Thursday, May 13, 2021

German hardcore bands - 5





Berlin hardcoreといえば、EARTH CRISISからUNCONQUEREDに至る要素を兼ね備えたvegan straight edgeバンドLIFEFORCE.が有名だが、ともにシーンの中核を担っていったバンドとして、1993年から活動していたDISRESPECTの存在が挙げられる。

デモ"infiltration"を出した翌1996年、Conception RecordingsからMCDをリリース。この音源以降、ドラムのTorsten Salzmannが脱退となり、Boris Langerが加入して再編成を行なった。そして1998年にLifeforce Recordsから7ep"meriadan"、さらにMad Mob Recordsへ移籍して1stフル"eternal mayhem"へと至る。

1999年にはsplit 7ep(w/ SIDEKICK)と2ndアルバムのレコーディングに入り、MORNING AGAINや25 TA LIFEとの共演を経て、2nd"hit the ceiling"が2000年にリリースされた。
前作に続いてIngmar Klichがエンジニアを務め、後にFREEBASEやPUNISHABLE ACTも所属することになるDiehard傘下のHardboiledからの配給となったが、少なくとも日本での流通が良くなかったのは残念に思える。またスプリットのリリースショーにはTHE YEAR OF OUR LOADと共演、2001年にはmetalからhardcoreバンドが一同に会するWith Full Force festivalへの出演を果たしたが、この直後あたりに解散したと思われる。

そしてベースのFelix HeidukはTHE MONOLITHを結成、2001年に6曲収録のデモCDRをリリース。こちらはINTEGRITY路線で、BATTLE ROYALEの前身となったことでも知られている。
一方ボーカルのDevrim GulerがJAYLAN、Boris LangerはANTICOPSに加入し各々活動を移した。
後年、DISRESPECTはCore Tex fest 2013でリユニオン出演している。


DISRESPECT - "live at Kesselhaus, Berlin 1997"






1994年、melodic hardcoreバンドBIG FISHのNils Nordmann、Jens LauterbachとFlorian Schrul、SHITLISTのRaoul Festanteにより、Hannoverで結成されたVEIL。前身バンドなんて予備知識にもならないmetallic hardcoreは、STRIFEやFEEDING THE FIREに感化されている。

彼らの初音源は、CRISIS OF SOCIETYのFerry Kropが立ち上げたThreesome Recordsからの7ep"self titled"。その評価は高く、1995年のVort'n Vis hardcore festivalに出演を果たし、早くも"time will tell…"のレコーディングに入っている。この2枚の7epはコンピ提供曲を加え、ディスコグラフィーとしてLifeforce Recordsから流通され出回ったため、ある意味代表作ともなっている。

そして1st"the burden of life"の制作を進めるなか、Value Of Strength fanzineとThreesome Recordsの共同企画で、2日間に渡り開催したHardcore festival 1996に出演。もはやUNBORNやCONGRESS、ONE DAY CLOSERなどヨーロッパ中から招集されたバンドのなかでも、見劣りしない地位を築いたといっても過言ではない。それは再びVort'n Vis hardcore festival 1997に出演したことにもいえる。

翌1998年に2nd"words against nothing"をリリースし解散したと思われたが、MCD"out of the shadows"を2000年に出していたようだ。


VEIL - "everyday"






CONSTRAINTは4人編成でHannoverにて結成された。1995年から2000年にかけて活動していたバンドで、US mid 90's metallic hardcoreに対峙するサウンドを確立し、TURMOILやEARTH CRISISらと共演するまでの実力を持っていた。
それは早くからLifeforce Recordsに見い出され、1997年に7ep"breath"とMCD"twelveeighteen"のリリースへと至っている。さらにV/A "mother earth"への曲提供でも認知されることとなった。

そして1999年、Century MediaのサブレーベルKingfisher Recordsと契約。同郷のVEILを手掛けたWilly Dammeierによるその1stフル"what we are is what we do and what we do always changes"を引っ提げEuropean tourを行なっている。

またValue Of Strength Records主催のカセットコンピ"animal justice front hardcore compilation"に、KINDREDやVENGEANCE OF GAIA、INVIDIAらと参加し未発表曲を提供した。


CONSTRAINT - "splinter"






1996年にBerlinで結成されたSHORTAGE。brutal metallic hardcoreのイメージが定着している彼らだが、当初はEARTH CRISISやABSENCEにインフルエンスされた印象がもっと強い。SNAPCASE、EARTH CRISISやLIARとの共演は必然的ともいえ、彼らの1st"the fine line between love and hate"は、Invictus Crew Recordingsの口火を切る大役を担い、それに応えた傑作になっている。
そして翌2000年、DISRESPECTとEuropean tourを行い、各国にBerlin hardcore sceneを知らしめた。

その後I.C Recordingsを離れ、Circulation Recordsと契約し、2003年に2nd"control 1.0"をリリース。HATEBREEDやCATARACTに近いサウンドに傾倒しつつも、ソングライティングは変わらずの評価を得ている。

バンドとして最盛期を迎えるなか、2004年にドラムのPascal AdlerがDISRESPECTのFelix Heiduk、LIFEFORCE.のFlorian ManzらとFINAL PRAYERを始動させた。しかしSHORTAGEの活動は滞ることなく、3rd"blackout."をBeniihana Recordsから2006年にリリースしている。


FINAL PRAYER - "mind eraser"



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