DEADWAITのドラムBilly Hayes加入により1994年に動き出したEXCESSIVE FORCE。
デモをレコーディングし、New Age RecordsやRevelation Records、Nemesis Recordsに送るも契約までは至らず、ボーカルのDan Gumpが自らLife Sentence Recordsを立ち上げ、7ep"vengeance is mine"としてリリースした。後々このレーベルより多くの重要バンドが輩出されたことを踏まえると、彼の素質を見抜く力は抜きん出たもので供給側での功績も大きい。
そもそも上記レーベルの趣旨から外れたmetallic straight edge hardcoreは、BIOHAZARDとEARTH CRISISを融合させた感があり一線を画していた。
7epから間もなくしてDan GumpとJeremy WB以外のメンバーが脱退してしまい、後任にRichie Taylor、STICKFIGURECAROUSELのJoe AddeoとJustin McMahonが加入した。そして1995年に"in your blood"をリリース、夏にはVISION OF DISORDERとツアーを行うまでの実力をつけている。しかしDan GumpがUtah州に移り住み、EXCESSIVE FORCEは解散。彼は新天地でもレーベル業を継続しつつ、DECONTAMINATEとしての活動を始めた。一方7ep時のメンバーKeith Divelは、STICKFIGURECAROUSELへと加入。
そして"in your blood"から20年経った2015年、Blasphemour Recordsがカセット盤で再発し、2017年にはフランスのKnives Out Recordsからもリプレスされた。
さらに"vengeance is mine"のカセット盤が、KRUTCHのデモ"wheruat 95"などを再発したFrom Within Recordsから出ていて、再評価され需要も高まっている。
EXCESSIVE FORCE - "@ Club Cues"
1996年結成、翌年にかけてレコーディングされたWords Of War Recordsからのself-titledが、DAY OF SUFFERINGと同時期にして似たような音を出していたことで話題になったCOUNTERVAIL。40公演を超えるU.S. Summer tour 1997を行なっていて、早くから人気を博していたことがわかる。
1998年にベースのJoey Cruz、2ndギターのSteve Jablonskiが脱退、それぞれChris StrauserとNick Strauserが着任し、Phyte Recordsから"an empty hand for an empty heart"をリリース。7月から8月に渡りBaltimoreのSupreme Imperialで行われた企画には2公演に出演、UNCONQUEREDやANOTHER VICTIMとの対バンを果たしている。そしてNew Age Recordsと契約した1999年、7ep"assembly line"と1stフルレングスとなる"the most abused word"をリリースした。
新たな試みでCAVE INのchaosさとPOISON THE WELLの持つ叙情性を取り込み、大々的にサウンドを転換させた時期にあたる。この年にWest Coast toursやCanada tourなど100本以上のライブをこなしたというから、新規リスナーの獲得にも成功したのだろう。
しかしギターのGabriel Garcia、ドラムのRay Blancoが脱退したため、オリジナルメンバーはボーカルのMike Hartleyのみとなった。そして新ドラマーSeth Brownが運営するStatus Recordingsから、2000年に出した"in the event of an unscheduled landing"は、drum'n'bassをアウトロに持ってくるなど、New Age Recordsに移籍する前の面影すらなく、もはや別バンドとしての解釈が必要といえる。
それ以降の音源はなく、CURL UP AND DIEとのsplit 7epが予定されていたが流れたようで、2001年にSeth Brownが脱退、後任にはINSURGENCEのRyan Coxが就いた。
正式に解散のアナウンスはなく動向は不透明だったが、Coming Of Age fest 2005やNew Age Recordsの30 year anniversaryなどに出演をしている。
COUNTERVAIL - "@ The Barn - Riverside,CA"
アメリカンコミックX-Menにバンド名が由来するADAMANTIUMは、Orange Countyを拠点としていたバンド。COLLAPSEとしてデモリリース後に、ベースのIan McKessonとギターのChris Dinicolaが脱退。Sean RosenthalとAaron Lisiがそれぞれ加入し、1996年に改名を行なってADAMANTIUMは始動した。そしてPrime DirectiveとTHROWDOWNのDom Macalusoが運営するSoftcore Productionsの共同により、1997年に7ep"...tradition"がリリースされる。
TURMOIL、EXTINCTIONからABNEGATIONに通じるchuga chuga 90's hardcoreは前者ほど日本での評価はない気がするが、BIRTHRIGHTを招集したWords Of War Records企画に呼ばれるほどクオリティーは同等に高い。
そして1998年7月にENSIGNのツアー帯同を終えると、1st フル"from the depths of depression"のレコーディングに入る。7epに引き続きDEATH BY STEROのPaul Minerをエンジニアに迎え、Indecision Recordsとの契約になった。
リリース後、Keith BarneyとSean Rosenthalが脱退となり、TRICERATOPSのJim Schwartz、PALEFIREでも活動していたSTICKFIGURECAROUSELのDan Senaを後任に迎え再編成された。
1999年にはMinneapolisで3日間に及び開催され、全米各地からnew schoolバンドが集結したStand Together festに出演、レーベルの中核としてシーンをも牽引する存在に上り詰めた感がある。そんな中、ドラムのMatt Horwitzが脱退となるが、DEATH BY STEROのJarrod Alexanderが加入し、2000年に2nd"when it rains, it pours"のリリースに至った。
Hellfest 2000出演後には、split 7ep(w/ BANE)のレコーディングに入り2001年、この音源を最後に解散となった。元メンバーのKeith BarneyとMatt Horwitzは、2008年からMONUMENT TO THIEVESで活動を始めている。ADAMANTIUMとしては、Natefest 2015や2016年のFoundation festでリユニオンし出演した。
ADAMANTIUM - "live in Seattle,WA"
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