Saturday, December 17, 2022

Rennes hardcore scene





Superbowl Of Hardcoreの開催地として知られるRennesにて、3人編成で1991年に活動を始めたtough guy moshcoreバンドSTORMCORE。RennesとNantesのバンドから成るKDS Crewの中核としてシーンを牽引した。
仏製25 TA LIFEと言われる彼らだが、結成された年は同じで影響を受けたというよりも双璧をなしたという言い方が正しい。またMADBALLにKICKBACKを足したサウンドの根底にはCRO-MAGSの存在があるという。

結成の翌年Mathieu Broquerieが2ndギターで加入、実質デモになると思うがプロモを数本出し、1994年末にレコーディングを終えた"to the point"を、ギターのDavid Mancillaがオーナーを務めるHardside Recordsからリリースした。そして彼らのHardside Connection企画Da Apocalyptic Hardcore FestivalでMADBALLとCROWN OF THORNZを招集、Da Mega Superbowl Of Hardcore 96ではRYKER'SやCONGRESSとの共演も果たす。

また1995年にメンバー4人はSLAMFACEのMehdi Boukhenfirと、サイドプロジェクトAS ONEを始動させた。単独はライブ音源をフィジカル化した"demotape '96"しかなく、後のコンピ"rise & fall"参加で存在が知られたレベルだろうか。1998年にライブを行なっているが、既にオリジナルメンバーはDavid Mancillaのみとなっている。

一方STORMCOREは、1997年に"in for the kill"をMad Mob Recordsからリリースすると、The Age Of Venus企画のHardcore Warriors Night Chap 5、そしてベルギーのDour Festivalに出演していった。また3 way(w/ COMIN' CORRECT、E.S.I.P.)、split 7ep(w/ KRUTCH)も同じ年のリリースになる。翌年にはロンドンで行われたEvil Fest '98に出演し、その模様がHousehold Name RecordsからV/A "the document"として音源化された。

さらにDavid Mancillaは新たにOvercome Recordsを立ち上げ、V/A "the nightmare remains... in this other land"をリリース。これにSTORMCOREは7ep"rennes in blood"の2曲で参加している。
解散時期は定かではないが、2014年に開催されたSuperbowl Of Hardcoreで再結成し、 A WAY OF LIFEと共にMERAUDERと共演した。


STORMCORE - "Superbowl of Hardcore 2014 Antipode Rennes"

AS ONE - "live at Tontons Flingueurs in Rennes"






1993年に結成されたUNDERGROUND SOCIETY。1995年にデモ2本を出し、1996年Tanguy TualはSTORMCOREのDavid Mancilla、Mathieu BroquerieらとSTRAIGHT UPなるサイドプロジェクトを立ち上げた。

UNDERGROUND SOCIETYからBruno Salaünが脱退となると、STRAIGHT UPのJean-Wilfried Ruelleが加入した。この新編成で7ep"the other side"をリリースすると、MORNING AGAINを招集したGoodlife Recordings企画に出演。またWITHSTANDとのスプリットが決まり、Overcome Recordsからアナウンスまでされていたが、結局流れてしまったようだ。憶測になるが、DROWNINGのJean Marc Dablinが運営するInner Rage Recordsから出した4 way split(w/ BENEATH THE REMAINS、FACEDOWN NJ、KNOCKOUTZ)に、1997年レコーディングの曲が収録されているのでその時の曲なのかもしれない。

ともあれ、Superbowl Of Hardcore 1999に出演しTURMOIL、COLD AS LIFEらと共演した彼らは、1st"dreadful days"のレコーディングに入った。
この頃にはギターのChris Chauffaut、Jean-Wilfried Ruelleまでもが脱退となっていて、後任にFIELD OF ILLUSIONのPhilippe Perrin、STORMCOREのPascal Colleuが就いた。このFIELD OF ILLUSIONはHOMESTELLとのスプリット"deceit"が知られ、土地柄では珍しくedge metalな音を出していたバンド。Ludovic Pécotは、MANTYSのメンバーとして3 way split(w/ JUGGERNAUT、COVEN)を出している。


UNDERGROUND SOCIETY - "UBU,Rennes,France 18/04/97"

STRAIGHT UP - "live at Tom Bar in Nantes"






A WAY OF LIFEはSTORMCOREのOlivier Ligot、UNDERGROUND SOCIETYのJulien Guesdonらが1996年に始動させたevil hardcoreバンド。同時期にOlivier LigotはSTORMCOREのPascal Colleu、Mathieu BroquerieらとDARKSEIDでも活動している。
翌年A WAY OF LIFEは7ep"deep thoughts about the end"とデモをリリースし、Goodlife Recordings企画に出演。MORNING AGAINをヘッドライナーにCONGRESS、LIFEFORCEといったバンドとの共演を果たす。さらに進展を遂げるべく、UNDERGROUND SOCIETYやDARKSEIDで活動していたJean-Wilfried Ruelleの加入により、トリプルギター編成となった彼らは、交流のあったToulouseのHEADWAYとsplit 7epをリリースする。そしてALL OUT WAR、INDECISIONを迎えたSuperbowl Of Hardcore '98やGRADEとの対バンなど、シーンの中核を成す存在となっていった。

しかしアルバムまでは至らず2000年の解散は残念だが、split 7ep後にレコーディングした曲をV/A "rise & fall"に提供。2001年、RIGHT 4 LIFEのLehuby Oliverが運営するThe Age Of Venus Recordsからリリースされた。ちなみに、彼はHardcore Warriors Night Chapの企画者で、EARTH CRISISやTURMOILを招集していたことでも知られる。
解散後A WAY OF LIFEは断続的かと思うが、Garmonbozia FestivalやSuperbowl Of Hardcore Rennes 2014にリユニオン出演した。


A WAY OF LIFE - "1997 @ live 1160 Brusseles Belgium"



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Monday, November 28, 2022

Dutch hardcore scene - Ⅵ (Maastricht)





後に多くのバンドを輩出するM-TownことMaastrichtにて、1989年にRIGHT DIRECTIONは結成され、以降シーン拡大の責務を担う存在となっていった。
1992年にVort'n VisでのBLINDFOLDやBURNING FIGHTらとのライブ、SICK OF IT ALLのEuropean Tourサポートなど国外へ活動を広げるなか、ドラムのRichard Bruinenが脱退となってしまう。ボーカルのDave Reumersと始めたONE NIGHT STANDに専念するためで、デモ後にはSLAPSHOTの前身STARS AND STRIPESのカバー含む"one life for the family"を出した。しかし約1年で解散となり、Richard Bruinenは1993年からベースのFrank SoerenとBACKFIRE!での活動へ移している。

一方、RIGHT DIRECTIONは1st"how many more lies"を1993年にリリース。1995年にはWARZONEのEuropean Tourに帯同、Lost & Found Recordsから2nd"all of a sudden"をリリースしている。そしてSLAPSHOT/BITTERとのツアーを終えると、各々新しいバンドを始動させた。
Dave ReumersはONE NIGHT STANDのRoy Boss、FEEDING THE FIREのRoger NBH、BACKFIRE!のRichard Bruinenと$400 SUITSを始め、ギターのBoris Woutersは1996年にHOMETHRUSTを結成した。
これに伴い一時活動停止状態に陥ったRIGHT DIRECTIONだが、3rd"to right the wrong"をリリース、Midsummer Hardcore Party 1998でAGNOSTIC FRONT、HATEBREEDやBATTERYとの対バンで健在ぶりを示した。2000年には、地元で開催されたWill Lead The WayでSTIGMATAやPITBOSS 2000と共演し、4th"bury the hatchet"がI Scream Recordsからリリースとなる。またUS盤が提携しているVictory Recordsから出ていることもあり、USでの認知度も上がったと思われる。

そして2002年、With Full Forthや3日間に及び開催され43バンドがM-Townに集結したSummer Event #3に出演。また5th"beyond the beyonds"がGangstyle Recordsからリリースとなった。
2008年に一旦は解散を表明したが2010年に再結成。5th以降の音源はなく活動は断続的ながらも、The European Hardcore Party 4やThe Sound Of Revolution 2017など、規模の大きいフェスへ出演している。


RIGHT DIRECTION - "where were you?"

ONE NIGHT STAND - "live at De Boeckel Maastricht"






RIGHT DIRECTIONのドラムRichard Bruinen、ONE NIGHT STANDのFrank Soerenらが1993年にBACKFIRE!を結成した。SIDE BY SIDEの曲名から由来するバンド名は、old schoolを基盤としたNew York hardcoreスタイルを打ち出している。

デモを送り契約に至ったというLost & Found Recordsから、EP"who told you life is easy?"と1st"rebel 4 life"をリリース。
そしてSuperbowl Of Hardcore 1996でMADBALLやRYKER'S、IGNITEらとの共演を果たし、WARZONEのEuropean tourをサポートするなど地位を確立していった。

1997年、Kingfisher Recordsと契約し2nd"all bets are off"をリリースすると、DEVIATEや25 TA LIFEのツアーサポートを務めた。また3 way split"unity brotherhood friendship"の縁か、COMIN' CORRECTのEuropean tourではRichard Bruinenがヘルプでドラムを務めたようだ。しかし彼は自ら命を絶ってしまい、一時は存続が危ぶまれるなか、HOMETHRUSTのIgor Woutersが意思を引き継ぎ後任に就いた。
そして2000年、I Scream Recordsに移籍して3rd"still dedicated"を、2003年には4th"change the game"がリリースとなった。この4thはBREAKDOWNのMike Dijanにより、Brooklynでレコーディングされたもので、そのリリースツアーで行なったCBGB'sでのライブが、後の2022年にLPで音源化されることになる。

4th以降、サイドプロジェクトANGEL CREWの活動に偏向したため、次作のリリースまで時間を要したようだが、ANGEL CREWのDave Moorsがセカンドギターで加わり、2008年にようやく5th"in harm's way"がリリースされた。そして6th"my broken world"をGangstyle Recordsから、続く7th"where we belong"をAGNOSTIC FRONTのRoger Miretが運営するStrength Recordsからリリース。2017年に解散となった。


BACKFIRE! - "where we belong"






BrusselsとMaastrichtをそれぞれホームタウンとするANGEL CREWは、2000年から活動しているオールスターmosh coreバンド。その構成はボーカルがBACKFIRE!のPatrick Coenen、DEVIATEのDanny MouethwilとLENGTH OF TIMEのRoss Van Geelがギター、ベースにex BACKSTABBERSのChris Dockx、そしてドラムがHOMETHRUSTのIgor Wouters。
各々の個性が融合した1st"another day living in hatred"は、SHOCKWAVEやMADBALL、HATEBREEDに類似する形で表現された。そして所属するGoodlife Recordings主催のThe Day Before New Years Eve Festに出演したが、プロジェクトが故、一時的な活動として捉えていた人も少なくはなかったと思う。
しかし当の本人らは継続の意思を示し、ギターのDave Moorsが加入したことにより、バッキングボーカルを兼ねていたDanny Mouethwilがボーカルに専念、ツインボーカル体制の2nd"one life, one sentence"が2005年にリリースされた。
そしてPressure Festival 2005、Dour FestivalやIeperfest 2006、Resurrection Fest 2007と、ユーロ圏で規模の大きいフェスには欠かせない存在へとなっている。

その後もMERAUDERとの対バンやIeperfestの出演などを経て、2016年に3rd"XVI"へと至った頃にはDave MoorsとIgor Woutersは既に脱退、Greg DiscenzaとJonas Sandersがそれぞれ後任で加入してのリリースとなった。しかし相変わらず需要は高く、Resurrection FestをはじめThe Sound Of Revolution FestやCrime In Hell Fest、Evil Or Die Festなどに出演していった。

最近だとManifest 2022やAlcatraz Music Fest 2022の出演が確認できる。もはや単なるサイドプロジェクトではなくなっているのは事実。


ANGEL CREW - "another king down"



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Friday, November 4, 2022

BXL hardcore scene - 2





MORNING AGAINライクのemotional new schoolな面と、DEAD BLUE SKYのドラマティックさが融合するCOURSE OF ACTION

"demo tape '97"、"ocean of despair"と2本のデモを出し、1st"no redeeming the sunlit path of bliss"を、ASHLARやDISTRACTが所属するHellbound Corporationから1999年にリリースした。これにはWISE UPのKarim K、BROKEN PROMISESのMael Niveauらが参加していて、当時シーンを牽引していた存在だったことが裏付けされる。

2000年にはAS FRIENDS RUST、STIGMATAやPURIFICATIONを招集したIeperfestに出演したことにより、次作への期待が高まったのは想像に難くない。そして翌年早々にレコーディングした音源が、2nd"carving our way by tearing our faith"としてリリースされると、Syracuseで開催のHellfest 2001に出演。共に出演していたPOISON THE WELLと帰国後にツアーを回り成功を収め、前年に引き続きIeperfest 2001への出演を果たしている。

しかし2002年に活動休止となってしまい、結果そのまま解散したと思われる。その後ドラムのJ. P. BolleはRISE AND FALLに加入、"into oblivion"から"our circle is vicious"にかけて在籍していたが脱退したようだ。


COURSE OF ACTION - "the Underworld, London 25.08.01"






COURSE OF ACTIONと親交が深かったBROKEN PROMISESは、POISON THE WELL meets CATHARSISと表現されていた90's metalcoreバンド。またそのバンド名は、MORNING AGAINの曲名に由来すると思われるサウンドでもある。

"demo 1998"後、ベースがGillesからDaniel Lescotへのメンバーチェンジを経て、"self-titled"がStick To The Core/Unicorn Recordsの共同でリリースされた。これはREVEALの"through the eye of perfection evolution dies slowly"を手掛けたTony De Blockによるもので、WISE UPのDavid Dもレコーディングに参加している。

その後、セカンドギターにImran Siddiqiを迎え5人編成になった彼らは、AmsterdamでCALIBANやBLOODSHOT、BACKBONEとのライブを経て、2000年2月にレコーディングされたsplit 7ep(w/ WATCH IT FALL)をリリース。
しかしDaniel LescotとImran Siddiqiが相次ぎ脱退となり、ベースにPierre Duplanが加入するが、再びワンギターとなった。

同年9月にはこの編成でレコーディングに入り、翌2001年に1st"dying before the first step"をリリース。うち1曲はリリース元であるGoodlife RecordingsのV/A "goodlife 4"に曲提供している。
そしてPOISON THE WELLをヘッドライナーに迎えたGood Life Summer Fest 2001に出演した。

解散時期はよくわからないが、2004年にDavid DelanderとKevin Lerminiauは、PSALMを結成し2009年まで活動している。


BROKEN PROMISES - "unknown"






1999年の結成から2015年まで活動していたBLOODSHOT/BXLは、EMBRACED BY HATREDやREDUCTIONらと共に、Ruhrpottで発足のRBSクルーに属した。
デモ"a new millennium of brutality"以降、一時LENGTH OF TIMEのEven Rossがベースで在籍していたのも興味深い。

3本のデモ後、1st"a pestilence called humanity"を2002年にリリースすると、ALL OUT WARからSHATTERED REALM、CRAWLSPACEを彷彿させるmetallic hardcore/beatdownバンドとして認知されるようになる。
翌年にはギターにOllieが加入、5人編成となりIRATEやAGENTS OF MANと対バンするまでの実力をつけていった。

そして2006年、2ndフルレングスの制作に取り掛かるなか、CDCやKNUCKLEDUSTらと共演したTogether For Unity Festival、CATARACTがヘッドラインを務めたEaster Hardcore Matineeへの出演を果たす。まさに満を持しての2nd"ultimate hatred"が、イタリアのScarlet Recordsからリリースとなった。

その後ドラムがAlexからTwanへ、LENGTH OF TIMEのShaun van Calsterがギターで加入と編成を替え、Blessed Dead Festへ出演。3rd"murder the world"を出してからの活動も衰えることなく、Memento Mori FestやFrontfest Ⅻ、さらにはARKANGELとのFuck Glory Tourでヨーロッパ各国をまわった。

またMagasin 4でのREPRISALのカバーは、彼らのバックボーンを示しているかのように思え、次作への期待が膨らんだ。しかしShaun van Calsterが脱退となり、後任にSURGE OF FURYのAubryが就いたが、2015年に解散となった。


BLOODSHOT/BXL - "stand your ground"



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Monday, October 3, 2022

South Carolina hardcore scene





1992年、Columbiaで結成されたSTRETCH ARM STRONG。まもなくボーカルのJames Millerが脱退となり、ベースのMatt McCartyが兼任することになった。
1994年にChris McLaneがベースで加入すると、Matt McCartyがボーカルを専任。そしてギターのScott Dempseyが立ち上げたInsurgent SoundsのV/A "flavor of the south"に参加し、EP"not without resistance"をリリースした。ちなみにこのコンピに参加したIN/HUMANITYのWill Zaledeskiは、FRAGMENTでも活動していて、ANDROMEDAのようなdark metallic hardcoreをプレイ。音源が7ep"allegory"のみのためあまり知られていないが、もっと評価できるバンドだと思う。

STRETCH ARM STRONGに話しを戻すが、1995年にMatt McCartyが脱退となり、ベースにDonnie Rainesが加入、以降はChris McLaneがボーカルを務めることになる。そしてCarolina Fest出演後の1996年、PREVAILとのsplit 7ep"forget the differences"を挟み、翌年の1st"compassion fills the void"へと至った。
一時はPREVAILのShawn Williamsがベースを務めていたようだが、Jeremy Jeffersへと替わってレコーディングされている。
この頃はSNAPCASEやTENSIONに類似するサウンドで、中期から後期にかけての彼らとは一線を画し、emotional new schoolバンドとしての印象が強い。

続く2nd"rituals of life"は、Rise EntertainmentからSolid State Recordsへ移籍となっている。レーベル柄、メンバーにクリスチャンを含んでいるため縁があったと思われるが、クリスチャンバンドとして固執するつもりはないようだ。
2000年にはEuropean tourを行い、それに先駆け7ep"it burns clean"をリリース、さらにレーベル業も兼ねるI Stand Aloneのファンジンにsplit 7ep(w/ DISCIPLE)が付属されるなど名を馳せた。

2001年、3rd"a revolution transmission"をリリースしHellfest 2001に出演、翌年のHellfest 2002、さらにFurnace Fest 2002へ出演している。
2003年に入り、4thアルバムのレコーディングを終えるとJapan tour 2003で来日、帰国後すぐにHellfest 2003へ出演、そして"engage"のリリースへと至った。
これはSICK OF IT ALLやBANEに通じるold school hardcoreに、メロディックな要素を加えたスタイルへと傾向した感がある。
その後、5th"free at last"を出しているが2005年に解散となった。


STRETCH ARM STRONG - "for the record"






STRETCH ARM STRONGの盟友で知られるPREVAILは、1994年から1998年にかけて活動していたstraight edge hardcoreバンド。
1995年に7ep"...with such emotion"をInsurgent Soundsからリリースし、そのレコ発ではFALLING DOWN、REVERSAL OF MANらが祝した。

そしてCarolina Festや3日に渡り開催されたCleveland Hardcore Festivalへの出演を果たす。この手のサウンドのtwin vocal編成は異例といえ、NEW DAY RISINGやPASSOVERにも近いニュアンスだろうか。しかし後期になるにつれ、Ebullition Records系のchaotic hardcoreへと変化していくことになる。

1996年、ギターのShawn Williamsは、split 7ep"forget the differences"でSTRETCH ARM STRONGを脱退したDonnie Rainesに替わり、一時ベースサポートを務める一方、Tommy Davis、Mark RodgersとSTRETCH ARM STRONGのScott DempseyでサイドプロジェクトRINSEを始めた。音源は7epのみで、その後に活動していたかはわからないが、後期PREVAILへ繋がる分岐点にあったことは間違いない。

そしてメンバーはPREVAILに戻り、STRONGARMやUNJUST、STRETCH ARM STRONGとの対バン、Wilkes Barre Hardcore Fest 1997に出演するなか、1st"new foundations"の制作に取り掛かる。これはKing Of The Monstersからリリースとなり、さらにディスコグラフィーの話しが持ち上がった。
結局解散後の1999年、その"curtain call (discography)"はHanged Hero Recordsからリリースされることになる。


PREVAIL - "playing in Columbia, SC sometime in the mid 1990s"






2011年結成のstraight edge hardcoreバンドDISCOURSE。翌年Headfirst RecordsとBitter Melody Records共同の7ep"self-titled"を、2013年には7ep"curse of consciousness"をリリースし、Songs Of The South Fest 2013に出演した。

INDECISIONやONE KING DOWN、カバーもしているTURMOILの影響をバックボーンとし、現行のDWELLやAXISに比類するサウンドで早くから注視される。しかしフルレングスの制作に入る頃には既にギターのRyan Kellettが脱退、FALSE LIGHTのIssy Varomousが後任に就きレコーディングに入った。

一方でOUTRAGEから改名したRAINDANCEとのEuropean Tourはキャンセルとなってしまったが、Rainfest 2014をはじめ、CODE ORENGEとTWITCHING TONGUESがダブルヘッドラインを務めるThe Kings Of War Tourの一部帯同、FYA Fest 2014の出演を果たす。
そして、ようやく1st"sanity decays"がリリースされた。これはシカゴのBricktop Recordingで録られ、Brad Boatrightが仕上げたサウンドプロダクションで、Closed Casket Activitiesへ移籍しての作品となっている。

その後BLISTEREDとのツアー、New England Metal & Hardcore FestやMid West Blood Fest、Rain Festに出演し、RENOUNCEDとのEuropean Tourを行なっているが、メンバーがRIOT STARESへと活動を移し2016年に解散した。


DISCOURSE - "end in sight"






DISCOURSEのギターIssy Varomous、ベースのPatrick Thomasらで結成された90's influenced metallic hardcoreバンドRIOT STARES。SNAPCASEやREFUSEDの影響下にあるようで、現行でいうINCENDIARYやGREAT REVERSALSなどに近いだろうか。

音源は2016年に出した7ep"self-titled"、翌2017年の7ep"let the phase speak"と、ともにBitter Melody Recordsからのリリースとなった。その後OUT OF BODYとのJuly 2017 American Tourを皮切りに、Flyover Fest 2017含むSummer Tour、HEAVENS DIEとVICIOUS EMBRACEのカップリングツアー帯同、Hope For Shelter Fest 2017出演、DWELLとのツアーなど、短期間でかなりのライブをこなしている。

2018年に入り、ARKANGELとHARVESTがヘッドラインを務めたThis Is Hardcore Aftershowの出演やDAKE EYESとのFall Tour 2018を行なった。タイミング的にフルアルバムが待たれた感はあるが、以降の活動は不明で2021年にIssy Varomousが他界。

しかしバンドとしては、年末に行われるHeadfirst! RecordsオーナーJohn Riveraのベネフィットショーに出演が決まっていて、その後の進退が決するかと思う。ちなみに彼らの他にUNDYINGやPRAYER FOR CLEANSING、AZAZELといったバンドが出演を予定している。


RIOT STARES - "@ Undisclosed Location"



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Tuesday, August 30, 2022

Long Island hardcore scene - 2





Lindenhurstで結成されたMIND OVER MATTERは、創成期からLIHC sceneを牽引し不動の地位を築いた。各メンバーの活動は多岐に渡り、John LafataはNEGLECTのほか、3rd"look my way"期のMADBALLでもドラムを叩いている。またベースのScott MartinはMILHOUSEとSILENT MAJORITY、ギターのArthur ShepherdはBAD TRIPの活動で知られる。

デモ以降Wreck-Age Recordsを所属とし、既存の曲にDon Furyがエンジニアを務めた曲を加え、7ep"self-titled"が1992年にリリースされる。この頃にギターのEddie Reyesが脱退したようだが、BURNやSNAPCASEらとの共演を経て7ep"hectic thinking"、さらに1994年に1st"security"をリリースした。翌年の2nd"automanipulation"からは2ndギターにJosh Demarcoが加入している。

またGeorge ReynoldsとJosh DemarcoはDAYINTHELIFE...を結成し、後にVISION OF DISORDERが契約するTVT Recordsからフルレングスを1997年に出した。
並行して活動していたMIND OVER MATTERであったが、Wreck-Age RecordsとExit Recordsの共同企画Showcase 1998に出演、それからしばらくして解散したと思われる。
その後、2013年のリユニオンライブ、Wild Fest 2016の出演など、一時的な再結成が確認できる。


MIND OVER MATTER - "Levels Rock Concert June 16, 1995"







Erik DuchnowskiからMike Rubinoにボーカルが替わり、1993年に動き出したTENSION*
ちょうど25 TA LIFEを観に渡米していたReleased Power ProductionsのAlain Herszaftが共演していた彼らを気に入り、7ep"struggle within"をリリースする運びとなった。この頃すでにBIOHAZARDやHATEBREEDとも対バンしていた彼らは、None Of The Above Musicと新たに契約しEPの準備に入る。結局フルレングスとなった"... and at the hour of our death"は、brutal New York hardcore styleでNEGLECT、MADBALLにも比肩し名を馳せた。
さらにSHUTDOWNやINDECISIONらとの共演を経て、1998年10月にレコーディングした2nd"hope for the best... expect the worst"がSadistic Recordsからリリースとなる。
この次作になる"cleansing through the burning time"を出す2005年までの間に一旦解散となっていたようで、ドラムにRon Cianciulliが加入し再び活動を始めた。またSUFFOCATIONのTerrance Hobbsが参加するなど、新たな方向性を模索していたようにも感じる。

そして2006年、過去音源再録に新曲を加えた"network failure"をリリースするが、以降2014 年の"the end of all we knew"まで音源はなく、再び休止状態となっている。おそらくギターのJon Coxが脱退したためで、後任にJUSTICE UNKNOWNのKen Heissが加入により三度動き出した。そしてCRO-MAGS、BODY COUNTやSUFFOCATIONらと共演していき、ついに結成25周年を迎えた。

2020年にはNEGLECTのDerek Schillingが加入しているが、彼はベースのJoe RubinoやMOTIVEのPete McCoilと、1996年頃MISC.というサイドプロジェクトをやっていた時期があり知れた仲だったのだろう。またオリジナルメンバーのドラムDave Hawnzが戻っての体制となった。

2021年に入り、ニューアルバム"you cant kill what never dies"のレコーディングを終えた彼らだが、なんらかの理由で未だにリリースには至ってない。しかしDEATH BEFORE DISHONORやSWORN ENEMY、DARKSIDE NYCらと対バンなど活動は止まっていない。


TENSION* - "Who asked you?"






SONS OF ABRAHAMGLASSJAWのJustin Beck、Todd Weinstockらによって、1994年に結成されたJewish straight edge hardcoreバンド。同世代のTRIPFACE同様にchuga chuga soundながらも、クオリティの割りに埋もれた感は否めない存在か。

所属はWreck-Age Records傘下のExit Recordsで、1997年早々にレコーディングしたsplit 7ep(w/ INDECISION)がリリースされると、IGNITEを迎えINDECISIONらとのライブを行なった。そして夏頃にはMIND OVER MATTERのArthur Shepherdプロデュースによる1st"termites in his smile"をリリースしている。単独音源はこれのみだが"definitely not the majors."、"New York’s hardest 2"といったコンピに参加し、Gainesville Fest 1997やMindset Overhaul Festに出演した。しかしGLASSJAWの多忙に伴ってか、1998年に解散となってしまった。

その後Todd Weinstockは脱退したが、GLASSJAWは20周年を迎えていて、当初ドラムだったJustin Beckはベース、ギターとパートを替え現在も活動している。ちなみに彼らの1stに収録された"hurting and shoving"は、もともとSONS OF ABRAHAMの曲だったというのも興味深い。
またボーカルのNeil Rubensteinは、IRONY OF LIGHTFOOTを掛け持ちで活動していたことを追記しておく。


SONS OF ABRAHAM - "11:30:1997 CBGB"






1996年結成のSKYCAMEFALLINGは、デモ"a penny for your confessions"がきっかけとなり、Goodlife Recordingsから1998年に"...to forever embrace the sun"をリリースした。
それはジャケットともに洋式美溢れ、同時期のPOISON THE WELLなどのemotional new school路線として認知された。一方でFOR THE LOVE OFやNORAとの共演も頷けるchaotic hardcoreの要素を兼ね備えていて、彼らが所属するFerret Musicと契約を結んだ。

そして2nd"10.21"をリリースし、Orlando Magic FestやHellfest 2001、Skatefest 2001、Vans Warped Tour 2002などへ出演していくなか、ベースとドラムは入れ替わりが多くかなり流動的だったようだ。

活動経過につれ、ギターCameron Keymの歌い上げるパートが特質で挙げられるようになり、スタイルを変えながら名声を得た彼らもHellfest 2003にて活動を終えた。そしてCameron KeymとSal Mignano、Joe ZizzoはTHE SLEEPINGへ活動を移すことになる。
ちなみにラスト作"self-titled"は、Vans Warped Tour 2002より前に録られたものだが、解散後のリリースとなった。

またボーカルのChristopher Tzompanakisが、バンドと並行して運営していたOne Day Savior Recordingsには、IN DYING DAYSやBLUE SKIES BURNING、HOPESFALLなどが所属し、レーベル業での成功も特筆すべきだろう。

そして解散から7年、SKYCAMEFALLINGは2010年に再結成を果たし、Long Island Fest 2011やWebster Hallに出演、"10.21"の10th anniversaryライブを行なった。


SKYCAMEFALLING - "1999.08.18 Montreal at Cafe L'lnco"



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Friday, August 5, 2022

Long Island hardcore scene - 1





VICE GRIPのBrian "Zoid"、BonesとRich Torn、そしてMIND OVER MATTERのJohn Lafataが1991年に結成したNEGLECT。間もなくDerek Schillingが加入したが、"pull the plug"ではすでにRich Tornは脱退となっている。

1994年、ドイツのWe Bite Recordsから"end it!"をリリースすると、European Tourが決まり、ツアー用に7ep"hang in there"のレコーディングに入った。そのツアー中、Brian "Zoid"が喉のポリープにより急遽Bonesがボーカルを務めた公演もあったようだが、存在を示すには十分でパリでのライブ音源が"en public"として7ep化されている。
しかし帰国後、Freeportで25 TA LIFE、ONE 4 ONEらと共演した企画を最後に解散したのはあまりにも突然だった。

彼らが参加した"over the edge compilation vol. 2"や"516 - a Long Island hardcore compilation"といった数有るコンピ、HATEBREEDやDerek Schillingが在籍のCLEANSERとのsplit 7epなど、そのほとんどが解散後にリリースされたものになる。それだけ存在価値が高かったのは言うまでもない。

またDerek Schillingは、1997年にARKHAMを結成しGain Ground Records、Filled With Hate Recordsなどから音源を出している。
一方でBrian "Zoid"とRich Tornは、TEN TIMES WORSEで一時活動していたようだ。


NEGLECT - "dig it"






1992年に結成され、Hearsay Recordsからsplit 7ep(w/ LOYAL TO NONE)を出したVISION OF DISORDER。Rick Ta Lifeの手引きにより、1995年にStriving For Togetherness Recordsから"still"をリリースする。スクリームとメロディアスに歌うパートを使い分けるTim Williamsの歌唱法は、ONLY LIVING WITNESさえも彷彿させ、LIFE OF AGONYやTYPE OF NEGATIVEに対等する存在となっていく。

ターニングポイントは、対バンしたSHELTERのRay Cappoの目に留まったことだろうか。1996年に彼のSupersoul Recordingsから1st"self-titled"を完成させ、EARTH CRISIS、DOWNSET.とのツアーを行なった。さらにSICK OF IT ALLのBuild To Last Tour '97帯同、Skatefest '97への出演、そしてOzzfest 1997ではPANTERAやFEAR FACTORYとの共演を果たす。この縁か、2nd"imprint"にPhil Anselmoがフューチャリングされ、そのmetalに傾向した内容は新たな支持層を得た。リリース後、Japan Tourを行ない成功を納ている。

そしてデモ音源等を再録音した3rd"for the bleeders"を挟み、2001年に4th"from bliss to devastation"をリリースするわけだが、これが物議を醸す作品となった。
alternative metal、nu metalの要素を前面に提示したこの変化に、彼ら自身は進歩しなければならない想いが型として出たものだという。
しかしV.O.Dと一線を画したかったのか、ボーカルのTim WilliamsとギターのMike Kennedyは、DOWNSET.のChris HamiltonらとBLOODSIMPLEでの活動を始めた。そして次第にサイドプロジェクトから比重が逆転し、V.O.Dは解散状態となってしまう。

転機は2008年、BLOODSIMPLEの解散、DVD"dead in New York"のリリースと共に活動再開を表明し動き出した。これは2006年にV.O.Dが一時リユニオンし、MAと地元でのライブの模様が収録されているが、"from bliss to devastation"の曲がないのは意図するものか。
音源としては、2nd"imprint"期以前の音をアップデートした5th"the cursed remain cursed"を2012年にリリース。完全復活と思えたが、翌年に不変のメンバー構成からギターのMatt Baumbachが脱退。後任はMIND OVER MATTERのJosh Demarcoが2015年から務めている。


VISION OF DISORDER - "choke, element and imprint"






前身となるGODHEADOFFSIDESの延長線上で、East End CrewバンドTRIPFACEは1993年に活動を始めた。翌年、WUSBで行なったライブ音源を収録のsplit cassette(w/ GRID)、そしてデモ"guidance"をリリース。その後、ギターのAustin MacDonladとドラムのJeff Fabbが脱退となり、Jay MayとPete Rulandがそれぞれ加入し再編成された。

またボーカルのScott Jarzombekはベーシストとして 、1995年からCOERCIONでの活動を始め、LOYAL TO NONEのBrian Meehan、MIND OVER MATTERのScott Martinが在籍する同郷のMILHOUSEとsplit 7epをリリースしている。
一方TRIPFACEは、Wreck-Age Records傘下のExit Recordsと契約すると、7ep"this foundation"、続いて1996年の夏に"some part sorrow"のレコーディングを行い、EARTH CRISISやMERAUDERらと対バンしていった。
1997年には"unorthdox"を出したレーベルメイトINDECISIONと、East Coast Tourをまわるなど地位を確立した。
しかしScott Jarzombekが脱退となり、SILENT MAJORITYのTommy Corriganが加入したが、まもなく解散となってしまった。彼は後にAlbanyに引っ越してLARIATでの活動を始めている。

またTRIPFACEとしてはLong Island Fest 2011の出演以降、DROWNING ROOMの結成20周年ライブやOneonta Punk 2014、Vengeance Fest 2014など、解散後も継続的にリユニオンしていたようだ。そして2019年にはディスコグラフィー"some part hope"が出るなど需要は根強く高い。


TRIPFACE - "CBGB 1996"



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Thursday, June 30, 2022

Southern California hardcore scene - 4





INHUMANE NATUREでNew Eden Recordsオーナー Erik Vanguardと、同じくTEARS OF GAIAで活動していたChris Melgarが、SENTIENTのJohn JohnsonとChris Rouseらと2003年に結成したSEVEN GENERATIONS
後にStraight On Recordsが"slave trade"として7ep化するデモのレコーディングに入ったが、すでにリリース時にはベースのChris Melgarは脱退、Brad Rosenが加入となっている。

CHOKEHOLDからUNBROKENなどを彷彿させるvegan straight edgeバンドとして支持され、次世代への影響力を持つ存在だった彼ら。
2005年にベースがRyan Goldenへかわり、DIE YOUNGとGATHERとのsplit 7epをそれぞれ出している。
またENDZWECKのUS Tour 2005での対バン時には、John Johnsonの姿も確認できるが、メンバーが流動的なのは変わらず再編成を余儀なくされ、ギターにAdrian CastilloとRESTRAINEDのKevan Aguilar、ベースにHELLFIRE TRIGGEのNicholas Lynchが加入、もはやオリジナルメンバーはボーカルのChris RouseとドラムのTim Rusmiselのみとなった。
しかしサウンド面にブレが生じることはなく、90's influenced new school hardcoreを貫いている。それがわかるのが2008年の1st"to see the end"で、New Age Recordsと契約してのリリースとなった。翌年10月にファイナルショーを行い活動を終えることになるが、彼らのために盟友GATHERが再結成し共演、ヨーロッパから駆けつけたオーディエンスも解散を惜しんだ。

その後の2015年、ハイチ地震のベネフィットとして、"love through unrepining hours"がUgly And Proud Recordsを通してリリースされる。
解散後は、Chris Rouseが後にEXTRICATEに改名するFOREWARNEDへ、Tim RusmiselはxTRUE NATURExらと活動していたxFOR EVERY ACTIONxへと籍を移した。


SEVEN GENERATIONS - "slave trade"






SEVEN GENERATIONSのギターKevan Aguilarがボーカルを務めるRESTRAINEDは、後のLIFE TYRANTのメンバーらにより2004年に結成された。デモ"you have nothing to lose but your chains"を出したのが2006年、リリース元のGlory Kid RecordsはTIME FOR CHANGEのボーカルAndrew Gomez IVが運営していたレーベルとしても知られる。

その中枢にいた彼らはワンギターの4人編成で、LEFT FOR DEADやCATHARSIS系の90's metallic hardcoreスタイルをバックボーンとし、メンバーチェンジを経ながらchaotic、emotionalな要素を取り込み独自に深化させていった。

2007年の7ep"self-titled"時には、ギターのMark Oceguedaが脱退しRomeo Tamarawに、ドラムがChris TraceyからThomas Acostaへと編成替えを行なっている。
ライブはスプリットを出したTHE SEPARATIONやKevan Aguilarが掛け持ちしていたSEVEN GENERATIONSと共演する一方、DROWNING WITH OUR ANCHORSらemotional hardcoreバンドと対バンする機会もあったようだ。

また2枚組の編集盤"the hammer/the nail"は2009年の解散後のリリースだったかと思うが、近年彼らは復活したらしく、オランダで開催のDecibel Outdoor Festival 2022等に出演が決まっている。


RESTRAINED - "12/15/07"






straight edgeバンドONE X CHOICEは、2007年にRob MertzやNew Age RecordsのオーナーMike Hartsfieldらによって結成された。当初ボーカルだったPat Edgeがフロリダへ戻るため脱退、ex COLLISIONのVictor Galindoが加入して7epのレコーディングに入った。
そして"last one down"をNew Age Recordsからリリース。メンバーの経歴然り、そのBURDENやTRIALに似たサウンドで注目を集めた。
しかし2ndギターのNicholas LynchとベースのMike Hartsfieldが脱退、後任にHER GREY EARTHのKevin ClarkeとTIME FOR CHANGEのJason Fickがそれぞれ就いた。同時にSeventh Dagger Recordsへと移籍し、2009年に1st"forever war"のリリースに至る。これにゲスト参加したのがTRIALのGreg Bennick、EARTH CRISISのKarl BuechnerとScott Crouse、STRIFEのAndrew Klineらで、彼らの交流域がわかる豪華な面々が名を連ねた。

その後もメンバーの入れ替わりは頻繁で、A BETTER HOPE FOUNDATIONのWes Siskがギターで加入に伴いKevin Clarkeがベースへ転身、ドラムがColin DuckmantonからAdam Galindoへ再編成された彼らは、SAVING GRACEとのsplit 7ep"now this war has two sides"を2011年にリリース。STRIFEやWISDOM IN CHAINSとの共演を経ていった。

そしてギターのWes SiskがEsteban Baena、ベースのKevin ClarkeがAdam Mirandaへとメンバーチェンジを行う。その後、2012年から2013年にかけてレコーディングした2nd"black Horizon"がリリースされ、Mexico TourやFirestorm 20th Anniversary、Tough Love Fest 4への出演を果たす。
またDoogieがドラムに就き、Adam Galindoは脱退。彼は後にABRASIONを結成することになる。

2017年には、Irish VooDoo Recordsへ移籍し"words run out"をリリース。New Age Records 30th Anniversary FestivalやBlack 'N Blue Bowlに出演して現在に至る。


ONE X CHOICE - "forever war"



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