Inside Front zineが主催したhardcore compilation "no exit''に参加しているだけあって、S級のnew school soundのBLOODSHED。
ただ、7ep"the soft spoken words of fallbrook"以降はemotinal色が極端に強くなってemo-coreバンドとしての認知度の方が高い。後にSean Stopnikは、INNERMEANSを結成。
Life Sentence Recordsから7ep"as the curtain falls''を出していたAZ出身のOVERCOMEは、知名度的にも最も高いだろうか。
Facedown Recordsと最初に契約を交わしたのも彼らで、christian new schoolの最高峰。
ボーカルのJason Stinsonは、"the great campaign of sabotage''でギターへとパートチェンジ。
7epと同じく1996年の1st"suffering of the masses"はTooth & Nail Recordsと契約になったが、バンドとしてはクリスチャンというわけではなかったようだ。ただこの移籍で新たな支持層を得たのは事実で、OVERCOMEやCOUNTERVAILらとの共演や単独ツアー、さらにCornerstone Festival 1997への出演を果たしている。
またギターのRyan Clarkは、兄Don Clarkが在籍するTRAINING FOR UTOPIAのRob Dennlerが脱退すると、後任ボーカリストとしてMavenの名で加入した。これが要因かはわからないが、FOCAL POINTは1997年に解散となっている。
一方のTRAINING FOR UTOPIAは、ZAOとスプリットを出していたchaotic hardcoreバンドで、COALESCEやDEADGUYなどに近い印象を受ける。2000年に解散となると、ClarkとDonはSeattleに移りAsterik Studioというグラフィックデザインの会社を設立。同時に2人はDEMON HUNTERを結成し活動を始めた。
FOCAL POINT - "when I die"
spirit-filled hardcoreを掲げるFOCUSEDは、INSIDE OUTやMEAN SEASONに近い音を出していたearly new schoolバンド。
1990年、NO FOR AN ANSWERのJeff BoettoらによりLong Beachにて結成される。しばらくして彼とMatt Archuletaが脱退し、LIFE ALERTのMike MerrymanとDirk Lemmenesが加入しての再編成となった。
2ndデモ"at eternity's gate"後、ギターのJohn Schoettlerが脱退、OUTNUMBEREDのJason Parkerが加入して、Tooth & Nail Recordsから1st"bow"が1993年にリリースされた。そしてOUTSPOKEN、UNDERTOWとライブを行い地位を確立した感のあるなか、ギターのJason Parkerが脱退となりREMAINのAndrew Reizuchが後任に就いている。
頻繁にメンバーチェンジが行われる一方で、UNASHAMEDとのSummer Tour 1994、Alterna Fest '94、BLOODSHEDとのツアーファイナルとなったCornerstone Festival 1995出演など、目覚ましい活動を展開している。
またこの頃ボーカルのTim Mannは、CENTERPOINTのメンバーとRESOLVEというプロジェクトを組み、Tooth & Nail RecordsのV/A "helpless amongst friends volume 2"に参加した。
そして1995年、2nd"the hope that lies within"のリリースに至るが、翌年1月にファイナルショーを行い解散となった。
後年、デモやコンピ提供曲、ライブトラックが収録された"the wheels of progress 1992-1996"をリリース、また2009年にSolid State Records企画やDEMON HUNTERのHuntourにリユニオンして出演した。彼らはFOCUSEDからの影響を認め自らオファーした経緯がある。ちなみにこの時のドラムはINNERMEANSのAlex Albertだったようだ。
SwedenのLinköping(a.k.a LKPG)に、mid-late 90'sに存在したシーンをどれだけの人が認知しているかわからないが、Umeå hardcore sceneが栄える一方、ここLKPGでもemotinal old schoolからmetallic new schoolバンドまで、数多くのバンドを輩出していて、掘り下げるとUmeåにも劣らないほどの規模も見えてくる。
このBACKSIDE LKPGとスプリットも出していたF.I.Lは、SIDE BY SIDEの影響下にあって、KatrineholmのCONVICTED TRUTHなんかとも比較できるか。
さらに、1995年に結成されたINTERLACEは、SECTION 8との"split '95"、LKPGコンピ"where we belong"に参加、そして単独"universal"のリリースへと扱ぎつける。
そのemotional rockテイストの強いソングライティングは、Swedish new schoolの真髄。
CYMEON X が解散した94年、大半のメンバーによってスタートされたRESPECT。"one day closer"なるライブテープリリース当初はCYMEON Xを継承しつつも、ラインナップチェンジを経た"...to all beings .to all life..."では、mid REFUSEDやSNAPCASEとも言えるスタイルに変化を遂げる。
LOYAL、CONTEMPT、STATEMENT、TENFOLDらが参加予定だったというコンピ、"in defense of all life"は世に出ることはなかったが、Polish HCの隆盛期に重要な位置づけとされるLifedefense Communications。'94年、Adam Malikによって創設。
・LD01 HEALING "unwelcome consequence"
pro-life/vegan lifestyleバンド、HEALINGの'95作。これが厳格なlike RAID、 SOULSTICEで、Polish HCを掘り下げれば必ずぶち当たるレジェンド。後のVEGAN DELEGATION(PAIN RUNS DEEP)やLOYALのメンバーと結成したATTENTION TO DISEASEへと活動を進めることになる。
もともとLifedefense からVEGAN DELEGATION としてのリリース予定だった7epが、PRDとして結局UKのScreams of Salvationと契約。
ご承知の通り彼はCatalyst Recordsを運営していて、その一環したレーベル趣旨にブレることがなく、設立以来支持され現在もコンスタントなリリースが続く。
もちろんBIRTHRIGHTも自身のレーベルに所属。UNBROKENやEARTH CRISISをバックボーンとするmid-late 90's new schoolを独自に推し進めたサウンドは、神格化され今なお存在感を誇示している。
1996年に1stデモと"outcast"のデモ2本、Words Of War Recordsからスプリット(w/ UNCONQUERED)をリリース。
1997年には7ep"ascension"、さらに伝説的コンピ"stones to mark a fire"に参加。これは後のV/A "ceremony of fire"としても知られている。
そして1998年にGoodlife Recordingsから7ep"out of darkness..."をリリースすると、1999年を跨ぎEurope tourを行なったが帰国後しばらくして解散となった。
後の2008年に出したディスコグラフィ"these words run in my veins"には、彼らに影響を受けた人物が想いを綴っていて、MAROONのTom-Eric Moraweckは、BIRTHRIGHTなしに自分らは存在しなかったとまで言っているほど。
BIRTHRIGHT - "purge"
Bloodaxe Festival 08にて、来日したRISENはまだ記憶に新しい。Kurt在ってことは言うまでもなく、GATHERのAllanが加入しての来日だった。
音源はデモ"playing the victim"、スプリット(w/BREAKING AWAY)、Alliance Traxから3way(w/CRYSTAL LAKE、UNBOY)、単独"left with the ashes"とざっと並べても意外とある。
ENTREFUEGO、HOY ES EL DIA等々、まだまだ計り知れないバンドやシーンが存在する南米はチリから注目のHeretic Records。
DECLARACION DE GUERRA
DECLARACION DE GUERRAのEstigmasがHeretic Recordsのファーストリリース。
この時代にCDR、カセットというフォーマットをとる辺りかなりDIYを感じる。
この内容はというと、中期CHOKEHOLD、BURIED ALIVE、EARTH CRISISライクな90's influenced new school。
驚きの完成度で、これは絶対聴いたほうがいい。
DECLARACION DE GUERRA - "show matine II"
CONTRA TODOS MIS MIEDOS
まず、ボーカルスタイルがREFUSEDのDennisを連想させられるCONTRA TODOS MIS MIEDOS。AGAINST ALL MY FEARSのメンバーもいる(たぶん後身バンド)らしく、mid 90’s辺りの影響が濃いサウンドはlike EL ETERNO ENEMIGO、NUESTRA VENGANZA。
発表されているメンツは下記の通りですが、個人的にはNO RECESS、6 DAYS OF JUSTICE辺りも入れてほしかった...。+ more の方にちょっと期待します。
The featured bands so far include congress, vitality, slam coke, liar, regression, shortsight, spirit of youth, nasty, onesta, boxcutter + more to come !
もう一つ、V/A Beatdown Basterds。
これにはEXTINGUISH THE FIREが参加。Goodlifeのコンピ用にレコーディングしたってのは聞いていたけど、やっとリリースされます。
BOGMONSTA (uk) , CHAINSAW BLOODY STRIKE (rus), DANFORTH (fr), ENEMY GROUND (hol), EXTINGUISH THE FIRE (jap), KING OF CLUBZ (usa), NASTY (bel/ger), NO SECOND CHANCE (uk), PROVIDENCE (fr), RISE OF THE NORTHSTAR (fr/jap), SIX FT DITCH (uk), SLAM COKE (fr/ger/aus)