Wednesday, April 29, 2020

South American hardcore scene - 3 (Santiago,Chile - 1)





RaulとIgnacioのJimenez兄弟が中心となり、1995年に首都のSantiagoで結成されたASUNTO。自主製作のデモに続いて、1998年にAhimsa Recordsと契約し"no te dejes derrotar"をリリースする。
翌年の"renacer"は、Overcome RecordsオーナーでSTORMCOREのDavid Mancillaがマスタリングを担当し好評を博した。その需要はリイシューを繰り返していることでもわかると思う。

さらに活動を広げるべくJimenez兄弟とMitchel Aedoは、xCUESTION DE RESPETOxを新たに結成した。後に"el cambio empieza en mi"や"we belong to the world living not for ourselves but for others"などのコンピに参加したことでも知られている。
またASUNTOからベースのAndres Urzuaが脱退すると、xCUESTION DE RESPETOxのPaulo Cornejoが加入した。

2002年初め、ASUNTOからギターMitchel Aedoが脱退してしまうが、後任にRaul Santanaが就きレコーディングに入る。これが一般的に認知されている"confrontacion"で、当時Survival RecordingsのレーベルメイトNOUVELLE GAIAと共に話題にもなった。

2004年の"cuando las sutilezas mueren"では、Mitchel Aedoが復帰し、Frank Millardがセカンドギターで加入すると、サウンド面ではメロディを取り込み、前作よりmetal coreへ進化した転換期にあたる作品になっている。リリース後、Frank MillardからRodrigo Godoyへとメンバーチェンジがあったものの、大規模なEuropean tour 2005を無事に終えた。

2007年にはFrank Millardが再び戻り、スイスのStorm Of Justiceより"afirmacion de vida"をリリース。CALIBANやDEADLOCKなんかの類いの歌い上げパートを取り込み、新たなリスナーを獲得していった。そしてWALLS OF JERICHOやTHROWDOWNらとの対バンをこなし、南米における不動の地位を築いた。
これからしばらく音源製作まで遠退くことになるが、活動的には主に海外バンドのツアーサポートが多く、それはUNEARTH、EARTH CRISIS、NUEVA ETICAからHEAVEN SHALL BURNまでに及ぶ。

そして前作から7年を経た2014年、Vegan Recordsから"retornos"を発表した。後期MAROONにも匹敵するクオリティは、誰もが認めるところだろう。
しかし、2018年からxCUESTION DE RESPETOxが再始動すると、本業の活動が鈍った感は否ねない。


ASUNTO - "por los caídos"


xCUESTION DE RESPETOx - "respetar"
 





2005年から2011年までSantiagoを拠点に活動していたTIEMPOS DE HONOR
veganism、drug-free lifestyleに焦点を置いたリリックにtwin vocalの繰り出す掛け合いは、PATH OF RESISTANCEやUNTIL THE ENDに類似する。

2007年に"nuestras vidas valen mucho mas"をリリースし、Festival Internacional hardcore Satiago 2007への出演を果たした。そして2008年には、Caustic Recordings/Seven Eight Life RecordingからLIVE BY THE FISTとのスプリットへと至っている。

ライブトラックを収録した"rendido ante las sombras"を2009年にリリースすると、DIE YOUNGのSudamerica tourの一つManifest Santiago 2009に、DISTANCIAENTREFUEGOらと共に出演。
その後もHeretic fest 2010やSeven Eight Life fest、さらにSTRIFEのツアーサポートなどを務めた。

解散は表明しているが、Encuentro hardcore 2013をはじめ、2016年、2019年とそれぞれリユニオンギグを行なっている。


TIEMPOS DE HONOR - "podrán herirnos, pero no asesinarnos"
 





2007年に結成されたAGAINST ALL MY FEARSは、THREADBAREやREFUSED、SNAPCASEに影響を受けていたバンド。
Seven Eight Life Recordingsから2008年に"XXVII"をリリース後、バンド名をスペイン語表記のCONTRA TODOS MIS MIEDOSへと変更した。
そして2010年に、Varsity Records/Seven Eight Life Recordings/Caustic Recordings/Heretic Recordsの共同による"colera"を発表。さらに中期REFUSEDの要素が増した印象を受ける。

その後Seven Eight Life festの出演、PURIFICATIONとの対バンなどを経て頭角を現していった彼らは、2012年にメンバーが住んでいる2都市をタイトルにした、7ep"Santiago/Valparaiso"をAmendment Recordsからリリース。
さらにReset festival hardcore、Heretic fest Vなどに出演を果たす一方、ギターのGonzalo Gomez CardenasはEMPATIAにも籍を置き、2012年に"nacer,crecer y morir esclavos"をリリースした。

CONTRA TODOS MIS MIEDOSとしては、スウェーデンのANCHORを迎えたArde Sudamerica fest、Amendment fest #2やFuria hardcore festivalなどをこなしていたが、2014年に解散となった。
その後メンバーは、post rockスタイルのJUAN AUTISTAを結成している。


CONTRA TODOS MIS MIEDOS - "cólera mental"
 


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