ABHINANDA、SPAWNそしてTEMPERANCEに至る要素を兼ね備えた、South Florida vegan straight edgeバンドENVISION。
2018年のデモリリース後、新曲にTENSIONのカバーを加えたプロモを挟み、Ugly & Proud Recordsからその7ep"a world unseen"がリリースされた。上記のバンドをアップデートさせた90's metallic hardcoreは、同レーベル所属のSEARCH FOR PURPOSEやGUIDANCEにも比肩。
メンバーにはBLISTEREDやECOSTRIKEなど、もはや把握できないほどのバンドを兼任するLennon Livesayがドラムを務めるほか、ギターはxELEGYxのAnthony BurkeとCejasが務めている。
すでに7epの時点で話題になっていた彼らだが、続けてフルレングス"in desperation..."が、2019年にPlead Your Case Recordsからリリースとなった。
そしてECOSTRIKE、MAGNITUDEとのeast coast tour、さらにwest coast tour 2019を行うなどアクティブにライブをこなし、本国のみならず認知度が拡まりつつある。
North CarolinaやLondonのhardcore sceneと密接な関係を築き、規模拡大の一途をたどるシーンの中でも、勢いのあるバンドのひとつに挙げられる。
ENVISION - "FYA fest 2019 aftershow full set"
DRAWING LAST BREATHのLennon LivesayとKevin Gandra、xELEGYxのAnthony BurkeとSevn Doom 2099、Arduous Path RecordingsのオーナーKyle Ghenrykが集結したSEED OF PAINは、INTEGRITYやIN COLD BLOODに例えられるClevo styleのバンド。
ただプラス要素でcrossoverを加味した様は、一筋縄にはいかず同郷のDEFLECTとも類似している。
2018年、Arduous Path Recordingsからデモ、さらにPlead Your Case Recordsに移籍して"champions of chaos"をリリース。
2019年にはスプリット(w/ MANIAC)後、MOURNINGとのPlead Your Case UK takeover 2019を行い、帰国後は新作の制作に取り掛かっている。そのプロモとして2曲のカバーを加えた"promo 2019 A.D."がライブ会場のみで発売されたようだ。
2020年には、UKのMOURNINGを自国に迎えてのeast coast chaos 2020 A.D.が決定していて、次作への期待も膨らむところ。
SEED OF PAIN - "at FYA fest 2019"
MOMENT OF TRUTHは、SEED OF PAINのベースKyle Ghenrykがボーカルを務め、その他のメンバーがxELEGYxという編成で2019年に結成された。Anthony BurkeとCejasが掛け持ちしているENVISION然り、xELEGYxとも似付かない対照的なbrutal beatdown hardcoreをプレイしている。
日本のバンドからの多大な影響を公言しているように、その逆輸入されたサウンドは、まさにSTRAIGHT SAVAGE STYLE、DYINGRACEやIMMOTALITYを彷彿させるもの。
本国ウケもいいようで、Arduous Path Recordingsからのデモが即完していたが、KRUELTYとのスプリットの決定を受け、Dead Sky RecordingsからCD盤がリプレスされた。
そして各3曲収録のスプリット"the beginning to the end"を、limited 50でArduous Path Recordingsからリリースするわけだが、これもわずかな期間で完売。もうすぐ日本盤がDead Sky Recordingsから供給される予定。
MOMENT OF TRUTH / KRUELTY - "the beginning to the end"
2017年、Tampaにて結成されたPOINT OF CONTACT。
2018年にデモ"undefeated"と、プロモ"still loyal to our scene"の2タイトルを自主でリリース。2019年1月に行われたFYA fest 6に出演を経て、"still loyal to our scene"の2曲を含むフルレングス"commitment"を、Plead Your Case Recordsからリリースした。
ECOSTRIKEやMAGNITUDEなどを手掛けたJohn Howardがエンジニアを務め、War House Studiosにてレコーディング、申し分ないサウンドプロダクションに仕上がっている。
この生産ラインは、拡大するシーンの裏方として重責を果たしているのは明らかで、もはや鉄板となりつつある。
サウンドはというと、アーミングを多用する辺りSTRONGARMやSTRIFEを連想させる一方で、90's New York hardcoreの流れを汲み取っていたり、近年のシーンの主流とは一線を画す内容。
今後、彼らを中心に多様化が進むかもしれない。そんな可能性を秘めたバンド。
POINT OF CONTACT - "June 26, 2019"
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