Monday, June 21, 2021

Limburg hardcore scene - 1





Limburg Areaのほぼ中央に位置するZonhovenで結成されたCRAWLSPACE。4人編成にて1993年から活動を始め、IRATEやBORN FROM PAINのtough guy/beatdown hardcoreに、ALL OUT WARライクなedge metalを融合させたスタイルを確立した。彼らなくして、DIE... MY DEMONやWHATEVER IT TAKESら後続バンドの存在さえ疑わしい。

結成後、自主で"back in line"と"death row"を出していて、1998年にReleased Power Productions Recordsと契約、6曲収録の"don't get mad... get even!"をリリースした。翌年にはFULL COURT PRESSとのスプリット"the art of warfare"がGangstyle Recordsより配給され、COLD AS LIFEやE-TOWN CONCRETEとの共演を経ている。
そしてBOLT THROWERらold death metalへのアプローチを加えた"enter the realm of chaos"をFinal Beatdown Recordsからリリースしたが、翌2002年に解散となってしまった。
それからしばらく各メンバーの主だった動きは確認できないが、2009年にBrecht Putteneers、Jurgen HondshovenとWim VanderhoydoncがSTORM UPON THE MASSESとして活動を始めた。並行して2011年にBrecht PutteneersとJurgen Hondshovenは、FULL COURT PRESSでASHEMAのJochen BroeckxとKenny Schoofs、PREJUDICEのDefとCRAWLSPACEでの活動を再開させ、盟友BORN FROM PAINとリユニオンショーを行なった。そして2012年Goodlife Recordingsからの"carved into flesh"で完全復活を果たすと、Indoor hardcore fest 2013でFIRST BLOODやLENGTH OF TIMEらとの共演など、フェス規模のライブに出演していった。

個人的にALL OUT WARのEnemy Of Creation Europe tour 2014のAntwerp場所でCRAWLSPACEを見る機会があったが、重鎮らしい威厳を備えたパフォーマンスだった。


CRAWLSPACE - "Destroy It All"






KINDREDはMaasmechelenを拠点としつつ、H8000 crewとの交流が深かったstraight edgeバンド。それはJan、MaartenのBeckers兄弟が在籍していたSTRENGTH OF THE WILLから築いたもので、NATIONS ON FIREやWHEEL OF PROGRESSらと共演していた。

KINDREDの結成時期は定かではないが、1996年から1997年の短いスパンしか活動の確認ができない。SHAFTやRESIST THE PAINらと対バンを経てVort'n Vis hardcore fest 1996に出演、そしてレコーディングに入り同年Goodlife Recordingsから"file 01"をリリースしている。
当時のH8000バンドも利用していたMidas StudiosのTony De Blockによって録られ、レイアウトはNATIONS ON FIREのOnno Hesselinkが手掛けた。BIRTHRIGHT、SPIRIT OF YOUTHに類似するearly new school hardcoreバンドとして認知され、世代が変わった今なお名声を誇っている。
1997年にはスプリットを出したCULTUREとツアーをまわり、Vort'n Vis hardcore festで締め括った。またV/A "animal justice front"に参加した功績も大きい。

これまで4人で活動してきた彼らだが、Dirk Nevenを加えENEMY OF THE SUNとして新たに動き出した。一転、COALESCEライクなmathcoreに戸惑ってしまうが、ENDEAVORやEXTINCTIONに通じるものもあると思う。しかし2作品を出して解散、KINDREDとしては2003年にリユニオンショーを行なっている。その後メンバーはKABUL GOLF CLUBへ。


KINDRED - "1997 live @1160 Brussels Belgium"





1997年始めに結成されたASHLARだが、間もなくボーカルのBig JimがSOLID加入のため脱退、Rob Moonenが後任に就いた。そして1998年、split tape(w/ SOLACE)をリリース。仲の良かったKINDREDに、SPIRIT OF YOUTHやDEFORMITYの要素を含んだmetallic hardcoreは、一連のリバイバルもあり再評価されつつある。実際、唯一の正式音源"enthroned in a so-called heaven"が、Stick To The Coreからそろそろ再発されるようである。

1998年当時、レコーディング前にセカンドギターが抜け4人編成で臨んだこの音源は、COURSE OF ACTIONやDISTRACTが所属したHellbound Corporationの第一弾としてリリースされた。その直前と思われるが、CONGRESSやCALIBANらと共演のVort'n Vis hardcore festival 1998に出演し、後にライブ音源としてGenet Recordsのコンピに収録されることになる。

そして自主で"self titled"をリリースした翌2005年、ドラムのBert DaemenとベースのFrank RogiersはRANCORに加入。ギターのRaoul Cuypersが、melodic death metalバンドSONS OF IRAHを結成し活動を始めた。


ASHLAR - "live in Geneve,Switserland 1998"



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