Tuesday, December 18, 2018

Northern Italy hardcore scene - 3


 


1989年、ギターのFreddyとドラムのGonzoがYOUTH OF TODAYのショーを機にTHINK TWICEを結成された。
V/A "it's pounding in!"参加後の1991年に7ep"loyalty"、1992年にはドイツのCrucial Response Recordsから1st"unrealized"をリリースする。
しかしベースのWalterが脱退し、後任で加入したMassimo Coronaも1年ほどの在籍で脱退。彼は後にRomeに移りGROWING CONCERNやEQUALITYといったバンドで活動している。

早い時期からold school straight edgeを掲げていたTHINK TWICEだが、サウンド面ではONWARDやBOLDなどに近く、当時としてはメタリックな部類に分けられると思う。
解散は1995年。2007年にリユニオンし一時期活動再開していたようだが、Freddyがブラジルに移住のため再び解散した。

そして突如2016年に、Youth Crew Recordsからディスコグラフィ"choices we stand by"がリリースされたのも記憶に新しい。これには解散前の未発表音源も収録。


THINK TWICE - "Salzgitter 93"
 





Bologna近くのModenaで1991年に結成されたBY ALL MEANSは、1999年まで活動していたstraight edgeライフスタイルバンド。ここまでbrutal metallic hardcoreな音は異彩ともいえる存在だが、後期にギターで在籍したMario 'Ringo' Luppiは、IMMORAL MAJORITYのボーカルだったというのは意外。

単独のほか、スプリット(w/ EQUALITY)やV/A "intollerance"等々の音源を出す一方、メンバーのAdriano Pratissoli、Massimo MeloniそしてAndrea GallininiはSOCIETY OF JESUSなるサイドプロジェクトを始めている。
そして1996年にSUBSTANCEとのスプリット、1997年に単独7ep"...Dei Miracoli"をリリースした。 このSUBSTANCEは、CREEPSHOWのボーカルでGreen Recordsを主催していたGiulio Repettoのバンドでもあったことでも知られている。

本業の方は本国のみに留まらず、BURNING DEFEATと同じくVort'n Visで行われたhardcore festivalの出演を果たし、CHOKEHOLDやLIARらとも共演した。
そして1999年に2nd"fino a qui... tutoo bene!"をリリースし、AVAILやBOY SETS FIREが帯同したUS tourを成功させている。


BY ALL MEANS - "Modena 5 ottobre 1996"
 





Alessandriaを拠点とし、90年代中期に活動していたBURNING DEFEAT
当時のシーンを知るには重要なGreen Recordsに所属のバンドで、1994年に7ep"singlin' out the aims"、そして1996年に1st"seldom"をリリースした。
レーベルの中でも頭一つ抜けたmid 90's emotional hardcoreは、当時を思い返してもひと際存在感があったことを記憶している。

決して疾走しない終始ミドルテンポの曲構成で、ENCOUNTERやレーベルメイトの後期EVERSOR、またQUICKSANDにも比肩するクオリティは、IeperのVort'n Visで行われたフェスに出演するなど人気を博した。

個々の活動においても、ギターのAndrea FerrarisがV/A "get a grip on reality"やいくつかのコンピに参加していたOUTRIGHTに在籍。かたやベースのAlessandro Azzaliは、MUDHEADのメンバーでもあった人物で、その後はエンジニアとしてGROWING CONCERNやCATARACTなどを手掛けた。
このOUTRIGHT、MUDHEAD辺りはメタリックな音を出していたバンドで、90's early new schoolを掘り下げている人には支持されそう。コンピ参加がいくつかあって、特にV/A "get a grip on reality"とかはまだ手に入るかと思う。


BURNING DEFEAT - "28 9 1994"
 
 
 


Bologna political straight egde hardcoreバンドIVORY CAGE。1993年のデモに続き、Green Recordsから1995年に出した7ep"TV head"が日本でも流通されていたので、その世代には比較的知名度はあると思うが、この時期にABSENCEと同じくEARTH CRISISに近い音を出していたことに驚く。
翌1996年には12インチで6曲入りの"cold words from empty grey"をリリースする。

この音源はHEADSMANのAthosがレコーディングで叩いたってのも興味深いが、同年にベースのAndrea BassiがTHE GUILT SHOWを結成している辺り、解散の予兆だったのかもしれない。

単独音源のほか、"anti racist compilation"や"get a grip on reality"などの主要コンピに参加し、同郷のCHEMICAL POSSEと共に、シーンの中核を担っていただけに短命で終わってしまったのは残念。

THE GUILT SHOWには、後々NOT ONE WORDやTHE SECRETに在籍するFederico Lodoloもいたことでも知られる。さらにAndrea Bassi含め、IVORY CAGEのいくらかのメンバーはSUMMER LEAGUEへと活動の場を移すことになる。


THE GUILT SHOW - "raise my flag"
 


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