Nolan Arthurが結成したxERADICATExは、自身が運営するCoercion Cassettesから2015年に"vengeance is just"をリリース。レコーディングが2010年と2015年ということで、活動の詳細まではわからないにしろ以前より存在していたことになる。
Coercion Cassettesは、この音源をリリースするために立ち上げられたレーベルで、BURST OF SILENCEの"thicker than blood..."を世紀跨ぎで蘇らせ、オーストラリアのSeventh Day Recordsと提携していたり、彼のレーベル業に対しての評価も高い。
Nolanが別で活動するTHE CAMBODIAN HEAT、THE TRUTH ABOUT DREAMINGのscreamo/chaotic hardcoreとは一線を画し、時代錯誤を起こさせるようなCHOKEHOLD、SEVEN GENERATIONS影響下の90's traditional vegan straight edge。需要に合致したリバイバルサウンドとして支持された。
2016年には"conflict of kill or reason"をリリースし、2本の音源にライブトラックを加えた編集盤"end the suffering"を出している。
この手はとにかく展開が早く、Nolanは同時に進めていたOff Cloud Nine Labelをたたんで別ラインのHEAL(Human/Earth/Animal Liberation) Recordsを立ち上げる一方、次なるプロジェクトバンドへと活動を広げていった。
THE CAMBODIAN HEAT - "businessman hanging from a ceiling fan"
2016年にCoercion Cassettesオーナー兼xERADICATExのNolan Arthurが、ソロプロジェクトBRING OUR DEMISEを始動させた。UNDYING、PRAYER FOR CLEANSINGライクのlate 90's style metalcoreスタイルというのも興味深い。
2017年のRainn benefit showにて初ライブを行っているが、楽器隊をバックトラックで流し、ボーカルでパフォーマンスするspoken wordの形式を試みている。
また、レーベルの売り上げを動物愛護団体Sasha Farmなどに寄付を行なっているだけあって、ジャンルに捉われず、対バンはライフスタイルに共鳴するバンドに重視しているようだ。
同年、Coercion Cassettesからのデモ音源を含む"atrocities against the environment and life"は、ドイツのBound By Modern Age RecordsとHEAL Records双方でのプレスとなった。
そして2018年のTrap benefit showにて"web of liberation"を公表したが、これはHEAL Recordsからのカセット盤で、後に7epとしてBound By Modern Age Recordsからリリースされた。そしてベネットコンピ"compassion vol.1"を自ら主催し新曲を提供している。
BRING OUR DEMISE - "social change over profit"
Nolan ArthurがBRING OUR DEMISEと並行して進めているECO-DEFENSE LEAGUE。
しかしスタイルの違いは明白で、こちらはSLAVEARC路線のvegan metalから、GREEN RAGEまでの要素を含む90's vegan straight edge hardcore。
2018年、Bound By Modern Age Recordsからの"join the resistance//end the ecocide"は、本国で自身のHEAL Recordsよりlimited 22のみのリリースだった作品。この限定プレスには、環境保護団体Earth First! Journalのメッセージ込みのCDRが付属されていて、義援活動を実行するストイックさが伝わってくる。
そしてBRING OUR DEMISEと共に、Bound By Modern Age Recordsのmixtape #2に参加。HEAL Recordsとしても、xGNAPENSTOBxのリリースなど注目すべきだが、さらに新たなレーベルを設立していてCoercion Cassettes同様、すでに閉鎖された可能性が極めて高い。供給の形を替えジャンルも違えど、ライフスタイルが変わることはない。
No comments:
Post a Comment