Sunday, July 18, 2021

Limburg hardcore scene - 2





1998年、州都Hasseltにて4人編成のKOMBATが結成された。straight edge lifestyleを反映させたリリックに、CRAWLSPACEやFULL COURT PRESSに類似するbrutal moshcoreを軸としたサウンドは、ユーロ圏外でも広く認知されることになる。
かつてSAD ORIGINが在籍したInner Belt RecordsからAntwerpのRAPTURE、さらに翌2000年DetroitのCAST IN FIREとそれぞれスプリット7epを出している。

DenmarkのLast Effort festival出演を機に、主催したLast Effort Recordingsから"when silence makes you deaf..."を2001年にリリース。このレコーディング後、2ndギターにTim Rolleが加入して5人編成となり、ギターのKoen Swertsが掛け持ちするNINE DAYS' WONDERとのUK tour、Catalyst Recordsのベネフィットコンピ"the path of compassion"に参加した。
そしてPeter Vande WeyerがLAST X STRAWというyouth crew hardcoreバンドでの活動を始める一方、2003年にWanted Recordingsへと移籍して"killer"がリリースされた。

それからしばらくして解散したと思われるが、ドラムのKris PeetersはBUILDINGのPackoらとTRUE COLORSを新たに始めている。
KOMBATとしては、2018年のLimburg straight edge #1でリユニオンライブを行なった。


KOMBAT - "Limburg straight edge nr.1"






2005年から2013年にかけて活動していたHasseltのBLADESILENCE BEFORE STORMのTimmy、JoeyのSteyls兄弟とREVUELTAのJan Jouckらによって始動。

DEATH BEFORE DISCOのAce Zecプロデュースによるデモ音源がドイツのGOLDUSTとのsplit 10"として収録され、彼らのサポートでGerman tourを行なった。そして単独7ep"lambs to the slaughter"を2009年にUgly And Proud Recordsからリリース。LIARのHans Verbekeが参加しているように、やはりH8000バンドの影響が大きく感じられる。
この7ep収録曲をPerspective Recordsが監修した当時のBelgian hardcore scene report的コンピに提供、その中でも後々名を残すバンドへと上り詰めた。

2011年からギターのTimmy SteylsとドラムのJoey SteylsがREDEMPTION DENIED、さらにJoey SteylsはBLINDSIDEで活動を広げる一方、Groezrock 2011やUKで行われたベネフィットショーなどに出演。そしてSeventh Dagger Recordsと契約した彼らは、"armed with abstinence"を2012年にリリースする。新たな要素を取り込みアップデートしたサウンドは、盟友THE SETUPと双璧を成し更なる飛躍が期待されたが、翌年に解散となってしまった。
以降、2017年Timmy Steylsが主催するLimburg hardcore festにリユニオンし出演している。


BLADE - "Limburg hardcore fest,Genk 11/3/17"






SERENITY FAILSのギターDimitri Derwaelがボーカルを務めるHEARTFELTは、Alkenで活動を始めた90's influenced new school hardcoreバンド。ANTAGONIST A.DのEuropean Summer tour 2013をサポートし、プロモ"flaws in human nature"をリリース。
Vlamrock festival出演やLENGTH OF TIMESとの共演を果たし、Bound By Modern Age Recordsから"flaws in human nature"が再発、これにはMORNING AGAINのカバーを追加で収録された。WITNESS THE FALLやFIRST FIGHT DOWNに近い印象だが、故意的なのかディストーションが抑えられ、単音リフ構成の割りにはedge metalの要素が薄く感じられてしまう。
この再発から間もなくレコーディングに入っていて、1st"deprived of compassion"を完成させた。Mosh PotatoesからLP盤でのリリースで、後にClenched Fist RecordsとMark My Words Recordsの共同によりデジパックでリプレスされている。

海外バンドのサポートや隣国でのライブも多かったようで、SHAI HULUDのEuropean tour 2016やFinal TSYSA festival、地元のLimburg hardcore fest 2017などに出演。そして"strange new world"のリリースに至るが、ドラムのAlexander Jacobsが脱退し解散となってしまった。彼がxDEVOURxで活動する一方、Dimitri DerwaelはONCE...NEVER AGAINのHans De Groef、BOURBON FOR ROSESのWim Daemsらと2014年からTITANを始めていて、これも要因になっているのかもしれない。


HEARTFELT - "lost at sea"






BLADEのTom LuytenとJan Jouck、HEARTFELTのAlexander Jacobs、DISINTERREDのKurt Von Saab、さらにSTROKE OF GRACEのStijn Vliegenにより、xDEVOURxが2014年に結成された。間もなくUKのRENOUNCEDとの共演を経て、"demo 2015"をKick Out The Jamsからリリース。EARTH CRISIS、UNBROKENやALL OUT WARをフェイバリットに挙げるだけあり、90's influenced metallic hardcoreな内容となっている。

2016年、THE SETUPやMAD AT THE WORLDらとのAresfest Ⅲに出演後、Vort'n Visでのローカルショーを行い、翌年Mark My Words Recordsから1st"defiant until the end"をリリースする。これに伴うUK 2018 tourをはじめ、Fluff festやIeper hardcore fest、Oug'Rock festival、Limburg straight edge #1などの出演をこなしていった。

そしてUgly And Proud RecordsからSan DiegoのxREIGNxとスプリットを出し、Ieper hardcore fest 2018やHardcorebash Ⅳ出演など、目覚ましい活動が衰えることはない。そして後進バンドも輩出し、その筆頭的存在のxINVICTUSxはメンバーが関わっているようで、彼らなくしては考えられない産物といえる。

またMORNING AGAINやEARTH CRISISを迎えるはずだったRevelation fest #4は、コロナ禍で中止になってしまったが、すでに2ndアルバムの制作に入っているので、何らかのアナウンスがあると思われる。


DEVOUR - "on my hands"



: my collection :

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