Sunday, July 6, 2014

H8000 hardcore scene - Ⅱ





80年代末期、後にGoodlife Recordingsを設立するEdward Verhaegheがギター、LIARを結成するHans VerbekがボーカルだったRISE ABOVEが、Kortrijkを拠点に活動を始める。
H8000のファーストSxEバンドとなる彼らは、GORILLA BISCUITSのツアーサポートを務めるなど、Belgian hardcoreシーンの礎を築いたと言っても過言ではないでしょう。
このバンドの存在価値は、同時期USでWARZONE、SIDE BY SIDEが活動するなか、それに近い音を出していたことを考えるとわかると思う。
 
次にEdwardは、ベースがHansでWarehouse Recordsを運営していたJeroen Lauwersがボーカルという布陣のpolitical vegetarian straight edgeバンドであるNATIONS ON FIREに籍を置く。
初期Genet Recordsから"death of the pro-lifer"を出していたclassic 90's Belgian hardcoreで、BORN AGAINSTやMINOR THREATからの影響が大きい。



 
 
 
early new school hardcoreバンドとしての認知が一般的なSPIRIT OF YOUTHだが、元々LOVE, TRUTH & HONESTYの名で活動、1992年Warehouse RecordsからリリースのV/A "regress no way!"でSPIRIT OF YOUTHへと改名している。
初期はEdwardがボーカル、Hansがドラムで所属していて、バンド自体1989年結成だから意外と活動歴は長い。
 

93年、Crucial Response recordsから出した7ep"the abyss..."では、すでにEdwardからBLINDFOLDのJan Maelfaitへとチェンジ。この頃まではyouth crew/old schoolで、NATIONS ON FIRE路線を引き継いでいる感がまだ残る。
 

ボーカルがVinnieへ代わったのも転機だったのか、さらにメタリック化が進み、Sobermind Recordsそして、Goodlife Recordingsへと移籍したことによって拡散、KINDREDやCULTUREライクな音が彼らの往年の印象として根付く。


SPIRIT OF YOUTH - "puritan"
 


DominiekとFrederikのDenolf兄弟は、いろんなバンドを組んでいて、どれもが時代の最先端をイッてるのに興味をひかれる。
流れ的に今回は、現行バンドまでの彼らを追って書いてみようと思う。




 
1994年、SPIRIT OF YOUTHと並行して始めたのがSOLID
こっちはメタル寄りで昔のレビューを読み返しても、MACHINE HEAD、PRONGらと比較されるのがわかるmetallic hardcoreスタイルだが、TOGETHER WE FALLやNEXT STEP UPのボルティモア系が好きな人にもアピールできる。

単なるプロジェクトそうでもなく、RPP、Diehard Recordsからそれぞれ音源を出していて、SPIRIT OF YOUTHが2002年に解散した翌年には再結成し、"total rush"をリリースしている。

   
 SOLID - "blood runs black"
 
 




さらにDenolf兄弟は2005年、SPIRIT OF YOUTHの元メンバーSim Meerseman、ex LEGIONのWim JacobsBLOOD REDEMPTIONを結成。
MAから近年のドイツシーンにも繋がるpure metalcoreで、ここまでくるとSPIRIT OF YOUTHの名残なんて微塵もない。


BLOOD REDEMPTION - "the phoenix will rise"
 

 
2010年にはNabilとBortierがバンドを去り、残ったメンバーにex SYNCOPEのGuy Callensが加入し、FIELDS OF TROYとして新たに始動。
"sound of white noise"期のANTHRAXを彷彿させる唱法は、ついつい反応してしまう世代にはうれしいrocking hardcore。
最近、SOLIDやTHE BOSSらとベネフィットショーに出演したようだ。 

 
FIELDS OF TROY - "cold eyes"
 

 
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