしまったようだ。
そしてVictory Recordsから出した"who dares... wins"は、サウンドはもちろんジャケのインパクトも強烈なものだった。今では言わずと知れたオールスター的バンドの先駆けになっていて、世界各地に飛び火することになる。
DJ Roseが組んだErieのPRAYER FOR A FALLEN ANGELもその一つ。
一時的な活動かと思えたが、本業のEARTH CRISISが2001年に解散したこともあってか、New Years Hardcore 2005でPATH OF RESISTANCEはリユニオンし、翌年に2nd"can't stop the truth"のリリースにまで至っている。
ちなみにドラムはDennisが叩いていて、UNHOLYのJonathan Dennisonがベースを担当。
PATH OF RESISTANCE - "the chain"
ボーカルのDanny Johnson、EARTH CRISISのギターKris Weichmannらが結成したBLOOD RUNS BLACKだが、1995年にHarvest Recordsからリリースされた"cast into eternity within duration of a moment"時には既にKrisは脱退。ボーカルのDan以外はかなり流動的だったようだ。